姉と世界に2人だけ取り残されたので、姉をお嫁さんにした弟が、神様を目指すために神のダンジョンに挑む物語 作:XX(旧山川海のすけ)
次女の誕生から数日。
その間、バタバタしてた。
まあ当たり前だけど。
新しい家族が増えるわけだし。
来斗にとっては2回目。
明日香には初めての新規加入だ。
明日香は不思議そうに見ていたよ。
自分の妹を。
……ママの大きなお腹で何か察したりはしないのか……って。
1才半くらいじゃ、無理か。
おもろ。
かわいいけど。
「さて」
いよいよだ。
いよいよ、上級職。
俺はパソコンデスクに向かい、パソコンを起動させて自分のステータスを確認する。
すると
『上級職を選択可能です』
……通知が来ていた。
やっぱりだ。
やっぱり、第3子の誕生がキーだったんだ。
……何だか興奮してきて、手が震えた。
案内に従って、クリック。
すると……
『上級職は1度選択したら後で変更できません』
『上級職はサブクラスに選択できません』
『そのことを踏まえて、慎重に選んで下さい』
……警告。
説明書に書いてること、もう1回言ってくるなんて。
それくらい、取り返しのつかない選択だってことだな。
……俺は気合を入れた。
集中した。
警告を全て読んだことを示すチェックを入れ。
俺は先に進む。
そこには……
忍者+盗賊=ハイマスター
忍者+狩人=アサシン
盗賊+狩人=ロビンフッド
……構成クラスこみで、上級職の名前が。
分かりやすいね……
由宇には、盗賊を含んだ上級職だと助かると言われた。
だから望まれているのは
ハイマスターか、ロビンフッド。
……アサシンは前も言ったけど、最終能力が自分の求めるものではない。
なので、要望に沿う形にはなると思う。
ハイマスター、ロビンフッド……。
2つとも、魅力的ではあるんだ。
多分ロビンフッドだと、最終能力でマシンガンによる狙撃ができそうなんだよな。
最終能力の超集中力は……
集中すると、周囲の様子がスロウに見えるようになる。
ただし、自分もゆっくりとしか動けない。
……こういうものだから。
役に立たない能力じゃ無いんだよな。
でもさ……
ロビンフッドを選ぶということは、忍者の忍術を捨てるということだから。
忍術は達人位階の能力だからね。サブクラスでは使えない。
この一点で、ロビンフッドが俺の中から選択肢から消えたんだ。
なので……
俺はハイマスターを選択した。
すると最後の確認文章が
『ハイマスター……忍者と盗賊の上級職。最終能力・真空波は素手の一撃を気合を込めることで威力、範囲を拡大する技。
……本当に選択しますか?』
俺は一呼吸置き「はい」を選択。
すると……
『本当に良いんですね?』
……さらにそんなことが
しつこいな。
どんだけ慎重なのよ。
さらに「はい」を選択。
すると
『……マジで?』
いい加減にせーや!
……そんな不毛な最終確認が数度続き。
何とか俺は、上級職として「ハイマスター」を選択。
サブクラスは自動的に狩人となった。
……これで上級職を手に入れた。
俺たちの未来のために、しっかりと働くから。
見てていてくれ、紗耶香……!