※この作品はR-18です。

姉と世界に2人だけ取り残されたので、姉をお嫁さんにした弟が、神様を目指すために神のダンジョンに挑む物語   作:XX(旧山川海のすけ)

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第124話 そして▲学生1年の俺へ

 そして。

 ついに、俺たちの番が回って来た。

 

「よろしくお願いしますね。私はいつもウェルカムですから」

 

 自宅の夫婦の寝室で。

 寝巻姿で。

 手に時空王の杖を握りながら紗耶香。

 その顔は真剣で。

 

 ベッドで横になったまま、俺は頷く。

 それを受けて

 

「……では、はじめますよ」

 

 紗耶香のその言葉。

 

 それと同時に。

 俺はスッと目を閉じる。

 

「時の神よ。時空の支配者よ。変えたい過去を変えるため、この者の魂を過去に送り給え」

 

 紗耶香の呪文。

 それを聞きながら、俺は思う。

 

 ……両親は、居るのかな……?

 

 

 

 気が付いたら、俺は俺の部屋にいた。

 

 見回す。

 

 ……キャラクターものの勉強机。

 ソロモン72柱の魔神たちをモチーフにしたモンスターを集めて育成する作品で。

 当時は小学生に大人気だった。

 

 この机、キャラクターのイラストが描かれた部分だけ取り外して、高校でも使ってたんだよな。

 

 ……懐かしいよ。

 

 本棚には

 

 仮面格闘士牙、北辰の剣、格闘のススメ……

 

 強い漢ばかり出てくる漫画類。

 この頃から、強いことに憧れてたんだっけ。俺。

 

 そして俺は俺の身体を見た。

 半袖、半ズボンの……ザ・小学生。

 

 ……ちっこ。

 

 視点が低い。

 

 向こうの俺は、180センチは無いけど、170センチ以上はあるからな。

 なのに今の俺は1メートルくらいしか無い気がする。

 約半分。

 

 あまりにも小さい。

 

 ……その分、身体が軽い気がするが。

 

 筋肉もついてねーなー。

 

 弱い……

 不安になる。

 

 そのときだ

 

 部屋の外から声が響いて来たんだ。

 

「拓斗ー! 晩ご飯できたよー!」

 

 ……どうやら紗耶香が俺を呼んでいるらしい。

 

 夕食……

 この頃は、ご飯はまだお母さんが作ってた気がするな。

 

 そんなことを思いながら、俺は部屋を出た。

 ……少し、ドキドキしながら。

 

 

 

「お母さん、ソース取って」

 

「はいはい」

 

 家族3人で囲む夕食の食卓。

 

 お父さんは仕事で、いつも帰ってくるのは深夜。

 なので現状の家族のフルメンツ。

 

 俺のお母さんはまあ、綺麗眼の女性だと思う。

 このときの年齢は40才。

 

 トシの割には太ってない。

 

 兼業主婦。

 

 大学を出て、就職してすぐお父さんと結婚し。

 1年後に紗耶香を出産。

 働きながら紗耶香を育てて

 

 そしてその10年後に俺を産んでくれたんだ。

 

 ……合うのはもう、何年ぶりだろう。

 懐かしい……

 

「ケチャップも取って欲しい」

 

「はいはい」

 

 そうして俺の隣の席で、ニコニコとして。

 今日の夕食のおかずのハンバーグにソースをかけた後、ケチャップをかけているのは。

 

 紗耶香。

 

 俺の最愛の女性(ひと)。

 

 向こうの紗耶香は28才。

 大人の雰囲気と、知性と可愛さと美しさを兼ね備えた俺の大切な奥さんだけど。

 

 このときの紗耶香は17才。

 

 なんというか……

 

 若さからくる生命力。

 このときの紗耶香にはその生命力の輝きを感じた。

 

 緑のパーカーとチェックのスカート。

 

 飾り気の無い服装だったけど。

 パーカーを押し上げる胸の膨らみに輝きを感じたし。

 スカートから覗く太ももに、瑞々しさを感じる。

 

 ……向こうでは何回も肌を合わせ、子供まで産んでもらって互いを知り抜いた最愛の女の若々しい姿……

 

 どうしようもなく、興奮してきて。

 

 

 俺は、ガチガチに勃起してしまった。

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