姉と世界に2人だけ取り残されたので、姉をお嫁さんにした弟が、神様を目指すために神のダンジョンに挑む物語 作:XX(旧山川海のすけ)
『次、最後だ』
声の指示の前に俺は立ちあがっている。
俺は出来るだけ落ち着くようにした。
……紗耶香……よく聞いていてくれ。
俺がどう思って来たのか。全部伝えるから……
深呼吸の後。
俺は語り出す。
3時間掛けてまとめた、妻への想いを。
俺は元々、姉さんと仲が良かったし、正直姉として尊敬してた。
大好きだった。
そんな姉さんに、自分と夫婦になって子供を作ってくれと言われたとき。
俺は戸惑ったけど……
そんなことを言いだす姉さんが気持ち悪いとは思わなかった。
言いそうだな。
そう思ったんだ。
だって姉さんは優しいけど、自分にとても厳しくて。
個人のエゴで全体に貢献しないような行為を心底嫌っていた。
子供を育てるのが面倒だから、結婚してるのに作らない。
そういうことを言う人を嫌ってたんだ。
そんなことをしたら国が衰退するでしょ、自分さえ良ければ国がどうなってもいいの? って。
だったらこんな状態になってしまえば、俺と子供を作るしかないって結論を出しそうだな。
正直、それがあったんだ。
そして姉さんの指示通り、姉弟の意識を外すための努力を開始して……
姉の意識が薄れてしまったとき。
姉さんは、俺の奥さんの紗耶香になったんだ。
紗耶香はとても綺麗で、優しくて、真面目で。
俺の理想だった。
関係が進んで、セックスする段階になったとき。
俺は興奮してた。
こんなに綺麗で、非の打ちどころのない女性とセックスできる。
童貞を捨てられる。
しかも、妊娠させても良い。
……興奮しか無かった。
紗耶香を裸にするときに、頭の中に姉さんとの思い出が過ったのが辛かった。
けど、そんなことで手が止まることは無かった。
それくらい、魅力的だったんだ。
そして紗耶香に手伝ってもらって、初めて女性に挿入して、胎内で射精をした。
ものすごく気持ちよくて……
同時に、紗耶香は俺のものだっていう意識を実感して、達成感と満足感があったよ。
自分の姉を自分の女にする。……偉業を達成した気分になった。
……そのときの唯一の心残りは、紗耶香が全く気持ちよくなってくれてなかったことだったかな。
なので翌日、いきなりおっぱいを揉んでお尻に触れて、服を脱がせて強引にセックスしようとした。
昨日はダメだったけど、今日は紗耶香にもセックスで気持ちよくなってもらいたいなって気持ちで。
……玩具扱いするなと怒られたから断念したけどさ。
結局、紗耶香が俺とセックスして絶頂してくれたのはだいぶ後で。
あの時は本当に嬉しかった。
自分が、紗耶香を幸せにしたとすら思った。
なのでいっぱい頑張ったよ。
紗耶香には幸せになって欲しい。
俺とセックス出来て嬉しい。
そう思って欲しかったんだ。
紗耶香の方も、俺に気持ちいいセックスができるように気をつかってくれて、そこに気づいたときに嬉しくなって、俺は紗耶香がもっと好きになった。
何度もセックスを繰り返して、どんどん、どんどん好きになった。
そしてお前が妊娠したとき。
純粋に嬉しかった。
大好きな奥さんが俺の子供を妊娠したんだ。
嬉しくないはずがないだろ。
紗耶香が本当に俺の奥さんになった。
そう思ったのもあのときだ。
そして俺の子供を産んでくれた。
……とても嬉しかったよ。
最初に来斗、次に明日香。
そしてこの前に美香。
出産を重ねるたびに、俺は奥さんが愛しくなっていく。
そして奥さんとの間に出来た子供たちは、何よりも大切だ。
だって紗耶香が、死ぬほど苦しんで生み出した愛の結晶だもの。
大切に決まってる。
紗耶香。
毎日ご飯作ってくれてありがとう。
俺たちの子供を愛してくれてありがとう。
いつも俺を愛してくれて、子供たちに仲の良い両親を見せてくれてありがとう。
お前が奥さんなことが俺の誇りで、最大の幸福だと俺は思ってる。
だから、これからも……俺の傍にいてくれ。
『……全員合格だ』
声が降って来た。
「あなた……嬉しい。私嬉しいです……!」
俺の作文朗読を聞き、紗耶香は熱い視線を俺に向け、感極まった声でそう言ってくれた。
……伝わったんだ。俺のお前への愛。
嬉しかった。
心が繋がることは、何て素晴らしいんだろうか。
紗耶香……大好きだよ。