盈虚の華燭〜嫁巫女は双子のような義兄に溺愛される 作:朱河なつめ
水の滴り落ちる音が冷たく響く。
暗闇に青白く浮かび上がる女性の素足。ずぶ濡れの長襦袢の裾から垂れた水滴が古びた畳に染み込んでいく。
幾代にも渡って巫女の涙を吸ってきた畳に、長襦袢の膝が触れた。
哭女と呼ばれて畏怖されてきた女性は、楚々とした仕草で正座――ではなく、横座りに腰を下ろした。
ゆったりとした居住まいで寛ぐ哭女は、下瞼を持ち上げて微笑んだ。
「汝、稀人の内侍」
最初の時のように夢を見ているのだと理解した。
いつの間にか、そよぐは正座で哭女と向かい合っていた。
哭女の背後と左右には苔生した岩肌がある。彼女は牢内の奥――上座に座していた。
何かの時代劇で見た、高貴な女性が脇息に凭れながら差し向かいで身分の低い女性と会話するシーンを思い出した。
「異国の同胞の女子」
稀人――民俗学の研究者だった講師の話の中で耳にした言葉だ。
客人や異人とも書き、外界からの来訪者を意味する。来訪者は人間を指す場合もあれば、違う存在を指す場合もあるらしい。
内侍は古い時代の宮中に仕えた女官の一種である。あるいは、もっと別の意味合いがあるのだろうか。
異国の同胞の女子、こちらはより安直で分かりやすい。外国の同族の娘……そよぐは外見通り外国人の血を引いており、更に哭女に近しい存在の血が混じっていると言っているのだ。
――あたしの出自を知っているの?
口を開いても声が出ず、そよぐは眉を顰めた。下座に座る身分の者は黙っておいで、という事らしい。
哭女は長襦袢の袖を口元に寄せ、愉快そうに喉を鳴らした。
「おかしき女子、稀なる女子」
「いと
「
「いとおかし」
自分の言動や、巫女になってから色素の抜けた虹彩が哭女の琴線に触れたようだ。怨霊のお気に入りなんて御免被りたい所だが。
哭女は手の甲を下向けて、左手をスッと差し伸ばした。
「異国の同胞、嘆けたる仙女、末葉たる女子」
「汝、吾が内侍に似つかわし」
掌の中心から水が溢れ、白魚のような指先から次々に滴り落ちる。
この水を飲みなさい、と暗に促されているのだ。
「
「吾が水源へ
そよぐは何と答えれば良いのか分からず、哭女の笑顔を見つめていた。
哭女は小首を傾げ、左手をキュッと握り込んだ。
再び掌を開くと、水は幻のように消えていた。
「暫し時を待たん」
「汝、翡翠が瀬の眼の女子」
「吾が内侍に成るぞ」
水の滴り落ちる音が冷たく響く。
ハッと両目を開くと、天井の鍾乳石から落ちてきた水滴が頬に当たった。
起き上がって頬を拭う。格子の向こうには誰もいない。
「……吾が内侍って、自分に仕えろって事?」
哭女は生前、高貴な身分の女性だったのだろうか。そもそも――本来の彼女は人間だったのか?
「異国の同胞、嘆けたる……仙女?」
仙女には女性の仙人という他に、天女や妖精という意味もあった筈だ。
異国の仙女の血を引くらしい自分を同族と呼ぶのなら、哭女も仙女や天女と言うべき存在だったのか。
思い浮かんだのは羽衣伝説だ。
人間の男に羽衣を奪われた為に天へ帰れなくなった天女が地上に囚われた。天女は男の妻となって子を儲けるが、やがて羽衣を取り戻して天へ帰ってしまう――。
「哭女は……羽衣を奪われたまま天に帰れなかった天女?」
「その通り」
格子の向こうから聞こえてきた声に飛び上がる。
驚いて振り向くと、火明かりに照らされた凌と共に一人の男性が立っていた。
養父と同じ五十代半ばぐらいに見える。凌と並んでも遜色ない、大柄で逞しい体格の持ち主だ。
涅色の着流しを纏った立ち姿は堂々としていて、思わず見惚れるような品がある。
硬質そうなロマンスグレーの短髪。象牙色の面は、凌が年を重ねたら彼のようになるのだろうと納得するほど似ている。
ただ一つ――左眉から左頬まで広がる、瞼の上から眼球を抉り取られたような惨たらしい傷痕は、男性の顔だけに生々しく浮かび上がっていた。
目が合うと、男性は隻眼を細めて一礼した。
「初めまして、植村そよぐさん。私は凌の祖父で、祁月伊織と申します」
「は……初めまして!」
慌てて居住まいを正して頭を下げる。
「どうか頭を上げて下さい。私は――我々祁月家の人間は、貴女に頭を下げてもらえる資格など持っていないのだから」
深い悲しみを帯びた声で伊織は告げた。傍らの凌は唇を引き結んでいる。
そよぐが囚われている地下牢は、祁月家の屋敷の地下に広がる洞窟を利用して大昔に作られた空間だ。祭の間巫女を閉じ込めておく為の場所で、基本的に桂男役か検分を担う下男しか入れない。
今回、伊織は下男に賄賂を握らせ、検分の名目を得て地下牢まで来れたのだという。
しかし凌が錠前を外して牢内へ入っても、伊織は格子の外で正座したまま動こうとしなかった。
「妻と約束したのです。妻以外の巫女の閨には決して立ち入らない――私の嫁巫女は妻だけだと」
格子を挟んで彼と向かい合ったそよぐは、隣に座った凌を横目で見た。
凌は肩を竦めると、軽く首を横に振った。
「四十年以上も前になります。朝に夕に、牢で待つ妻の許へ通ったのは」
「お兄……凌さん、のお婆さんですか?」
実の祖父の前で凌を兄と呼ぶのは気が引けて、慣れない敬称を口にする。
伊織は薄く微笑み、隻眼を伏せた。
「ええ。妻の名前は
喜世の父親(ややこしいが、この人も凌の曾祖父だ)は金にがめつい性格で、「沢鳴の里人は若い女を攫うから、娘や嫁を近づけてはいけない」という周辺の集落に伝わる不文律も気にもせず、金払いのいい祁月家を得意先にしていたという。
「凌から聞きましたか。この屋敷にいる女は巫女だけだと」
「は、はい」
「大昔から祁月家には男子しか生まれません。祁月家のみならず、沢鳴の里で生まれる子供は男子ばかり。当然、里は常に女日照りですから、男衆は余所の土地から女を拐かしては嫁取りを強行していました」
「なんで女性が生まれないんですか?」
「はっきりとした理由は分かりませんが……哭女様の祟りだと考える者は多くいます。あの方は祁月家のみならず、かつての恩を仇で返した里そのものを恨んでおいででしょうから」
伊織は哭女について、貴人を表するような口ぶりで語った。
「祭が近づくと、私は喜世達親子に里へ来ないよう必ず忠告していました。祭は決まった時期に行われるものではなく、嫁巫女の数が少なくなると祁月家の当主の采配で催されます。当時の私は嫡男という立場にあったので、事前に祭の開催について知る事が出来たのです」
火明かりが揺れ、伊織の潰れた左目の陰影を浮き彫りにした。
「しかし、あの日、私が知らない間に祭は始っていました。ちょうど行商にやって来ていた喜世達親子は……掟に従って、里人に襲われました」
「……八尋のジジイが、わざと知らせなかったんだな?」
凌の指摘に、伊織は片頬を歪めて頷いた。
「ああ。あの男は、掟の網目を潜り抜けるような私の裏切りが面白くなかったんだろう。私が事態を把握した時には、喜世の父親は既に山へ捨てられ、喜世は腹に月の紋を刻まれてこの牢に入れられていた」
牢の前で呆然と立ち尽くす息子に、八尋は優しく笑って「お前のお気に入りの娘を用意してやったぞ。心行くまで抱いてやるといい」と告げた。
「とことん性根が腐ってやがる」
孫の悪態に、伊織は「本当に」と冷めた声で呟いた
「……私が喜世を抱かなければ自分が抱くと、あの男は言ったよ。桂男役を引き受ける選択肢しか、私には残されていなかった」
「下衆の極みだな」
「私は喜世に泣いて謝った。喜世は初めこそ混乱していたが……私を受け入れて、妻になってくれた」
亡き妻の事を語る時、伊織の表情は穏やかな温もりを取り戻した。
「無事に月が盈ちて、喜世は正式に私の嫁巫女になりました。数年して息子の透悟に恵まれて……私達は幸せでした」
そんな折です、と、伊織は声を低めた。
「喜世の前に哭女様が現れるようになったのは。哭女様は喜世を哭女ヶ淵に招き、自分を解放してほしい、自分をこの地に閉じ込めている封印の要である祠を壊してほしいと何度も訴えてきました」
「祠?」
そよぐの質問に頷くと、伊織は「哭女ヶ淵のほとりにある古い祠です」と説明した。
「虚ろ桂と言う巨大な洞を抱えた
「その祠が……洞なる獄、ですか?」
「ええ。喜世の前に現れた時も、哭女様はそのように仰っていました」
そよぐは凌と顔を見合わせた。凌が意を決したように尋ねる。
「爺ちゃん。哭女の正体は……一体何なんだ?」
伊織は隻眼を眇めると、ふ、と息を吐いた。
「先刻、そよぐさんはあのお方を天へ帰れなかった天女と言っていただろう。まさしく哭女様は天つ乙女――かつて天上より日の本に降り立った女神の系譜に連なる、八百万の神々の一柱だ」
「神様? あれが!?」
「今の哭女様は、偽りの伝承によって本来の神格を奪われ、妖物まで落魄されてしまったんだよ。全ては祁月家の謀略によって」
全ての始まりは遥か遠い――気が遠くなるほど昔。
高貴な月神の血を引く、桂男と呼ばれる
桂男は月神から変若水の井戸の守り人の役目を仰せつかっていたが、守り人の仕事を怠って井戸を涸らしてしまった。月神の怒りを買った罰として桂男は神通力を奪われ、下等な妖怪にまで落ちぶれた。
桂男は虧けた月の影に潜み、美しい男に化けては人間の女を惑わして精気を吸い取り、何とか存在を保っていた。
ある夜、いつものように女を惑わそうとして山深い水辺に現れた桂男は、そこで世にも清らげで美しい乙女と出会った。
彼女はその沢に宿る水の女神――かつての桂男と同様に、天上の神々に連なる高貴な存在だった。
桂男は一目で恋に落ち、美しい男の姿を取って沢の女神に近づいた。
無垢な沢の女神は桂男にまんまと誑かされ、桂男と夫婦の契りを交わしてしまった。
桂男は夜な夜な沢の女神の閨を訪い、彼女の身も心も快楽に漬け込んだ。自分の身の上について、月神から預かった大切な変若水の井戸が涸れてしまい、代わりとなるものを探し求めて地上を流離っている守り人なのだと言葉巧みに騙った。
沢の女神は桂男の言葉を信じ込み、「ならばわたくしの水で井戸を満たせば、月の君もお許し下さるのではないでしょうか」と提案した。
沢の女神の系譜を遡ると、国産みの二柱の夫婦神に辿り着く。この夫婦神は、火の神を産んだ際に負った大火傷が原因で妻が亡くなり、地上と黄泉に隔たれてしまっていた。
妻の死を大いに嘆き悲しんだ夫の涙から、嘆く事で死者の復活を願う、延命を司る水の女神が生じた。
それから幾星霜、地中深くに張り巡らされた水脈の如く枝分かれした血脈の一端に生まれたのが沢の女神だった。
母なる水の女神の権能を受け継ぎ、沢の女神もまた精気を満たし、延命長寿を齎す水の力を持っていたのだ。まさしく変若水に代わる、二つとない霊泉の化身だった。
桂男は大いに喜んだが、自分を見限った月神に沢の女神の水を献上するつもりなど更々なかった。
――この清らかな女神の水も愛も、誰にも渡すものか。
欲深い桂男は沢の女神を攫うと、遠く離れた山奥の地に彼女を閉じ込めてしまった。
夫の暴挙に混乱する沢の女神の前で妖怪の本性を露わにすると、震え慄く妻へ陵辱の限りを尽くした。
山々の峰に、哀れな女神の泣き叫ぶ声が三日三晩響き続けた。
月が盈ちて、沢の女神は男児を産んだ。父親そっくりな、神の血を引く妖怪の子供だった。
それでも情け深い沢の女神は我が子を慈しんだ。しかし、乳を含ませようとすれば嫉妬に駆られた桂男に息子を奪われ、また手酷く犯された。
幾度孕み、幾人産んでも、桂男は沢の女神から子供を取り上げた。
最後の息子を妻から奪い取った桂男は、ついに我慢ならなくなって沢の女神を暗い淵の底深く沈めてしまった。
――これでもう二度と、誰も貴女に触れられない。
――貴女の水は永遠に奪われない。
沢の女神への妄執に狂い果てた桂男は、妻が眠る淵のほとりに立つ一本の
しかし、残された息子達―――父親に似て欲深い妖怪の一族は、恋しい母親の水を諦め切れなかった。
「そこで息子達……祁月家の先祖は、自身に流れる女神の血に着目しました。さながら空の盃を水で満たすように、憑坐となる巫女を用意して自身の子種を媒介に女神の血を注ぎ込めば、女神の
伊織は言葉を切り、重々しく頭を振った。
「これが今に至る、呪わしき嫁巫女の因習の始まりです。月の紋が盈ちれば盈ちるほど、巫女は女神の血に馴染み易く、憑坐としての素質が高いということなのです」
「……母親を助けるどころか、子や孫の代まで食い物にしてきたって事かよ」
凌は今にも唾棄しそうに吐き捨てた。
「桂男が神に、女神が妖怪に入れ替わった偽りの伝承もわざと作られたもの……なんだな?」
「ああ。女神を貶める事で神格を奪い、決して逃げられないようにする為にな」
そよぐは胸を塞がれたような気持ちになった。
沢の女神――哭女は、夫だけでなく我が子達にすら裏切られ続けてきたのだ。
あまりにも恨みが深過ぎて、本当の名前も故郷への帰り道も分からなくなってしまったと嘆いていた声が甦る。
愛しきやし翡翠が瀬の眼――懐かしい翡翠色の浅瀬のような瞳だと、そよぐの眼差しの向こうに故郷を見ていた。
最初に遭遇した時に感じた身を焦がすような渇望は……狂おしいまでの郷愁だったのだ。
「喜世が言っていました。『哭女様がお可哀想でならない。わたしには伊織さんも透悟も側にいてくれるけれど、哭女様のお側には誰もいない。ならせめて、わたしぐらいあの方の嘆きを聞き届けて差し上げたい』……と」
伊織の言葉に、そよぐはハッと息を呑んだ。
――痛いほどの共感を覚えた。
哭女の悲嘆、哭女の孤独、それを癒さなければこの澱んだ檻は打ち壊せない。
「喜世さんは、哭女……様を助けようとしたんですか?」
「……私も喜世も仮初めの幸せに浸る振りをしながら、心の底ではこの家から解放されたいと望んでいました。何より――幼い息子を呪いの連鎖に巻き込みたくなかったのです」
伊織は顔の左半分を覆う傷に触れ、呻くように声を振り絞った。
「結果的に、私達の試みは失敗に終わりました。あの男の手勢に哭女ヶ淵のほとりで捕らえられ、私は片目を抉られ、喜世は……」
「まさか、八尋のジジイに!?」
気色ばんだ凌に、伊織は「いや」と短く否定した。
「あの男が喜世に触れようとした時、淵の中から哭女様がお出でになった」
眼球のない両目から滂沱の涙を流しながら水の上に立つ女の異様さに、男達は恐怖で凍りついた。
「哭女様は『きよ』と、それまで決して口にしなかった喜世の名前を呼んだ。そして一言……『こ』、と」
潰された左目の激痛に転げる伊織が最後に見たのは、妻に向かって左手を差し伸べる哭女と、無邪気に母親に飛びつこうとする童女のように淵へ身を投げる妻の背中だった。
何故だろう。その瞬間の喜世の表情が――泣きながら晴れ晴れと笑み崩れる顔が、はっきりと脳裏に浮かんだ。
ざぶんッと上がった黒い水飛沫、体に絡みつく重い泥。
命を手放す苦しみは一瞬で、後はただ慈悲深き女神の胸に抱かれて沈んでいくだけ――。
「哭女が婆ちゃんを殺したって事か?」
「そうではないよ。哭女様は喜世を生き地獄からお救い下さったんだ。これまで哭女ヶ淵に沈んだ巫女達もまた、喜世のように苦しみから逃れる為に哭女様の御手に縋ったんだろう」
伊織は息を吐き出すと、沈痛な様子で項垂れた。
「結局、私もまた妄執に囚われた桂男……喜世を苦しめる祁月家の男にしか過ぎなかったんだ」
水の滴り落ちる音が冷たく響く。
そよぐは睫毛を打ち叩いた。
伊織の斜め後ろに、いつの間にか青白い人影がひっそりと佇んでいた。
うねりながら流れ落ちる黒髪、血の気のない肌、透けた長襦袢の胸元から零れそうに丸々と張り出した乳房。全身ずぶ濡れで、地面を掃くほど長い毛先や白い裾からぽたぽたと水が垂れ落ちている。
哭女が現れたのかと思ったが、よく見ると別人だ。
年若い――あどけない印象の顔立ちの女性だった。垂れ目がちな両目には哭女同様に眼球がなく、仄暗い水がゆらゆらと揺らめいては涙となって流れ落ちていく。
女性はそよぐに向けて悲しげに笑ってみせた。
そっと伊織に近づいて膝を折ると、着流しの背中に頬を寄せて睫毛を伏せる。
ぱしゃんっと水音を立てて女性の体が崩れ落ちた。
残された水溜まりも、瞬きの合間に掻き消える。
「お兄ちゃん、今……っ」
「え?」
慌てて凌の着流しの袖を引っ張ると、彼は疑問符を浮かべていた。
「そよぐ?」
どうやら、伊織の背後にいた女性――貴世の姿は自分にしか見えていなかったらしい。
――亡霊に変わり果てた有り様を、愛する夫や孫に見せたくないのだ。
そよぐが彼女の立場だったらそう思う。もしも凌に怖がられたり拒絶されたりしたら、ショックのあまり呪い殺してしまうかもしれない。
喜世は決して伊織を愛していなかった訳ではない。むしろ亡霊となって取り憑くほど今尚深く心を寄せ、彼の懊悩をうっとりと見守っているのかもしれない。
――永遠にわたしを愛して。片時も忘れず、命尽きるまで苦しみ抜いて。
それが喜世の復讐なのだ。
「喜世さんって、意外と情熱的な人だったんだね」
「は?」
ぽかんとする彼女の孫に首を横に振り、そよぐは絶対に告げ口しませんからと義祖母の亡霊に約束した。