プロローグ
「海未ちゃん、・・・・・ごめんね。」
「なぜあなたは・・・・・いつもいつも・・・・・!」
「だってー!」
「言い訳しないでください!」
子供のように駄々をこねる穂乃果に、幼馴染である海未が親のように叱る。
「う、海未ちゃん・・・・・そんなに怒らなくても・・・・・」
「ことりは穂乃果に甘すぎます!」
時刻は真夜中、穂乃果たちは懐中電灯の光で山をさまよっていた。登山にやってきた彼女たちは遭難してしまったのだ。
「あ!あれ!」
凛の言葉にμ’sのメンバー全員は、彼女が指差した方向に目をやった。そこには・・・・・
「村だ!」
「よかった。」
μ’sのメンバーは安堵の声をあげる。そして急いで村のある方向へ歩き出した。
「お、お姉ちゃんたち誰・・・?怪しい人・・・?」
村の入り口で、一人の少年に出会った。
「あ、怪しくなんかないよ!」
「すいません。私たちは怪しいものではなくて・・・・・・・」
すると少年がとあることに気づく。
「あ!もしかしてμ'sの・・・・・」
「わ、私たちのこと知ってるの!?」
「うん。もしかしてお姉ちゃんたち、この村に泊まるつもりなの?」
「え?そうだけど・・・・・・」
「ダメですか?」
少年は真剣な顔つきなり、穂乃果たちに警告する。
「やめたほうがいいよ。・・・・この村は賑わってはいるけど、羆よりもタチの悪い化物が一杯いるんだ・・・・・。」
「化け物?」
「村中で化け物が出るんですか?」
「人だよ・・・・人だけど心は化物・・・・。そんな連中ばかりなんだ・・・・・」
「人?」
「悪いことは言わない。羆が出るかもしれないけど、山の中で野宿した方がいいよ。」
訳が分からず混乱する9人の女神。
「みんな、どうする?」
穂乃果たちは眉間にシワを寄せて考える。
「そういえば、君・・・・・・・あれ?」
顔を上げ、再び少年に問いかけようとするが、そこに少年の姿は無かった。
「これは、これは・・・・・どうぞ、大したものおもてなしはできませんが・・・・・」
穂乃果たちは、申し訳なさそうに民家の扉をノックした。すると若い二十代ぐらいの青年が扉を開けた。人が良さそうな青年は、穂乃果たちを暖かく家の中に入れたのだった。そして数分後、居間に通された穂乃果たちの前に豪華な料理が並べられた。
「うわー、美味しそう!」
「何もありませんが、どうぞお召し上がりください。」
家長らしき男性が丁寧に頭を下げた。
「こ、これは!!」
「お〜いしぃ〜〜〜い!!」
楽しい夕食の時間が始まった。
この小説は続けた方がいい?
-
続けた方がいい
-
やめた方がいい