※この作品はR-18です。

アリアルさんはチェリーガール   作:竹@竹林にて。

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チェリーガールの開眼

「ふ、ぁああ…っ!アリィ、きもち、いいです…!アリィ…!」

「ふ…っ!ゆかりさん、いいよ、気持ちいい…!それに、可愛すぎだって…!」

 

 そう言いながら、アリアルはゆかりの腰をしっかりと抑え込んで自らの腰を振るう。以前早とちりしたマスターに付けられた男性器によってふたなりとなったアリアルは、それによって結ばれたゆかりと連日連夜年若い男女が思い悩む性本能がもたらす熱情を解消すべく今日も身体を重ねていた。

 

「アリィ…、アリィ…!も、イっちゃう…っ!」

「はは…っ!僕がイく前に何回イくつもりだい…?まぁ、そんなこと全然気にしてないからさっ、好きなだけ気をやればいいよ?ほらっ!」

「あっ!あぁんっ!」

 

 爛れていると言われれば誤魔化せないだろうという自覚をアリアルもゆかりも持っているし、それをどうにかしようと数日我慢しようとしたこともあった。しかし、その我慢も一日身体を重ね合わせていなかっただけで日常生活に僅かながらも支障をきたし、性欲に耐えかねたゆかりがその日アリアルに迫った末の性交は過去一番の興奮と快楽に見舞われて、それで二人はもう戻れないところまで来たのだと、絶頂の快楽で茹った頭で思い至った。それ以降、もう包み隠すこともなく身体を重ねるようになり、仲間内の羨望とも呆れともつかない視線を受けながら今日も性交に頭と身体を沈めていた。

 

「あ、あぁ、あぁあんっ!アリィ、アリィ…っ!イく、イくぅううううっ!」

「んぅ…っ!ちょ、ゆかりさん、締めすぎ…っ!こんなの、僕も、イ、く…っ!」

「だ、出して…っ!アリィの熱いの、私にちょーだい…!」

「…っ!もうっ、ゆかりさんの馬鹿…!じゃ、じゃあ…、出す、よ…っ、ゆかりさんの、ナカに…!くぅう…っ!」

「は、はぁあああ…っ!あつい、熱いの…、いっぱい…!」

「は、ぁ…!ほん、と…、ゆかりさんのナカ、気持ちよすぎる…!」

「はぁ、はぁ…。…あ、アリィ…。アリィの、綺麗にしますね?」

「うっ…、ふ…。ゆかりさん、そんな急がなくても…」

 

 吐き出されたアリアルの精液がゆかりの膣内を満たす。幸福感と精液が膣奥を満たすその熱量にうっとりとした表情を浮かべながら、ゆかりは自身から引き抜かれたアリアルの分身たる男性器を目一杯口を広げて頬張り、喉と口内、そして舌を余すことなく使ってゆかり自身の愛液とアリアルの精液で汚れた肉槍を磨き上げる。精液と愛液の代わりにゆかりの唾液でてらてらと輝いたアリアルの男根は一度沢山射精したにもかかわらずぎんぎんとその逞しさを主張していて、まだ満足していそうにないのは明らかだった。

 

「ふふっ、アリィのまだまだ元気ですね?…我慢しなくていいんですよ?私も、気持ちいいの大好きですから。まだまだ、いっぱいしましょうよ?まだまだ、夜はこれから、ですよー…?」

 

 そう言って、仰向けになりながら自ら脚を開いてはしたなく自らの秘唇も手で開いてみせる。そうして誘うようにアリアルに熱で浮かされた視線を向けながら、ぐずぐずに蕩けた秘唇を更にかき回してみせる。その光景に、ごくりとアリアルは生唾を飲んだ。

 

「…っ。あ、あぁ、わかったよゆかりさん。もっと、乱れようじゃあないか…!」

「…?アリィ、どうかしましたか?」

「…!い、いや…!なんでもないよ…。早く、セックスしよう?」

「…。わ、かりました。早く、来てください…」

 

 そう言って、花に誘われる虫の様に、アリアルは身体を開いて自らを誘うゆかりに身体に覆い被さった。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

「アリィ?今日の夜は、私の部屋に来てくれませんか?」

「ん?…まぁ、いいけど」

 

 夕飯を終えてリビングでゆっくりコーヒーを飲んでいたアリアルの耳元でゆかりは囁く。昨日の性行為の興奮も冷めやらないながら、流石に幼いトークロイドには配慮する二人であったが、ある程度年齢を重ねて二人の行為を理解しているミリアルはじとり、と冷たい視線を二人に向ける。

 

「…もう。リビングでそんなこと言わないでください。ゆかりさんも、姉さんも、もう少し節操を持ってください」

「いやぁ…。それをやろうとしたんですけれど…、一日も我慢できなかったっていいますか…」

「…もういいですよーだ。ちゃんと声は抑えてくださいね、けだものさんたち」

「むぅ…、分かってるよ…」

「…じゃ、用意が出来たら来てくださいね。アリィ」

 

 そう言って苦笑するように頬を緩ませながら、ゆかりは部屋へと戻っていく。その背中を視線で追いながらアリアルは残ったコーヒーを口にする。どこか落ち着かない様子の姉に、ミリアルはここ数週間で幾分か増えた溜息を今日も吐くことになった。

 

 

 

「ゆかりさん、来たよ」

「あ、はい。入っていいですよ」

 

 夜も幾分か更けた頃、アリアルはゆかりの部屋の扉をノックした。そうして返ってきたゆかりの言葉に従って、アリアルは部屋の扉を開いた。そうして何の準備もなく部屋の中に入ってきたアリアルに対してゆかりは、

 

「アリィ…。ん、ちゅ…」

「んぅ…っ!?ゆ、ゆふぁいさ…!?ん、んむぅ…」

 

 後ろ手にアリアルが扉を閉めたのを見計らって、ゆかりはアリアルに凭れ掛かるように身体を預けて、性急にその唇を奪った。そのまま、無防備なアリアルの口内へ向けて自らの舌を伸ばしアリアルのそれと絡める。突然の口撃にアリアルは面食らってしまい、そのままゆかりにされるがままとなってしまう。

 

「ふむぅ…っ!?ゆ、ゆふぁりさ…!きゅ、急に、ぃ…っ!?」

「ん、ちゅ…。今日、は、私がアリィのこと、気持ちよくしてあげますから…。あ、ん…。ちゅ、ちゅる…、んっ…」

「ん、ふぁ…っ!ひぅ…っ!?ちゅ、じゅ…っ」

 

 しかも、ゆかりの性衝動はまだまだ収まる様子を見せない。扉へと押し付けられる形で逃げ場を塞がれたアリアルが、ゆかりの責めで自らの分身である男性器を膨らませるのを見逃さずその男根へとそっと指を這わせる。その刺激に思わず身体を震わせてゆかりの唇から逃れたアリアルへ、ゆかりは自らの思いを伝えると再度その唇を奪う。それに抗えぬまま、アリアルはゆかりの口辱と手淫がもたらす快楽のその思考をただただ鈍らせていた。

 

「は、はぁ…っ!きょ、今日は、やたらに情熱的、じゃないか…!」

「ふふっ。そりゃあそうですよ…。今日は、私がアリィを気持ちよくしてあげる番ですから。…覚悟してください、ね?」

「ふふ…っ。それなら、僕も頑張らないといけないかな?」

「そう急がないでください。それに、言ったじゃないですか。『私が気持ちよくしてあげる番』…だって」

「?それは、どういう…?」

 

 いまいち了見を得ていないアリアルが抜けかけた腰をどうにか正して起き上がる間に、ゆかりはごそごそと机の傍らに置かれた段ボール箱の中から何かを取り出してアリアルの眼前に晒した。

 

「じゃんっ。これです。これなら、アリィも気持ちよくなれますよね?」

「…え、えっと。ゆかりさん、これは、どういうことかな?」

「え、アリィはこれ知りませんか?ペニバン…、ペニスバンドっていうおもちゃなんですけれど」

 

 そう言うゆかりの手に収まっているのは、所謂双頭バイブを固定するように、そして片方を女性の腰に固定できるように無骨なバンドが備え付けられた性玩具、ゆかりが言っていたようにペニスバンドと呼ばれるものだった。今でこそ性欲に塗れた生活を送っているが、自身がそういう知識にそれほど詳しくないという自覚のあるアリアルでも存在だけは知っているその無骨な性玩具がゆかりの細く綺麗な手に収まっているという現状に、アリアルは眩暈が起きそうな心持になる。

 

「い、いや…。それは辛うじて分かるよ…。でも、なんでそれをゆかりさんが持っているんだい?」

「マスターに頼んだらくれました。経費で落としていいって言われたので」

「あ、あのマスター…。ま、まぁそれはいいよ。でも、どうしてゆかりさんがそんな玩具を手にして、僕に見せてるのかな?僕は、生えてる側で入れる側だと思ってたんだけど…」

「え?…でも、アリィ。昨日、女の子で気持ちよくなってる私のこと、羨ましそうに見てましたよね?」

「…っ!?な、なんで…?」

「えぇ?分かりますよ。だって、私はアリィの彼女なんですもん」

 

 そう、微笑みで返すゆかりの姿に思わずアリアルは言葉を濁らせる。確かに、ゆかりと身体を重ねるようになってから自然とアリアルの意識には「自身は男性役だ」という自認が生まれており、その自認から自身を慰める際にも男の方を弄るのみで、ここ暫くは女性の方を弄る、即ち女性の快楽を得ることも久しくしていなかった。確かに男性器を弄ることでも絶頂に至れるだけの快楽を得られるのは事実だが、それはそれとして言いようのないマンネリ感は拭えないでいた。そして、そのマンネリを抱えた心持で見た、女性の快楽を貪るゆかりの姿に言いようもない興奮と情欲を煽られたのも事実で。しかし、それを見透かされるとは思っておらず、アリアルは思わぬ恥辱と困惑を抱えることになってしまった。

 

「あ、私の方も気持ちよくなれますから大丈夫、ですよ?ほら、こっちにも結構エグめなのついてるでしょう?」

「あ、そ、それはいいんだけど、さ…。その…」

「あ、もしかして痛いのが気になります?大丈夫ですよ?まだ濡れていないようなら、ちゃんとほぐしますし。私もちゃんとリードできるように頑張りますから」

「い、いや…。その、少し恥ずかしい、というか…」

「…ふふっ。いいじゃないですか。ここには、私しかいないですよ?そんなに気を張らなくて大丈夫ですから、安心して私に身を任せてください」

「…そ、それじゃあ、任せよう、かな?」

「じゃあ、決まりです。私、頑張りますからね?」

 

 そう自信満々といった様子でペニスバンドを握り締めるゆかりの姿に、微笑ましさと同時に言いようのない興奮を覚えてしまう自分に苦笑しながら、アリアルは自身の秘唇が浅ましく濡れていくのを感じていた。

 

 

 

「む…。ちょっと、欲張って大きいの選び過ぎましたかね…っ。ん、ふぅ…っ」

「だ、大丈夫かい?ゆかりさん…」

「は、はい。何とか…。それより、アリィは本当に大丈夫ですか?結局、私が特に解さなくても大丈夫、ってことでしたけど…」

「い、いいよ…。実を言うと、ゆかりさんにキスされながら僕のを弄られていた時から、もう濡れて堪らなかったんだよ…。だから、早くゆかりさんの、って言っていいか分からないけれど、それを僕のナカに、頂戴…っ」

「…っ、あんまり煽るもんじゃないですよ、アリィ。それじゃ、ゆっくり挿入れていきますからね?」

「あぁ…。…っ、う…っ」

「い、痛いですか…?」

「い、いや…。まだ、少しお腹の中を圧迫されて苦しいだけ、だから…」

「そ、それじゃ…。もう少しだけ、奥に進めますね…」

 

 そうしてゆかりはゴム製の疑似性器を挿入されるアリアルを労りながらゆっくりと腰を進めていく。膨らんだ男性器を互いの腹部で挟み込むように身体を重ねながら、ゆかりは少しずつ自身の腰を前へ前へと進め、アリアルの女性器の中にゴム質の性器を沈めていった。

 

「あっ…、はぁ…っ。こ、こんな気持ちだったんだ…、ゆかりさんが入れられてるときって…」

「ふ、ふふ…。どうです?気持ちいいでしょう?」

「ん…、まだ、ちょっとよく分からない、かも…。でも、じんわり温かい感覚が広がってくる感じがして、悪くない、かな?」

「じゃ…、このままもっと気持ちよくさせてあげますね?」

 

 そう、くすぐったさを覚えながら笑い合い、より深く身体を密着させていく。そうしていく内に、押し進める腰に僅かな隔たりを覚えて、いよいよかとゆかりはアリアルに視線を向ける。アリアルもその刺激に思い当たったのだろう、覚悟を決めてゆかりに視線を向けながら頷いた。いいよ、と。それを受け取って、ゆかりはありがとうと、感謝の代わりに触れるだけの口付けをアリアルの唇に落とし、意を決してゆかりは腰を一つ前へと押し進めた。

 

「んぅ…っ!」

「やっぱり、痛いでしょう?大丈夫ですか、アリィ?」

「うん、何とか…。思ったほどじゃないよ。このまま動いても、大丈夫そう」

「無理しちゃ駄目ですよ?…でも、その様子なら本当に大丈夫そうですね。もし、辛くなったらすぐに言ってくださいね」

「う、ん…。分かった…。ぅ、うぅん…」

 

 そう、苦悶とも快感ともつかない呻き声を上げながら、自然とアリアルの腕は優しくももどかしい腰遣いでアリアルを責め立てるゆかりの背中へと回された。そんなアリアルの思いを汲み取って、ゆかりはなるべくアリアルが苦悶を感じずに済むように肌と肌をより一層重ね合わせる。柔らかな胸、すらりとした腹部、柔らかくも引き締まった脚と、丁寧に身体を引き寄せてすり合わせて微弱ながら確かな快楽でアリアルの感じる痛みを和らげた。次第に痛みよりも快楽が強くなってきたようで、腹部に挟まれたアリアルの男根がその先端から淫液を滴らせていた。そうして、アリアルの眉根に寄った皺が緩まったのを見て漸くゆかりは自らのペニスバンドに覆われた腰をアリアルのそれに沈めていく。そうして、暫くの時間をかけてゆかりのゴム性器は、アリアルの最奥までその先端を届かせた。

 

「…は、アリィ?どうにか、一番奥まで届いたみたいですよ?」

「ふ、ぅ…?そ、そっか…。なんだろ…、ゆかりさんのお陰で痛くはないけど、なんか、お腹の中にもう一つ臓器が増えたというか…、不思議な感じがする…」

「なんですか、その感覚…。それで、動いても大丈夫そうですか?まだ、慣らします?」

「ん、大丈夫…。もっと、激しく動いて…?気持ちよくなりたい、かも…」

「はい、分かりました…。じゃ、気持ちよくしてあげますね?」

 

 その宣言通り、ゆかりは先程までの労るような腰の進め方から一転、奥の子宮口を力強く突くような勢いのある腰遣いへと変えて激しく責め立てる。その責めを一身に受けて、アリアルは密かに喘ぎを抑えていたその口から堪えきれない嬌声を漏れ出させる。急に強まった快楽に身体も肉槍も震わせて悶えるその様子に、以前の自身を突いていたアリアルよりは感じる快楽の薄いゆかりも興奮を煽られて、しかし幾分か冷静にアリアルの自身のより僅かに膨らんだ乳房へと手を伸ばし、膨らんだその頂上の蕾を指先できゅっと摘んでやる。

 

「んっ、ふ、ふぅ…っ!ひ、ひぅう…!だ、だめ、ゆかりさん…っ!つ、つよいぃ…っ!」

「ふっ…、ふぅ…。アリィ、駄目、なんですか…?」

「あ、あぁ…!だ、だから、一回、きゅうけいさせて…っ!」

「ふぅん…。でも…、『いや』じゃ、ないんでしょう?」

「ん、あ、あぁ…っ!?」

「はは…っ、アリィは素直じゃないから大変、ですね。大丈夫ですよ、怖がらなくても…。私が、最後まで責任もって気持ちよくして、あげますからねぇ?」

「ゆ、ゆかりさん、ゆかりさぁん…っ!」

 

 次第に襲い来る快楽に最後の理性が警鐘を鳴らしたアリアルがゆかりに懇願の言葉を投げかけるも、アリアル以上に彼女の本能を勝手知ったるゆかりにその本心を見透かされ、より激しさを増した腰遣いにアリアルの理性は脆く崩れ去る。ついには、ただゆかりの名前を叫びながら彼女の身体を抱き締めることしか出来なかくなった。腹部に挟まれているだけの男性器も悦びに打ち震え、情けなく先走りを漏らしながら二人の腹部を濡らす。

 

「あ、あぁ…!い、イく…!イっちゃう、ゆかりさん…!」

「いいですよ、アリィ…!私に一番奥突かれながら、気持ちよくなっちゃってください…!」

「あ、い、イく、イく、イくぅう…っ!!は、ふぁぁああああああ、んぅうっ!!」

 

 そうして、ゆかりの疑似男根がアリアルの最奥を一際強い力で突いた瞬間、アリアルは身体を震わせながらゆかりの下で快楽に咽び泣き、身体を震わせた。

 

「は、ぁ、あぁああああああ…」

「ふぅ…っ。アリィも、気持ちよくなったみたいでよかったです。…それにしても、」

 

 そう独り言ちて、ゆかりは一度アリアルの膣内から疑似性器を引き抜いて、取り出された秘唇のその上で情けなく震えるアリアルの男性器に視線を移した。男性器自体への直接的な刺激など腹部同士が重なった時に挟まる形で触れるくらいのものだったのに、アリアルの男性器は快楽に絞られるようにして自身からとろとろと迸らせることなく精液を零していた。

 

「おまんこでもところてん射精しちゃうなんて、やっぱりアリィってマゾの素質あったんですね?」

「ぁ、ふ…。ひぇ…?」

「あ、いいですよ、あとで教えてあげますから。…それよりも」

 

 そこで言葉を遮って、ゆかりはアリアルの脚を掴んでぐいと開かせる。その瞳は、どう猛な獣を思わせるぎらぎらとした淫欲に染まっていて、その視線に貫かれたアリアルは自覚した瞬間に責め立てられたその瞬間を想起して思わずきゅう、と秘唇を震わせ男性器からもちゅぷりと精液を零してしまう。それに更に興奮を煽られてゆかりは告げる。

 

「私、サディズムの気はないと思ってたんですが、案外そういうのもあったみたいです。…そういうわけで、まだまだ責めたりないので、もっともっとアリィのこと気持ちよくしてあげますね?嫌って言っても、私が満足するまでやめてあげませんから」

「…ぃよ」

「はい?なんです?」

「嫌なわけ、ないよ…?気持ちいいの好きだから…、ゆかりさんが満足するまで、僕のこと、気持ちよくしてぇ…?」

「…っ。いいですよ。後悔しないでくださいね…?」

 

 そう嗜虐的な笑みを零して、ゆかりは女陰に疑似性器の先端の狙いを定めて一息に貫いた。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

「ちょっと、マスター…!何したんですか…!?」

「ん?ミリアルから話しかけてくるとか珍しいじゃん?どうした?」

「どうしたもこうしたもないですよ!この前、ゆかりさんの部屋でえっちしてから、姉さんの様子がなんか変なんですよ?どっかぼうっとして、仕事にも身が入ってないみたいですし。かと思えば、何かを思い出して慌てるみたいにもしてます。それに、どうしてかゆかりさんと仲違いでもしたのか、全然話さないんですよ…?気になって二人に聞いてみたりしたんですが、どっちも『そんなことないよ』って誤魔化すだけですし…。絶対、マスター何か変なこと仕込みましたよね?」

「ん?んー?…あ、あぁ。そういうことかな?あい分かった。ちょっと二人に聞いてみるから。あとのことは俺が引き受けるよ」

「何とかしてくださいね?気になっちゃって、私も仕事に身が入らないんですから…」

 

 そうぼやくミリアルに了解、と軽口で返して、マスターはアリアルの元へ赴いた。

 

「よっす、アリアル」

「…ん。あぁ、マスターか…。どうしたんだい?」

「お、確かに上の空って感じだな。…まぁ、多分俺がゆかりに変な入れ知恵したからだろうが…。あれから、ゆかりとはどうだ?ミリアルは仲違いとか言ってたが…」

「い、いや、ゆかりさんとはそんなことないよ!…むしろ、前より仲良くなったと思うよ?」

「んぁ?でも、全然話しなくなったとか聞いたんだが…。何か、あったのか?」

「い、いや…。仕事の時は、まだ我慢できるけど、ゆかりさんを見ると、ちょっと我慢が利かなくなるというか…」

「は?我慢?」

「と、とにかく!ゆかりさんとは別に仲が悪くなったわけじゃないんだ、うん!ちょっと、関係が変わったのは事実だけど、僕もゆかりさんも満足してるから大丈夫だよ!」

「満足?…あぁ、そういう?」

「…察しがいいのも、減点ポイントになるんだね。僕も、初めて知ったや」

「ま、大体察せたからいいや。まぁ仲良すぎるのはいいが、程々にしてくれや。ミリアルには適当に誤魔化しておくからよ」

「あ、あぁ。…ありがとう、マスター」

「…マスター?アリィに何か用ですか?」

「ゆ、ゆかりさん…」

「げ、ゆかりか…。まぁ、別に?ただ、ミリアルに頼まれてアリアルと世間話してただけだよ」

「ふぅん…、そうですか…。あ、アリィ借りていきますね?いいですよね?」

「あぁ、いいぞ。持ってけ持ってけ。ただ、節度は考えろよな?」

「…善処します。それじゃ行きますよ、アリィ」

「わ、ちょ…。ゆかりさん、落ち着いて…っ。そ、それじゃあ、マスター」

「おー、頑張れ。…しかし、まさかここまで嵌るとはな。…ちょっと、時期尚早だったか?」

 

 頭を掻きながら、そう独り言ちてマスターはとりあえず大丈夫だと告げるためにミリアルの元へと向かった。

 

 

 

「ん…っ、ぷ、ぷぁ、あ…っ!ゆ、ゆかりさん、落ち着いて…!」

「ん、ちゅ…。マスターと仲良さそうでしたね…?やっぱり、本物のおちんちんの方が好きですか?それなら、私もパッチ当ててもらいますから、ね?それならいいでしょう?」

「そ、そんなことしなくていいよ…!僕には、ゆかりさんしかいないんだから…!」

 

 あからさまに不機嫌な表情を隠すこともなく、ゆかりはまだ昼下がりも早い時間帯にアリアルを私室へと連れ込んで、その唇を奪ってみせる。そのまま深く口づけをしてくるゆかりをどうにか制して、アリアルはゆかりを宥める。

 

「…ふぅん。じゃあ、信じますからね?」

「う、うん。…そ、それに…」

「?」

「も、もしもゆかりさんが生やして、本物のゆかりさんので僕を責めたら、本当に戻れなくなりそう、だから…」

 

 そう、たどたどしくもゆかりに思いを告げるアリアルだったが、その返事は返ってこなかった。恐る恐るアリアルがゆかりに視線を向けると、しかしゆかりはアリアルの予想に反して一点機嫌がすこぶる良くなっていた。

 

「嬉しいこと言ってくれるじゃないですか?まぁ、アリィのことを一番わかってるのはこの私ですから?一番気持ちよくさせてあげられますからね?これからも、私とだけ楽しみましょうね、アリィ?」

「う、うん。もう、ゆかりさんじゃないと満足できないと、思うから…」

 

 上機嫌な惚気に押されながら言ったアリアルの言葉は、しかし本心でもあった。ゆかりがアリアル以上に自身の性感帯や反応、果ては感情まで見透かしたように責め立ててくるその手腕を誰も真似出来はしないだろうという確信があるし、それに加えてアリアル自身ゆかり以外に身体を許したくないという思いもある。肉体も心も鎖で繋がれたアリアルに、ゆかり以外から餌を貰うその考え自体が無いのだった。

 

「それじゃあ、アリィは今日はどっちの方がいいですか?ゆかりさんを抱く方がいいですか?それとも、ゆかりさんに抱かれる方がいいですか?」

「あ、あの…!…ど、どっちもが、いいです…。で、出来れば、最初は抱く方で…」

「もう、欲しがりさんですねぇ。でも、私もそれがいいかなって思ってました。じゃ、最初は私を気持ちよくしてください、ね…?」

「あ、う、うん…!」

 

 そう言って、アリアルは性急に自身の穿いていたショートパンツを下着ごと下ろして、興奮で膨らんだ己の分身を露出させる。それは、まだ口淫でしか交わっていないのに大きく膨らんで自身の欲望をこれでもかと主張していた。

 

「うわ、準備万端ですね。…まぁ、私もですけれど。ふふ、お揃いですね」

「じゃ、じゃあ…、いいよね?ゆかりさん」

「えぇ、いいですよ?」

「…っ、ゆかりさん…!」

 

 その言葉と共に同じく自身のショーツを下ろすゆかりの、その下着にはゆかりの女陰から漏れ出た淫蜜によって出来た銀の液橋がかけられていて、もうこれ以上の準備は必要ないだろうということを物語っている。あとはもう欲望の赴くままに交わればいいと解ったアリアルは想い人の名を呼んでその身体を重ねた。そうして、ひとまずの交わりとして唇を近づけようとしたアリアルの唇に、ふとゆかりの指先が触れる。どうしたのか、と少々の苛立ちと心配が込められた視線の先でゆかりは笑う。

 

「でも、アリィが物足りなかったら、私が何でもしてあげるのも本当ですからね?もし物足りなくなったら、今みたいなおまんこだけじゃなく後ろの方にも挿し込んであげますし、それでも足りなくなったら、アリィが我慢できなくなるのを覚悟で私にもパッチ当てて、アリィより大きいの生やしてもらいますから」

 

 そんな、淫らさに塗れたゆかりの言葉に、アリアルは予想だにしない快楽に身を震わせ、自らの分身をより一層硬くした。

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