クールな美女呪術師はくすぐりに勝てるか!?
冥冥さんとくすぐり対決をする、という約束をしてから何日も過ぎて言った。
俺のスマホにはやはりというかなんというか冥冥さんからの連絡はなかった。
俺は釘崎さんと飯を食いながら話していた。
「やっぱり冥冥さんからは連絡なかったわ」
「当り前だろ、冥冥さんはお前をからかったんだよ、お前なんか相手にするわけないじゃん」
「まあ、俺と対決して負けた釘崎さんが言えることじゃないけどねw」
「うるさいな!あれはちょっと油断しただけだっつーの!今度やったら負けねーよ!!」
「ほんとかな~」
などと軽口を叩きあっている。
正直、釘崎さんとはかなり仲良くなった。
あの時の乳首責めで釘崎さんを絶頂させたこと、釘崎さんは恨んでいるかと思ったが
やはりそこはきっぱりとした釘崎さん。
恨みはなくむしろライバルとしてうまくやっている。
家入さんとのくすぐり対決もくすぐりで家入さんをギブアップさせた依頼も
家入さんとも良好な関係だ。
すると一時間くらいたったとき、冥冥さんが訪ねてきた。
「やあ、君…どうしたんだい?勝負の誘いがまるでないじゃないか?」
「…え?いやぁ…もうこっちが忘れられたと思っていたんだけど」
「ふふふ、まったく…忘れているわけないじゃないか、むしろいつ勝負できるものかと
わくわくしていたんだが?」
「え~?でも、俺のスマホに連絡来なかったけど?」
「・・・・君、私と連絡先交換してないだろ・・・」
「あ・・・」
「・・・・」
あまりのあほさに冥冥さんも呆れたようだ。
「ふぅ…まあ、いい…今日あたり『勝負』したいんだが、どうかな?」
「いいんですか?」
「ああ…ただし!!お金は出してもらうよ?」
「お、お金!?‥いくらですか?」
「ざっとこんなものかな?」
なんとか払えそうな金額だった。
安くはないが冥冥さんと『勝負』出来るのなら高くはない。
「で?勝負内容はどうするんだい?」
「…くすぐりで!!!」
「くすぐりか…いいだろう、では、楽しみに待っているよ」
冥冥さんはバサッと黒い服を翻してかっこよく去っていった。
約束は渋谷のラブホテルで行われることになった。
内容は一時間勝負、俺のくすぐりで冥冥さんがギブアップしなければ勝ち…である!!
「ふふふ、楽しみなことになってきた…」
冥冥は怪しく笑いながら渋谷のラブホテルにカツカツと歩いていく。
そして、ラブホテルで俺と冥冥さんは向かい合った。
「冥冥さん、くすぐりには強い方ですか?」
「・・・・まあ、まあ・・・というところかな?」
(くすぐりに強い、と断言しないところが逆に怖いな)
「逆に聞くけど、君はくすぐりは上手なのかい?」
「・・・一応」
「ふぅん・・・まあ、私のところにも噂は届いてるよ」
「あ・・・」
「ふふふ、何も知らないとでも思ったかい?」
「鴉を使って監視してた…とか」
「あはは、どうかな?」
(絶対やってる…この人)
「で?どうするんだい?このままおしゃべりしていたんじゃいつまでも勝負にならないよ?」
「は、はい…では…始めましょうか?」
「ふふふ…」
冥冥さんは服を脱ぎ始める。
「いきなり全裸にならなくてもいいだろう?まずは下着姿で大丈夫かい?」
「はい、っていうかずっと下着でいいですよ、たかがくすぐりプレイなんで」
「ふふふ、たかがくすぐり…か」
冥冥さんは黒い下着姿になった。
その姿はごくりと生唾を飲むくらい美しかった。
ナイスバディである。
(巨乳だ…あと、めっちゃ肌綺麗…)
「いつまで見とれているんだい?さあ、始めよう」
「は、はいっ!!」
冥冥さんはベッドに横になる。
そして手錠で万歳状態になった。
くすぐりプレイ万全状態だ!
「さあ、どこからくすぐってくれるのかな?」
冥冥さんはこちらを見つめて微笑む。
完全に舐められている。
「いきます」
俺は冥冥さんのわき腹をこちょこちょとくすぐる。
「・・・・・」
冥冥さんは反応しない。
(あれ?)
「どうしたのかな?私を悶えさせるんじゃなかったの?」
冥冥さんはニヤニヤしている。
(やべ…この人マジでくすぐり効かないのかな?)
俺は焦った。
くすぐるのだが、やっぱり聴いてない。
「あの、一応確認しますけど、術式とか使ってないですよね?」
「ははは、そんな術式持ってないよ」
そりゃそうだ。
この人の術式は鴉を操る能力だもんな。
俺はわき腹をこちょこちょとくすぐるのをやめて指でつんつんつついてみた。
すると
びく!
と少し冥冥さんの身体が震えた。
(おっ!?)
「・・・・・」
冥冥さんも少し動揺したのか笑みがひきつる。
(これか!)
つんつんつん!
「・・・くふっwむふふw」
あっ!?笑った!?
「笑ったでしょ?」
「・・・さあ?」
「ほれ、つんつんつんっ!」
「くふっwふふふふwあはっwんくっ…や、やるじゃないか…」
「それっ!」
冥冥さんのわきの下をつんつんっ!と突く。
「あひゃんっ!?」
びくーーんっ!!
不意打ちが効いたのか、普段のクールな冥冥さんからは考えられないような出た。
「ははは」
「君~(怒)」
冥冥さんは睨んできたが、それが逆にチャンスだった。
つい~っ!とわき腹をなぞってみた。
「あっあ~っ!?」
冥冥さんが喘ぐ。
「不意打ちに弱いみたいだね?冥冥さん」
「不意打ちに弱くない人間なんていないと思うけど?」
「減らず口もそこまでだっ!!」
俺は、冥冥の弱点はわきの下だと判断し、そこを重点的に攻めることにした。
「くっひひひひひひっ!?き、君…!!そ、そこは…!!」
いつもクールな冥冥さんにも焦りが見られた。
冷や汗をかいてるし、あきらかに表情に焦りが見れる。
演技で笑っているのではないことは一目瞭然だった…。
「冥冥さん…わきの下弱いでしょ?」
耳元で囁く。
ぎくっ…♡と冥冥は焦る。
(バレたか…まあ、わきの下が弱くない人間なんていないけどね…)
…が、冥冥は普通の人よりも腋下が弱かった。
冥冥は言うまでもないが、モテる。
だから、何人もの男とその身体を重ねた。
しかし、冥冥は自分がリードしたいタイプなのでわきの下は絶対に触らせなかった。
そこを触らせると、おかしくなってしまい、冷静な判断が出来ず男に好き放題されてしまうからだ。
だが、今の状況は自分から挑んだ勝負、ましてやわきの下はがら空き。
冥冥…ピンチであった。
俺はわきの下をすりすりと指の腹や爪で刺激する。
わきの下一本一本をなぞるような感じでくすぐっていく。
「んひぃぃぃぃぃぃぃ♡」
びくぅーーーーーんっ♡
ついに冥冥が弓なりにのけぞるという屈辱的な姿勢を披露した。
「おやおや?一級呪術師がのけぞるなんてwいいんですかw無様な姿を晒してw」
「むっ…」
冥冥もこの挑発には怒ったようで何が何でも耐えてやる…という意思を見せる。
だけど、人間の弱点は隠せない。
わきの下を好き放題10本の指で好きにされるという刺激に幾多の死線を乗り越えてきた冥冥も
翻弄されてしまう。
「くっくっくっくっくっくっくっ…♡あっはははははは…♡き、君…覚えていろよ…くひひひひっ♡」
冥冥はベッド上で身体をくねらせる。
ごくり…
エロい…
あの一級呪術師の冥冥さんが俺のくすぐりで悶えている…。
「はぁはぁ…♡あ、ああ…♡」
冥冥さんのわきの下は性感帯でもあるようだ。
だんだん声に甘い色が混じり始める…。
「あれ?冥冥さん感じ始めてません?」
「な、なにを言っているんだい?さすがは道程だね…ただ、私は息をしているだけなのにそんな
勘違いするなんて…」
「む!そんなこと言うならもぉ手加減しません!!」
わきの下をこちょこちょこちょこちょこちょ~!!
「きゃーーーはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!そ、それぇ~~~~~っ!!!
冥冥さんはバタバタと身体をバタつかせ、暴れる。
しかし…わきの下をくすぐられる感覚に冥冥は耐えられない。
「あっ!?あああ~~~~~っ!?くぅぅぅぅーーーーーっ!!!」
冥冥は身体をくねらせ…声もだんだん…
「ふっ…ふぅぅぅうううううう~~~~~~っ!?あああああーーーーっ!?」
絶叫に近い声を出す。
あの冥冥さんがこんな絶叫をするなんて…
このままギブアップさせられるか…?!
「ふんぐぅぅうぅぅぅぅぅぅぅーーーーっ!?」
冥冥さんは歯を食いしばり、顔を真っ赤にして耐えている!!
あくまで一級呪術師のプライド…なのか?
だが…構わん!!
このままくすぐり続ける!!
「あっ!?だめっ!?だめぇぇぇぇーーーーーーっ!?」
びくっ…!!
びくびくっ!!
びくーーーーーーーっんっ!!!!
冥冥が弓なりに反りかえり…みっともないアヘ顔を晒して硬直した。
そのまま…がくっ!!と緩やかに脱力し…ベッドにそのまま横になった。
俺もさすがにこれ以上やったらやばい…と思いくすぐりを中止した。
「はぁー♡はぁー♡はぁー♡」
びく…!
びく…!
びくっ…!!
冥冥さんは身体を横にして脱力しながら呆けていた。
「冥冥さん、大丈夫ですか?」
声をかけるとそもそも俺のような男に気遣られる事態が屈辱なのか…?
少し闘志を取り戻したのか少し睨むような視線を向ける。
「はぁはぁ…♡な、なにを言っているんだい?この程度…なんともないさ」
「じゃあ、もっとくすぐってもいい?」
俺は手をワキワキさせると
「ひぃっ!?」
と顔をそむけ、身体を縮こませる。
さすがにこれ以上、くすぐられると狂ってしまうと思ったのだろう。
「ふふふ、そんなに恐怖するほどくすぐりが効きました?もう降参したほうがいいんじゃないですか?」
「・・・・・」
冥冥はじろっと俺を睨みつつ…じっと俺の顔を悔しそうな目で見つめ…最終的に深いため息をついて
「わかったよ…君の勝ちだ…認めるよ」
といった。
「よっしゃあ!!勝ったっ!!!」
俺はガッツポーズをした。
冥冥は負けを認めたことで手錠を解かれて解放された。
「ははは、どーです?くすぐりの凄さは?」
「…くすぐりなんて子供の遊びのようなものだと思っていたけどなかなかやるじゃないか…」
冥冥はさきほどくすぐられたのがよほど辛かったのか、両方のわきの下をずっと抑えており
息もかなり荒い。
ちょっとやりすぎたか…?
「すいません、すこしやりすぎましたかね?」
「君…私に気遣いなど不要だ、と、いうより自分の立場をわきまえることだよ?
私のような一級に君のような四級が気遣いできることなどない」
「ほほぉ?」
俺は冥冥さんの脇腹をつん!とつついた。
「んひぃ…!!」
「ちょっと反応するじゃないですかw」
「うるさいよ…君…」
冥冥さんは少し顔を赤くしながら囁く。
「では…今日の勝負は終わりってことで、さて、お金を払わなければ」
「・・・・・お金はいい」
「えっ!?しゅ、守銭奴の冥冥さんがお金を拒否するなんて!?明日は天変地異だ!?」
「君、私をなんだと思っているんだい?金はもらえないよ、こんな結果ではね…」
「・・・・」
なるほど、と思った。
いま、金を受け取れば…冥冥さんはくすぐられて自ら敗北を認めた、という事実を肯定することになる。
冥冥さんのようなプライドの高い女性ならそれは我慢ならないのだろう。
そのお金で何を買うにしろ、なにをするにしろ、自分がわきの下をくすぐられて敗北したことを
思い出すことになる。
「なら…」
俺は冥冥さんの耳元で囁いた。
「今日のは引き分けでいいんで…お金は受け取ってください、いつか冥冥さんが最終的に勝てれば
それは冥冥さんが勝利して得た金、ということになります」
「・・・・ふふふ、優しい子だね、と言いたいところだけれど…本音はもう一度ワタシの身体を
くすぐりたい…というところだろう」
「へへへ、バレちゃいましたか…」
「まったく…スケベな男だな、君は…」
苦笑いし、お金を受け取ることにした冥冥。
冥冥にしてもこのままではプライドが許さないだろうし、引き分けということになればお金は受け取れる。
俺にしてももう一度冥冥さんのナイスバディをこちょこちょできるのならば、それは得になる。
「では、俺は帰りますね」
「何を言っているんだい?今日は泊まっていきなさい、もう遅いから」
「いいんですか?こんな高級ホテルに!?」
「いいさ、それにね…」
冥冥は俺の顔を見て目を細めてにや・・・と笑った。
「君に興味も沸いたしね…」
「ええ?」
「ふふふ…さて…楽しい夜になりそうだね…」
「ところで…冥冥さん…」
「なんだい?」
「冥冥さん…わきの下くすぐられまくってピーンッ♡と反り返ってすごい声出しましたよね?
あれってわきの下くすぐられて…イッた???」
すると冥冥さんがいきなり険しい顔つきになり…すっと立ち上がって斧を振り上げた。
「君…それを私の口から言わせるつもりかい…?」
「わーーーっ!!すいません!!すいません!!!」
俺は必死に土下座した。
しかし、否定しないということは…さっきのくすぐりで冥冥さんは絶頂したのか…。
そう考えると気分いいな。
なんか、うれしい。
「何をニヤニヤしている?本当に振り下ろすよ?」
「ひぇ!すいません!」
「・・・・まったく・・・・」
「あっ!隙ありっ!!」
俺は冥冥さんが斧を振り下ろすためにあげていたわきの下をすいっとくすぐる。
「あっ♡♡」
「はははw」
「き、君ねぇ…」
「ごめんごめんw」
「まあ、いいさ…今晩は私は君に負けた戒めとしてずっと下着姿でいるつもりだから…
いつでも好きにくすぐっておいで?」
「ほほぉ?いいんですか?そんなことを言ってw」
「構わないよ?できるものなら…ね」
「えいっ!!」
冥冥の背後に回り込み…脇腹をこちょこちょとくすぐる。
「あははははははっ♡き、君!?あはははははっ♡うふふふふふ…♡」
「今晩はずーっとこちょこちょしちゃいますよ?冥冥さん?」
その夜…冥冥さんの甘い声がホテルの一室に響き渡ったとさ…♡
次の日…俺が目覚めると手紙が置いてあった。
『おはよう
目が覚めたかな?
昨日はとても楽しかった。
不覚を取ってしまったがためになった。
ところで、言っていなかったが私は今日から海外へ出張しなければならない
よって、しばらく会えないと思うが…
もし寂しくなったらこの写真を見て寂しさを紛らわせるといい
では…
貴方の冥冥より♡』
と書いてあった。
写真は冥冥さんが俺に貰った札束を加えて右手をガバッと開けてわきの下を丸見えにしたポーズだった。
写真の裏には
『君がくすぐった感触がまだわきの下に残っている…きっと君にくすぐられたことを思い出し
後遺症で私は苦しむだろう…だが、その屈辱も君と私のつながりになる…では、また会おう』
と書いてあった。
「よーーーするにさぁ~~~~~~!!!思わせぶりな態度取っておいて逃げられたーーーっ!!」
くそーーーーっ!!
本当はそうきっぱり決まったわけではないのだが…碌に女性と付き合ったことにない彼には
そう解釈するのが精いっぱいだった…(苦笑)
冥冥は遠く離れた土地で彼のいる方向を見つめて目を細め、ほほ笑んだ。
「また、いつの日か…」
そして彼女はどこかへ消えていった…。
冥冥さんのくすぐりです!いかがだったでしょうか?w
感想などあったらお願いします!