クラスから追放されたけどこちらは元気に温泉ハーレムやってます 作:姫ノ木あく
※R-18描写多めです。苦手な方はブラウザバック推奨
※ノクターンノベルズに同時投稿しています
※今日の更新は2話分あります
◇ ◇ ◇
チーム〈シルヴァ〉にいったチーム〈いのちをだいじに〉のとチーム〈ちきゅう〉の面々がアースチームのホスピタムに帰還した。
反乱同然の離脱だったため、決して和やかなお出迎えというわけにはいかない。
鴨江が一歩前に出て、叫んだ。
「チーム〈いのちをだいじに〉を代表して、先の騒乱を起こしたことの謝罪に来た。天藤と話がしたい」
「チームの仕合が入って慌てて戻ってきたか」
「悔しいがまったくその通りだ。俺たちの判断が甘かった。本当に謝罪する」
「チーム〈ちきゅう〉もか?」
「その通りだ。アンタの言うとおり今はクラスが一丸にことが重要だと思った。軽率な判断をあたしも謝罪する」
「フン」
天藤はそう言ってから捕縛してるメンバーを全員連れてくるように指示を出した。
そうして、捕縛してロープをすべて切り解放する。
「俺からも言いたいことがある。小岩井からの情報を合わせて聞いても、今回の件、鉈尾山と加治田のふざけた会話がすべての発端だ。2人をまともに統制できていなかった俺にも問題がある。本当にすまなかった」
「天藤……」
「天藤くん……」
「それから、細江。殴ってしまって悪かった。そのことについても深く謝罪する。言い訳になるが、俺の方ももうストレスで限界だった。許してくれとは言わないが、もう少しだけクラスの統一に協力してほしい」
「殴ったことについてはいいわ。私も言いすぎたと思ってるし、そこはもう許し合いましょう? それより、『もう少しだけクラスの統一に協力してほしい』っていうのはどういう理由の言葉? なにか今までと状況を変えてくれるということかしら」
「その通りだ。まず、鉈尾山と加治田については、事件当日から他の部屋を反省房がわりにして、隔離している。元々仲のよかったあいつらをそのまま俺の両腕として使っていたことに問題があった。いざ、俺が暴走したときに止められる人間、チーム〈ライオン〉の
チーム〈いのちをだいじに〉とチーム〈ちきゅう〉の面々は、その場で話し合い、天藤の言葉を信じることにした。
「ありがとう、天藤。そういうことなら、クラスがまとまる方に力を貸せる」
鴨江と天藤が握手する。
「やっぱり三薗の言うとおりだったな。天藤はちゃんとクラスをまとめることを第一に考えてた!」
仁科のその声に天藤が反応したのを鴨江が感じとった。
「雪夜のことはどうするつもりだ?」
「三薗のことは三薗自身に任せる。戻ってくるなら受け入れるつもりだ」
天藤はそう言って鴨江に背を向ける。
その背中は細かく震えている気がした。
「あ、あと謝罪の証に、僕と佐々木翠から告白があります!」
「……っていうか堀江、おまえその胸は」
「うん、僕の告白はこれ。今までさらしできつく巻いて誤魔化してたけど、もう誤魔化しきれなくなっちゃったんだ。というわけで、僕の本当の性別は女です。今までと同じ扱いをしてくれると嬉しいけど、トイレとか着替えとかは女子の方に入るから許してね」
「はあああああ!?」
サッカー部の島津と新納が泡でもふきそうな声を出した。
「私の方は実はアエテルナミアという異世界からきたエルフです。どうやらアガルタでの所属もアエテルナミアになっているようなので、扱いに気をつけてください。それと多少の魔法が使えます。〈シルヴァ〉の仕合で使った魔法は、その多少の魔法を私のアーケンである〈サウザンド・ロッド〉で増幅したものになります。雪夜さんの話では、あの技だけで多大な戦力になるとのことなので、作戦の際には有効活用してください」
「エルフ!? 佐々木さん、綺麗だと思った~~」
心晴と翠の周りにクラスメイトたちが集まる中、天藤は1人みんなに背を向けて部屋を出ていった。