つまらない…何をしていてもつまらない。
1人の男は椅子へ座りつつ、目の前の光景を見ながらそう思っていた。
「んんッ…あむッ…んぅッッ…! 」
「もう…無理ッ…休み…たいよぉッ…」
「耐えてッ…必ず…んッ…私が…助けてあげる…からぁ…ッ!」
首輪を付けた裸の少女達が互いの身体を触り合いながら行為を続けている。
休憩も無しにずっとずっと…秘部を指で何度も掻き回したり、キスをしたり、胸の先を吸い上げたりと。すると銀髪の男はその様子を見ながら不気味に笑っていた。
「さて…そろそろ頃合いかなぁ?」
ポケットから小型の端末を取り出し、そのスイッチを入れた途端に目の前の光景が変わった。
身体を触っていた橙色の髪をした少女が急に悶え始めると身体を弓形に反らせてビクビクと震え始めた。
「ッ…大丈夫!?ねぇ、ねぇってば!!」
「う…あぁ……ッッ…!?」
するとその少女は秘部から蜜液と共に排尿しながらそのまま息を引き取ってしまった。
残された黒髪の少女は彼女の身体を揺さぶっている。
「……あーあ、結構強力だったみたいだねぇ?僕の仕込んだ薬が。」
「え…?薬は…薬は私に投与するって言ったのに…ッ!?妹には何もしないって…そう言ったのに!?」
「…あ…そんな約束したっけ?」
彼は挑発する様に笑うと黒髪の少女が殺意を露わにして襲い掛かろうとする。彼女が掴み掛かろうとした瞬間、持っていたメスで彼女の首を斬り裂いた。
「あ…かッッ…あぁ…ッ!? 」
「僕に触らないでくれよ…そんな手で。でも、キミのその目は最高だったよ?殺意に満ちた目は…ね。」
赤い血液を噴水の如く撒き散らして少女が床に倒れ落ちた。また殺してしまったと思うとやるせなさを感じていた。すると手にしていた端末が鳴り、応答する。
「……招集指令か。既に現地にはナオト君が向かった。零号機…ヴェイルファングの鹵獲とパイロットの確保。ふふふ…パイロットの子はどんな顔してるんだろうねぇ?タランテイル♪」
彼は格納庫へ足を運び、蜘蛛型の人機を見ると不気味に笑っていた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
場所は変わってボイド・ティンベイの森林地帯奥にある基地セレーネへと移る。
マユリは別行動で基地から離れており、基地に居るのは神楽達だけ。昨夜の襲撃からドミネイター側が何かを仕掛けて来る可能性も有る事から警戒は必然的だった。神楽が普段と同じくナツキから操縦に関する説明を受けていた時。
神楽が顔を上げると遠くで何かが光った様に見えた。
「…今、何か光った様な気がする。」
「え?…気の所為じゃないかなぁ?それに彼処ってどう見ても吹き抜けだよ?何にも無いってば。」
ナツキは神楽の話を笑って聞き流す。
だが、その話は突然本物に変わってしまった。
敵が基地付近へ近付いた時になる警告が大きく鳴り響くと途端に慌ただしくなる。
何があったのかとナツキも慌てていた。
するとルイが駆け寄って来て2人の元へ来る。
「敵の奇襲だッ!…もう直ぐそこまで敵が来てる!!」
「敵襲!?嘘でしょ、何で…って神楽、何やってんの!?まさか出る気!?」
神楽は膝をついて座り込んでいる人機へ駆け寄るとコックピットへ乗り込もうとしていた。
「マユリが居ないんだから…やるしかないでしょう!?大丈夫…私だって操主だから!」
「無茶だよ!実戦と訓練じゃ全然違うんだってば!!危ないから止めた方が…ッ!!」
ナツキの制止を振り切り、神楽は人機へと搭乗する。頭部にあるコックピットハッチを手動で閉めるとシートベルトを付けて操縦桿を握り締めた。
「エネルギー…駆動周り…良し…大丈夫ッ!! 」
そして彼女の乗る機体が立ち上がると地面に有った槍を拾って歩き出した。
胸部の左右には近接用の小型の実体剣がそれぞれ搭載されているこの機体はヴェイルの様なタイプでは無い。これはドミネイター兵が乗り捨てたのを鹵獲した機体であり、言うなればエルゴをカスタムした物。そして基地の外へ出て行くと神楽は立ち止まった。
「…レーダーに反応が無い…本当に敵が…?」
すると突然目の前に赤い人型の機体が現れると思い切り神楽の乗るカスタムエルゴを殴り付けた。
「きゃあああッッッーーー!!!?」
メキメキという鈍い音と共に左肩の装甲部が大きく破損し、バラバラとパーツが落下するのが肉眼でも解った。
相手が見えなかった…いや見えなかったのだ。
そしてその機体は再びその姿を消してしまった。
「くッッ…レーダーにすら映らないなんて…!!」
神楽はレーダーと共に肉眼で再び辺りを捜索する。
すると再び謎の音と共に赤い人機が目の前へ来ると今度はコックピットの有る頭部を狙って攻撃を繰り出して来た。
それを辛うじて避けると風圧でコックピットのガラスが半壊し、神楽の身体にガラス片が突き刺さって血が滲む。額を切ったのか血が白いスカートを汚していった。
「はぁッ…はぁッッ…!!」
すると突然、人型の赤い虎を象った人機が姿を現す。その目は緑色で神楽の乗るカスタムエルゴの方を見ていた。
『…例の零号機じゃない。とは言え…此方に挑んで来た以上は俺の敵だ。悪く思うなよ…これで終わらせてやる、ファントム…クラッシュッ!!』
そして再び姿を消すと神楽へと襲い掛かる。
だが神楽はカスタムエルゴを操作し右手へ刃物を握らせるとそれを突き出して身構えると人機はそこへ向けて走り出し、機体が消える直前を狙った。
「負ける…訳には行かないんだッッ…絶対に!!」
『いや…お前の負けだ…ッッ!!』
人機の突き出した刃物は空を切り、敵である虎型の人機が消えた。呆気に取られていると機体の背中から鋭い衝撃が走り、胴体と右腕が大きく抉られてしまいそのまま地面へ転倒し倒れてしまった。
神楽の着ていた服は切り裂かれボロボロ、怪我も見るに耐えない程。血が入ってしまい左目も赤く染まっている。
『……作戦継続、引き続き零号機を探す。』
虎型の人機が立ち去ろうとすると神楽は無理に機体を起こして立ち上がった。
「行かせ…ないッ…絶対に…行かせる…もんかぁ…ッ!!私は…アヴァンルージュの…戦士…神楽だぁああッッッ!!!」
今彼女が見えるのは右目、左目は霞んでいて解らない。更にガラスで左頬を切ってしまっている。
そして力強く叫ぶと無理矢理機体を立たせてみせた。
そのまま虎型の人機は神楽の方を見据えている。
『ッ…まだ立ち上がるのか…ならお前に聞いておく。零号機とそのパイロットは何処に居る?』
「知って…ても…教えないッ…教える…もんか…ッ!!」
神楽の乗るカスタムエルゴが満身創痍の状態で駆け出す。
「マユリッッ…逃げてぇええッッ!!」
神楽は無理矢理、敵の人機へ体当たりを喰らわせようとしたがビームの直撃により機体の両足を完全に破壊され、後ろへ倒れる様に座り込むとあと1歩の所で届かずに終わってしまった。
『マユリ…成程、それが奴の名前か。せめてもの礼だ…このまま楽に殺してやる…。』
「何も…出来な…かった…ッ、ごめん…マユリ…」
『……死ねッ!!』
そして彼女へ目掛けて拳が振り下ろされる。
神楽は死の瞬間を此処で悟った。
このまま自分はあの拳により潰されて死ぬ…そう思って彼女は力強く目を閉じた。
目の前の光景を見たくないから……。
だが、その拳は彼女へは届かなかった。
目の前に居たのは黒と銀色を基調とした機体、そしてその背中が自分を庇う様に拳を受け止めながらその場に立っていたのだ。
「マユリ…どうして……ッッ!?」
「……言ったでしょ?神楽ちゃんは絶対に私が守るって。それに…貴女に会えて良かった、貴女を助けられて良かったって心から本当に思ってる…神楽ちゃんと過ごした何気無くて当たり前な日々がこんな理不尽な世界の現実を…少しでも忘れさせてくれるから。だから戦えるの…辛くても悲しくても、私は前を向いて!!」
ヴェイルが虎型人機の拳を振り払うと構えて見せた。
「…それと私と貴女は笑顔は忘れないでいよう?痛くても辛くても、その先に必ず幸せも…素敵な明日もきっと有る筈だから。」
神楽は彼女の言葉を聞いて無言で小さく頷く。
すると神楽の乗るエルゴの元へジープが停り、ナツキと仲間のヤヨイが彼女を抱えて下ろした。
運転席にはユノが座っている。それを見届けた後、
マユリはヴェイルのモニターに映る目の前の人機を見つめていた。
「赤い…虎…?」
[恐らく、戮王甲壱式の発展タイプだろうな…奴と似てる部分が幾つかデータに有る。となると…アレを使って来る、用心しろ。]
そうヴェイルがマユリへ促した直後にノーモーションで目の前に現れるとヴェイルの左肩を殴り付けて来た。鈍い音と共に装甲の一部が砕け散ってしまう。
「ッッ…何が起きたの!?」
[やっぱりな…ッ、シュトゥルム・ガイストだ!!]
「シュトゥルム…ガイスト?」
マユリがヴェイルへ疑問符を提示すると赤い虎型の人機は構えを取ってヴェイル達を見据えていた。
『戮王甲壱式…その戦闘データを元に造られたのが…獣型可変機構搭載型壱式…。狼型試作零号機…貴様を駆逐するッッ!!』
「許さない…神楽ちゃんをあんな目に合わせたアンタだけは…絶対にッッ!!」
黒い狼と赤い虎は人型のまま対峙する。
そして戦闘が始まると先程とは比べ物にならない位、激化し始めた。
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「ッッ…うぉおおおッ!!」
ヴェイルがブースターを使って接近し殴り掛かると紅牙はそれを避け、反撃として射撃武器を用いて攻撃する。どうやら先程の瞬間移動は何発も使えないらしい。弾を躱して今度は此方の番だと言わんばかりにマユリは操縦桿のトリガーを引いてヴェイルの両腰にあるゲフュールブラスターを放つ。
しかしそれを紅牙が避けて目の前へ来ると力強くヴェイルの腹を殴り付けた。
『…降参したらどうだ?お前の負けは俺が来た時点で既に決まっている…!!』
「うぐッッ…それでも…だとしても…諦めたりしないッ!!絶対に!!」
マユリは捕まえたと言わんばかりに紅牙の装甲をヴェイルの右手で捕まえると頭突きをかまして突き放す。ふらついたかと思うとまた消えてしまった。
[アレを何とかしねぇと…こっちがやられる!]
「解ってるわよッ…クソッ!!モニターやレーダーに映らない…勝算が有るとしたら…!!」
マユリは有る事を思い出していた。
頭突きを喰らわせた時、一瞬だがヴェイルの手が掴み損ねた様な気がしたのだ。だが再度素早く握り直した時は捕まえられた。
「無茶苦茶だけど…やるしかない。ヴェイル、操縦全てを此方に回して。弾道予測…それからセンサー機器全てを切って!!」
[はぁ!?お前自分が何言ってんのか解ってるのか!?]
「…良いから早く切って!私の仮説が本当に正しいならそれに賭ける…!!」
センサー類全てがカットされ、ヴェイルの動きを止めるとマユリはコックピットの中で目を閉じた。昔コトネから聞いた事がある…感覚さえ研ぎ澄ませば動物は微かな音にでも反応出来ると。つまり仮説が正しいなら向こうの本体が現れるのは2回目の音の時だ。
「…今のは向こうの射撃音だから違う…来るとしたら次が2回目…!」
そして差し迫る音が聞こえると同時にヴェイルを素早く動かし、左手の拳を突き上げる様に向こうの右腕の関節を粉砕してみせた。
『何ッッーー!?』
「…お前の動きは見破ったッ!!」
そして視界が元に戻るとマユリは後退した紅牙へ向けて走り込むとヴェイルの右手を思い切り振り翳す。
「私は負けない…負けたら終わりなんだッ、私は負ける訳には行かないんだぁあッッーー!!!」
『ぐッ…嘗めるなぁあッッーー!!』
ヴェイルと紅牙が真正面から殴り合う形になるとヴェイルの拳が紅牙の腹部を大きく貫いた。
その様子を神楽達もジープから見ていると思わず拳を握り締める。
紅牙が大きな音を立てて倒れるとヴェイルはゆっくり離れ、ナツキ達の付近でビーストモードへ変形ししゃがみ込む。コックピットから降りるとマユリが駆け寄って来た。
「神楽ちゃんッ!?神楽ちゃん…しっかりしてッ!」
マユリは彼女の様子を見ると半分パニック状態だった。するとヴェイルが近寄って来て口を開く。
[…任せろ、怪我なら治してやれる。神楽をアタシの口の中に乗せてやりな…服を全て脱がしてからだ。]
「え…ヴェイル、そんな事出来るの!?」
[前に言ったろ…アタシは特別製だってさ。時間は掛かるけど必ず助けてやる。]
マユリは言われた通りにヴェイルの口の中へ神楽を裸のまま寝かせるとそのまま飲み込む。
彼女が安堵したのも束の間、突然マユリの身体が紅牙のマニュピレーターへ握られるとそのまま彼女を持ち上げて立ち上がり、飛び上がろうとする。
すかずそれをヴェイルがオートで走って突進し阻止すると紅牙は仰け反る様に再び倒れた。
「痛ぁッ…何なのよ…本当にッ!」
マユリは隙間から這い出て、ポーチからハンドガンを引き抜く。それを持ってゆっくりと紅牙のコックピットに近寄ると突然開いたハッチを見て警戒しつつ、その中へ銃口を向ける。そこに居たのは自分と同い歳位の少年だった。
「なッ…!?この子がコレのパイロット…!?」
相手はドミネイター、今まで彼女は情け容赦無く彼等を殺して来たが彼だけは何故だか殺せなかった。
とは言えヴェイルのタックルにより離れまで飛ばされた挙句に木々が多くて視界が悪い。
紅牙の上で見下ろしていると川を見つけ、マユリは飛び降りると其方の方へと向かった。
此処でヴェイルを呼んで拾って貰うという事にしたのだ。此処なら木々に囲まれていても目立つ…それは敵にとっても同じ事だった。
「…ふふふ…見ぃ付けたッ!!」
すると視界を森林地帯の方へ向けたマユリの目の前に飛び込んで来たのは糸の様な物に引っ掛かり、大きな槍が刺さったヴェイルの姿だった。それも雁字搦めにされて身動きがマトモに取れそうにない程。その横には蜘蛛型の人機が隣に居る。
「ヴェイルッ!?これって…トラップ…!?」
すると今度は目の前に銀髪で細目をした男が現れるとマユリの方を見つめていた。彼女はハンドガンを向けて警戒する。
「おおーっとっと…撃たない方が良いんじゃないかな?」
「誰よ…アンタはッ!!アンタがあんな真似したの!?」
「んん?…あぁ、そうだけど?ちょっとした趣味だよ。それに下手に動かない方が…良いんじゃないかな?」
「え…ッ!?」
彼の直ぐ後ろから神楽が出て来た。
しかも先程と同じ裸のままでだ。
先程していなかった銀色の首輪もしている。
幸いなのは怪我が一部を除いて全て治っている事。
「ッ…神楽ちゃんから離れろッ!! 」
「おっとっと!下手に動けば…致死量の薬がこの子の中に入って死んじゃうよ?僕の持つこの端末のボタン1つでね…!」
ニヤリと銀髪の男が笑うと彼の右手には小型の携帯端末が握られている。そして再び口を開いた。
「……じゃあこうしよう。モグラは服を全て脱がせて色々と確認する必要が有るんだよねぇ…それが面倒でさぁ?」
「ッッ…!!」
マユリは歯を食い縛るとポーチや装備品、それから衣類も下着も全て脱ぐと川の方へ投げ捨てる。
ハンドガンを見ると悔しそうにしつつもそれをも捨ててしまった。裸になると彼女のスタイルの良い身体が露になる。
「次はどうすれば良いッ…!」
「…そのまま座り込んで此方を向け。あ、そうそう…こういう奴は大体武器を隠し持ってる可能性が有るから…その隠し場所も開いて見せてよ?」
「ッ…!?くぅ…ッッ!!」
マユリは近く座り込むと腰を少し上げて自分の指先で秘部の中を開いて見せた。相手は神楽を置き去りにし近寄って覗くとニヤニヤと笑いながら確認している。まさに屈辱そのもの…でも神楽を助ける為なら仕方ない。
今にもマユリは悔しさで泣き出しそうだった…でもそうしなければどうなるか解らない。
「成程…キミは
「私を…私を…孕ませて…精液を…沢山ッ…注いで…下さい……ッッ!!」
彼女は途切れ途切れだがその言葉を口にする。
すると彼はズボンを下げて固くそそり立ったペニスを晒してマユリの肉付が良い尻たぶを両手で掴み、そしてニヤリと笑った。
先端が秘部の入口を擦り上げたかと思えば腰をゆっくり引いて今にも突き入れんとばかりの動作を取った。
「ッ…キミは僕を楽しませてくれる…!…それじゃあ遠慮無く…ッッ!!」
マユリは目を閉じた。ヴェイルがああなれば自分は何も出来ない、人質を取られれば何も出来ない…
無力そのもの。このまま此奴に処女を奪われて犯されて孕まされる…そう強く思った時、自分の後ろから銃声が聞こえると男は手を止めた。そこには神楽が銃を握り締めて上へ手を向けていた。しかも左手には首輪を握り締めて。
「まさか…外したのか!?外れる訳無いのに…!神経薬も入れた筈だぞ!?」
「ッ…!!」
そのまま走って掴み掛かって来た神楽を男が振り払うとマユリは自分の身体を起こして彼女の身体を抱き止めた。そしてマユリは力強く彼を睨みつける。
「……その目だ。その目が僕を興奮させてくれる…ならお前も僕の手で…ッ!!」
そっとホルスターからナイフを引き抜いた時だった。先程倒した筈の紅牙が直ぐ近くへ降り立つと呼び掛けて来る。
「…それ以上のターゲットとの接触は禁じられている。退くぞ…それにお前は獲物が最後まで抗うのを楽しむ快楽主義だろう?その女は俺より強くなるかもしれない。」
「へぇ…ナオト君がそこまで言うのなら僕も興奮しちゃうなぁ…ッ!!楽しみは後に取って置かないとねぇ?」
すると彼はマユリと神楽へ目掛けて何かをペニスから吐き掛けた。白く粘り気の有る液体は2人の裸体を汚していく。マユリはそれを浴びつつも憤りすら感じていた。銀髪の彼はそれをマーキングだと言い残すと程なくして紅牙と蜘蛛型の人機の操主2人はこの場から去って行った。
糸が解けたのか傷付いたヴェイルが歩いて来ると傍で立ち止まる。
「私…負けたんだ…ッ…アイツに…!」
[その…すまないマユリ…大丈夫か?]
「…ヴェイル。」
[どうした?]
「…次は絶対負けない。今の私のままじゃダメなんだ…私と一緒に…強くなって…もう二度と私はあんな負け方はしたくないの!!」
[……解った、なら一緒にやろうぜ。お前と契約した以上…アタシはずっとお前の傍に居る。それにアタシも、もっとお前と一緒に居たいんだッ!!]
そう告げると2人は決意を新たにするのだった。
次は負けない、絶対に負ける訳には行かないとマユリはその事を胸に強く刻み付けて。