※この作品はR-18です。

姉と世界に2人だけ取り残されたので、姉をお嫁さんにした弟が、神様を目指すために神のダンジョンに挑む物語   作:XX(旧山川海のすけ)

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第157話 隣町に行かないか?

「どこか行こうか?」

 

 家に帰ってから。

 俺は提案。

 

 来斗と明日香を抱っこで拘束しながら。

 美香を抱っこしている紗耶香は

 

「行くってどこにですか? ゲームセンター?」

 

 そう、訊いてくる。

 うん……まあ、この町で遊べる場所ってそこくらいだよね。

 潰れかけのゲームセンター。

 

 置いてるのが何年前のゲームか分からない、時代に取り残された遊興施設。

 

 まぁ、そこも楽しいけどさ。

 それなりに。

 

 でもそこでは子供たち楽しく無いし。

 

「んん、そこじゃなくて。隣町」

 

 隣町。

 そこには小さいながらも水族館とデパートがある。

 

 そしてそのデパートの屋上に、今の時代ほぼ化石と言って差し支えないと思うけど。

 小さい遊園地もどきがあるんだよ。

 

 つまり隣町には水族館と遊園地があるんだ。

 

「……隣町ですか」

 

 思案顔の紗耶香。

 まぁ、そうなるよな。

 

 俺たちが次元転移した後。

 俺たち、この町から動いたこと無いからな。

 

 ……転移日当日。

 俺は電車の中で転移を迎えて。

 そのまま電車に乗って帰って来た。

 

 そして紗耶香は会社で迎え。

 バスと電車で帰って来たんだ。

 

 ……つまり、公共機関の交通システムは使えるんよね。

 この世界。

 

 運転手が居ないのに。

 

 だけど俺たちは使わなかった。

 

 ……転移後に、紗耶香に子供を作ることを提案されて、それでこれまでやっていた避妊をやめて。

 姉弟で新婚夫婦として、セックスに没頭しててさ。

 

 良く分からない電車やバスを使って、町の外に出ようと思わなかったんだよな。

 

 ……だって、本当は欲しかった俺たち姉弟の子供を作っていい理由が出来たんだ。

 やるに決まってるよな。

 

 当時、行方不明と思っていた両親は気になったけど、燃え上がっていた。

 家の中でイチャイチャしてた。

 これまで他人の目を気にしてできなかったことをしまくっていた。

 

 居間でキスしまくったり。

 食事を口移しで食べさせあったり。

 恋愛映画を観ながらセックスはじめたり。

 

 そして調子に乗って、両親の寝室を占拠して。

 家の主人の新しい夫婦ヅラで、ふたりで愛の巣を形成していたんだ。

 

 そして

 

 子供が出来たら今度は育児が忙しいので、猶更外の世界に行く発想が起きなかった。

 

 で、今に至る。

 

「水族館、結構楽しいと思うんだよね」

 

「魚、居ますかね?」

 

 紗耶香の不安げな言葉に俺は

 

「居ると思うけどなぁ。スーパーで生魚買えるわけだしさ」

 

 俺が水族館が楽しめる状態であると予想する根拠はそれなんだけど……

 弱いか?

 

 でもまあ

 

「水族館が駄目でも、遊園地があるし。それが駄目ならスーパー銭湯があるじゃないか」

 

 そう……スーパー銭湯もあるんだよね。

 大きなお風呂に入るのは気持ちいいじゃないか。

 しかも一家で混浴で。

 

 ……そこで俺は嫁さんと大きなお風呂で混浴する様子を想像し、ちょっと興奮した。

 状況が変わると、そそるものってあるよな。

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