姉と世界に2人だけ取り残されたので、姉をお嫁さんにした弟が、神様を目指すために神のダンジョンに挑む物語 作:XX(旧山川海のすけ)
内心とんでもないことになったと思った。
だけど、後には引けないし。
指輪無いと困るしな。
ドッペルゲンガーがこっちと同じ能力を持つだけでも厄介なのに。
見分けつかなくて味方の手助けが出来ないなんて苦し過ぎるだろ。
これは川上さん夫婦も同じようで。
黙り込んで考え込んでいる。
でも、出てくる答えは1つなんだよ。
なので
「ささ、魔法陣に入ってください。あなたたちの存在を一時的に別の世界線に上書きします」
マスタファのこの言葉に誰も抵抗しなかった。
気が付くと俺は寝巻で自分の部屋のベッドで寝ていた。
ここ数年、寝室は元々両親の部屋だった部屋だったから。
……ここだけ切り取ると、まるで夢から覚めたような気持ちになる。
でも、実感として俺には紗耶香と愛し合った記憶があるし。
心が繋がった実感がある。
子供を持った喜びもあるし。
家庭を持った幸せの実感がある。
……もし、これが夢だったら。
俺、相当やばいわ。
夢と現実の区別がついてないってことになるから。
でも、枕元に
……あのA4の紙があったんだよね。
だから俺の記憶と実感は真実。
ほどなく部屋のドアノックがあり
「誰?」
そう訊くと
「わた……お姉ちゃん」
そういう返答が。
私です、って言いかけて、両親に聞かれると変に思われることを危惧してのことかな。
言い直したの。
紗耶香も俺の紗耶香のようだ。
俺たち姉弟は、揃って別の世界線に無事に飛ばされたらしい。
紗耶香も寝巻姿。
枕元の目覚ましの日付表示から判断するに、今日は日曜日の設定らしい。
なので紗耶香も俺も今日は休みなので、会社や学校の予定は考える必要が無いようだ。
「……どうしますか? あなた」
互いに持ち寄ったA4の紙を俺の部屋の床に並べて。
俺たちは作戦会議をしていた。
「単純に点数を稼ぐだけなら、お父さんとお母さんの目を盗んでキスを繰り返すのが一番良いと思う」
俺は単純に、一番安全に高得点を取る方法を提案した。
だってさ……
キス 3点
ディープキス 6点
ボディタッチ 1点
乳吸い 5点
フェラチオ/クンニ 10点
セックス 20点
……なんだよ?
キスとディープキスが分けられている。
ここがポイント。
つまり、唇を触れ合わせた後に舌を入れたら、コンポで9点入るってことだ。
9点はフェラとクンニに匹敵する点数だよ。
キスの長所は、しても着衣に乱れが無いことだ。
なので親と会話しながら繰り返すことに適している。
……そこまで話したら、紗耶香が口を挟んできた。
「……あなた。それでは多分番組としては面白くないと思います」
うん……そうだよね。
俺も言いながら思ったさ。
俺たちは番組のチャレンジャーとして呼ばれているわけだから
番組を沸かせる必要があるわけだ。
それなのに、点数的に有利だからと親に隠れてキスを繰り返すようなしょっぱいプレイを繰り返していたら視聴者はどう思う?
絶対思うよな?
いや違うだろ! やれや! 種付けせーや!
……そんな感想しかもらえない状態で、果たしてマスタファは指輪をくれるだろうか?
難しいんじゃないかなぁ……?
なので
俺は紗耶香を抱き寄せて、口づけをした。
紗耶香は突然だったので、驚いたみたいだったが。
俺の舌が入って来たとき応えてくれた。
そして俺は口づけしながら紗耶香の身体を愛撫する。
口づけしているので声をあげられないけど、紗耶香が感じているのは舌の動きで手に取るように分かる。
俺は紗耶香に囁く
「親に挨拶してインターバル入る前に、1回点数入る行為を全部やってしまおう」
俺の愛撫で燃え上がりつつある彼女は、俺の言葉に頷いてくれた。
真っ赤な顔で。
欲情に燃え上がりつつあるその顔で。
俺は
「……声は我慢して」
そう言って、紗耶香の乳房を鷲掴みにしながら、その首筋を舐め上げた。
それで彼女が身を震わせるのが激しく興奮した。