その艶本は後世にのこる 作:授乳スキー
はじめは、おっぱいだった。
「あんた、器用ねぇ」
村では娯楽が少ない。
大人たちは農業に忙しく、子どもたちは放っておかれるのが常だ。
仲は良い両親から生まれた6番目の
ズズ……。
きっかけは指で地面を引っ
見慣れたそれに、一本の線が走った。
カエル。
ヘビ。
花。
気が付いたら日が暮れていた。
迎えに来た近所のお姉さんの声で、ようやく気付くほど夢中になっていたらしい。
(あ……)
六の手元を覗き込んでいるお姉さんの前がはだけ、形のいい胸が見えてしまっている。
六の視線に気づいたお姉さんは、余裕の笑みを浮かべると、わざと服を引っ張って「それにしても、暑いわぁ」と胸元をあおり始めた。
(おませさん♡)
その日は、それでおしまい。
頬にキスを落とされ、家へ連れ帰られる。
次の日から、六はまた地面に身近なものを描き続けた。
興味を引かれて色々な人があられもない姿を見せてくれた。
姉のちっぱい。
妹の下半身。
母、友だちの母のおっぱい。
無言で立ち尽くす、叔父さん。
「……祭り、いくぞ」
叔父さんは六の手を引き、村を出た。
知らない町に連れていかれた。
「ここで待ってろ」
赤い布が敷かれた長椅子に座らされ、叔父さんは店の奥へ入っていった。
(まだかなぁ)
いつまで経っても、叔父さんは出てこなかった。
捨てられたと気づくのに、それ程時間はかからなかった。
***
「君には絵の才能があるね」
偉い人だから、粗相のないように。
お屋形様というらしい男性は、少年の身の上を聞いて絵を描かせると、感心したようにそう言った。
「蜜璃。少し二人だけにしてくれるかい?」
「ひゃ~! わかりました~!」
「……相変わらず元気な娘だ。さて、ひとつお願いなんだけど、もう一度見たいものを描いてみてくれないかい?」
「はいっ」
お屋形様は体調が悪そうなので、少年は急いでおっぱいを描いた。
蜜璃がいたら卒倒していたかもしれない。
しかし、お屋形様は優しく微笑むだけだった。
「実は、君さえ良ければ、私の子たちを描いて欲しいんだ」
「はいっ」
「ありがとう。ひとりひとり、顔も名前も覚えているけれど、こういう形で残るのも……いいものだね」
***
少年は産屋敷家に案内され、
行儀を一通り仕込むため、
フデトが幼いということもあり、風呂も寝所も一緒だったが、遊郭に通う男たちが見れば「ずるい!」と声を張り上げるようなことばかりだった。
「気持ちいい?」
「ちうちう」
湯船でおっぱいを吸いながら、しこしことおちんちんをしごかれたり。
「誰にも言っちゃダメよ? そう、腰を前に……ふぁあ♡」
屋敷の住人全員を描き終える(何人かは、お屋形様の金庫へ)と、フデトは他の隊士たちの絵姿を描くために遠征することになった。
「
「よろしくお願いします」
「他の姉妹とよく間違えられるけど、怒ったりしないから気にしないでね」
「大丈夫だと思いますが、間違えたらお許しください」
「もちろん。でも、区別つくの?」
村には娯楽が少ない。
暇さえあれば雲や山、森の木々を眺めていた。
雲はどれも似ているが、ひとつとして同じものはなかった。
木の葉にしても、木の皮にしても。
ある時から、そうした微妙な違いも分かるようになっていた。
産屋敷姉妹は五つ子のようにそっくりだが、立ち方、歩き方、瞳の
「ひなき」
「なに?」
「フデトは私たちの区別がつくんだって」
「……ほんと?」
「「問題!」」
ひなきとくいながクイズをしかけてきた。
襖の向こうへ消える2人。
パン、と襖が開かれると、髪飾りのない双子が現れた。
「ひなき様。くいな様」
「……あってる」
「まぐれじゃないかしら?」
「問題?」
「問題!」
パン!
「くいな様。ひなき様」
「即答……」
「すごいわ、フデト。ほんとに分かるのね」
(これも描いたら喜んでもらえるかな)
***
「何をあげてたの?」
「あ、えと」
遠征初日の夜。
フデトとくいなの2人は旅館に泊まっていた。
護衛をしていた隊士に
それをくいなに見られた。
フデトは観念して洗いざらい喋った。
「そう……すこし恥ずかしいけど、そのくらいであんなに喜んでもらえるなら……」
ブツブツ考え込むくいな。
「……いいでしょう。私も協力する」
「い、いいんですか?」
「あの人たちは、命をかけてくれているから」
袖を引かれる。
さっそく
「男の人は、どういう絵が欲しいの?」
「裸とか、着物をはだけたり、捲ってたりするのが多いです。あ、あと口を開けてるのとか」
「口? そんなのでいいの? ……じゃあ、はい」
「失礼します」
くいなは着物を着崩し、太ももが見えるように捲って「あ~ん」をする。
フデトは色々な角度からそれを観察し、紙束へ描いていった。
仕上げは後でするので、重要な線だけサラサラと引いていく。
「少し屈んでもらえますか。上目遣いお願いします……目をつぶって、舌をだして、手皿? をしてください。はい、もう大丈夫です」
「変な格好ね。もっとおっぱいとか、
「そういうのも大人気です」
「じゃ、はい(//////)」
今度は寝転び、足を広げる。
(あれ)
くいなの割れ目は、無毛だった。
お豆の皮が剥けていて、顔を出している。
それに少し濡れていた。
(舐め舐めはご褒美よ! だっけ)
「え?」
ぴちゃぴちゃ、ぴちゃぴちゃ。
フデトはくいなの股に顔を埋めて、子犬のように舐め始めた。
(この子、急に何を……あの人たちね。こんな子どもになんてことさせてるのかしら! ……ん。ちょっと、気持ちいいかも……ひう!?)
お豆を舐められた。
腰が跳ねるほどの快感が駆け抜ける。
子犬はいけない女たちによく躾られているようで、お豆の方が感じるとみるや、重点的に攻めるようになった。
(え、なに……~~~♡♡♡)
くいなは両脚をぴーんと突っ張った。
愛液で口の周りをベトベトにしたフデトが顔をあげる。
「イッたみたいですね」
「……あなたも脱ぎなさい」
「え」
「私ばっかり見られて、不公平よ」
「わぁ?!」
帯を解くのことすらもどかしい。
くいなは力まかせにフデトの着物を引っ張って肌を剥き出しにし、おちんちんの、竿の上に腰を下ろした。
(たしか、お母さまたちはこうしてたわね)
くいっ、くいっ。
割れ目を竿に押し付けるようにして、腰を前後に振る。
すぐに愛液が
ぬち♡ ぬち♡ ずり♡
「~~♡」
「僕も動きます」
割れ目を押し付けるのは、舐められるのと違った気持ち良さがあった。
フデトが動き始めると、割れ目に加えてお豆まで擦り上げられる。
声が漏れないよう、着物の裾を咥えながら懸命にくいなは腰を振り。
顔を真っ赤にしながら、ピクピクと快感に打ち震える少女の様子をフデトはじっと観察する。
幼いふたりの初夜は、経験の差からフデトの圧勝に終わるのだった。