※この作品はR-18です。

クラスから追放されたけどこちらは元気に温泉ハーレムやってます   作:姫ノ木あく

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※重要:登場するヒロインは全員成人済みです(エルフ・ドワーフ設定のため見た目と実年齢が大きく異なります)
※R-18描写多めです。苦手な方はブラウザバック推奨
※ノクターンノベルズに同時投稿しています

※今日の更新は2話分あります


それぞれの仕合①

 チーム〈いのちをだいじに〉の仕合は雪夜が予想した以上に圧勝だった。

『反乱事件』の時に使った〈ミッドナイト・アンブレラ〉と〈エア・キャンバス〉によって現れた偽物の街路の中に、〈サウザンド・ロッド〉による無数の〈フラッシュ・ボルト〉が放たれたのである。

 一応対策はしていたのか、翠に攻撃が向かったが、それは心晴が〈レインボー・ロード〉で宙を駆けながらすべてカット。

 その間に、三木蒼の〈ウイザーズ・カード〉で『チャリオット』の正位置を引き、これが敵の代表者に致命傷を与え、降参という流れだった。

 代表者のみのりは一歩も動かなかったが、その作戦を考えたのはみのりだった。

 雪夜がまず負けないといった以上、それ以上の結果を出したかったのだとみんなにホッとした笑顔を見せていた。

 

 またすぐにチーム〈アース1〉の仕合が行われていた。

 相手は現状の一番候補チーム〈シンシルヴァ〉。

 だが、天藤義一郎の〈スーパーマーケット〉がヤバい進化を遂げており、「手元に一つずつ品物を出す」能力が、「一秒間に十発の投擲」もできるようになっていた。

 天藤はこの力を使って、包丁などの刃物を投擲し続けて、ティークやタラルなどの後衛を先に1人ずつ削る作戦に成功。

 突進してきたドワンガンを鉈尾山の〈セイヴィング・グローブ〉で抑えこんでいるうちに、〈シンシルヴァ〉の傭兵の1人マデリカを昏倒させることにも成功し、〈アース1〉が無傷の間に〈シンシルヴァ〉の3人が戦闘不能にさせたことで、代表者のクーフが「降参」を宣言した。

 

「天藤は変わったな」

 

「ええ、すごいアーケンになってましたね」

 

「それだけじゃねぇ。あのアーケンを最大限に利用するために、自分を一番危険なところにおいて、常にそれ以外の仲間は回復ができるよう配置してた。ありゃあ、天藤の方に手を出しても次の手がある。それが本当かどうかはわからんが、それを怖れさせるだけの度胸のある作戦だ」

 

「テラリアの見立てどおりだと思う。簡単に言えば天藤は自分自身を囮にすることに頓着しなくなった。それにあのアーケンだ。相当強いぞ」

 

 

 今日はさらにチーム〈ちきゅう〉の仕合があった。

 剣道部の安曇野万丈が使うアーケン〈ジャスティス・ブレイド〉、刈谷原竹重のアーケン〈グランド・リプレイス〉は認識範囲内の地面についている者の接地点を任意に入れ替える強力さだ。

 それに小岩井新の〈ファースト・ランナー〉の持つスピードも侮れない上、〈グランド・リプレイス〉との組みあわせで神出鬼没の恐ろしさを持っていた。

 だが問題は女子組だ。歌を歌ってる最中に任意の相手にのみ真意を伝える〈ボーカル・メッセージ〉、光のピアノを出現させてピアノを弾く〈オーロラティック・キーボード〉、魔法の調理台を召喚しおおよそ5倍ほどのスピードで調理をする〈クッキング・テーブル〉……と、女子の方がほとんど攻撃にも防御にも使えないものだった。

 その上、今回の仕合にはさらなる問題があった。

 相手の攪乱を誘う要となる〈ファースト・ランナー〉の小岩井新と立っている場所を入れ替える〈グランド・リプレイス〉の刈谷原竹重のコンビネーションがまったくとれていなかったのだ。

 

「小岩井と刈谷原はコンビネーションを取り入れない方がいいな。完全にお互いを信じ切れてない」

 

 俺がそう言うと、テラリアが納得したように言った。

 

「ああ、天藤のところに反乱をチクったヤツだったか」

 

「以前は仲がよかったし、刈谷原も安曇野もどちらかと言えば天藤派閥だったからな。今回のことでそれぞれ思うことがあったんだろう。……ああ、降参だ。賢明だな。仁科はああいうところ意外と冷静だから代表者には向いてるよ」

 

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