RG ガンダムビルド⋯ビビッドアーミー・悠久の地大戦編・ 作:星龜
やがて、9時20分になり、各寝室から部員達が出てきた。
そして、ジャージ姿のミリアもロビーに出てきた。
「お前ら…
少しは寝たか?」
と、ロビーに集合した部員達に訊くミリア。
「私達、まだ若いですから☆」
と言うフライ。
「そうだな…★」
と苦笑するミリア。
そして
「1回目の戦闘の戦訓から、出撃メンバーを変更する。
進攻部隊は
私
フライ
メルチェ
カナ
ミモザ
ユイ
敵侵攻部隊の迎撃部隊は
キャロル
メリル
ハイム
ミミ
ソリン
残りのメンバーは、発電所の防衛にあたってくれ。」
というミリアの指示に
「「はい!!」」
と答える部員達。
「では解散!!」
とミリアに言われ、控室に戻っていく部員達―。
◇
控室に戻ってきたミモザ達が、コクピットルームに入っていく―。
『GUN-PLA Battel, Stand up.』
システムが起動し始めた。
『Please set your GP base.』
GPベースを、スロットにセットする。
『Please set your GUN-PLA.』
ガンプラを、カタパルトデッキにセットする。
コクピットルーム内に、ホログラフィーで再現された球体操縦桿と正面と左右のカメラモニターや、残弾数や各部のダメージ表示を示すメモリなどが映るモニターが現れる。
球体操縦桿を握り、そして―
『Battel start!!』
バトルスタートの合図が鳴り響く―!!
「ミリアッ!!
ガンダムエピオン・コマンド、出るぞッ!!」
「ミモザ。
ダブルオーガンダム・フォルテ、行きます!!」
「ユイ!!
アルドラジェガン、出ます!!」
「カナ☆
ヴェーテルギウス、行っくよぉ〜☆」
ミリア、ミモザ、ユイ、カナのガンプラが発進した―。
◇
空を飛んで進行する
出撃して5分ほどで、メイコ陣営の侵攻部隊に遭遇した。
「あとは任せたぞ、キャロル!!」
と、キャロルに託すミリア。
《了解!!〉
と、バスターライフルを撃って、上空から降下してくるメイコ陣営のハイモック3機をまとめて撃墜する
キャロル隊
がメイコ陣営の侵攻部隊を引きつけている間に、ミリア隊は増速して、戦闘空域を離脱した―。
ミリア隊が戦闘空域から離脱して3分ほど経った時だった。
「
2時方向より、接近してくる敵機あり!!」
と、ミリアに報せるユイ。
《こちら
私も確認しました!!〉
と、メルチェもミリアに報せたが
《無視しろ。
私達の目標は発電所だ。〉
と、ミリアは無視を決め込む—。
・
「ムリだね、先生★
向こうはヤル気マンマンだよ…って…
…おや?」
と、正面モニターに表示された敵機のデータを見て、ほくそ笑むフライ。
「【インヴィンシブル】?
どっかで聞いたことのある名前のチームと思ったら
去年、ボコった連中
じゃないか☆」
と笑うフライ。
《知ってるのか?〉
と訊いてくるミリアに
「一応ね☆
これより、敵部隊の迎撃に向かいます☆
来い、メルチェ☆」
と【インヴィンシブル】に立ち向かっていく
・
「こらっ!!
勝手な行動をとるなっ!!」
と怒るミリア。
《先生…
私も迎撃に向かいます…!!〉
というユイからの通信を聞いて、驚くミリア。
「わかった…。」
と
も【インヴィンシブル】に立ち向かっていく―。
◇
【インヴィンシブル】迎撃に向かう、
「珍しいね。
どうして、そんなに積極的なの?」
と、ユイに訊くミモザ。
ユイが自分から戦闘に参加すると言い出すなど、極めて珍しい。
《あの敵部隊…
【インヴィンシブル】っていうガンプラバトルチームなんだけど…
昔、私がいたチームなの…。〉
と答えるユイ。
「うん…。
前に言ってたね…。」
と言うミモザ―。
ガンプラバトルチーム【インヴィンシブル】―。
まだ、ミモザと付き合う前のユイが所属していたガンプラバトルチームだ。
だが…
当時、まだ中学生だったユイは、リーダーのマークに
強姦された
のだ…。
そんな凄惨な過去のトラウマも、ミモザと付き合い始めたことで、薄れつつあった…。
《私は…
マークに勝つ…!!
勝って、忌まわしい過去を断ち切りたい…!!〉
と言うユイ。
いわば、この戦いは
ユイの私怨による私闘
ということだ。
本来なら手出ししない方がいいのだろうが…
しかし
ユイは、お世辞にも優秀なガンプラファイターとはいえない…。
だから
「なら、私も手伝う…!!」
と言うミモザ。
《ありがとう…。〉
と、
◆
ガンプラバトルチーム【インヴィンシブル】のリーダーは、大学生のマークだ。
歳下の女性が好きというロリコン野郎
で
中学生時代のユイを強姦したというゲス野郎
だ…。
そんな【インヴィンシブル】だが、かつて
空高ガンプラバトル部と対戦して敗れた
という過去がある。
その空高ガンプラバトル部チームのメンバーの中に、当時、高校2年生だったフライがいたのだ。
「空高め…ッ!!
あの時の借りを返させてもらうぜ…ッ!!」
と、接近してくるギャプランを見て、憤慨するマーク。
だが…
(ん…?)
と、さらに接近してくる機影に気づいた。
「ユイ?
ユイぢゃないか…ッ☆」
と、正面モニターに表示されたデータを見て、狂喜するマーク。
「ひさしぶりじゃないか、ユイッ☆」
と、ユイに通信をいれるマーク。
しかし、ユイからの応答は無い…。
「何だ?
オレと戦うつもりか?
ムリだな☆
お前じゃ、オレには勝てない…☆
それよりも
オレのところに帰ってこい☆
そうすれば
オレを捨てたことを許してやる☆」
と言うマーク。
それでも、ユイからの応答は無い。
「そうか…。
どうやら
痛い目を見ないと、わからないらしい
な…。
だったら
覚悟してもらおうか…ッ!!」
と、マークは