※この作品はR-18です。

姉と世界に2人だけ取り残されたので、姉をお嫁さんにした弟が、神様を目指すために神のダンジョンに挑む物語   作:XX(旧山川海のすけ)

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第24話 3体のロードたち

 覚悟を決めて部屋に飛び込む。

 

 そこには……

 

 3体の人型の魔物。

 いずれも巨漢だ。

 

 1つは……

 

 腰蓑一丁の緑色の肌の巨漢。

 ただ、3体のうちでは1番小柄。

 

 こいつは一言で言うと、筋肉の化け物。

 特に僧帽筋が酷い。

 

 日常生活を送ることに支障があるんじゃないのか?

 そのレベルの盛り上がり。

 

 

 2つは……

 

 肥満した豚顔の獣人。

 その肥満の仕方は怪物的で。

 全身が脂肪の塊になっている。

 

 裸の上に吊りパンツを穿いており、その吊りベルトに鋭い金属の棘がついていた。

 

 

 そして3つは……

 

 銀色の犬の獣人。

 体格は緑色と豚顔の中間くらい。

 

 体格はスラリとしており

 ……細マッチョ?

 

 筋肉お化けダルマと。

 脂肪ダルマ。

 

 それと比較して、対照的に見える。

 

 ……何なんだこいつら?

 

「……そんな馬鹿な……ありえない」

 

 そして

 紗耶香は真っ青になって震えていた。

 ……どういうことだ?

 

 俺は彼女の次の言葉を待つ。

 彼女は見抜いてくれたはずだから。

 

 彼女は言った。

 叫ぶように。

 

「ゴブリンロードと、オークロード、コボルトロード……普通、雑魚モンスター代表格のロード種が、こんな出鱈目であるはずがないでしょおおおお!」

 

 ……出鱈目だって?

 

 同時に、3体のロードたちが動き出した。

 

 

 

 紗耶香は今は戦闘力を持たないクラス「学者」なので。

 逃げ回った。

 

 俺はそんな紗耶香を守るように、それを妨害する形で割り込んでいく。

 ただし、割り込むだけで手は出さない。

 

 二刀で受け一辺倒だ。

 

 二刀流は確か、本来は防御の武装なんだよな。

 攻めでは無いんだよ。

 

 だからこの状態は都合良かったのかもしれない。

 

 紗耶香は逃げながら、自分が知るに至った情報が俺に伝わるように大声を出す。

 

「ゴブリンロード……来た攻撃は一切防御しないプロレスラー気質! ただし防御はしないだけあり、何をやっても怯まない! 握力が恐ろしく危険よ!」

 

 えっと……俺がアニメで見たゴブリンロードって、そんな魔物だったっけ?

 

「オークロード……特殊能力拳法殺しを持っている! 打撃攻撃はすべて無効!」

 

 それ、ハー〇様だろ……!

 

 でもまあ、わりと常識的だったんだよ。

 この2つ。

 

 3つめのこいつ……

 

「コボルトロード……嚙みつきとタックルを合わせた必殺技『犬・コボルト抜刀牙』を持っている! それは触れたものを全て切断し、体力の続く限りそれは続くわ! 臭いで追尾する性能もあるみたい!」

 

 コボルトロードに比べたら!

 

 コボルト抜刀牙って……

 流石の俺でも、それが違うことくらいは理解できる。

 

 ……どうやら。

 一筋縄ではいかないみたいだ。

 

 でも……

 

 紗耶香が事前に全部教えてくれたんだ。

 俺はそれに……応えるだけだ!

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