コガネシティでアカネに勝利した後、リュウスケ達はエンジュシティに辿り着いた。
「着いたで、エンジュシティに!」
アカネがエンジュシティに辿り着いた事を伝えた。
「エンジュシティ、雅な街並みだね」
古風な佇まいのする街並みにナタネは目を見張っていた。
「ジムリーダーはマツバ、ゴースト使いのポケモンよ」
イブキがリュウスケにマツバの使うポケモンを説明した。
「ゴーストタイプの使い手なんだね、分かった」
「じゃあ、早速マツバはんに挑もうか?」
アカネがジムに行こうかとリュウスケを誘った。
「うん、行ってみようかな・・・」
「じゃあ、決まりやな。行こうで、ジムに!」
アカネがリュウスケの手を引いてジムへと引っ張っていった。
「ちょっと、待ちなさいよ、アカネ!」
イブキもその後を追いかけていった。
「うふふ、騒がしい子達ね。けど、賑やかでいいわ」
ジュピターはそんな光景を微笑ましく見ていた。
「え、マツバはん、おらへんの?」
ジムに来るとマツバがいない事を知らされた。
「マツバさんはエンジュの塔にいます」
「そうなんや、じゃあリュウスケ、塔に行こうで!」
「お姉ちゃん、あ!」
アカネがリュウスケの手を引っ張ってエンジュの塔へと向かっていった。
「着いたで、ここが塔や!」
アカネが指を差すと廃れた塔が立っていた。
「アカネお姉ちゃん、ここにマツバさんがいるの?」
「受付の人の話だとそうみたいやな」
「リュウスケ、塔が焦げているでしょう?」
イブキが言うとリュウスケは塔が炭で汚れているのが分かった。
「確かに汚れてるね・・・」
「塔には昔、伝説のポケモンがいたとされるの。でも火事で命を落としてしまったんですって」
「あ、そうやった。それであるポケモンが蘇らせたってマツバはんが言ってたで!」
アカネが思い出して言った。
「その伝説のポケモンって?」
「確か何やったかな?忘れてもうたわ」
「まあ、彼を探さないからにはジムの挑戦は始まらないわ。マツバを探しましょう」
「そうやな、リュウスケ、行こうで!」
アカネ達に手を引かれてリュウスケは塔に入っていった。
「あ、マツバはん!」
塔に入るとアカネはマツバがいる事に気付いた。
「お~い、マツバはん!」
「やあ、アカネちゃんにイブキさん」
二人に気付いてマツバが笑顔で挨拶した。
「二人も伝説のポケモンを見に来たのかい?」
「そうやないって。マツバはん、この子の相手をしたってや!」
アカネがリュウスケを紹介した。
「おや、初めて会うね」
「リュウスケです・・・」
「リュウスケ君か、初めまして僕はマツバ、ジムリーダーだよ。アカネちゃんが言うには僕に挑みに来たのかい?」
「はい・・・」
「それもいいけど、少し伝説のポケモンを見に行かないかい?」
マツバが気さくに微笑んで伝説のポケモンを見ないかと誘った。
「え、伝説のポケモンがいるんですか?」
「ああ、この地下にいるんだ」
マツバが開けた床に指を差すと伝説のポケモンがいた。
「うわあ、あんな所におるんや・・・」
「滅多に見られないと思ったけど、まさかこうして間近で・・・」
「うわあ、これって凄いね・・・」
伝説のポケモンが三体いる事にアカネ、イブキ、ナタネ達は驚いて見ていた。
「さあ、一緒に見に行こう」
「は、はい・・・」
マツバに案内されてリュウスケは地下に下りた。地下に来てマツバに連れられて、伝説のポケモンの所へ来た。
「さあ、近付いてごらん」
マツバに言われて伝説のポケモンを見た。スイクン、ライコウ、エンテイの三体は吠えると、走り出していった。するとエンテイがリュウスケの近くに現れた。
「あ・・・」
リュウスケが見るとエンテイは厳かな表情をして見据えていた。エンテイはリュウスケをしばらく見つめた後、走り出していった。
「うわあ、凄かったわあ・・・」
「リュウスケに何も起きなくて良かったわ・・・」
エンテイの威厳に、アカネは驚いていて、イブキはリュウスケに何も起きなかった事に安堵していた。
「どうだった、リュウスケ君」
伝説のポケモンを見終えてマツバが聞いた。
「はい、凄かったです・・・」
「そうか、エンテイ、君を凄い見ていたね。もしかしたらまた会えるかもしれないね。さて、ジムに挑むんだったよね」
「あ、はい・・・」
「じゃあ僕のジムにおいでよ。君の挑戦、待ってるから!」
マツバはそう言ってジムへと戻っていった。
「リュウスケ、頑張ってな!」
「マツバのポケモンは油断ならないわよ。気を引き締めていきなさい!」
「うん、分かった」
アカネとイブキに後押しされてリュウスケは塔を出てジムに向かっていった。