2作目です。なかなか難産でした。
こちらはPixivにも投稿したものと同じ内容になります。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=27410679
「先生、こちらの書類は終わりましたよ」
マルクトが机の上で書類の角を揃えながら告げると、先生は目を見開きながらマルクトの方を向いた。
”もう終わったの?”
「我の演算能力ならばこの程度の情報処理は苦ではありませんよ」
”さすがだね、いつもありがとう”
先生は笑顔でマルクトのことを褒めた。マルクトもまた微笑みを返すが、その心中は穏やかではなかった。
理由は先生の顔色だ。
まだ幼さを僅かに残す端正な顔立ちは色濃い疲労に染め上げられており、頬はこけ、目の下には遠目からでもはっきりと見て取れるほどくっきりとした濃い隈に縁どられてしまっていた。
「……先生、少し休んではいかがですか? 残りの書類も我が引き受けますよ」
”大丈夫だよ、このくらい。いつものことだから”
「先生……」
鋼鉄大陸での戦いが終わり、旅に出たマルクトが帰ってきたのは、ついひと月前のことだ。
人生というものについては未だ完全に理解したとは言えなかったが、ただ妹たちを認めてくれた先生の手助けをしたいと思い戻ってきたのだった。
先生はそんなマルクトの申し出を初めは断った。自分を手伝うよりもマルクト自身のために生きてほしいという理由からだったが、それが他ならぬマルクト自身の願いだったため、多少の押し問答の末にこうしてマルクトはシャーレで先生の仕事を手伝うことになった。
そうして始まった新たな生活は、旅の最中で多少のことは学んだとはいえ、人の世界の常識など知らなかったマルクトには戸惑いの連続だった。
隠さねばならない自身の素性、当番や先生に会いに来た生徒とのコミュニケーション、いつもいつもトラブルに巻き込まれる先生の手伝いや護衛。人ならぬ身であるマルクトが疲労を感じることはないが、それは肉体的な話で精神的なものは別だ。
そして何よりもマルクトが気にしているのは、先生のことだ。
先生の仕事を手伝うようになると、先生の常軌を逸した多忙さを知ることになった。キヴォトスで発生する問題のほとんどに対応する先生の忙しさは異常な過密スケジュールとなって表れており、栄養ドリンクを常飲しながら数日徹夜して数時間休息を取るの生活の繰り返す様子はマルクトですら恐怖心を抱くほどの多忙さだった。
ましてデカグラマトンから齎された知識により、シッテムの箱や大人のカードを行使する際の負担を知っているマルクトにはとても見過ごせない状況にあった。
このままでは先生は、いずれ――
「……うぅ」
あの日以来すっかり涙脆くなってしまったマルクトは、最悪の事態を想定して思わず涙する。
”マ、マルクト?”
「ぐすっ……何でもありません。それよりも先生、やはり今日はもう休みませんか? 最後に先生が睡眠をとったのは三十七時間二十一分五十二秒前です」
マルクトは頬に伝う雫を拭い去り、先生に休むように懇願する。
しかし、先生はそれに苦笑混じりの難しい表情を浮かべた。
マルクトは知っていた。それが先生が誤魔化す時に浮かべる表情だと。そうやって何だかんだと言いくるめられて、これまで何度も誤魔化されて来たのだ。
”うーん、でも仕事はまだ残っているし、せめてキリのいいところまで進めたいから。マルクトは先に休んでいて構わないよ。後は私に任せて、アリスたちのところにでも遊びに行って来たらどうかな?”
ワーカホリックここに極まれり。マルクトは内心で溜息をついた。
これまでは誤魔化されていたが、今日は違う。いい加減に無理矢理にでも休ませなければ過労で倒れてしまいかねない。むしろ遅すぎたくらいだ。
「……仕方がありません。実力行使に入ります」
”へ?”
マルクトはふんすと可愛らしくやる気を漲らせ、立ち上がって固まっている先生の前に仁王立ちをする。
近くで見ると、先生の顔に浮かぶ色濃い疲労が見て取れて、胸の奥が締め付けられた。
「危うい人だとは思っていましたが、ここまでとは思いませんでした」
”えっと、私、そんなに危ない人に見えるかな?”
「いえ、可愛らしい顔立ちだと思いますが」
そう言いながらマルクトは淡々と先生を抱え上げた。
細身なマルクトだが、神秘を有する彼女にとって先生一人を抱え上げることなど造作もない。むしろ想定よりも軽かった先生の体重に驚いたほどだ。
”マ、マルクトさん!?”
「先生はお姫様抱っこの刑です。このまま仮眠室へ連行します」
先生が気恥ずかしさから身を捩るが、二の腕と両膝に手を回されてがっちりとホールドされた状態では逃れる術などなかった。
マルクトは腕の中で弱々しい力で抵抗する先生を抱えたまま、仮眠室へと向かう。仮眠室のドアが開かれるころには先生も諦めたのか、何とも言えない表情を浮かべたままされるがままとなっていた。
ベッドの前に立ったマルクトは優しく先生をベッドの上に横たえる。
「先生、シッテムの箱はこちらに置いておきますので」
”はい……”
没収されたシッテムの箱が少し離れたキャビネットの上に置かれたのを見届けると、先生は急激な眠気に襲われた。
まるでまぶたの上に重しを乗せられたかのように否応なく閉じられてゆく先生の瞳。視界の大半が暗くなり、先生が意識を手放そうとした瞬間だった。
「それでは失礼しますね」
マルクトがそう告げて、おもむろにベッドの中に潜り込んできたのだ。
”マ、マルクト?”
眠気が消し飛び、飛び起きようとした先生の身体を、マルクトが優しくベッドに抑えつける。
体温が伝わる距離どころか吐息がかかる距離にマルクトの顔があった。
「先生は目を離すとすぐに仕事をしてしまいますから。我はここで見張ることにします」
”ちゃんと休むから……”
「いいえ、これまで何度も誤魔化されて来ましたから」
そう言って、マルクトが先生のことをぐいっと抱き寄せた。
顔がマルクトの胸元に埋まり、先生は一瞬何が起こったのか分からなかった。
”!?”
「今日の我は先生の姉です。お姉ちゃんです。好きなだけ甘えて良いのですよ」
すらりとしたスレンダーな体型のマルクトだが、造り物とは思えないほどの女性らしさに満ちている。
慎ましやかな胸元は起伏にこそ乏しいが、それでも確かな柔らかさを感じさせ、呼吸の度にふわりと漂う由来不明な良い香りが鼻腔を通り抜けて肺を満たす。
くらりと理性が揺らぐような幸福を味わいながらも、先生はどうにか理性を保つために自分の太ももを力の限り抓り上げた。
「さぁ、力を抜いて目を瞑って下さい」
”や、休むから、えーっと……その、少しだけ離れてもらってもいいかな……?”
「遠慮せずとも良いのですよ、我は先生の姉なのですから。弟は姉に甘えるものです。さぁ、目を瞑って」
”……はい”
圧倒的な母性――もといお姉ちゃん力が溢れ出る穏やかながらも有無を言わせぬ笑顔に、先生は抵抗を諦めた。
言われるがまま、目を瞑る。
「大きく息を吸って……吐いて……ふふ、上手ですよ。身体の力を抜いて、我に身を委ねて……」
甘い香りと人肌の暖かさ、抱擁の心地良い密着感、そしてぽん、ぽん、と幼子を寝かしつけるかのような優しいリズムを刻むマルクトの手が先生の緊張を解きほぐしていった。
全身の筋肉がゆっくりと弛緩していき、力が抜けてゆく。太ももを抓っていた指先も緩み、痛みも感じなくなって来ると、気怠さと眠気が急激に沸き上がる。
マルクトもまた腕の中でうとうととし始めた先生に気分を良くして、微笑みを浮かべながら少しだけ先生を抱き締める腕に力を込めた。
胸元にかかる先生の吐息も、薄い布越しに感じる先生の体温も、すべてが愛おしく思えた。
そんな時だった。
「?」
マルクトがふと、不思議そうな表情を浮かべる。太ももの辺りに妙な異物の存在を感じたからだ。
何か布に覆われている硬い物。硬いが無機物的な硬さではなく、弾性とほのかな熱を感じる物だった。
先生のズボンにペンでも入っていただろうかと、マルクトは首を傾げながら毛布を捲る。
「!」
”っ! ご、ごめん、マルクト! これはっ……!”
体を丸めてなんとか隠そうとする先生だったが、その股間が大きく膨らんでしまっているのは隠しようがなかった。
「先生……」
”これはその、疲れとか、色々あって……本当にごめんっ……!”
大人であるという倫理、先生であるという矜持、そして疲労で精神が弱っていたこともあるのだろう。先生は泣きそうな顔で小さく謝罪を繰り返す。
それでも先生の股間の膨らみが小さくなる様子はなく、それがさらに先生の罪悪感を煽った。
親に怒られている子供のように弱々しく頭を下げ続ける先生を、マルクトは抱き締めた。
「良いのですよ、先生」
”マ、マルクト……?”
「先生は大人の男性ですから。むしろ先生の生殖機能が正常に反応していて安心しました。それに――」
さわっ♥
”っ!? マルクト!?”
「弟の面倒を見るのは姉の務めですから。こちらのお世話もしてあげます」
細い指先がズボン越しに怒張したそれをさわさわと撫で回し、それはとても妖艶な微笑みだった。
マルクトの指先がジッパーをゆっくりと降ろしてゆく。
”そういうお世話はいいから!”
先生はマルクトの手を掴んで制止するが、その程度でマルクトを止められる訳がない。ならばと身体を離そうと身動ぎしても、当然ながらもう片方のマルクトの手は先生を抱き締めたままだったので逃げることなど許されなかった。
「遠慮せずとも構いません。経験はありませんが知識ならば持っています。先生が資料棚の裏に隠している電子ロック付き金庫に入れている本で学ぶと良いとコユキが教えてくれました」」
”コユキィーーーーッ!!!”
叫んでいる間にジッパーが降り切って、開いた隙間へとマルクトの手が滑り込む。
”っ! マ、マルクト、ほんとに良くないから……うぁっ!”
ぶるんっ♥
がちがちに怒張した男根がマルクトの手に導かれて姿を現した。
「これは……凄いですね。画像で見るのと実物を目にするのでは……」
始めて見るその姿に、マルクトの顔から微笑みが消えて目が見開かれる。
指先から伝わる硬さ、触れた個所から伝わる熱、むわっと立ち上る独特の匂い。そのどれもが、マルクトにとって未知の領域だった。
白魚のような指先が肉幹に絡みつき、その形を確かめるかのように竿の上を滑る。綺麗な指が亀頭とカリ首の段差を撫で、柔らかな手の平が竿を優しく包み込む。
そして、細心の注意を払って優しく肉棒を握った手が、ゆっくりと上下に動き始めた。
しこ♥しこ♥しゅっ♥しゅっ♥
”マルクトっ……ま、待って!”
「大丈夫ですよ、先生。我は生徒ではありませんから。それに、仮に我が生徒だったとしてもこれは姉が弟の世話をしているだけですから」
”兄弟でこんなこと普通はしないよ!”
「よそはよそ、うちはうちです。ふふ、我の手の中でびくびくと嬉しそうに跳ねていますよ♥」
マルクトが口にした通り、手を上下に動かす度に手の中でびくんっと剛直が跳ね、それに合わせて先生もまた身を震わせる。
”っ……うっ……マ、マルクトっ……”
「はい、我はここにいますよ♥」
”ちがっ……やめ――むぐっ”
マルクトは懇願する先生を無視して、先生の頭を胸元へと抱き込んだ。
薄い胸元からふわりと香る甘い香りと、股間から電流のように脳髄へ駆け上がってくる快感が先生の意識を支配する。それでも懸命に理性を繋ぎ止めて、蕩けた表情で懇願するようにマルクトを見上げる。
「……ふふ♥」
その母のような母性に満ちながらも、淫魔のような妖艶さを纏う微笑みを目にした瞬間、先生の興奮は臨界点を軽々と突破してしまった。
”う……ぁ゛……っ!”
びゅくくっ♥びゅるるるるっ♥♥びゅっ♥びゅっ♥びゅぅうううっ♥♥
膨らんだ肉棒の先端から熱い白濁の奔流が放たれる。何度も脈動しながらマルクトの手の中で怒張が暴れまわり、真っ白な太ももを目掛けて精液をまき散らした。
どろどろのザーメンがマルクトの太ももを穢し、むわっと精臭が立ち上って仮眠室に淫靡な臭いが広がる。
「ん……♥熱くてどろどろで、凄い臭いです♥」
”う、うぅ……ご、ごめん……こんな……”
「良いのですよ、先生。少々驚きましたが、我が望んだことなのですから♥それよりも……」
にちゅっ♥にちゅっ♥
吐精を終えた先生の男根を、マルクトは優しく、しかし執拗に扱き続ける。
細い指先に吐き出されたばかりの白濁液が絡みつき、粘ついた水音を響かせた。
”っ……”
動きに合わせて硬さを失いつつあった槍が、すぐさま硬さを取り戻してゆく。
「ふふ、やはりまだ満足していないようですね、先生♥」
”マ、マルクト、これ以上は……”
「安心してください。先生が溜め込んでいたもの、我が全て吐き出させてすっきりさせてあげます♥」
甘くゆったりとした快楽を与えるものだった手の動きが、しっかりと射精を促す大胆な動きへと変化してゆく。そのゆるゆるとした変化の過程ですらも、視界が白く染まるような快楽が津波のように先生へと襲い掛かり、溜まり切った疲労と麻薬のような快感に先生の理性は千々と乱れて霞の中へと消え去っていった。
先生はいつの間にか自分からマルクトへと抱き着き、手の動きに合わせて時折びくりと身体を震わせながらも必死に腰をへこへこと動かし始めていた。
”ふーっ……ふーっ……”
深く荒い息遣いと共に、熱い吐息がマルクトの胸へ吹きかかる。
「とても可愛らしいですよ、先生♥素直に我に甘えられた先生にはご褒美を上げなければなりませんね♥」
そう言って、マルクトは胸を露出させた。
”!”
露になった胸はやはり慎ましやかな大きさだった。しかし、だからといって魅力に欠けるなどという訳はなく、手の平サイズの膨らみとその頂でつんと尖って自己主張する色素の薄い蕾が先生の視線を捕らえ、目を離すことを離さなかった。
理性と肉欲の狭間に揺れながらも結局は目を血走らせて自身の胸を凝視する先生を前に、マルクトはぞくりと背徳的な快感を覚えた。
ごくり、と生唾を飲み下したのは果たしてどちらであろうか。
「……好きにして良いのですよ♥」
マルクトが身体をずらして、先端を先生の目の前へと移動させる。
”はっ……はっ……はっ……はむっ”
「んっ♥ふふ♥」
にちゅっ♥にちゅっ♥にちゅっ♥にちゅっ♥にちゅっ♥にちゅっ♥
赤ん坊のように胸に吸い付く先生の頭を抱えて撫でながら、マルクトは手の動きを早めてゆく。
「あっ♥ん……っ♥そんなに夢中で我の胸に吸い付いて、我が思っていたよりもずっと甘えん坊な弟ですね♥いいですよ♥そのまま好きなだけ甘えて下さい♥」
しゅっ♥しゅっ♥しゅっ♥しゅっ♥ちゅこ♥ちゅこ♥ちゅこ♥ちゅこ♥
「男性器……なんと呼ばれるのが良いですか? おちんちん? ちんぽ? ……ふふ♥今我の手の中で跳ねましたね♥ちんぽでお返事するなんて男らしくてかっこいいですよ♥」
”ぷぁっ……マ、マルクト……もう……っ!”
「
亀頭が膨らみ、震えが激しくなるのを感じ取ったマルクトは、握る強さや手首の動きに緩急を付けながら剛直を扱く。幾度も幾度も執拗なまでに根元からカリ首まで全体を丁寧に、しかし激しく擦り上げていった。
「
”くっ、うぅ……っ!”
ぶびゅるるるるるっ♥びゅるるるっ♥びゅっ♥びゅぅううううっ♥びゅくくっ♥どびゅるるるるるるるぅっ♥
マルクトの命令を皮切りに、堰を切ったように煮え滾った欲望の濁流が解き放たれた。
背筋を突き抜ける解放感に目の前が真っ白になりながら先生は身を震わせ、マルクトのことを抱き締めながら永遠にも思える一瞬の快楽を堪能する。
「びゅっ♥びゅっ♥びゅぅうううっ♥びゅるるるるるぅ~~っ♥ふふ♥ちんぽびくびくさせて気持ちいいですね♥上手にお射精出来てかっこいいですよ♥我の手と太ももに好きなだけかけてください♥びゅるるるっ♥ぶびゅるるるるっ♥びゅくびゅくびゅくぅ~~っ♥」
先生の耳元に口を寄せ、吐息混じりの声で煽るように射精を促す。
自分を力一杯に抱き締めながらだらしない顔で吐精を繰り返す先生の情けない姿に、マルクトは笑みを浮かべながらぞくぞくと背筋を震わせた。自然と男根を扱く手に力も入り、それがさらに刺激となって先生の射精を援護する。
”はぁっ……はぁっ……っく……はぁっ……はぁあ~~……っ”
鼓動めいた脈動の間隔が緩やかになり、吐き出される白濁の勢いが落ちてゆくと、先生は幸せそうに大きく息を吐きながら身体中の力を抜いていった。
「ふふ、よしよし♥気持ち良かったですね♥こんなに
マルクトはそんな先生の頭を優しく撫でながら、固さを失い始めた肉棒を解放して精液に塗れた顔の前に持ち上げた。
細く白い指先には二回分の濃厚な精液が覆いつくすようにこびり付いており、むわっと栗の花のような独特な精臭が立ち込める。指と指の間にはゼリー状の粘ついた白濁の橋がかかり、ぽたぽたと滴り落ちてベッドの上にシミを作り出していた。
マルクトは先生の欲望で穢された手をじっと見つめた後、顔を近づけてゆく。
「……んむ……♥じゅる……っ♥じゅるるっ♥ん……こくっ♥ぢゅぞっ♥ちゅぷっ♥ぷちゅっ♥ちゅるるっ♥れろっ♥ごくっ♥ごきゅっ♥」
自らの指先に吸い付き、手にこびり付いた精液を吸い上げる。手の平に溜まった液溜まりを下品な音を立てながら小さな口で吸い上げると、そのまま小さな舌が指先や指の間に隠れ潜んでいた白い粘液を一滴残らず救い上げ、時折咀嚼しながらわざとらしく大きな音を立てて飲み下していった。
”……ごくっ”
先生がマルクトの胸に顔を埋めながら、彼女が自らの子種を貪欲に求める淫猥な姿を目の当たりにする。唾を飲む音がいやに大きく聞こえた。
「れろ……♥ちゅぱっ……♥んむっ……♥こくっ……♥ごきゅっ……♥ぷはぁ……♥はぁ……美味しかったですよ、先生の精液……♥」
”っ……”
マルクトの昂ぶりを感じさせる妖艶で淫靡な笑み、上気して赤みを帯びた白い肌、彼女の口からほんのりと漂う精臭。それら全てが先生の獣欲を刺激し、二度の射精で力を失っていたはずの肉棒が再び鎌首をもたげ始めた。
「ん……♥ふふ、また我の太ももに当たっていますよ♥」
”う……ご、ごめん……”
「……ふふ♥」
”マルク――うわっ!?”
マルクトががばりと起き上がり、素早い動きで上体を起こして先生の腰の上に跨る。
白く長いさらさらな髪が舞い、人ならざる純白の肌が薄暗い部屋に幽鬼のように浮かび上がった。暗闇にマルクトの金色の瞳が妖しく光り、熱を帯びた荒い息遣いが静寂の中に響く。
くちゅ♥
”っ!? マ、マルクト! それは!”
肉棒の先端が熱く粘ついた何かに触れた瞬間、先生はそれがマルクトの秘所の入口であることを直感する。
制止する先生を無視して、マルクトは腰の位置を微調整しながら微笑む。
「ふふ、ふふふ♥先生はまだ満足なさっていないようですし、我も体を張ることにします♥というより、我の方も我慢できなくなってきてしまいました♥」
”で、でもそれは――”
「先生」
その時、先生は確かに見た。
「愛していますよ♥」
自分を見下ろすマルクトの金色の瞳が、捕食者の目をしていたことを。
ずちゅんっ♥♥
”!!!!”
先端から根元まで、まさしく丸のみにされるような勢いで男根がマルクトの膣内へと飲み込まれた。
機会の身体らしい無毛の恥丘と先生の下腹部が一息に密着し、水音と共に暴力的な快楽が互いの身体を駆け巡る。
「んっ……♥くっ……♥はぁああ……っ♥これが、先生の……っ♥これが、セックス……っ♥♥先生、どうですか?♥我の――おまんこの中は♥♥♥」
”う゛……ぐっ……すご……っ”
「そのまま我に身を委ねてください♥もっと気持ちよくしてあげます♥ん゛っ♥」
恍惚とした表情で言うと、マルクトは先生の胸に手をついて、ゆっくりと腰を持ちあげてゆく。
ぬっぢぃいいい~~~~~~~~っ♥♥♥
”づぁ゛っ……ぐぅ……っ!”
子宮口が先端に吸い付き、引き抜かれてゆく肉棒を引き留めるように膣壁が絡み付いてきた。
腰が抜けるかと思うほどの快楽に先生は視界が真っ白に染まりながらも、ぎしりと歯が軋む音が聞こえて来るほど必死に食いしばる。もはや無いも同然の大人としてのちっぽけなプライドが、一往復もせずに暴発してしまう情けない事態は避けなければと訴えていた。
亀頭が顔を覗かせる辺りでピタリと動きを止めたマルクトは、ふっと笑うと一息に腰を叩きつけた。
ばっちゅんっ!♥♥♥
「あ゛っ♥」
”~~~~っ!?”
さしものマルクトも肉槍の先端が子宮口にめり込む衝撃と股座から脳髄へ駆け抜けた快感に声が漏れる。
しかし、先生はそれ以上に声にならない声を漏らしながら歯を食いしばった。
亀頭が膣壁をかき分けて突き進む最中、膣内全体が肉棒を飲み込むかのように蠕動する。さらに先端が最奥まで到達すれば柔肉がもう逃がさないと言わんばかりに竿全体をきゅんきゅんと締め付け、頭が焼け付くような極上の快楽を与えて来る。
”ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふぅ~~~~……っ、ふぅ゛~~~~……っ”
先生は肉棒を通じてマルクトから与えられる余りの快楽に泣きそうな顔になっていた。大きく息を吐いて少しでも心を落ち着かせようと画策するものの、焼け石に水だった。
「あぁ……可愛いですよ、先生♥」
そんな先生の涙ぐましい努力を、嘲笑うかのようにマルクトがいよいよ本格的に腰を動かし始める。
マルクトが先生の手を握る。
指と指とを絡ませ合う、両手での恋人つなぎだ。そして握り合ったままベッドに両手を抑えつけて、まるで先生のことを捕食するかのように形の良い尻を叩きつけ始める勢いで動き出す。
ばちゅッ!♥ばちゅッ!♥ばちゅッ!♥ばちゅッ!♥ばちゅッ!♥ばちゅッ!♥
「あ゛っ♥あ゛っ♥ん゛っ♥はぁ゛っ♥どうですかっ♥せんせっ♥ふっ♥ん゛っ♥」
”うっ、あっ、ぐぅっ! す、すご……っ! 激しっ!”
「ふっ♥ふっ♥ん゛っ♥ふふふっ♥そんなにっ♥喘いでっ♥まるで女の子のようっ♥ですよっ♥あ゛っ♥はっ♥はっ♥我がもっと気持ちよくしてっ♥あげますからねっ♥はぁ……むっ♥」
マルクトが身体を倒し、先生の唇を奪う。
先生が目を白黒させている間に小さな舌が唇を割り開いて口内へと侵入する。
「はむっ♥あむっ♥れろれろっ♥れりょれりょれりょっ♥♥ふっ♥ん゛っ♥じゅるっ♥んむっ♥ぢゅるるるるるっ♥♥れるっ♥ちゅぱっ♥んぶっ♥んむっ♥ぢゅぅう~~~~~~っ♥♥♥」
唇を甘噛みし、歯列を余すところなく舐め回し、先生の舌を絡め取って口内全てを蹂躙する。ぬるぬるとした舌が生き物のように蠢き、分泌される唾液の一滴すらも逃さずに飲み干す勢いで吸い上げてゆく。
先生の全てを貪るような激しいキスの間もマルクトは腰の動きを緩めず、むしろその勢いは強まるばかりだ。肌と肌がぶつかり合う音に交じってぐちゅぐちゅと粘ついた音が鳴り響き、結合部ではお互いの体液のブレンドが白く泡立っていた。
上と下から攻め寄せる理性を打ち砕くかのような暴力的な快楽の波に、先生は背筋を弓なりに反らして両手で力一杯にシーツを握りしめ、絶頂に至るのを無理矢理堰き止める。
マルクトの膣内では肉棒が痛いほど膨張し、蠢く媚肉に磨き上げられて爆発してしまいそうなほどに怒張してびくびくと脈動していた。
どちッ!♥どちッ!♥どちッ!♥どちッ!♥どちゅッ!♥どちゅッ!♥どちゅッ!♥どちゅッ!♥
「ぷぁっ♥はぁ゛っ♥はぁ゛っ♥はぁ゛っ♥せんせっ♥ん゛っ♥我の膣内でっ♥震えていますよっ♥あ゛っ♥はっ♥我慢出来て偉いですねっ♥」
マルクトは杭を打ち込むかのような重く強い動きで腰を上下させ、滴る汗が飛び散るのも構わず先生を限界へと追い詰めてゆく。
ぱんっ!♥ぱんっ!♥ぱんっ!♥ぱんっ!♥ごちゅッ!♥ごちゅッ!♥ごちゅッ!♥ごちゅッ!♥
「ん゛っ♥ちんぽ膨らんでっ♥
その言葉を耳にした先生は泣きそうな顔になりながらも歯を食いしばる。必死に身体中を力ませて、今にも発射されようとしている煮え滾った欲望の奔流を押しとどめ、少しでもマルクトを早く絶頂させようと動きに合わせて腰を動かし始めた。
「ん゛っ♥あ゛っ♥そこっ♥いいですよっ♥はっ♥はっ♥はっ♥はっ♥はっ♥上手に腰を動かせてっ♥かっこいいですっ♥あ゛っ♥あ゛っ♥良いところに当たってっ♥ふぅ゛っ♥は……ぁ゛っ♥んぐっ♥我もっ♥イきそうですっ♥」
”~~~~っ!! マルクトっ! もうっ!”
「はっ♥はっ♥はっ♥はっ♥ん゛っ♥はっ♥はぁ゛っ♥
どっ……ちゅんっ!!!♥♥♥
一際強くマルクトの腰が叩きつけられ、それが契機となった。
びゅるるるるるるるるるるぅっ!♥♥ぶびゅるるるるるるっ!♥♥♥びゅっ♥びゅっ♥びゅぅううううううっ!♥♥ぶぴゅっ♥びゅくびゅくっ♥どびゅるるるるるるるるぅっ!!♥♥♥
マルクトの膣内で男根が膨張し、すぐさま煮え滾ったマグマのような熱が吐き出された。
二度、三度と肉棒が脈打つ。その度にダムから放流された濁流のように大量の白濁液が流れ込み、マルクトの子宮を埋め尽くしてゆく。
「ん゛っ♥ん゛ん゛~~~~~~っ!?♥♥♥ん゛っ♥ぁ゛っ♥ふ、ふふっ♥
胎の中を焼き尽くされそうな熱を感じながら、マルクトは腰を先生にぐりぐりと押し付けて射精欲を呼び起こし続ける。
次々と流し込まれる精液の勢いを子宮の壁で感じ取りながら、マルクトは恍惚とした表情を浮かべて自らも甘い絶頂を味わっていた。
全身を痺れたように震わせて強張らせながらも、彼女の膣内はまるで別の生き物のように肉棒を柔らかく締め付け、目の前の可愛らしい雄をさらなる絶頂へと誘い続ける。
”ぐっ! あ゛ぁ゛っ! 締まって……くっ!”
びゅくんっ♥びゅくんっ♥びゅるるるるっ!♥♥びゅっ♥びゅくくっ♥びゅぅううううっ!♥♥
「あはぁっ……!♥頑張れっ♥頑張れっ♥お射精頑張って下さいっ♥あっ♥んぅっ♥まだ
マルクトの妖艶な姿といやらしく絡みついて精液を強請ってくる肉壺を味わいながら、先生は夢見心地で吐精を続ける。
目の前でぱちぱちと火花が散り、口の端からよだれを垂らして情けない姿を晒しても、下半身はどくんどくんと脈動を続け、雄の欲望を吐き出すことをやめることが出来ない。脳と神経が焼き切れそうな快感に理性を押し潰され、目の前の雌に自分の全てを注ぎ込むことしか考えられなかった。
びゅくっ……♥びゅくっ……♥びゅっ……♥……びゅるっ♥……ぶぴゅっ♥
長いようで短い濃密な時間が過ぎ去り、ようやく暴れまわる肉棒の動きが弱って吐き出される白濁の勢いも衰えが見え始めた。
「んっ……♥ふふ、終わりましたね♥全部出し切りましたか?♥」
”はぁっ……はぁっ……ご、ごめん、マルクト……
「構いませんよ。我の身体では孕むこともありませんから。それに弟のことを受け止めるのも姉の務めです」
先ほどまでの妖艶な笑顔からは打って変わって、正しく姉が弟にそうするように、穏やかな微笑みで優しく先生の頭を撫でながらマルクトが告げる。
”うぅ……”
先生は心地良い疲労と罪悪感、そして心の奥底から湧き上がる歓喜の感情からどう反応を返せば良いのか分からず、うめくことしか出来なかった。
そんな先生を見下ろしながら、マルクトは楽し気な笑顔を浮かべる。
「ふふふ、恥ずかしがらないでください。我は先生の姉としての責務を全う出来て嬉しいのですから」
”やっぱり、こういうことは姉の責務じゃないと思うよ……”
とはいえ、やることをやってしまったし、快楽に負けて膣内射精までしてしまった先生は強く言えなかった。
「よそはよそ、うちはうちですよ」
”無敵すぎる……っ……あれ?”
きらきらとした笑顔で言ってのけたマルクトにため息交じりの呆れていると、不意に視界がぐらつくのを感じた。
瞼が重く、視界が霞みがかったように朧げになる。
「先生? ……どうやら疲れてしまったようですね。良いですよ、後のことは姉である我に全部任せて、そのまま休んでしまってください」
”う……ぁ……んん……”
先生は朦朧とする意識の中でかすかに聞こえた言葉に礼の言葉を返そうとするも、口元が上手く動かない。
すぐそこに迫って来ている睡魔は抗うことも許さないほど強烈で、その数秒後には先生は完全に意識を手放してしまっていた。
”すぅ……”
「ふふ……んっ♥」
マルクトは規則正しい寝息を立て始めた先生の様子に微笑むと、腰を持ち上げた。
にゅちりとマルクトの膣内から力を失った先生の肉棒が姿を現し、栓を失った膣口からはごぽりと子宮に入りきらずに溢れた白濁が零れ落ちる。
「こんなに
微笑みながら下腹部を撫でるマルクトの顔には、少しだけ残念そうな表情を浮かんでいた。
それからマルクトは先生を起こさないように慎重に片づけを済ませ、乱れた衣服を整える。十分ほどもすれば、仮眠室は何事もなかったかのように綺麗に片づけられ、マルクト自身もいつも通りの清廉な姿に戻っていた。
「さて……」
先生が寝ている間に少し仕事を進めてしまおう。そう考え、マルクトは仮眠室を出ようと扉に手を掛けてから眠る先生へ顔を向ける。
「これからはもっと我を頼って下さいね、先生」
微笑みながら小さく告げて、マルクトは部屋を後にした。