※この作品はR-18です。

ラスボス倒して世界を救った死を操る魔法少女の僕♂が終末思想教団の教祖にさせられた   作:ことばの目

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7話

 

 

僕達は聖女のファンコミュニティ、聖女の会が今集会しているという場所に向かっている。

本当に行く事になっちゃったよ……。

 

僕達は、各々がバットやら箒など身近な物を武器にし、まるで学生運動のような雰囲気だ。

「魔法少女の力が出てきたせいで銃が出回った」みたいな事は無かったようなので、カチコミと言っても普段から武装していなければそんな規模感にしかならない。

 

 

対して聖女の会は、ガスマスクにトゲトゲの車やら革の装備やらで普段から武装してるらしい。

世紀末のヒャッハー系と言えば分かりやすい。

……そんな人たちが活動するような世界だったっけ!?

僕が世界救う前そんな人達居なかった気がするんだけど!?

 

そして街宣車のように聖女の宣伝までしてるらしいので……ファメちゃんのように、嫌っている人も少なくないらしい。

 

そんな人達を止める、という建前で攻め込むんだとか。

嫌がらせされたか(・)も(・)し(・)れ(・)な(・)い(・)って理由だったのに……。偶然相手が嫌われ者だったから体裁保ててるだけだった。

 

 

 

 

 

 

ドン!ドコドコドコ ドン!ドコドコドコ……

車体後部にドラムを乗せた巨大な四輪車と周囲をバイクで囲む集団が街の中をゆっくり進んでいる。

車も人もトゲトゲまみれの風貌に全員がガスマスクを装備している異様な男達の集団。

明らかに聖女の会そのものだ。

こわい……。

 

 

道ゆく人々は怪訝そうな顔で見つめる。

彼らの道を塞ぐように立ちはだかる僕らを含めて……。

 

魔法少女の活動は周囲の人々のスマホなどで撮影された映像から評価され、投げ銭の量が変わる。

下手な事はしないでねファメちゃん……。

 

 

「お前らが聖女の会?その騒音さっさと止ない?」

 

「さっさと退け!」「ヒャッハー!」「邪魔なんだよ!」「よくこんな集団に立ちはだかれるなぁ!大丈夫?」「その勇気だけは褒めてやるぜぇ!」

クラクションやエンジン音で威嚇してくる。

 

そりゃそうなるよね!学ばない僕!

 

 

「君たちみたいなのが暴れてると、みんなが怖がるんですけど?」

 

「魔法少女様にだけは言われたくないなぁ!」「テメェらの方がよっぽど危険なんだよ!」「死がどうこうとか関わり合いになりたくねーよ!」

 

正論すぎる……。

魔法少女先頭に一般人に突撃する奴ら怖いですよね。

 

「お前らが人を行方不明にしてるんじゃねーのか!!」「俺らはそれの捜索の為に街走ってんだよ!」「犯行がバレるのが怖くなったのかぁ!?」

 

どんどんボルテージが上がる聖女の会。

向こうも同じ問題に直面してるって事は……味方なのでは……?

 

 

「やっぱ、力で分からせるしかないようね……。」

全部すっ飛ばして力に訴えようとしないでくださいファメさん!

ってか、もう魔法を放つ準備し始めてるし!

 

とっさにファメちゃんを羽交締めにする。

「は?何してんのお前。」

 

人殺しの目をしたファメちゃんに至近距離で睨まれる。

あっ、今僕変身してない真斗だった。

 

 

死を覚悟した瞬間、あの透き通るような声が響く。

「貴方こそ、力で分からせるしかないようですね。金魚のフンさん。」

 

魔力で飛んできた断罪の聖女が、ゆっくりと目の前に着地した。

 

はい、同じ展開来ちゃった!

 

 

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