クラスから追放されたけどこちらは元気に温泉ハーレムやってます 作:姫ノ木あく
※R-18描写多めです。苦手な方はブラウザバック推奨
※ノクターンノベルズに同時投稿しています
「なにか言いたいことがありまして?」
「たぶんだけどこのアーケンはまだ成長すると思う。殻を破れてない、そんな印象があるんだ」
「そんなことまでわかるんですの?」
「場合によるけど成長曲線みたいのまで見えることもある」
「おいおい、どこのサルだぁ、こんな便利なアーケン真っ先に追い出そうとしたやつは!」
「芽衣子、その下品なお口はおやめなさい! 特に――――――」
後は小声になったのでよく聞き取れなかったが、仁科が顔を赤くしたのはわかった。
海野光。
調理部のエースで、クラスメイトたちの食料源。
天藤がアーケンで材料を仕入れてきて海野が調理しているらしい。
アーケンも〈クッキング・テーブル〉といって光専用の調理台を作り出すもの。
このアーケンで光が調理すると5倍くらいスピードで調理ができる。味自体は光の技術によるもので、クラスでも評判がいい。
調理が役に立ってるからか、最近ずいぶんと根が明るくなったようだ。
「とりあえず海野さんは、さっそくカナを手伝って食事の支度をしてもらおうかな」
「はーい♪」
さて、残りは2人となったわけだが、俺は2人を見た瞬間、目蓋を何度も開閉させた。
「次は僕かな。うーんとお願いなんだけど、雪夜1人に見てもらうわけにはいかないかな」
堀江心晴が言った。
「元々俺のアーケンは、俺にしか見えてないけど」
「なんでそうなのかって事情も話しておいた方がいいかなって」
「じゃあ、そっちの小部屋で」
「うん。ごめんね、わざわざ」
「もう僕の正体なんてわかってるのにね」
と小声で追加しつつ小部屋に入る。
すると堀江は急に制服を脱いで、俺の目の前でさらしを解いて見せた。
ピンクの乳首もしっかりと見える。
「はぁ~、すっとしたぁ~。僕のサイズだとさらしだともう隠すのキツすぎて」
「なんで俺に見せる必要があった!?」
「だって雪夜のアーケンってどうせスリーサイズとかも見えちゃうんでしょ? だったらいいかなって」
確かにスリーサイズも見えているが。
「中学生頃さ、どうしてもサッカーがやりたくて……でも、通える範囲で女子サッカーやってるところないし、そもそも女子サッカーって僕的にはちょっとニュアンス違ってて、それで無理して性別偽ってまでこの学校のサッカー部入ったんだけどさぁ。そんときはまだおっぱいも全然ペッタンコだったしね」
「すごいじゃないか。それでホントに入ってレギュラーでフォワードだろ?」
「そうなんだけど限界来ちゃって」
「……さらしの話か?」
「正解。もう痛くって。それと、やっぱり男女の差を強く感じてきちゃったってのもあるかな」
「まさか、サッカー部辞めるのか?」
「うん。そのつもり。このあとみんなにも女子でーすって明かしちゃうつもりだし」
「そっか」
「……みんな幻滅するかな。それとも嘘吐きって言われる? 全部言われちゃうか、僕が悪いんだもんね」
「それで……なんで俺の前でさらしを外したわけ?」
「ふぇ!? あ、あー、それは、ほら、もう性別知られちゃってるってわかってたし、ね。そんな感じ」
「そんな感じってだけで胸晒すかぁ?」
「え、じゃ、恥ずかしいけど……下も確認する……?」
「し……した……?」
思わず下を見てしまう俺。そこには、俺のズボンを突きあげる俺のオチンチンがあった。
「も、もしかしてすっごいおっきい?」
「ちょっ、俺のを見る話じゃないだろ!?」
「僕のはやっぱり見たいんだ!?」
「見たいよそりゃ」
「え」
「そりゃ見せてもらえるなら見たい。俺、相当スケベだから」
「僕みたいなオトコオンナのおまんこでも?」
「めちゃくちゃ見たい」
「ふ、ふーん。そうだったんだ。雪夜って、そんなにスケベだったんだ。じゃあ、見せてあげませーん。まだ処女なのに犯されちゃうもん。あ、まだ処女って言うのも知ってた?」
「……知ってたよ」
「雪夜のアーケンは本人に似てホントにスケベだね」
「自分でもそう思う」
「アハハ。じゃあ僕の話はこれでおしまい。翠ちゃんがお待ちかねかな」
堀江はそんな風に笑って小部屋を出る。
シャツもズボンも男物だが、その下さらしはもう外してしまっていて、ノーブラのおっぱいがはっきりと見えていた。
「というわけでみんな、ごめんなさい! 僕、今まで男子だって嘘ついてました! これからはサッカーが趣味の女子校生ってことでお願いします!」
さすがにこの宣言にみんなびっくりしていた。
しかし、最後に残った1人佐々木翠もカタログを見た限り、堀江よりもよっぽど大きな問題を抱えていた。
「あの~……私も小部屋でよろしいでしょうか~?」
「事情はさらに根深そうだもんな。わかった。小部屋で聞くよ」
小部屋に入って椅子に座り、佐々木さんを対面の椅子に誘う。
だが、佐々木さんは俺を押しこんできて無理矢理隣に座ってきた。
「なぜ隣に……」
「くっついていたいからです」
俺は一瞬で諦めた。
こういうタイプに逆らっても時間を食うだけだ。
「さて……まずはこの、所属"アエテルナミア"というのは?」
「私が本来生まれた世界ですね。実のところ、アエテルナミアはみなさんの世界アースと密接に関わり合っています。それで、私は結構優秀な子なのでアースに留学に来たんです。そうしたらこの有様ですよ」
佐々木さんは俺の腕にしがみついて前後に揺らす。
「当たってる、おっぱい当たってる」
「当ててるんです!」
「まあいいや、それで所属がアエテルナミアになってると」
「まあいいや!? 年頃の男子がこの美巨乳当てられていて、"まあいいや"?」
「いや、気持ちはよかった。ありがとう。話を進めるな?」
「……クールすぎる」
俺は話を進めることにした。
「佐々木さんがそうだとすると、他にもアエテルナミアの人がアガルタに来てるみたいだな」
「どういうことです?」
「アエテルナミアの所属が1人しかいなかったら、自動的に佐々木さんが代表者になってるはずだからさ」
「スィーリアルルミアレフォスタ」
「へ?」
「私の本当の名前です。略してスイって呼んでくださいカタカナでスイでも漢字で翠でもいいですが。きっと三薗くんが見えてるものは本名でしょうし」
「確かにそうだ。さすがにすでに異世界を渡ってきてる人だ。察しがいい」
「ありがとうございます。で、アエテルナミアの所属の人が他にいるというのは、他には情報はありませんか?」
「ふむ、所属リストから調べられるかな……あ、いた。アエテルナミアの代表者名がわかったファルファリアルルレンシアだって」
「ふぁ、ファル姉さまぁ!?」
「佐々木さんのお姉さんなんだ?」
「翠って呼んでください。私も雪夜さんって呼ばせてもらいますね。きゃっ」
「……このファルって人、翠のお姉さんなんだ?」
「いえ、実は本当の姉妹というわけではないんです。ファル姉さまはアエテルナミアの伝説の聖人で、みんなからファル姉さまと慕われているという感じですね。ファル姉さまはアースにいる旦那様と共に世界規模の災厄を食いとめたんだそうですよ。すごいですよね」
「アースにいる旦那様?」
「ファル姉さまがアースの方と結婚したことにより、元々因果の螺旋が絡まりあっていたアエテルナミアとアースがさらにその繋がりを強めたのだと言われています」
「なるほどねぇ……それでアエテルナミアから留学にアースに来たら、さらにアガルタに吹っ飛ばされた憐れなエルフと」
「今何とおっしゃいました?」
「憐れなエルフ?」
「そう! エルフ! 私エルフなんです! アースのクラスメイトにに最初にエルフだって気付かれちゃいました!」
「え、あ、まぁ、うん、そうかもしれないね。種族エルフって書いてあるし」
「ファル姉さまも旦那様に最初にエルフだと見破られたそうなんです! 雪夜さんも一緒です!」
「えっと、俺、今なにを言われてる?」
「ロマンチックだなぁって思ってぇ」
翠が指先で俺の太ももをぐりぐりと突いてくる。
「状況が重なってるとか、そう言うことだけじゃないんですよ!?」
「お、おう」
「まだ春先の頃、学校の階段で滑って転んだ私を抱きとめてくれたじゃないですか!」
「……ああ、あれはびっくりしたな。アレ以上コケなくてよかったよ」
「それから雪夜さんのこと意識するようになっちゃってぇ……でも、異世界人同士で結婚するのはファル姉さまくらいすごい人じゃないと無理かなって思ってて……」
翠は俺の胸に自分の頭を乗せてきた。
「でも、このアガルタという世界に来てしまいました。私、ワンチャンあるって考えちゃってもいいですよね!?」
「わ、ワンチャン?」
「小部屋の外にはまだみなさんいますけど……今しちゃってもいいです……。私、まだ処女です……。異世界で処女のエルフとセックスなんて、なかなかできる機会ありませんよ?」
や、すでに結構やっちゃってる感じなんですが!
「そうだ。ファータだ」
「ふぁーた?」
「ファートストリルルファレシア……でファータだったはず」
「あ、雪夜さんと一緒に仕合に出ていたエルフの女の子……」
「まずは彼女と話をしてみてほしいんだ。翠だって別の世界のエルフと交流を持てるのは珍しいことだろう?」
「はい、もちろんです! 興味あります! そうですね、是非お話しさせてください!」
「うん、じゃあファータの部屋に行こう」
俺が立ちあがると、翠も一緒に起ち上がり、そっと頬にキスをしてきた。
「ちなみに私、一夫多妻賛成派ですから」
そして、
「私のこと嫌いなときはちゃんと嫌いって言ってくださいね。その時はさすがに諦めますから」
涙を一粒零してそんなことを言う。
「さすがにずるいぞ、翠」
ポンと翠の頭に手を乗せる。そして、唇を向かせて、そのやわらかな唇を奪った。
「えへへ、女の子の涙は最後の武器だってアースの漫画で勉強しましたから……」
「で、俺本当にアガルタで奥さん結構作っちゃってるから」
「ふぇっ!?」
「じゃあ、ファータの部屋に行こうぜ」
「あ、はいっ、待ってください! 雪夜さん!」
ファータの部屋に翠を連れていくと、ファータは大喜びで大歓迎してくれた。
「アエテルナミアのエルフって魔法が使えるんですか!? 是非、見せてもらいたいです!」
「ほら、ほーら」
「わっ、わぁっ、すごーい!」
「ちなみにアーケンもサウザンドロッドって言って、翠の魔法を何倍にも強力にするものらしい」
「もうー、雪夜さん、ネタバレ禁止です!」
「ごめんごめん」
とりあえず、ファータと翠はすっかり仲良くなってくれたようでよかった。