姉と世界に2人だけ取り残されたので、姉をお嫁さんにした弟が、神様を目指すために神のダンジョンに挑む物語 作:XX(旧山川海のすけ)
俺の手の中にある妊娠薬は、桃色の液体で。
小さなガラス瓶に入っていた。
「味について何か言ってましたっけ? タマミさん」
そんなことを。
今、夫婦の寝室で。
寝巻姿で、ベッドの上で向き合って座りながら。
……これからこれを紗耶香が服用する。
俺は生唾を飲み込んだ。
これまでも排卵日を狙って、精液を溜めてから狙ってセックスすることを繰り返していたけど。
……実際、危険日は100%妊娠する日では無いのよ。
それはまあ、ここに至った理由から鑑みると明らかで。
排卵日のセックスは、あくまで妊娠確率が高い日に過ぎないんだ。
まあ、それでも高確率だし。
紗耶香も肉体年齢が妊娠適齢期で固定されてる。
来斗と明日香をあっさり授かれたことから考えて、答えはひとつで。
ただ単に、運が悪かった。
ただ、それだけ。
高確率だから絶対に起きるってわけじゃないものな。
でも、俺たちの状況は、そんな理由であくまで自然妊娠に拘ることを許さない。
これは前にも言ったことだけど。
「いや。でも、吐くほど不味いってことは無いと思うぞ」
味についての紗耶香の言葉に、俺はそう返した。
そして俺は紗耶香に薬瓶を差し出す。
飲んでくれ、という意思を込めて。
……この時点で興奮しながら。
これを飲むと、紗耶香はほぼ100%妊娠する状態になる。
排卵が起きて、膣内射精を受けた場合の精子の性能を強化し、着床率も爆上げするという。
……まず確実に、俺の子が紗耶香の腹に出来る。
こんなの、興奮しないわけがない。
寝巻のズボンの中の俺のチ〇ポは、すでにいきり立っていた。
紗耶香の視線を感じる。
紗耶香も興奮してるみたいだ。
俺が自分を孕ませることに興奮していることを視覚的に理解できたせいか。
そんな紗耶香が言った。
「……あなたが飲ませてください」
口移しで。
そう、一言。
……俺はたまらない気持ちになる。
女の体に変化を起こすものを、男が服用しても大丈夫だろうかという心配が一瞬頭を過ったが。
別に大丈夫だろ。
僅かな量だし、男には薬の効果が出てくる部分が無いんだし。
そう結論づけてしまった。
なので
「分かった」
言って俺は、妊娠薬を口に含む。
……味はとても甘い。
まるで蜂蜜のような。
そのまま紗耶香を抱きしめてその唇に口づけし、彼女の口に流し込み。
彼女は躊躇わずにそれを飲み込んで
そのまま舌を絡み合わせた。
身体を弄っていると、薬が効いて来たのか、紗耶香の反応がどんどん情熱的になっていく。
俺の方も、興奮のボルテージが上がっていく。
紗耶香……紗耶香……
彼女の顔が頭に浮かび、この生活に入ってから今に至るまでの歴史が頭を行き過ぎていく。
初めてのセックス、初めての妊娠。
悪阻、臨月、出産……
あれがこのセックスで、また起きる。
……孕ませたい!
唇を離した。
そして衝動のまま、彼女に言う。
「紗耶香、俺はお前の夫だから、妻のお前の子宮を使うぞ、いいな?」
女の子宮の使用を宣言する。
妻に対する夫としての権利の主張。
紗耶香はその言葉に頷いた。
発情しきった瞳で
「……お願いします。あなたの立派な精子を私の卵子にぶっかけてください……」
排卵が起きて、俺のために子供を孕む準備を整え終えた紗耶香の子宮。
その使用を、紗耶香が許可してくれた。
これは、嬉しいってもんじゃない。
俺は衝動のままに、彼女を押し倒した。