中学生時代のゆかりの制服を見つけたマキ(withろくに事情を知らない京町セイカ)の策略により、中学生(雫)時代の姿に戻ってしまった結月ゆかり。
怒り心頭の琴葉葵にマキが引き摺られ、部屋に取り残されたゆかり(雫の姿)と茜。しかし、セイカさんの薬に煽られるゆかりに茜の感情も昂り…。

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第1話

 

『うわぁ、懐かしい!こんなのまだ持ってたんだ!』

『わ、またすごいの引っ張り出してきましたね』

 

 そう、呆れ半分驚き半分で返事を返したゆかりの目の前に差し出されたのは、中学生時代の制服。しかも、当時若気の至りでというか格好つけて制服の下に着こんでいた黒のインナーとスパッツも一緒に。

 

『後々親戚にあげることあるかもだから持っておけ、なんて言われて一応取ってといたんですけどね。あかりもこっちの学校に通うようになっちゃいましたから意味ないし捨てちゃってもいいですかね』

『えぇ…、勿体なぁい。折角だから着てみない?ていうか着てるところ見たい』

『無理言わないでください、背だって昔より伸びてるんですから着れるはずないでしょ』

『えー?ゆかりんなら入りそうじゃない?』

『…マキさん、今どこ見ていいました?』

『…ナンノコトカナー』

『いいですよ、そんなこと言うなら今日の夕飯納豆だけにしますから』

『あぁ、ごめんごめん!』

 

 そんな会話をしたのが、断捨離しようと久々にクローゼットをひっくり返した一週間前。ゆかりにとってこの昔の制服の話題はもうそこで終わった話だった。流石に十年近く前の服を着ろと言われて、はい着ますとはならなかろう。

 だが、そこで終わらなかったのが弦巻マキだった。弦巻マキは結月ゆかりが大好きである。それはもう目に入れても痛くないほどで、そんな彼女が中学生時代の制服姿のゆかりを諦めきれないのは当然の理と言えるかもしれない。どうにかしてゆかりに着てもらいたいと思い、煩悩でいっぱいの頭を回して。

 

「どうにか着てもらいました!」

「…いや、着てもらいましたー、やないが」

「本当に、ゆかりさんのことになるととことん馬鹿になりますよね、マキさん」

「…本当ですよ、この馬鹿」

 

 急な電話で呼び出されて何かとやってくれば、膝の上に“何故か”いつもより一回り小さい体格の、それは不機嫌そうに抵抗するゆかりの面影のある少女を膝に乗せ、恍惚と表現するのが相応しい表情で少女を抱きしめるマキの姿を見せられれば誰だって呆れ果てるだろう。茜と葵は珍しく同じことを思った。

「それで?その娘は、ゆかりさんであってるんよな?なんか色々とちっこくなっとるけど」

「え?そうだよ?」

「いや、そんな『当たり前じゃん』みたいに言われても、あ、そうですかとはなりませんから。何したんです?」

「…サプリメントと称して変な薬飲まされました。そしたら急に眠気に襲われて、気付いたらこの様です」

 

 普段の落ち着いた低めの声とは違う、細く高めの少したどたどしい声でゆかりと思しき少女は不機嫌そうに話す。これしか合う服なかったんですよ、と不満げに語る彼女は体格差で負けている以上敵わないと判断したようで既にマキに抵抗するのをやめている。

 

「…おい、何飲ませた?馬鹿マキ」

「馬鹿マキはひどくない?」

「妥当でしょ、この馬鹿…」

「ゆかりんまでひどい!」

「いいから早く話してください、私たちも怒りますよ」

「うぅ~…。何ってこれよ、これよ」

 

 三人の冷たく鋭い視線が突き刺さるのに耐えきれず、マキは渋々といった様子で懐から透明なケースを見せる。中に入っているのは白い楕円形の錠剤で、確かにサプリメントと言われて出されたら疑いなく飲むような見た目をしている。

 

「なんなんこれ?どうせ碌なもんじゃないんやろうが」

「これね、セイカさんから貰ったやつ」

「いや、誰から貰ったよりもどういった効能なのかが知りたいんですが…」

「うん、少しの間若返る薬」

「「「…はい?」」」

 

 三人の視線が、呆れから困惑へと変わる。マキはその様子に何でもない風に答える。

 

「だから、少しの間だけ若くなる薬。セイカさんに相談したら貰ったの、一時的に体が若くなっちゃう薬だって。要は、コナンに出てきたあれだって」

「…なんでもありなんか、未来って」

「割とよく使われてるらしいよ?」

「何に使われてるんですか…」

 

 本日何度目かもう分からない溜息を琴葉姉妹とゆかりが付くのも構わず、マキは変わらずの腑抜けた笑顔でゆかりの首筋に顔を埋める。ぎゅう、と抱きしめる力も痛くないくらいに強くする。

 

「まぁいいじゃん。今は楽しめばさぁ」

「よくないです」

「…これって、ちゃんと戻るんよな?」

「?うん?」

「…じゃあ、ええんかなぁ?」

「お姉ちゃん?」

 

 じとり、とした視線を葵は茜に向ける。しかし、どこか焦らされているような顔で茜は言う。

 

「ええやん、ウチかてこんなかわいいことになってるゆかりさん愛でたいもん!葵かてそうやろ!?」

「いや、そういう問題なのこれ?」

「ほらぁ、茜ちゃんも葵ちゃんもコッチ側においでよ」

「私に人権とか発言権はないんですか…」

 

 最早すっかり諦めたような表情を浮かべたゆかりは、抱きしめてくるマキの熱が移ったのか少し汗ばむ身体でぼんやりと姉妹二人の言い合いを眺めていた。

 

「ふーん、それじゃあウチは先にゆかりさん愛でてるから。マーキさん、ウチにもゆかりさん愛でさせて?」

「仕方ないなぁ?いーよ?」

「ん、ぐぐぐ…」

 

 怒っているような後悔しているような渋い表情で眺める葵を尻目に、笑顔でそう言う茜に上機嫌なマキは身体を支えるようにしながらゆかりを茜に渡した。ただでさえ華奢なゆかりの身体は薬の作用で更に軽くなっており、引き受けるのに苦はなかった。しかし、茜はマキから引き受けたゆかりの異常に気付いた。

 

「?なぁ、ゆかりさん?なんか身体熱ない?」

「まぁ、多少は。でも、マキさんに抱き締められたからだと、思ってたんです、が…ひぅっ?」

 

 受け止められた華奢な身体も、口から荒く吐かれた息も熱い。ゆかりの頬も赤く染まり、表情も熱に浮かされているように惚けている。

 

「…マキさん?これってもしかして…」

「い、いやいや!そんなこと、セイカさんから何も聞いてないし…」

「じゃあ、私が聞きますからそこで大人しくしていてください」

 

 そうぴしゃりと冷たく言い放って、葵はセイカに電話を掛ける。しゅん、と小さくなったマキの様子に若干動揺しながら茜も葵の様子を見守る。負担にならないように優しく、いまだ熱い息を吐き続けるゆかりの身体を抱きしめながらだ。

 そうして、葵がスマートフォンを取り出し手早く操作する。そうして、何度かコールがして、

 

『やっほー、葵ちゃん。どうしたの?』

「あ、セイカさん。お久しぶりです」

『んー?そんなに久しぶりだっけ?まあいいや、何か用かな?』

「はい、マキさんがセイカさんに貰った薬についてお聞きしたいのですが」

『あー、もう使ってる?若いっていいわねー?』

「…使う?若い?」

 

 軽いことこの上ない調子で上機嫌に話すセイカの様子に頭を痛くしながらも、気になる単語を思わず繰り返す。

 

『あれー?聞いてない?もしかして、言ってなかったかなぁ?ゆかりちゃんをちっちゃくしたい、なんて言うからてっきりそういうプレイ用なのかなってそれ用の薬を渡したんだけれど』

「…あの、すみません。具体的に薬の説明をしてもらってもよろしいでしょうか?」

『んー?体を小さくしてついでにホルモンちょっと弄って感度上げる薬だけれど?いやー、未来って結構倫理ガバガバでさー。双方の合意さえあればそういう薬使えちゃうんだょ…』

 

 ぷつん。

 電話が切れた音であるが、同時にこれは堪忍袋の緒が切れた音だ。少なくとも、茜とマキはそう感じた。

 

「マキさん、とりあえずお話があります。マキさんの部屋でいいですね。ゆかりさんはお姉ちゃんとここで待っててください」

「あの」

「早くついてきてください」

「…はい」

 

 怒りで顔を真っ赤にした葵とは対照的に、マキは顔を青くして彼女の後に続く。一瞬申し訳なさそうに茜とゆかりの方をちらりと見て、扉の奥へと消えていった。

 

「…ほんに、仕方ないやっちゃな。大丈夫か、ゆかりさん?」

「…ま、あ。」

「…ゆかりさん?」

 

 腕の中にいるゆかりに目を向ける。先程までよりも、吐く息も顔も熱く顔もより赤みが増している気がする。もじもじと腰を揺らしているように見えるのは気のせいではないと、茜は判断する。

 その反応に、くん、と茜の中に悪戯心めいた何かが湧いてくる。赤くなった首筋に指先を走らせ、耳元で軽く息を吐く。その軽い刺激に、しかしゆかりはびくん、と過敏に反応を示す。

 

「どうや?気持ちえぇ?」

「…ぅ、う」

「はぁ、やば。ここ最近シてへんかったからなぁ…、溜らんわ」

「…ぇ」

「なぁ、久しぶりに、どう?…ゆかり?」

 

 熱くなる身体を抱きしめて、吐息にたっぷりと熱を含ませて茜は囁く。その問いかけに、本来であればその身に不相応な快楽の熱を与えられて余裕も正常な思考も失っていたゆかりは、その熱に誘われるままに首を縦に振った。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 ゆかりとマキの部屋は隣同士である。しかし、互いに動画配信やレコーディング、また発声トレーニングなど音を出す機会が兎に角多い仕事である。そのため、近所は勿論同居しているお互いの生活にも配慮して防音の設備はしっかりとしている。どことなく感じる振動で、隣の部屋の説教の気配は感じ取れるがそれだけだ。いざ始めてしまえば、行為の邪魔になることもないだろう。

 

「さて、久しぶりやけどどこからがええかな?」

「ん、なんか…おっさんくさい、っていうか…」

「へぇ…、言うやん?」

 

 そう呟いて、首筋を軽く噛めばゆかりはひ、といつもよりずっと高い声で啼いて身じろぎした。ゆかりの部屋のベッドの上、後ろからゆかりを抱き抱えるようにして茜は座っている。柔く噛んだそこに強く吸い付いて跡を残し、服の裾から覗く黒いインナーに包まれた薄い腹部に手を這わす。

 

「いや、でも正直興奮するって、これ…。中学生のゆかりさんとヤってるみたいやもん。いけないことやってる感じ半端ないって」

「そんな趣味、あったんですか…んぅ」

「いや、ゆかりさんだけやって…。あぁ~、かわええ。なんで同じ中学やなかったんやろ」

「無茶、言わな、っ、ぁ…!」

 

 そう喘いだのは、ゆかりの胸部を茜の指が擦ったからだが、その感触に茜は違和感を覚える。

 

「…なぁ、ゆかりさん。下着は?」

「…つけてないですよ、サイズが合うの無くて…

「…へぇ」

 

 そう何でもないように呟きながら、内心茜は興奮を抑えきれずにいた。その興奮に後押しされるまま、しかしなるべく自然にゆかりの上着を脱がす。されるがままに脱がされ上半身を晒す。インナーを着ているだけになった身体は、中学生時代のそれとはいえ肉付きが薄く不健康にさえ思えるほどだ。

しかし、茜からすればそれすらも興奮材料にしかならない。病弱な学生を無理やりに襲っているというシチュエーションが想起されて、背徳感を刺激されつい呼吸が荒くなる。それ以上に茜を煽るのは、黒インナーを押し上げるようにぷっくりと膨らんだ胸元の二つの突起である。一回りは小柄な彼女の首から覗き込むようにして見下ろすそれは、ゆかりが如何に感じているのかを如実に表している。茜は、そんなゆかりの小山を二つ同時にぴん、と弾いてやる。

 

「ひゃぁっ!?」

 

 突然の強い刺激に思わず悲鳴を上げるゆかりの様子に、茜はにやりと笑みを深めた。そんなに良いのならもっと苛めてあげよう。そのまま指先を敏感な突起に這わせかりかりと引っ掻くようにして刺激を与える。

 

「ひ、あ、あ、あっ、あぁっ!」

「気持ちいいかぁ?ええよなぁ、ゆかりぃ?ん、ちゅ…」

 

 指先を遊ばせながら、首筋に作った痣を労るように舌を這わせて口づけをする。幼く敏感な身体は過剰な快楽を受け止めきれず、ゆかりは身体に回された茜の腕にしがみつくようにして嬌声を上げる。もうそろそろか、そう判断して茜はゆかりの耳元へ顔を近づけ、

 

「い、け」

 

 ぎゅうっ!と捻り上げるようにして少女の敏感な双丘を摘んで引っ張ってやる。

 

「———————ッ!!」

 

 その刺激に声にならない悲鳴と共に小さな体が跳ねる。そのままゆかりがびくびくと身体を痙攣させるのを、茜はおっと、と声を漏らして受け止めてやる。縋りつくようにして自身の上着を握り荒く息を整える少女の姿を見て、愛おしさを感じた茜はその身体を優しく抱きしめてやる。肩に触れただけその刺激だけでも身体を震わすその感度に苦笑しながら汗でぴたりと頬にはりついた薄紫の髪を払いながら頭を撫でてやると、それが心地よかったのか顔をすっと寄せてくるのがたまらない。

 

「ゆかり、大丈夫か?」

「…は、い」

「疲れたんなら休むか?さっきから身体びくびくって…」

「…ぃ、いや」

「んぅ?」

「…その、もっと…。さ、さいごまで…たぶん、もっときもちぃ…」

 

 これ以上ないのではと思うほどの赤い顔で、たどたどしく恥ずかし気に言うゆかりの様子に、茜は弾かれたような勢いでゆかりを抱きしめるようにして押し倒した。そのまま、薄く柔らかそうな唇を奪う。

 

「ちゅ、ん、んぅ、ん、ちぅ…」

「ちゅぅ、ちゅ、んんっ…はぁっ…」

「…煽った、てか言うたんはそっちやからな…。もう、我慢せんで?」

「は、ぃ…。お願いします…、……もっと、し、ひっ!?」

 

 言い終わる前にゆかりは小さく悲鳴を上げる。スカートに包まれた太ももを、茜の指先がつぅ、と這った刺激によるものだ。白く細い肌の露出部を滑り、黒い隔たりに辿り着くとその境界線に沿うようにして指が動く。その度にぴく、ぴくと小さく跳ねるゆかりの身体はしかし、その実身体の奥に灯された熱を持て余していた。当然と言えば当然である。先程の、上半身に与えられた絶頂の後の焦らすような、否、事実として焦らしているその指遊びでは最早若さゆえの性に対する渇望を満たすことなどできない。

 

「あ、かねさ…、も、はやくぅ…」

「なんや、もう足らんのか。しゃあないなぁ」

 

 とても仕方ないとは思っていなさそうな、意地の悪そうな笑顔を浮かべて茜はスパッツと太ももの境界を伝わせていた人差し指と中指をスカートによって隠された少女の秘丘へと向かわせる。ゆっくりと、かたつむりが這うよりも少し早いくらいに焦らしながらだ。はやく、はやく、と泣きそうになりながら普段の彼女とは違う高く幼い声で強請る様子は茜の嗜虐心をこれでもかと満たしてくれる。ゾクゾクと背筋を這う恍惚に身を震わせながら、そろそろ良いだろう、と凡そ予想通りに既に濡れそぼった脚の付け根に指を這わせる。そこで違和感に気付いた。

 

「なぁ、ゆかりさん…。下着は?」

「…その、うえもつけてないし、いいかな、って…」

 

 目を反らしながら恥ずかしそうに言葉を紡ぐ少女の姿に、茜の興奮は更に煽られる。くちゅ、と一押しして小さく喘いだのを確認すると、茜の指はスカートの内側から滑り出て、今度は逆に外側を歩かせるようにしてホックへ向かう。辿り着いた指はちぃ、と小さな音を立てながらスカートをただの布へと変えてしまう。その布切れを剥ぎ取られたその奥、吐かれたスパッツの食い込んでいた脚の付け根は、そこにぷっくりと膨らむ秘丘もその上で僅かに主張する秘芯も浮かび上がってしまっている。それをまじまじと見つめられて、ゆかりは顔から火が出るのではないかというほどに恥ずかしかった。その気持ちを知ってか知らずか、茜はいやらしい笑みを浮かべてゆかりの耳元へ自身の顔を近づける。

 

「ふーん、ゆかりさんは下着もつけずにスパッツ履いて、しかもこんなに濡らしてまうような人やったんかぁ…」

「ち、ちが…、丁度いいサイズの下着がなくて…」

「でも、濡らしとるやろ?」

「だ、だって、きもち、よかったから…」

「あれだけ虐められて、気持ちよかったん?」

「ぅ…」

 

 急に冷たい口調で責められているようで、ゆかりは思わず口を噤んでしまう。茜は段々としおらしく泣きそうになる様子に背筋を走るような快感を覚えながら、ゆかりの耳元へとその唇を近づける。そして、

 

「ゆかりの、へんたい」

 

 その一言と共に、微かに膨らんだ秘唇の上の小豆をぴん、と弾いてやった。

 

「、っ、あぁあっ!?」

 

 突然の刺激に、ゆかりは腰を跳ねさせ、厚いスパッツの生地の上からでも分かるほどに潮を飛ばした。

 そのまま、身体をベッドへと沈めて荒い息も整えられずに熱いままの呼吸を繰り返すゆかり。快楽に呑まれた意識は虚ろで茜の様子を尋ねる声も届いていない。そこまで快楽に沈んでいたからだろう、自身の衣服に添えられた茜の手に反応するにはあまりに時間が足りなかった。

 

「、ちょ、あかね、っ、さ…」

「こんだけ濡れてたら、もうスパッツの意味もないやろ?」

 

 そう言って抵抗する間も与えられずに、ゆかりのスパッツは剥かれてしまう。もう、ゆかりが身に着けているのは、制服の下に着ていた上半身の黒いインナーだけだ。そんな下半身丸出しの間抜けにも思える服装に情けなさを感じるが、茜は容赦してくれない。そのまま半分座るようにベッドに身体を預けたゆかりの秘所へと顔を近づける。

 

「ちょ、茜さん!いま、敏感だか…、っ、ひぁ!」

「ん、じゅる、ちゅ。言うたやろ?我慢せんて」

 

 そのまま、蛇口から漏れるようにして溢れ出る秘蜜を舌で掻き出しては吸い上げる。その度に秘所に与えられる刺激にゆかりは身悶える。乳首や秘芯を弾かれたような強烈さではないが、それでも十分に強い快楽が身を断続的に襲うので堪ったものではない。快楽で腰を、秘丘を何度も茜の顔に押し付ける。

 

「ん、じゃあ…、そろそろメインといこか?」

「…は、ぇ?」

 

 そう言って茜は、ゆかりの秘所に指を這わす。舌だと届かんからな、そう言って熱くぎゅうぎゅうと搾り取るように蠢く膣内へと指を付き入れた。

 

「————————ぃ、っ!!?」

 

 何度目か分からない言葉にならない悲鳴。それを上げてゆかりは大きく背を反らした。しかし、なおも茜の責めは止まることはない。内側をかき混ぜるようにして的確な角度や、ゆかりが最もヨく感じる場所を探る。幾度か指を前後させて内側のざらり、とした箇所を見つけると茜はそこを何度も擦るように指先を前後させた。

 

「あ、ぁう、っ、ああんっ!やっ…、ぃく、イくぅ!」

「ちゅ、ぅ、ちろ、ちろっ。ええで、イけ、イってまえ!」

 

 秘唇のその奥を穿つ指先を器用に動かしながら、茜は更に上半身を責め立てていた。汗でぐっしょりと濡れた黒インナーにぷっくりと浮かんだ乳首、服の上から赤子がそうするように丹念に吸い上げて、ゆかりが快楽から休む暇を与えない。そこまで一心に責められて、ゆかりの快楽の許容量はもう限界だった。

 

「イ、 っ、ぅ、アぁ———————————っ!」

 

 消え入るような、絞り出すような悲鳴を上げながら反りあがった身体がベッドに沈む。未だに小さく痙攣する身体に腕を回しながら、茜は思い出したように口元を袖で拭う。そして、ゆかりの小さな唇に自分のそれを触れ合わせる。舌先で唇を舐め上げてやろうと思ったがこれ以上は身体も保たなかろうと判断して、触れるだけのキスをした。

 

「…満足か?」

「は…、ゃ、やりすぎ、ですよぅ…」

「はは。まぁ、煽ったゆかりさんにも責任があるってことで」

「ぅ…」

 

 そう笑いながら茜は、抱きしめるようにしてゆかりの額にキスを落として適当に床に落としていた布団を引っ張り上げる。

 

「どうせ、葵の説教ならもっと時間かかるし休もうかぁ」

「で、でも、片付けとか…」

「ウチも手伝うから、今は寝た方がええよ?碌に身体も動かんやろ?」

「だ、だいじょうぶです、たぶん…」

「…んじゃあ、ウチからお願い。一緒に寝よ」

 

 ほれほれ、と手を伸ばす。その誘惑に、実のところ快感で碌に動かない身体では断れるはずもなかった。

 

「…それじゃあ、失礼します」

「あ、上脱がなあかんで?起きた時に元に戻ったら大変やから」

「あ…、でも、それじゃあ何か着るもの…」

「はいはい、こっちこっち」

 

 そう、まるで呆れたような声で茜が手招く。そのまま近くに寄れば、まるで軽業のようにすっぽりとインナーを脱がされる。それを床に放り投げられたかと思うと、突然伸ばされた手に腕を掴まれ引っ張られる。ティーンエイジャーになりたての薄く軽い身体はすっぽりと赤毛の女性の腕の中に納められる。そうして、目を白黒させている間に布団の中にまで包み込まれていた。

 

「これで大丈夫やろ、多分。うちが温めたる」

「…ズルい」

「ん?何か言った?」

「なんでもないです…」

 

 そう呟いて、ゆかりは普段はそう変わらないはずの大きな身体に身を預けて微睡みに身を任せた。茜の方も、ゆかりが眠りに落ちるのを確認すると愛おしそうに眺めると頬や額に何度かのキスを落とすと、生まれたままの姿で眠るゆかりを優しく抱きしめて同じように意識を落とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【おまけ】

 

「んで、葵さん?」

「なんですか、マキさん」

「あの、私が縛られているのは何となく罰だって分かるんだけど…」

「はい、そうですよ?」

「葵さんがその薬を飲んだのには何の意味があるの?」

「はぁ~、分かりませんか?このままの姿でいけば、ゆかりさんと一緒の悩みを共有できるでしょう?ましてや、これに精力増強?兎に角エッチになる効果は間違いないってセイカさんもお墨付きです!」

「う、うん。で?」

「察しが悪いですね…。つまりこれで私がゆかりさんと最後まで行けること間違いなしですよ!いい具合に身体も熱くなってきましたし、これで中学生のゆかりさんと一線超えれるかと思うと…!」

「…あの、私に反省を促すつもりで呼び出したんじゃ…」

「私のゆかりさんに手出しするからですよ?全く…」

「いや、同棲も、その、そういうことも私の方が先なんだけど…」

「副作用のある薬を知らずに使うような人にとやかく言われる筋合いはないです!」

「…ぐぅ」

「さぁ、ゆかりさん、一緒につらさを分かち合いましょ…、ゆかりさん?お姉ちゃん?」

「…あー、もしかして」

「なんですか?」

「もう二人で、やっちゃったとか?」

「……………」

「…あのー、葵ちゃん?」

「…の」

「ん」

「ぁの、泥棒猫ぉおおおおおおおおお!!!」

 

 


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