姉と世界に2人だけ取り残されたので、姉をお嫁さんにした弟が、神様を目指すために神のダンジョンに挑む物語 作:XX(旧山川海のすけ)
で、クラスかぁ。
クラスとはなんぞや?
そう思っていたんだけど。
ようはファンタジー作品で言うところの「職業」のことらしい。
関門の迷宮の攻略のための特殊能力。
そんなクラスを俺たちは3つずつ、全然別のものを与えられてるようだ。
俺は
忍者、盗賊、狩人。
紗耶香は
魔術師、治癒士、学者。
これはこの自宅のパソコンでの操作で付け替えができるそうだ。
そしてそれ以外では付け替えることは不可能。
そのためのアプリが「ステータスモード」
他にも「サブクラス」とか「上級職」って単語があったけど、ステータスモードの状態を見る限り、この2つは俺たちにはまだ早いようだ。
なので、その項目を詳しく読むのは後回しにした。
で。
俺は現在「忍者」にクラスを設定されている。
ランクは熟練者。
ランクというのは3つあるそうで。
まず初心者。
さらに熟練者。
そして達人。
……つまり俺の忍者は、真ん中の位階のようだ。
まだ何にもしてないのに。
ランクはクラスを使いこなしていくと上がっていき、最終的に達人まで上がるらしい。
そしてランクごとに特殊能力が設定されていて。
つまり、使いこなしていくとやれることが増えていく。
忍者の能力は……
初心者:忍者の素養
熟練者:二刀流
達人:忍術
……ふーん。
俺、あんまりゲームしないからすごいのかどうか分かんないや。
忍術はなんかすごそうな気はするけどさ……
でも、紗耶香は違うみたいで。
「さすが拓斗さん! あなたの空手の努力が評価されたんですよきっと!」
そう言って興奮。
……まあ、紗耶香に褒められると悪い気はしないけどさ。
で、その忍者の素養って何ぞや?
これについては、検索を掛けると答えが書いてあった。
忍者の素養とは……素手、刀、手裏剣での戦闘の才能。身体能力の上昇、鍵開け、罠鑑定、罠解除。
なるほど……
「まあ、ウィズ式の忍者はこんなものよね」
横で見ていた紗耶香からの言葉。
ウィズ式の忍者?
気になったので訊いてみると
「ウィザー〇リィ式の忍者は、防具を着ないで素手になったときが一番怖い仕様なんです」
へぇ、そうなのか。
……だから、あのときゴブリンを瞬殺できたんだな。
あのときの理由が分かって、俺は少しだけスッキリとした。
で、クラスのランク上昇だけど。
使いこなし……つまり所謂経験値が溜まったら、即上昇するわけじゃなくて。
1回帰宅し。
家でぐっすり休んだ後上がる仕様だそうだ。
そのために……
この家は、何があっても魔物に襲われない仕様だそうで。
何も心配しないで家で休んでくれたまえ。
……そんな言葉が書かれていた。
ここまで俺が説明書きを読んで思ったことは……
とりあえず……
俺たちの所持クラスを全て達人にまで育成。
これだな。