姉と世界に2人だけ取り残されたので、姉をお嫁さんにした弟が、神様を目指すために神のダンジョンに挑む物語 作:XX(旧山川海のすけ)
リビングセックスのミッションをクリアした。
ヒヤヒヤしたけど。
あとはお風呂セックスだけだな。
お風呂セックスの方が倍率が高いのは、お風呂は音が反響して響くし、脱衣した服で中に誰が入っているか予想できてしまうのがあるのだと思う。
……脱衣カゴに俺の服と紗耶香の服が入り乱れた状態で放り込まれていたら、中で何が起きているか覗かなくても分かるもんな。
確かにリビングでするより危険度が高い。
……そんなことを、お母さんが後ろを向いた瞬間に紗耶香とキスをした後考えた。
これでもう、ホントにシチュエーションボーナスは浴室のみ。
「姉さん、ちょっと来てくれる?」
「拓斗、何なの? 別にいいけど」
リビングで家族でお笑い番組の録画を見てたとき。
俺はもう1度お風呂について詰めるために俺の部屋に誘った。
バタン、と部屋のドアを閉める。
これでもう、家族に俺たちの仲を隠さなくていい。
紗耶香を抱きしめ、キスを交わす。
酸欠寸前まで互いを味わいあって。
見つめ合い
「リビングのセックスは怖かった。機転効かせてくれてありがとう」
「あなたも騒がないで大人しくしてくれていたからこそ、ですよ」
微笑みあった。
そして
「お風呂なんだけど、一番最後にしないか?」
「えっと、どういうことですか?」
俺のプランを紗耶香に話す。
お風呂の順番の話。
まず両親に入って貰って。
その後俺たちが入る。
そうする流れなんだが……
「夕食、俺たちで作らない?」
その間に先にお風呂に入って貰うんだよ。
効率を持ち出せばきっと上手くいく。
時間を無駄にすることは抵抗あるだろうしね。
2人とも。
そう提案すると
「確かにそれは良いかもしれないですね」
俺のプラン、紗耶香も賛成してくれた。
「では早速、お母さんに夕食の献立の相談してみましょうか」
そう言って頷き合い。
俺たちはまたキスをして、手を繋いで外に出た。
リビングに戻る寸前で手は放したけど。
それが酷く寂しく感じられた。
……もう俺たち、離れられないんだなぁ。
それを実感する。
今日の晩御飯はトンカツだった。
トンカツか……
揚げるだけだったら俺でもできるんだよな。
何度も向こうの俺たちの家で手伝ったから。
紗耶香と夫婦になってから、主に料理は紗耶香の仕事だったけど。
俺が手伝いたいから覚えたんだよ。
紗耶香は全部私がやりますよなんて言ってくれたけど。
料理は女の仕事なんて言葉、通用しない環境だしな。
俺たち、迷宮に一緒に潜るだけで働いてないんだから。
条件は一緒。
俺の奥さんは俺の奴隷じゃ無いんだ。
紗耶香が豚肉に下味つけて卵とパン粉をつける作業。
俺は揚げる作業。
……こうやって、2人で色々やるのも幸せなんだよな。
家庭、って感じで。
「ちょっと見てくれる?」
一応、ちゃんと揚がったと思うトンカツを皿に乗せ、紗耶香の前に持っていく。
すると、キチンと見てくれて
「大丈夫だと思いますけど一応、1回切ってみましょうか」
そう言ってくれて。
包丁を入れてみると、肉に綺麗に火が通っていた。
……良かった。