その販売機がいつからそこに設置されていたのか、学園の関係者でも正確に答えられる者は一人もいなかった。
今では毎日利用している女子生徒も、いつから飲むようになったのかはっきりと答えられる者はなぜか誰もいなかった。
私立西華女子学園。
小中高一貫の伝統あるこの女子校には良家の子女が数多く在籍しており、選び抜かれた深窓の美少女たちが、校舎のあちこちで品良く談笑する光景が広がっていた。
学園の敷地内に大きな体育館が併設されており、中等部の校舎からは渡り廊下ですぐにアクセスすることができる。体育館の正式な正面玄関は体育館の南のグラウンドに面した側にあるが、卒業式で来賓の方々が来られる時くらいしか使われず、もっぱら生徒たちに使われるのは校舎と隣接している渡り廊下側の東側のサブエントランスだ。
その体育館のサブエントランス横のコンクリート製の通路に無料ジュース販売機が設置されていた。
灰色のコンクリート壁に溶け込むようにクリーム色の塗装が施された無機質な金属の筐体がそれだ。
高さ180cm、横幅50cm、奥行き30cmと比較的スリムな筐体だが、一般的な自販機とは違って正面のディスプレイ部分に商品サンプルが飾られたりはしていない。ディスプレイ部分は空っぽで、販売機の利用者のデータ収集用の機材のようなものが搭載されているが、これは通常の自動販売機等にも普通に搭載されているものではある。
ただ、販売機の正面、地上からおよそ1mくらいの高さにシリコン製のホースが突き出ているのが他の自動販売機には見られない特徴だろう。
ホースの色はペールオレンジで、弾力のある肉厚なホースだ。
ここからジュースを飲む構造になっている。
◇◇◇◇◇◇◇
キーンコーンカーンコーン♪
キーンコーンカーンコーン♪
休み時間を告げるチャイムが鳴り響いた。
ここ学園中等部では授業と授業の間の休憩時間は10分間だ。
良家の子女が通う学園とはいえ、まだまだ10代前半の少女たちなので授業が終わると途端に騒がしくなり始める。それは校舎から体育館へと続く渡り廊下でも同様であった。
休み時間に校舎から出て体育館の横にまでわざわざやってくる中等部の女子たちの目当てはもちろんこの販売機だ。学園に通う女子生徒であれば誰でも飲むことができる。
唯一の問題は休み時間の度に販売機の前に大行列ができることだ。
「ほら、由香! 急いで急いで!!」
西華学園中等部二年生の
西華女子学園の生徒手帳の校則欄には良識と品格ある女性を育むとしっかりと謳われている。
その校則を帆花と友人の水島由香と共に盛大に破ってしまっていた。
慎み深くお淑やかな女性を育むことを目的とするこの学園では女子生徒が廊下を走るなど、はしたないことこの上ないとされている文化がある。風紀委員に見つかれば大目玉だ。
「やった! 二番目!」
帆花の顔が喜びの表情に変わる。
校則を破った甲斐はあった。
大行列ができる前に販売機の前にたどり着いたのだ。
廊下を走ったことで後で叱責されるかもしれないけど、その時はその時だ。
「はぁ……はぁ……」
走ったせいで上がった息を整える。
帆花の膨らみの薄い胸がセーラー服の下で激しく上下する。
後ろを振り返り、クリクリっとした幼さの残る丸い目で列の状態を確認する。
帆花と由香の後ろには既に30人以上の女子生徒が並んでいた。
「ギリギリだったね。今日もすごい列だよ。走ってきてよかったでしょ? 列の後ろの方だと休み時間終わっちゃうし飲めないよ、きっと」
「そうかなぁ……この販売機って意外と回転が速いもん。こんなに急がなくてもきっと大丈夫だったよ」
走るのに付き合わされた由香は少し不満そうだった。
風紀委員に見られていたらあとで呼び出されて叱責されてしまうかもしれないからだ。
「──んんっ♡」
帆花の前に並んでいた人がくぐもった声を漏らした。
列の先頭の女子生徒は中等部の3年生のようだった。
ホースからジュースを飲むためにしゃがみこんでいるので身長は分からないけど、背中まで伸ばしたポニーテールが頭の動きに連動してゆっくりと動いている。
中等部3年生の女子はしっかりと肉厚なホースの根元を両手で握りしめ、先端を口の中に咥えこんでいた。声がくぐもっていたのはこのせいだ。
ホースの先端を咥えちゃうんだ?
後ろからその様子を見ていた帆花は内心そう思った。
まあ飲み方なんて個人の自由ではあるけど。
「ん゛ふっ♡」
3年の女子の頭が動く度に、咥えられているホースがビクンビクンと律動していた。
まるで生き物のような反応だけど、無料ジュース販売機から突き出ているただのシリコン製のホースなのでもちろん生き物ではない。
「ん────♡」
ちゅぽん♡
結構な時間、頭を動かし続けていた3年生女子がようやく口からホースを引き抜いた。
先輩女子の口の中で一体どんな扱いを受けたのか、ホースが外界に出たとたんに先端部分からモワっと湯気が立ち上った。
……えー、先っぽがあんなにホカホカになってるじゃない。
いくらなんでも舐めすぎでしょ、先輩。
先輩女子はしゃがみこんでいるので、口から解放されたホースの先端が後ろに並んでる帆花の場所からだと丸見えだった。
ペールオレンジ色だったホースの先端がまるで充血して腫れてるみたいに真っ赤に染まってしまっている。色だけじゃなくて、先端部の表面も膨らみ過ぎてはち切れそうになってる。
きっと先輩の口の中でひどい扱いを受けたのだ。
先端部分を隅から隅まで尖らせた舌先で突き回されたり、ほっぺたの内側の粘膜に押し付けられたり、歯でコリコリって甘噛みまでされちゃったのかもしれない。
この販売機は学校の備品なんだから、そんなに乱暴に扱ったらダメなのに。
帆花の視線の先で、ちろちろと口の外に突き出した舌先で舐められ続けてるホースの先端が真っ赤に膨らんだままブルブルと小刻みに震えてる。
あれ?
ホースの先端からジュースが噴き出す直前は大体あんな感じになってたよね?
先端部分がぶわっと膨らんで、縁の部分がコリコリになって盛り上がってる。
うん、間違いない。
ジュースを噴出した後、ホースは堅さを失ってゆっくりと縮んでいくはずなのだ。
じゃあ、先輩ってまだジュース飲んでないってこと?
あんなにお口の中でモグモグしてたのに。
先輩はホースの先端がぶるぶる震えるのを眺めながら悦に浸っているようだった。
そしてまるで焦らすかのようにホースの先端にちゅっちゅっ♡とキスの雨を降らし始めた。
ホースの先端があの状態だったら、きっと先っぽに口をつけてちゅーって吸うだけでジュースが噴き出すはず。
もう限界ギリギリのはずだ。
なのに先輩はまだまだジュースを飲むつもりが無いらしい。
愛おしそうにホースの先端を丁寧に丁寧に
その先輩の仕草を見ていて帆花のお腹の奥がズンと重くなる。
真っ先に心に浮かんだのは「独占してずるい」だった。
「あのー……先輩? 後ろに凄い列ができておりますし、手早く済ませて欲しいです」
この学園では上下関係がはっきりしているので、中等部2年の帆花が中等部3年の先輩に意見する場合はちゃんと言葉を選ぶ必要がある。
するとポニーテールの先輩女子が帆花を振り返った。
うりざね型の綺麗な顔をしていて、良家の子女が多く通っている美少女ぞろいの西華女子学園でも稀なくらいの美少女だった。
その美少女がペロペロとホースの先端を舐め回しながら帆花にレクチャーを始めた。
「あら貴女、もしかしてまだ教えてもらってないのかしら? 時間を掛けてホースを舐め回した方が出てくるジュースが美味しくなるのよ?」
「え? そうなんですか?」
初耳だった。
これまでジュースを飲む時、帆花はホースの先端に口をつけてホースの竿にあたる部分を手で前後に擦っていた。しばらく擦り続けていると甘くて蕩けるようなジュースがびゅっびゅっと噴き出して喉の奥に広がるのだ。
これがジュースの普通の飲み方のはず。
ホースを舐めまわすなんて思いつきもしなかった。
というか、舐め回したらもっと美味しくなるの?
一体どういう理屈で!?
「で、でも舐め回して時間がかかったら、休み時間が終わって列の後ろの人たちが飲めなくなりませんか?」
自分だけ良ければいいというのは西華女子学園のモットーに反するのではないだろうか?
「じゃあもう一つ教えてあげるけど、今何時?」
「え?」
1時限目が終わったのが9時30分だ。
休憩時間は10分間なので9時40分までに教室に戻らなくてはならない。
腕時計を見ると9時30分を10秒過ぎたところだった。
「あれ? あれれっ!?」
「やっぱり知らなかったのね? ホースを丁寧に舐めれば舐めるほど体感時間が伸びていくのよ♡」
「いや、体感時間って問題じゃ……」
言いかけて尻すぼみになる。
では自分の腕時計が指してる時間は何なのか?
授業が終わってまだ10秒しかたってない。帆花と由香が販売機の前に着いたのがきっとそれくらいだ。
でもでも、このポニーテールの先輩はもう10分以上ホースの先端を舐め回していたような気がする。
あれ?
時間が全く進んでなくない?
考え込む帆花を他所に先輩がホースの先端を一気に喉の奥まで咥えこんだ。
頬っぺたの内側で舌が高速で動き回り、強く吸引する。
「ちゅ──────────ッ♡」
ビクンっ!!
その瞬間、ホースが一際強く痙攣した。
ゴクっ♡
ゴクっ♡
ゴクっ♡
先輩女子の喉が上下に動き、ホースの先端から噴き出すジュースを飲み干していく。
「ぷはっ♡ あー美味しかった♡♡」
ジュースを飲み干したポニーテール先輩の背中がぶるぶると震えて、それがお尻の方まで伝わっている。
「あの……先輩?」
「はぁ♡ んふ……っ♡」
息が上がりながらも蕩けるような笑みを浮かべている。
帆花が不思議に思うほど幸せそうだ。
「んんっ♡」
ポニーテール先輩がスカートの上から右手で股間をぎゅっと押さえ込んだ。
ぶちゅっ♡
くちぃっ♡♡
先輩の股間あたりから水っぽい音が響き、先輩の顎がクンっと跳ね上がる。
渡り廊下の天井を見上げ口を半開きにした先輩の目の焦点が合ってなかった。
その姿勢で二度、三度と先輩のお尻がビクンビクンと大きく痙攣する。
やがて、「……ほぅ」というため息のような吐息を漏らし、大きな満足感を引き延ばそうとするみたいに右手を小刻みに動かし続けながらポニーテール先輩が立ち上がった。
帆花に見られているのを気にする様子もない。
というか先輩は自分の右手が動いているのに気がついていないようだ。
くちゅっ♡
くちゅちゅっ♡♡
ツー……♡
汗のような透明な液体がひと雫、ふた雫とスカートの内側から太ももを伝って落ちてきている。
良く分からないけどさっきの水音の原因?
くるりと帆花を振り返った先輩が優しく微笑む。
「感謝……んっ♡……してね? 貴女の要望通り切り上げてあげたわ♡ でも貴女も一度試してみるといいわよ♡ なぜか、すっごく幸せになるから♡」
そう言うとポニーテールの先輩が少しふら付きながら校舎の方に帰っていった。
「むー」
先輩の押し付けがましい言い方に少し帆花の気分がささくれ立つ。
無料ジュース販売機から突き出ているシリコン製のホースを見る。
ホースは上を向いて力強く反り返り、ビクンビクンと上下に律動を繰り返していた。
ホースの先端が赤く染まり、はち切れそうなほど膨らんでいる。
列に並ぶ次の女子の舌で舐められるのをまるで催促しているかのようだ。
さっきジュースを放出したばかりなのに、まだまだいくらでも出せるぞと主張しているようにも見える。
「ねぇ、急がないと列の後ろの人が困るよ?」
由香が耳打ちしてくる。
「あ、そ、そうだね」
◇◇◇◇◇◇
無料ジュース販売機のホースの先端は独特な形状をしている。
帆花は力強く反り返っているホースの先端を見つめた。
こうやって至近距離でマジマジと見るのは初めてかもしれない。
身近なもので例えると何に似てるかな?
シルエットならスプーンに近いと思う。
もちろんスプーンみたく平べったくは無くて、厚みはもっと……3cmくらいある。
生き物で例えるなら蛇の頭とか亀の頭かな?
そしてホースと言いつつ、先端は中空ではなく丸くなっており、つるつるしてて肌触りは良い。
それによく見ればちゃんと穴は開いている。
先端部に縦に割れ目があるのだ。
指で左右に引っ張ると穴が奥の方にまでしっかりと続いている。
この先端に口をつけた状態で竿の部分を手で優しくマッサージを繰り返すと、ホースが膨張し始めてカチコチに堅くなっていく。そしてそのまま手を動かし続けるとホースがビクンビクンと痙攣し始め、ジュースが噴き出すのだ。
これが普通のジュースの飲み方だ。
びゅっびゅっと噴き出てくるジュースはちょっとドロッとしててスムージーみたいな感じで、初めてだと少し飲みにくいけどすぐに慣れる。
カルピスをものすごく濃厚にした粘液のようなゼリー、もしくは飲むヨーグルト? みたいな感じだけど、味はこってりしたピーチ味で帆花の好みだった。
でも由香は爽やかなリンゴ味だって言うし、飲む人によって味が変わるかなり不思議なジュースでもある。
一度ホースに口をつけて吸ってからは完全に虜になってしまった。
それくらいこのジュースは美味しい。
でも……もっと美味しくなるらしい。
「ホースの先端を舐め回すだけ。……たったそれだけで?」
いや、たったそれだけと言っていいのかな?
だって先輩は何十分もホースの先端を舐め回していたし。
ああ、いや……時間は経ってないんだった。
……ないんだよね?
時計を見る。
やっぱり1時限目の授業が終わってからまだ11秒しか経過してない。
でもホースはこんなにガチガチに堅そうだし、先端部分は真っ赤に充血して表面は張り詰めている。
たった数秒でホースがここまで変化するかなぁ……。
帆花はホースを観察しつつ販売機の前にしゃがみ込み、つんつんとホースの先端を
「ねぇ? 先輩のお口の中であんなにモグモグされたのに、まだ私のお口の中でモグモグされたいの?」
……なんかバカなこと聞いちゃった。
ただのホースなのにね。
ビキビキビキッ!!
「えっ? えぇっ!? なんかおっきくなった?」
ぷくぅ♡
「こ、今度は何!?」
堅く反り返っているホースが一回り大きくなって先端から透明な雫が滲み出てきた。
表面張力で綺麗な透明のドームが出来上がる。
ビクッ♡
ビクンッ♡
そしてカチカチのホースが上下に首を振り始めた。
「わ、わわ!?」
どう見ても催促されている。
しゃがみこんだ状態で帆花は無料ジュース販売機の筐体を見上げた。
無機質な筐体のディスプレイ部分には録画中を示す赤いランプがいつの間にか点灯していた。
利用者のデータを収集し、商品へ反映させるための仕組みだと聞いている。
その赤いランプを見ているうちに不意に何かが繋がった気がした。
天啓が閃いたとも言う。
知らなかった知識が頭の中に注ぎ込まれる感じ。
ビクンっ♡
ビクビクンっ♡
ホースが帆花の眼の前で元気よく反り返り何度も律動している。
「も、もうっ♡ しょうがないなぁ♡」
うん、やってみよう。
さっきの先輩がやっていたように、舌で先端の部分を舐め回しちゃう飲み方。
舐め回すたびに何故か先輩は腰をヒクヒクと震わせてたのが気になるけど、ジュースが美味しくなるというし、最後に腰を震わせていた先輩はすごく幸せそうだった。
「じゃ、じゃあ……始めるね♡」
筐体のディスプレイを見上げ宣言する。美味しいジュースを出して欲しい気持ちで上目遣いの目に少し媚が入ったかも。
でも媚びたのは効果があったようだ。
ホースがさっきより明らかに堅くなってる。帆花に舐めて欲しくて仕方がないって感じがする。
ドキドキしながらホースの根元を両手で握りしめて、先端をまずは舌でペロっと舐めてみた。
先端に浮かび上がってた雫を口腔内に収める。
ビクンっ!
ホースがまるで生き物みたいに上下に動いた。
なんだか喜んでるみたいに見えた。
両手で握りしめたホースの根元からは熱が伝わってくる。
まるで激しい運動直後の人肌のようで、しかもこんなにギチギチに膨らんでるとか、まるで充血しているみたいだ。
一舐めした後、先端を観察する。
ホースの先端がブルブルと小さく震えて、先端の割れ目から再び透明な雫が溢れてきた。
ホースの中にポニーテール先輩が飲んだジュースが残ってたのかな?
透明なジュースは初めて見たかも。
ホースの先端の割れ目に沿って溢れていた雫を舌で舐めとる。
雫が垂れ落ちる前に、上を見ながらゆっくりと舐め上げた。
販売機のディスプレイ部分をもう一度上目遣いで見る。
ホースの先端を帆花の小さな舌がぺろりと舐め上げる様子がちゃんと録画されているっぽい。
「可愛く撮れてるといいんだけど♡」
お腹の奥の方になぜか熱が生まれた。
「んっ♡」
思わず膝をすり合わせる。
熱がジンジンしたものにすぐに変わる。
ビクビクと揺れるホースの先端がこの熱と疼きを解消してくれるはずという確信が何故か生まれた。
帆花は誰かに導かれるように口を大きく開けてホースの先端を全て口に咥えこんだ。
「あ、
咥えこんで分かった。
膨らんだ部分からホースの竿の部分になる境目のところに縁取りのような段差があるんだど、この部分が咥えこんだときにちょうど唇に引っかかるのだ。
あむっ♡
あむっ♡
なるほどなるほど♡
これが人間工学に基づいたデザインというやつか。
このホースの先端は女の子の口にちょうどぴったりに収まるようにデザインされていたのだ。
収まるところに収まったような感覚。
パズルのピースが綺麗に嵌ったような爽快感。
口の中いっぱいに広がるホースの先端の熱さ、それに力強さ。それにどこか身体の奥の大切な部分を刺激するこの匂い。
どうして今まで咥えようとしなかったんだろ?
今まで気づかなかった私はちょっとおバカなのかもしれない。
このホースは女の子の口の中でペロペロにゅるにゅるって舐め回されるために作られていたのだ。
ホースの先端の膨らみが口の中の粘膜にぴったりと密着する感じが好き。
あまりのジャストフィット感に、むくむくと達成感が沸き上がる。
──そして微かな解消感。
14歳になる帆花が最近お腹の奥の方に感じていた、不完全燃焼のような熱が一気に燃え上がって虚ろな部分が満たされていく充実感。
「──んんっ♡」
帆花の腰が自然にぶるっと震えた。
心地よさが背中を駆け抜けてくる。
お尻が勝手にヒクヒクと痙攣し始めた。
あぁ……コレかぁ♡
そうだ、コレだったのだ。
家族が寝静まった深夜。
体の奥が熱を持って寝苦しくなる夜がたまにあった。
小学校6年生で生理が始まって以来、周期的に訪れる熱。
ジリジリするような熱いような中途半端な感じがずっと嫌いだった。
今分かった。
熱を冷ますんじゃなくて燃え上げる必要があったのだ。
燃え上がって体の一番奥の部分が灼き尽くされて初めてこの疼きは解消される類のものだったのだ。
「んちゅっ♡」
舌が勝手に動いて先端部に絡みつく。
自分の中の何かが満たされていく感じがする。
ジンジンと疼きはじめた腰の奥にどんどん薪をくべていく感じ。
欲しくて欲しくて堪らないのに何が欲しいのか自分でも分からなかったけど、薪をくべるのが正解だったのだ。
そうと分かったのなら早速舐め回さなきゃ♡
今までしてあげれなかった分までこってり、たっぷり濃厚に舐め回してあげないと。
舐め方はもう分かってる。
さっきの先輩の口の動かし方を見てたし、天啓で閃いたのだ。
どうすれば美味しいジュースが出てくるのか、私はもう知っている。
舌の表面でホースの先端の下面を擦るように左右に動かすとお腹の奥にズンっ♡と衝撃が走った。
「んふっ♡」
鼻から息が漏れた。
何、今の!?
お股の大切な部分に何かが絡みついて締めつけられたような感覚。
いや、何でもいいや。
身体が覚えているうちにもう一回味わいたい。
絶対に味わわないといけない。
さっきのお腹の奥への衝撃で口の中に唾液が溢れかえっている。
その唾液を舌で掬ってホースの先端の裏面に擦り付けた。
ズンっ♡
「んおっ♡」
変な声が出た。
お腹の奥にさっきのアレがもう一度現れた。
すごいすごい。
お尻が痙攣してる。
勝手にぶるぶる震えてる。
なにこれ♡
なにこれ♡
お腹の奥から全身に向かってすごく幸せな感覚が広がっていってるのだ。
も、もう一回♡
ホース先端の裏側だけじゃなくて舌をぐるっと回転させてみた。
ホースの先端の外周を舌で擦りながら一周する感じ。
ズンっ♡
ズズンっ♡
「はひっ♡」
お腹の奥に甘い衝撃が二連発で来た♡
ホースを咥えるために腰を屈めていたのに、力が抜けて膝が崩れた。
膝が柔らかいマットに沈み、まったく痛くない。
なんでマットなんて敷いてるんだろうって思ってたけど、コレのためだったのだ。
つまり私以外にもコレを味わってる女子が山ほどいるってことだ。
ずるい!
私なんてさっきまで知らなかったのだ。
誰か一人くらい早く教えてくれていたら、もっと前からこれを味わえていたのに♡
お腹の奥が炎で炙られながら、甘い衝撃が全身に広がっていくこの感覚♡
「んちゅちゅっ♡」
すっごい♡
一舐めする度にお腹の奥の温度が上がって甘く痺れていく。
どうして教えてくれなかったかなんて小さなことで怒るのがバカバカしいくらい幸せが全身に広がっていく。
舐める♡
もっと舐める♡
だめっ♡ 全然足りない♡
帆花の舌で舐め回されたホースの先端が口の中で小刻みに震えている。
これはつまりもっともっと舐めろということだ♡
中等部2年、14歳になったばかりの佐原帆花! 行きまーす♡♡
「じゅるんっ♡」
喉の奥にホースの先端部がめり込んだ。
んおおっ♡
苦しさは無かった。
むしろ気持ちいいだけだった♡
分かってきた♡
分かってきちゃった♡
このホースの先端部が口の中の粘膜と擦れるとホースが感じてる感覚が帆花に流れ込んでくるのだ♡
「
分かったから、もう夢中で舐めた♡
販売機の筐体に両手を回して抱きしめて喉の奥にホースを送り込む。
頭を前後に動かして、縋りつきながらホースの先端を舐め回した。
腰がガクガク震えるのに舌を動かすのが止められない♡
やみつき♡
これはやみつきになる♡
唇で先端の段差を挟み込みながら自然と甘い声が出てしまう。
「あぁ♡ くだひゃあい♡ 出してくだひゃあい♡」
なんで販売機におねだりしてるのか自分でもよくわからない。
頭を動かして舌だけじゃなく口の中の粘膜で先端を擦り上げながらちゅーちゅーと吸いまくる。
吸う度にお腹の奥が甘い炎に炙られて温度が上がっていく。
ああ、無理♡
お腹の奥が壊れちゃう♡
膝をすり合わせながらお股の奥の感覚に集中する♡
ぶわっと先端部が膨れ上がった。
「あ、
どぷっ!
どぴゅるるっ!!
ホースの律動が始まった♡
ホースの先端から噴き出た美味しいジュースが喉の奥でどんどん溢れかえっていく。
「んくっ♡ んくっ♡」
とろとろでネバネバした濃厚なジュースが味覚を満足させながら身体を蕩けさせていく。
「先輩の言った通りだぁ……♡ さいっこうに美味しいかも♡」
膝立ちしている足まで震えはじめた。
ぽてんと横に座り込む。
「……はぁ♡ はぁ♡ すっごぉい♡」
お腹の奥で弾けた熱が身体をぽかぽかにしてくれてる。
なのにジクジクと疼くような感じもしてる。
それが全然不快ではない。
スカートの上からお股を抑えて、ゆっくりと撫でまわす。
手が止まらない♡
「こんなの休み時間の度に来ちゃいそう……♡」
帆花の次に待っていた由香が帆花と同じようにホースの先端を口に含むのが目に入った。
由香もどうやら舐め回して飲むことに決めたらしい。
「由香もきっと気に入るよ♡ 最高にキちゃうし♡」