盈虚の華燭〜嫁巫女は双子のような義兄に溺愛される 作:朱河なつめ
そよぐは甘いものが好きだ。
しかし、既製品の菓子を気軽に食べられるようになったのは、実はごく最近だったりする。
幼少期を過ごした児童養護施設では甘味は特別な日にだけ提供されるご馳走だったし、植村家に引き取られてからは養母の教育方針で手作りのおやつしか口にする事を許されていなかった。
大学進学後、一人暮らしのアパートで深夜に大容量のカップ入りアイスクリームを抱えて食べた時、人生で最高の背徳感を味わった。
特に好きなのはチョコレートだ。
児童養護施設時代、外部から寄付された外国の菓子が子供達に振る舞われた。そよぐが貰ったのは、銀紙に包まれた雫の形をした一口サイズのチョコレートだった。
ドキドキしながらチョコレートを頬張ると、信じられないほど濃厚な甘さが口一杯に広がった。あの時の衝撃的な幸福感が忘れられず、チョコレートはそよぐの中で特別な存在になった。
一人暮らしをするようになってから雫型のチョコレートをもう一度食べたいと思って探してみたが、結局見つからずじまいだった。
盈月の祭に巻き込まれ、巫女として牢に囚われてからは、この先一生食べる事はないのかもしれないとぼんやり考えるようになった。
「そよぐ、お土産」
監禁されてから一週間経った頃、牢を訪れた凌が何かを企んでいるような笑顔で手を差し出してきた。
怪訝に思いつつ素直に両手を出すと、掌に小さな銀紙の包みがころりと転がった。
「これ――」
息を呑んで手中を凝視する。少し潰れた雫のような円錐形は思い出のチョコレートと全く同じだ。
「伊織爺ちゃんからそよぐにって。麓の町で色々と買ってきてくれたんだけど、その中に懐かしものを見つけたから」
凌が藍錆色の着流しの懐から、英文字のロゴが大きく描かれたパッケージの袋を取り出した。
中に個包装のチョコレートが入っているのか、振ってみせるとガサガサと音がする。
「俺達が五歳ぐらいだったっけ? 寄付か何かで貰った海外のお菓子が配られた時に、お前がすごく美味そうにこのチョコを食べてたのを思い出したんだ」
黒曜石のナイフのような双眸が柔らかく綻ぶ。
胸の奥から切ないほどの歓喜が込み上げ、そよぐはぎゅっとチョコレートを握り締めて俯いた。
「そよぐ?」
凌とまぐわうようになってから色素が抜けつつある瞳からぽろりと涙が零れ落ちる。凌は狼狽した様子で妹の顔を覗き込んだ。
「どうした? このチョコ、今はあんまり好きじゃなかったか?」
そよぐはふるふると首を横に振ると、柳色の双眸一杯に涙を溜めて凌を見つめた。
「お兄ちゃん……」
乙女椿の花弁を思わせる唇が甘えるように兄を呼ぶ。
凌は唾を嚥下し、誘われるままそよぐに口づけた。
「んぅ……ふ、あ」
胡座を組んだ凌の膝に向かい合う形で座らされた。白い長襦袢の裾がはだけ、程良く肉づいた太腿が露わになる。
凌は妹の唇を啄みながら、慣れた手つきで長襦袢の帯を解いた。
そよぐの肩を剥き、袖を肘の辺りまで落とす。再会した頃よりも健康的な丸みを増した裸身が現れた。
Aカップだった乳房は椀形の果実のようにむっちりと熟れて、今やEカップだ。滑らかなミルク色の双乳の頂には濃い乙女色の乳輪と乳首がぷるりと実っている。
「はッ、んむ、あ……うあっ、ふぅ」
唇を柔く食むだけの焦れったいキスに、下腹部がむず痒く疼く。つい一週間前に処女を散らされて以来、日毎凌の陰茎に貪られている膣が愛液を滴らせてひくひくとわななく。
そよぐは跨いだ凌の太腿に陰部を押しつけると、折れそうに細い柳腰をくねらせた。勃起した陰核が着物の布地とこすれ、炭酸水の気泡のような快感が生じる。
「ひぅ、ああぁ……ッ」
絶頂に達するには物足りず、そよぐはぽろぽろと涙を零しながら切なく喘いだ。
チョコレートを握り締めたままの両手の間で、グレープフルーツよりも大ぶりな二つの乳房がいやらしく波打っている。
肩まで伸びた栗色の髪を指先で梳きながら、凌は烟るような熱視線を妹に注いでいた。
「ふ、ンぅ、おにいちゃ……っ、お兄ちゃんッ」
堪え切れなくなったそよぐが泣きながら凌を呼ぶと、逞しい左手が握り締めた両手をそっと解きほぐした。
掌から転がり出たチョコレートをつまみ、銀紙を剥いていく。体温で溶けて軟らかくなったチョコレートをキスの合間にそよぐの口へ押し込んだ。
「あむっ……んぅ――ッ!?」
チョコレートと一緒に凌の舌が口腔へ侵入してくる。
溶け崩れるチョコレートを転がしながら粘膜をぬろぬろと舐られ、そよぐは瞠目して身悶えた。
淫靡に弾むEカップの双乳を凌の掌が押し包む。外側から掬い上げて円を描くようにもったりと捏ね回された。
「ふうぅ――……っ!」
処女だった頃の青さなどとうに消え失せ、つきたての餅のような張りと柔さに満ちた乳房は頗る愛撫に弱い。忽ち女體は快楽に陥落し、一息に上り詰めると潮を噴いた。
そよぐは両腕を凌の首に絡め、必死に縋りついた。
口の中はすっかりチョコレートまみれになり、独特の甘さを味わうように舌先で隈なく愛撫される。口の端からチョコレート混じりの唾液が伝い落ちると、残さず舐め取られた。
「おにぃ、ちゃ……は、ンあぁ……ッ」
首筋にキスされたり甘噛みされたりしてくすぐったい。首を竦めていると、乳房を揉みしだく両手が不意に先端の尖りを指先でつついた。
「ひぁん!?」
そよぐは声を引っ繰り返した。
ぷっくりと膨らんだ乳輪を指の腹でスリスリとさすられ、乳首を転がすように撫で回される。これまでにない強烈な刺激に、そよぐは甲高い嬌声を上げて絶頂した。
尻が浮き上がり、凌の太腿の上で膝立ちするような姿勢になる。くびれた腰がくねり、しとどに濡れた陰裂がくぱぁと口を開けて涎を垂らす。
「ああああぁ、おにいちゃんッ、いやぁ、いってる、まだいってるのっ、あっ、ちくびこりこりしちゃ、ひ……んああああああッ!」
絶えず乳頭部を愛撫され、そよぐは仰け反って悲鳴を響かせた。
子宮と膣が痛いほど収縮する。長い絶頂から下りかけた隙を見計らって右の乳首に吸いつかれ、左の乳首をギュッと捻り潰された。
「あ……ぃ、やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
断続的に潮を撒き散らす。右の乳首を痛みを覚える強さでしゃぶられ、左の乳首を捏ねくり回され、そよぐは泣きじゃくって髪を振り乱した。
「やッ、やらぁ、おにいちゃんっ、も、もう、あ、だめ、ゆるし……ゆるしてぇ……ッ」
しかし凌は止まるどころか更に左手を股の間に伸ばし、陰裂を割り開くと尿道口の周囲をスリスリと撫でさすった。
「ふあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
内腿が痙攣し、そよぐは勢い良く放尿した。
腰が砕けてずり落ちそうになった体をすかさず凌の右腕が抱き止める。
左の乳首を優しく吸われ、やんわりと歯を立てられた。凌の左手は相変わらず尿道口の周りを愛撫し続け、そよぐは乳房を波打たせてしょろしょろと小水を垂れ流した。
「あっ、ああ……も、やぁ、おにいちゃん、しのぐちゃ……も、や、あっ、ひぐ……ふえ……ッ」
羞恥と快感で頭の中がぐちゃぐちゃだ。両手の甲を顔に当てて啜り泣いていると、ぎゅっと抱き締められて唇に噛みつかれた。
「んッ、う、はぅ……!」
チョコレートの味が残る口腔を荒っぽく舌で掻き回され、左手の指を一気に四本膣に挿し込まれた。
水音を立てて恥骨の裏側とポルチオを指圧される。凄まじい快感に視界がチカチカと明滅し、そよぐは目を見開いて気絶した。
「ふぅ――ッ!?」
しかし一瞬で現実に引き戻され、ぐちゅぐちゅと蜜壺を蹂躙される。膣がきつく凌の指を締めつけ、骨張った関節の形がはっきり分かった。
絶頂と短い失神を五、六回繰り返した後、そよぐの肢体はすっかり弛緩してぐにゃぐにゃだった。
ようやく唇を解放され、腟内の指が動きを止める。凌の右腕に凭れて乳房を弱々しく揺らめかせていると、そっと額に口づけられた。
「あっ……んぅ……っ」
僅かな接触すら快楽に繋がり、そよぐは軽く潮を飛沫かせた。凌は切れ長な双眸を細めて笑うと、妹の唇をちろりと舐めた。
「そよぐ、可愛い」
「も……や、て、ゆったの、に……ぅ」
「じゃあ止める?」
凌が膣から指を引き抜こうとする素振りを見せ、咄嗟に太腿で左手を挟み込んだ。
青年の喉が低く鳴った。
「そよぐ?」
そよぐはどろどろに溶かされた理性を投げ捨て、両手でEカップの乳房を鷲掴んだ。
凌が目を丸くする。
「ふ、ンぅ……ッ、あ、く……ッ!」
もにゅもにゅと膨らみを揉みしだき、赤々と勃ち上がった乳首を指先で躙る。腰を前後に揺すると凌の指が腟内を突き回し、堪らない快感が下腹部を駆け巡った。
陰核に火が点いたように熱い。そよぐは真っ赤な顔で泣きながら凌を見上げ、息を弾ませた。
「おにいちゃん、あっ……さわってぇ、くり……んぁ、ふ……さわってよぉ……っ!」
「……何処でそんな手管覚えてきたんだよ」
「しら、なぃ……っ、しらないもん、おにいちゃんしかしらな……ンきゃああぁ!?」
凌の太い親指が硬く勃ち上がった陰核をぐにぐにと押し潰す。
視界が真っ白なスパークに染まり、そよぐは背中をしならせて高く啼いた。
「あああぁ――ッ、ひ、おにいちゃ……ふみゃあああああああぁっ!!」
ビクビクと跳ねる女體を抱き竦め、凌はそよぐと唇を触れ合わせながら呟いた。
「堪んない事言うなよ、そよぐ。好き過ぎてお前を壊したくなる」
親指の腹でねちっこく陰核を捏ね回され、そよぐは断続的な絶頂に何度も脳を焼かれた。
凌がEカップまで育てた淫乳を夢中で揉み潰し、腰を揺らして凌に切り開かれた膣で彼の指を貪る。唇と舌で口唇を愛撫され、涙の庇を作る睫毛をはたりと上下させた。
「ん……ふあ……そよぐもすき……おにいちゃんがすき、よ……」
腰を抱く凌の右腕に力が入る。隙間がないほど兄に近づいた事が嬉しくて、そよぐは蕩けるように微笑んだ。
「は……だいじょ、ぶ」
「……何が?」
「おにいちゃんが、そよぐをこわすかもしれないって、ふあんになるぐら、い、そよぐがだいじなんだって……わかってる、から……ふあァ!?」
腟内の指が激しく動き出す。陰核と膣内の弱い箇所を同時に責め立てられ、そよぐは嬌声を跳ね上げた。
水音を立てて深く接吻される。舌の付け根の裏側の筋をつぷつぷと舌先でつつかれ、そよぐは両の乳房を握り込んで絶頂した。
ぷしっ、ぷしゅる、と短く潮が零れた。絶え間ない絶頂に栓が抜けたように小水が流れ落ち、愛液と混じりながら凌の左手を濡らしていく。
そよぐの両手がぱたりと落ちて、汗みずくの女體が脱力する。
凌はそよぐの両足の間から左手を抜くと、そよぐの体を抱え直した。
「そよぐ」
押し殺した声が囁く。
「抱きたい」
ぞくりとするような懇願に、そよぐは頬を赤らめた。
凌の膝の上で身を起こし、もたもたと長襦袢を脱ぐ。兄の眼前に裸身を曝け出すと、上目遣いで凌を見つめた。
両足を開き、ぐしょぐしょに濡れそぼった陰裂の肉襞を右手で割り開いてみせた。
焼き切れそうな凌の眼差しに恥ずかしさが戻ってくる。左手で口元を隠し、柳色の瞳の上に睫毛を伏せた。
「あたしも……抱いてほしい」
凌はそよぐを畳に押し倒すと、左右の膝が顔の横に突きそうな勢いでそよぐの両足を持ち上げた。
切羽詰まった様子で着物を脱ぎ捨て、そよぐの上にのしかかる。鉄の杭のような屹立で一気に胎内まで串刺しにされた。
「――ぁ、ひゅ……ッ!」
亀頭部がずぷんッと子宮の奥底を穿つ。そよぐは目を見開くと、はくはくと唇を震わせた。
「そよぐ……そよぐ、そよぐ……っ」
呼吸を整える暇も与えてもらえず、凌が激しく腰を振るう。
ストロークは短いがテンポの速い律動で子宮口を繰り返し貫かれ、両足の爪先がピンと張ったまま大きく揺さぶられ続けた。
「ああああああッ、ひぃ、んやああああああっ! おにいちゃん、アッ、おくっ、おくずんずんしちゃ……はぅあっ、やらぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
「は……そよぐさ、嫌って言う時ほど、気持ち良いんだよな?」
「やぁ、ちが、ちがうのっ、おなか、おなかのおく、おちんちんでぐちゅぐちゅしたら、ぉし、おしっこもれちゃうのぉ……ッ!」
尻が浮き上がって腹部が圧迫されているせいか、子宮を突かれる衝撃が膀胱に響いて尿意が高まって仕方がない。
Eカップの乳房を艶めかしく弾ませながら、そよぐは切れ切れに悲鳴を上げた。
「ああっ、だめ、おにいちゃ、も、ぅ……んくぅ――ッ!!」
そよぐは呆気なく陥落し、絶頂の高波に意識を攫われながらプシャあッと小水を飛び散らせた。
腹や尻を伝う生温かい感触に我に返り、恥ずかしさのあまり顔を隠そうとした。しかし凌に両手を畳へ縫い留められ、指を絡めるよはに握り込まれた。
「お漏らししちゃったそよぐの顔、よく見せて」
凌がとんでもない事を言いながら笑いかけてくる。そよぐは柳色の双眸を瞠り、透明な涙を零した。
「お漏らしするの、そんなに恥ずかしい?」
「は……恥ずかし、いよ」
「俺しか見てないから、恥ずかしがらなくていいよ。恥ずかしがって泣いてるそよぐも、滅茶苦茶可愛いけど」
ごちゅんッと胎内にめり込むほど陰茎を突き立てられる。
そよぐは凌の両手をぎゅうと握り返し、下腹部に力を込めて凌の屹立を締めつけた。
凌が薄く汗ばんだ眉間に皺を寄せる。そよぐに覆い被さると、そっと唇を塞いだ。
ぬぷりと潜り込んできた舌が緩慢に口腔を撫で回す。
そよぐは背筋を震わせ、誘われるようにも誘うようにも思える仕草で絡めた。
「あっ……ふぅ、う、はぁ……ンっ」
一時的に緩やかになっていた抽送が徐々に加速する。
激しく揺れ動く乳房が痛いほど張っている。凝った乳首が疼いて堪らない。
握り合った凌の掌が熱い。精悍な首筋に汗の玉が浮かんでは滑り落ちる。
凌の舌がそよぐの舌を搦め捕り、ぢゅッと吸い上げられた。タイミングを揃えたように子宮口をずぷんッと貫かれる。
「――ふ……ッ!!!」
大量のカメラのフラッシュを浴びたように視界が真っ白に染まった。
膣が万力のような強さで陰茎を食い締める。凌は低く呻くと、両手でそよぐの背中を抱え込んだ。
そよぐも両腕を凌の首に巻きつけ、目を瞑って絹を裂くような嬌声を放った。
「ひあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」
堅い胸板に乳首ごと乳房を押し潰され、壮絶な快感が波状に押し寄せる。
限界まで怒張した陰茎が決壊の瞬間を迎えた。滾るような精液が注がれる感覚が新たな絶頂となり、そよぐは凌の首に抱きついたまま女體を打ち震わせた。
凄まじい量の精液が溢れ、結合部から白濁色の雫が垂れ落ちる。
永遠のような射精を感じながら、そよぐの四肢からくたりと力が抜けた。
細腕が逞しい肩を滑り落ちる。
凌がのそりと長身を起こすと、筋肉質な腕の中で清楚で淫乱な裸体が小刻みに跳ねていた。
仰向けになってなお美しい椀形を描く乳房ははちきれんばかりに追熟し、そろそろEカップを脱する勢いだった。ぷるぷると弾む乳頭部に凌の視線が釘付けになっている。
栗色の髪は更に伸び、茫洋と涙に沈む瞳は柳の葉を陽射しに透かしたような淡い緑に変化していた。
凌の陰茎を受け入れたままの腹に刻まれた月の紋がゆらゆらと薄赤く輝き、三日月の太さが増している。
「……そよぐ」
凌が掠れた声で呼ぶと、そよぐは瞬いた。絶頂の余韻にふやけた思考のまま、とろりと笑う。
「おにいちゃん」
凌はぐっと口を押し曲げると、濡れた乙女色の唇に噛みついた。
「ん……っ」
ちゅうと舌を吸われ、そよぐは褐色の睫毛を悩ましく揺らめかせた。
「流石にもうチョコの味はしないな」
凌は可笑しそうに呟くと、烟るような眼差しでそよぐの右頬を撫でた。
「なあ、さっきは何で泣いたんだ?」
「……嬉しくて」
凌の左手に顔を寄せ、更に右手を重ねた。
「お兄ちゃんが、たった一度だけあたしが食べたチョコを忘れずにいてくれた事が嬉しかったの」
「約束しただろ。お前の全部を憶えてるって」
何でもない事のように凌はあっけらかんと笑う。十三年間、自分との思い出を何一つ取り零さずにいてくれた事がどれほどそよぐの胸を打ったか分かっていないのだ。
そよぐは凌の陰茎をきゅっと締めつけると、心から彼を欲して告げた。
「お兄ちゃん、大好き」
射精を終えたばかりの陰茎がみるみる硬度を取り戻す。凌は熱の籠もった息を吐き、そよぐの耳元で囁いた。
「俺も――そよぐが好きだよ」
痺れるような悦びが背骨を這い上がる。「なあ、そよぐ」と妹に呼びかけながら、凌は左手をするりと豊かな乳房に伸ばした。
「次のチョコの前に、お前を食ってもいいか?」
そよぐは嫣然と微笑み、兄へ両手を差し伸べた。
「いいよ。そよぐを、食べて」