※この作品はR-18です。

姉と世界に2人だけ取り残されたので、姉をお嫁さんにした弟が、神様を目指すために神のダンジョンに挑む物語   作:XX(旧山川海のすけ)

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第132話 無双の指輪とテレビ企画

「アンタが出て来たということは、この階も何かあるのか?」

 

 それ以外無いと思いながら。

 マスタファは頷き、教えてくれた。

 

「この階の番人はドッペルゲンガーなんですよ」

 

 ドッペルゲンガー……。

 

 死期が近いときに見る、自分そっくりの幻影のことよな。

 何かよくモンスターの扱いを受けてるけど。

 

 それがこの階の番人なのか。

 

 映画でそういうのって何かあったっけ……?

 

 ふと、そんなことを考えた。

 ちょっと思いつかなかったけどさ……

 

 自分そっくりの存在に、自分が脅かされる。

 

 そんなん、定番だし。

 だからなんかあるんだろ。多分。

 

 まぁ、そんなことより

 

「そいつは大変なのは分かる。……だから何か対策あるんだろ?」

 

 説明されなくても理解はできるわ。

 流石に。

 

 どうせ4人分いるはずだ。

 ドッペルゲンガー。

 

 で、俺たち4人に化けてくるはず。

 

 ……俺としては奥さんの見分けはつく男でいたいけど……

 

 そんなの、夢を見すぎかもしれない。

 その状況で俺が失敗したら、奥さんが危うくなる。

 

 対策があるなら、しておくべきだ。

 

 マスタファは満足そうに頷いて

 

「話が大変早いですね。お察しの通り、ドッペルゲンガーに化けられても見分けがつくようになる対策ですよ。……欲しいですか?」

 

 俺たちは頷いた。

 ……見栄を張ったり、自分たちの愛を過信しているメンバーは1人もいなかった。

 

 慎重な人間ばっかりだな。

 まぁ、ちょっと頼もしいけど。

 

「そうでしょうそうでしょう。……これが対策ですよ」

 

 言ってごそごそ懐を探り、差し出してきた。

 

 ……4つの指輪だった。

 

 

 

「これは無双の指輪と言いましてね。ドッペルゲンガーの特殊能力であるコピーの対象外のアイテムです」

 

 ドッペルゲンガーでもこの指輪はコピーできない。

 

 なのでこの指輪が目印になります。

 

 ……ピンク色の宝石が嵌っていて。

 意匠としては竜のデザイン。

 あと虎のデザイン。

 竜と虎の指輪、それが2セット。

 

 なるほど……

 

「ぜひ欲しい。条件は?」

 

 答えはこれしかない。

 

 すると

 

「……テレビ番組の企画に出ていただけますか?」

 

 何か、全く想定していない答えが返って来た。

 へ……?

 

 テレビ番組……?

 

 その言葉に対応できず、硬直する俺たちに。

 マスタファは懐からA4の紙が挟まったクリアファイルを出してきた。

 

 差し出してきたので、受け取り……

 

 4人で囲んで、読んだ。

 

 そこにはこう書かれていた。

 

『水曜日の魔界都市・企画』

 

『近親相姦チャレンジ』

 

 はあああああ?

 

 字面もだけど、その先に書かれていた企画の内容が最大限にイカれていた。

 そこにはこう書かれていた……

 

『家族が家にいる状況で近親相姦しても意外にバレない説』

 

 現世の家族と同居している状況で、挑戦者ペアにパートナーと愛し合ってもらいます。

 その状況で見つからず、何点取れるか競っていただく。

 

 ……ちょっと待てや!

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