※この作品はR-18です。

姉と世界に2人だけ取り残されたので、姉をお嫁さんにした弟が、神様を目指すために神のダンジョンに挑む物語   作:XX(旧山川海のすけ)

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第36話 絶対イヤ!

「ええと」

 

 紗耶香は複雑な表情をしている。

 まあ、気持ちは理解できないこともない。

 

「先に2万ゴッド使って、水着を買うのは良いんですけど」

 

 うん。

 

 紗耶香はタマミさんから購入した達人の水着を着用していた。

 達人の水着は青い水着で。

 

 女性用はビキニなんよな。

 

 ……まあ、本当はワンピースもあったんだけどさ。

 こっちにしてもらった。

 

 嫁さんの水着姿、本気出して欲しいし。

 そして着用してもらって……

 

 大正解。

 俺の人生で見たビキニの女性で、見ててここまで興奮したのは紗耶香だけ。

 眼福だった。

 眼福のボディラインだ。

 

 でも

 

 この水着、別に男に見せるためのものじゃなく。

 本来は素潜りの能力を後押しするもので。

 

 そこで思うわけだ。

 達人の水着を先に買うということは、ここに潜るのか? って。

 

 だから

 

「……こんな汚い水たまりに潜るんですか? さすがに嫌です。病気になりますよ!」

 

 紗耶香の顔に浮かぶ嫌悪感。

 ……本当に嫌そう。

 当然だろうね……

 

 異臭がするしな。

 この水たまり。

 

 名前は「とても深き水溜まり」

 タマミさんはそう言っていた。

 

 なので俺は先に否定する。

 

「いや、違うから」

 

 紗耶香がキョトンとした表情をした。

 

 ……詳しく説明しないとなぁ。

 

 俺は続けた。

 

「ここな、女好きの半魚人が棲んでるんだよ」

 

 ディープワンとかいう名前だったかな。

 で

 

「ここでイチャイチャすると、NTRしようと襲ってくるらしいんだ。……そこから」

 

 言ってここで、俺は水たまりを指差した。

 

 説明を続けると、段々紗耶香の顔が紅潮してくる。

 自分がここで何をされるのか、予想ついてしまったんだな。

 

 まあ、だからここに来るまで説明一切しなかったんだけど。

 

 ……直前にした方が、絶対可愛いリアクション期待できるし。

 

「でな」

 

 俺は続けた。

 

「そいつら、倒すとちょくちょく小さい宝箱を落とすんだって」

 

 ……それが狙いなんだよね。

 結構換金率が高いらしい。

 

 イチャコラすれば無限に湧くし、稼ぐならここだろと。

 俺は言われたんだけど……

 

 紗耶香は複雑そうだ。

 頭の中で、ゴッド稼ぎの重要性は理解できてるんだろうな。

 

 稼げないと装備が整わないし。

 そうすると、川上さんとの合流が遅れる。

 

 それはまずい。

 迷惑だ。

 

 ……紗耶香は元々OLだったしな。

 その辺の公共の精神、あるだろうし。

 

 ……と、思ったけれども

 

「……脱がすのだけは絶対やめてください」

 

 有無を言わせない口調で、そんなことを。

 彼女は続けた。

 

「……私の肌を許しているのは今はあなただけなんですからね!」

 

 キッと俺を見つめながら。

 

 ……正直。

 モンスター何てどうでもいいだろって思ってたけど。

 

 紗耶香は真面目なんだなぁ。

 

「私は私に欲望持ってる相手の前で裸になんて絶対になりたくないです!」

 

 ……う。

 

 ある意味、誠実さなのかもしれんよな。

 こういうところも、惹かれるんだ。

 

 だからまあ、無視はできないよな。

 

 なので

 

「分かった。気を付ける。ごめん」

 

 ……正直、調子に乗り過ぎた。

 普段、俺のために尽くしてくれるし。

 子供だって2人も産んでくれたから。

 

 俺が平気なら彼女も平気だろなんて。

 勝手なことを考えていた気がする。

 

 ……悪かった。

 

 そういう気持ちを込めて彼女を抱きしめると

 

「……ゴッド稼ぎが重要なのは事実でしょ? 私たちは目的を絶対に果たさないといけないんです。……何も間違って無いですよ」

 

 返ってきたのがそんな言葉で。

 俺はまた、愛おしくてたまらなくなる。

 

 ……そして。

 

 くだらないことかもしれないけど。

 

 私の肌を許しているのは今はあなただけ

 

 ……この言葉が、ちょっとだけ引っかかった。

 別にさ、紗耶香ほどの美人で心も綺麗な女がさ

 

 ……この年齢(トシ)まで処女のはず無いんだよな。

 

 男の方が放っておかないし。

 

 ……実際、俺の筆おろしのときもさ。

 俺のチ〇ポを膣に導いてくれたのは彼女で。

 そのときすでに膜、無かったからな。

 

 ……いや、別に良いんだよ?

 俺が彼女の最後の男になるのは間違いないし、そこは疑ってないから。

 

 ……でも、ちょっとだけ。

 

 もしも、間に合うなら、最初の男にもなりたかったなぁ

 

 そういうのは、どうしてもあるんだよな。

 もうしょうがないことだし、気にするべきことでは無いんだろうけども。

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