姉と世界に2人だけ取り残されたので、姉をお嫁さんにした弟が、神様を目指すために神のダンジョンに挑む物語 作:XX(旧山川海のすけ)
「オニイ……アタシを見つけてくれてありがとう」
「……正解できてよかったよ。確信はあったけどさ」
……どうやら向こうも正解できたみたいだ。
振り返ったら、抱き合ってた。
しかし、恐ろしい試練だな。
うっかりすると、自分の伴侶を蹂躙される。
あとから考えるとゾッとしてきた。
マジで、正解できて良かったわ。
……普段から紗耶香の陰毛に注目してて助かった。
そんなことをつらつら考えていると、紗耶香が
「あなた、動けないから」
俺の下でそう言ってきて
「あ、ゴメン」
慌てて彼女からチ〇ポを抜いた。
その瞬間、彼女は「んっ」と色っぽい声をあげた。
……立ちバックの彼女のお尻。
スラリとした太ももに、俺が中出しした精液がツゥ……と垂れて来てて。
拭かなきゃなんだけどさ……
この光景、何回見てもゾクゾクして。
なんだかどす黒い満足感があるんだよな。
こういう思い、持つべきじゃないのかもしれないが。
彼女のお腹の中に、子供の種を仕込んだ。
俺は雄として、彼女を雌として確保した。
彼女が俺のものになった。
……どうしてもそういう気持ちが出てくるんだ。
彼女には言ってないんだけどね。良い気しないだろうし。
多分、これは生き物として本能的なもんだよな。
そんなことを思いながら見ていると
「んもう、あなたの精子が垂れてくるのだけは困るなぁ」
すると紗耶香はポケットからティッシュを出して、腿の精子を拭いていく。
グチグチ言いながら
曰く、夫の精液を本気で受け止めたなら、子宮で精子を全部逃さず確保する身体構造になってればいいのに、と。
逆流一切起きない構造になってれば、と。
……いや、それは無理だろ。
知らんけど。
それに紗耶香は嫌かもだけど。
妻に中出しして、精液が一部逆流してくるのはロマンでもあるから。
無いとその……嫌だわ。
俺が。
まあ、そんなこんなで。
鍵と鍵穴の試練を俺たちは無事にクリアし。
見事、正面の壁に設置されていた金庫から、目的の宝物「淫魔の王冠」を手に入れた。
それは古代ギリシャの月桂樹の冠を思わせるデザインだった。
ただし「黄金で作られた」という枕詞がつくけれど。
これがその、快楽の夢を確約するマジックアイテムか……
ちょっとだけ、興味があった。
けど
ちらりと、目をやる。
俺の精子の逆流分を拭いた後、俺からパンツを受け取っていそいそと穿いている俺のお嫁さん。
彼女を見つつ
現実の彼女との家庭生活が幸せだから、こんなのに逃げなくても俺はいいや。
なので俺に、この王冠を手放すことへの抵抗は特になかった。
「おお、流石ですね。あなたたち創造神候補生の夫婦の絆なら可能だと踏んでましたよ。僕の目に狂いはなかったです。ありがとうございます」
例のベルゼブブの部屋の前に戻ると、マスタファが居て。
俺たちが取って来た淫魔の王冠の受け取った。
そのときに、そんな言葉を掛けられた。
……信用してくれてどーも。
全く嬉しく無いけど。
こちとら、大切な嫁さんをレイプの危機に晒して取って来たんだよ。
喜べるかっての。
……お礼は良いから、出すもん出してもらおうか。
「消臭剤をくれ」
「ああ、勿論です。これを」
蛇人間が、緑の鱗の手で自分の懐からガラス瓶を取り出した。
そして手渡してくれる。
こう、言いながら
「ベルゼブブに遭遇し、耐えがたい悪臭を感じたときに振りまいて下さい」
ベルゼブブの体臭が、香しい花の香りに変わります。
……分かった。
俺はこの人物が好きでは無かったけど。
言ってることは、信用してた。
多分、他のメンバーも同じだと思うけど。