ブラストザクファントムに向けて、右手に持つGNソードⅡロング・ライフルモードを撃つダブルオーガンダム・フォルテ。
だが、ダブルオーガンダム・フォルテの攻撃を、ブラストザクファントムは右肩のシールドで防いだ。
そして、ブラストザクファントムの後方から、ソードザクファントムがMMI-M633 ビーム突撃銃を撃ってきた。
ダブルオーガンダム・フォルテはGNフィールドで防御するが…
ソードザクファントムが発砲した2秒後に、ブラストザクファントムがM2000F【ケルベロス】高エネルギー長射程ビーム砲を撃った。
ダブルオーガンダム・フォルテがオートガードモードで展開したGNフィールドの持続時間は3秒―。
どうやら、その弱点をキリカに見破られたらしい。
GNフィールドが消えたダブルオーガンダム・フォルテに、ブラストザクファントムが撃った、M2000F【ケルベロス】高エネルギー長射程ビーム砲から放たれた大出力ビームが迫ってくるのを見て
「いやあああああ…ッ!!」
と絶叫するミモザ。
すると!!
『TRANS-AM、緊急発動』
と、ハロの目が赤く光った。
正面モニターにも
TRANS-AM発動
と表示された。
TRANS-AMが発動したことで、ダブルオーガンダム・フォルテの全身が赤く輝き、凄まじいスピードでブラストザクファントムのM2000F【ケルベロス】高エネルギー長射程ビーム砲から放たれた大出力ビームを回避した。
「こ…これがTRANS-AM…?」
と、初めて発動したTRANS-AMに驚くミモザ。
しかし、もっと驚いたのは
ソードザクファントムとブラストザクファントムの動きが止まって見える
ことだった。
(そういえば、ビビが言ってた…。
『ニュータイプ』は、敵の動きが止まって見えるって…。)
ということを思い出すミモザ。
(これなら…!!)
と、ダブルオーガンダム・フォルテはソードザクファントムとブラストザクファントムに迫っていく―。
◆
ダブルオーガンダム・フォルテのTRANS-AM発動という想定外の展開に焦るトオルとキリカ―。
「うわあああっ!!
ボクの方に来たっ!!
来るな…
来るなぁぁぁ…っ!!」
と絶叫しながら、MMI-M633 ビーム突撃銃を乱射するソードザクファントム。
だが、ダブルオーガンダム・フォルテはソードザクファントムの攻撃を回避すると、ソードザクファントムの背後に回り込み、GNソードⅡロング・ライフルモードを乱射した。
「うわあぁぁぁ…っ!!」
ソードザクファントムは回避することも防御することもできないまま、ダブルオーガンダム・フォルテからの攻撃をくらい続け…
耐久値がゼロになって、爆散した…。
ブラストザクファントムもソードザクファントム同様、回避することも防御することもできないまま、ダブルオーガンダム・フォルテからの攻撃をくらい続け…
耐久値がゼロになって、爆散した…。
◇
ビビッ島のガンプラバトルにおける、TRANS-AMの持続時間は1分。
使用後、3分間は使用できない―。
ソードザクファントムとブラストザクファントムを撃墜したダブルオーガンダム・フォルテは、急いでユイの救援に向かった―。
◇
ミモザ達が戦っていた頃、勝手に【インヴィンシブル】への攻撃をしかけたフライとメルチェは…
メルチェの愛機・デルタプラスXだが、デルタガンダムXのウェイブライダー形態ではなく、これまで使っていたデルタプラス・ウェイブライダー形態に、デルタガンダムXのプロトフィンファンネルを装備した機体だ。
ただし、メルチェはオールレンジ攻撃端末を扱えるほどの技量は無いため、プロトフィンファンネルはビームキャノンとして使用している—。
デルタプラスXは
ウェダのジュアッグガイ
と
タリアのハイゴッグ
と戦っていた。
ウェダの愛機・ジュアッグガイは、旧キットのジュアッグの両手を、旧キットのアッグガイのヒートロッドに換えた機体で、タリアのハイゴッグは、無改造のHGUCである。
ウェダもタリアも、ユイ脱退後に【インヴィンシブル】に加入した新メンバーだが、しかし、2人とも、メルチェの敵ではなかった…。
いかにガンプラの性能が全開される悠久の地においても、デルタプラスXの高機動性の前には、ジュアッグガイもハイゴッグも、鈍重な機体でしかなかった…。
デルタプラスXに、ジュアッグガイは胴体のメガ粒子砲を撃つが、デルタプラスXに簡単に回避され、逆にデルタプラスXのプロトフィンファンネルから放たれたピンク色のビームを被弾してしまう。
ハイゴッグも、掌のビームカノンを撃つが、デルタプラスXには当たらず、逆にデルタプラスXのプロトフィンファンネルから放たれたピンク色のビームを被弾してしまう。
かなわないと悟ったジュアッグガイとハイゴッグは逃走した…。
・
ギャプラン・ソニックの相手は、【インヴィンシブル】の古参メンバーである七尾人の少年ザックの愛機・ゼラマークⅡ。
ザックの愛機・ゼラとは、HGUCジムスナイパーⅡの胴体にHGUCリゼルの頭をつけた、全身水色の機体の名前だ。
ゼラマークⅡはゼラの改良機で、両肩にジムⅢの肩を使っているため、ミサイルランチャーを装備している。
「おっ?
また会ったね☆」
と言うフライ。
〈あの時の借りを返させてもらうケンッ!!》
と、両肩のミサイルランチャーからミサイルを発射するゼラマークⅡ。
ギャプラン・ソニックは、飛んできたミサイルを回避したが…
「なに…ッ!?」
ゼラマークⅡが撃ったミサイルには近接信管が使われていたようで、ギャプラン・ソニックのすぐそばで爆発した。
弾種は対空散弾だったため、飛び散った散弾でギャプラン・ソニックは被弾してしまった。
耐久値を確認すると、15パーセントほど減っていたが、致命傷ではない。
「やるじゃん☆」
と、余裕のフライ。
〈いつまで余裕かませるケンッ!?》
と、ミサイルを撃つゼラマークⅡ。
発射後、ゼラマークⅡの肩から、弾切れになったミサイルランチャーが自動的に排除された。
「同じ手が通用すると思っているの?」
と、ギャプラン・ソニックのスラスターを全開にするフライ。
超高速で飛ぶギャプラン・ソニックにミサイルが追いつけず、目標を見失ったミサイルは、むなしく虚空で爆発した。
「どうやら、頼みの綱が無くなったみたいだね☆」
と、ゼラマークⅡの肩から弾切れになったミサイルランチャーが自動的に排除されたのを見たフライが、ザックを挑発する。
だが、フライの指摘通り、あのミサイルは、対ギャプラン・ソニック用の切り札だったようだ。
しかし、ギャプラン・ソニックに見切られ、しかも弾切れになってしまった…。
そんなゼラマークⅡに勝機など、あるはずがなかった…。
〈だまれぇッ!!》
と、ゼラマークⅡは右手に持つHWF GMG・MG79-90ミリ ブルパップマシンガンを乱射するが、ギャプラン・ソニックの高機動の前に、ゼラマークⅡの射撃が当たることはなく、逆にギャプラン・ソニックの攻撃で、ゼラマークⅡは撃墜されてしまうのだった…。