※この作品はR-18です。

RG ガンダムビルド⋯ビビッドアーミー・悠久の地大戦編・   作:星龜

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午前8時30分〜9時30分

 


 

「ありがとう、シャルロッテ。」

と、礼を述べるミリア。

 

《礼にはおよばないよ☆

苦戦している味方を助けるのは当然のことだし。〉

と言うシャルロッテ。

 

その時、ガンダムエピオン・コマンドのコクピットルーム内に、戦闘終了5分前を報せる警報音が鳴り響いた。

 

(時間切れか…。)

と、ミリアはつぶやくと

 

「時間切れだ。

撤収するぞ。」

と、部員達に指示を出した。

 

《ピンチになったら、いつでも呼んでね☆》

と、飛び去るガンダムエピ([シャルロッテ])オン・スカイ―。

 

・

 

(…★)

 

ミリアとユイを援護しようとしていたミモザだったが

ミリアが強すぎて、援護のしようがなかった…。

 

しかし、ガン([コム])ダムウィートには苦戦していたので、援護しようと思ったが、ガン([コム])ダムウィートはビーム兵器に強いナノラミネートアーマーを装備しているため、援護できなかった。

 

ダブル([ミモザ])オーガンダム・フォルテのGNソードⅡロング・ライフルモードはビーム兵器だからである。

 

そこに、ガンダムエピ([シャルロッテ])オン・スカイが来て、ガン([コム])ダムウィートを撃墜してくれた。

 

もし、ガンダムエピ([シャルロッテ])オン・スカイが来てくれなかったら…

 

その時は、GNソードⅡロング・ソードモードで斬り込むつもりだった。

 

今度、シャルロッテに会えたら、その時はお礼を言おうと思うミモザだった―。

 

 

《時間切れだ。

撤収するぞ。〉

と、ミリアからの通信が入った。

 

「撤収って…

どうやって帰るんですか?」

と訊くミモザに

 

《8時30分になったら、自動的に戻れる。〉

と教えるミリア。

 

(そうなんだ…★)

と思っていたら…

 

突如、正面モニターが真っ暗になり、カタパルトデッキにダブルオーガンダム・フォルテが戻ってきた。

 

戻ってきたダブルオーガンダム・フォルテを持って、ミモザはコクピットルームから出た―。

 

 

「どうだ、ミモザ。

初めての悠久の地は?

面白かったか?」

とミリアに訊かれ、答えに困窮するミモザ。

 

「30分戦って1時間休む

これを延々と繰り返すわけだ★」

と言うミリア。

 

「あの…

ガンプラが破壊されたら、どうなるんですか?」

と訊くミモザに

 

「心配するな。

次の出撃までに復旧される。

ただし

3回撃墜されたら悠久の地から追放される

ということを忘れるなよ。」

とミリアに言われたミモザは

 

「わ…わかりました…。」

と答える。

 

「これから

最長でも4日間、ここで戦うことになる。」

と言うミリア。

 

「4日間も戦うんですか!?」

と驚くミモザ。

 

「今戦っている1回戦が終われば

次は準決勝

決勝と続いて、決勝に勝てば

悠久の城攻略戦

だ。」

と教えるミリア。

 

「4日間もここに滞在するって…

お母さんに言ってないよ…。」

と困惑するミモザ。

 

「心配するな。

ここに4日間いても、ビビッ島に戻れば11月11日の夕方頃だ。」

というミリアの発言を聞いて

 

「ゑっ!?

どういうことですか?」

と驚くミモザ。

 

「6月のガンプラバトル大会を忘れたのか?」

と言うミリア。

 

「あぁ…」

と、6月に行われたビビッ島東区ガンプラバトル大会の時の事を思い出すミモザ―。

 

 

あの時

悠久の地に5時間滞在していたのに、ビビッ島に戻ってきたら5分ほどしか経っていなかった…。

 

 

「ん…?

ところで、今、私達が戦っている相手って、ドローネ様はメイコと言ってたけど…

その人って、たしか…」

と言うミモザに

 

「そうだ。

6月のガンプラバトル大会をメチャクチャにしてくれたヤツだ。」

と言うミリア。

 

「なら、その時の仕返しができるってわけね。」

とミモザは意気込むが

 

「その心意気は認めるが、間違っても

メイコと戦いたいとなんて考えるな

よ。」

と釘を差すミリア。

 

「どうしてですか?」

と訊くミモザに

 

「相手は、まがりなりにも

神

なんだ。

人間が勝てるわけないだろ。」

と言うミリア。

 

「じゃ、準決勝に進むためには、ドローネ様がメイコをやっつけないとダメなんですか?」

と訊くミモザに

 

「あるいは

メイコの城を落とせばいい。

むしろ

そっちの方がラク

なんだがな。」

と言うミリア。

 

「なるほど⋯。」

と納得するミモザ。

 

「悪いが、9時半まで私は寝る★」

と言って、ジャージを脱いで下着姿になって、ベッドに寝るミリア。

 

黒い下着が、やけに煽情的だった…。

 

「じゃ、私達は出よっか。」

と言うカナ。

 

「そうだね…。」

と、寝室から出るミモザ、ユイ、カナ―。

 

・

 

リビングルームに出ると、部員達が駄弁っていた。

 

「おぉ、ミモザ☆

農高の連中と殺りあったそうじゃないか☆」

と、ミモザを呼ぶフライ。

 

「私達が戦っている間、フライ先輩達は何をしていたんですか?」

と訊くミモザに

 

「上空(うえ)で戦っていたにきまってるでしょ★」

と答えるフライ。

 

フライの話によると、ミモザ達が地上で農高チームと戦っていた時

フライ

メルチェ

ソリン

ミミ

の4人は、上空のハイモックの大集団やガンプラバトルチームと戦っていたらしい。

 

「私達が戦っていなければ、ミモザ達は上空からの攻撃にさらされていたんですよ。」

と言うミミ。

 

たしかに、農高チームと対戦中に、ハイモックや他のガンプラバトルチームが介入してこなかった。

 

フライ達やドローネ陣営のガンプラバトルチームが上空で戦ってくれていたおかげで、地上で戦っていたミモザ達や味方のガンプラバトルチームが、上空からの攻撃にさらされることはなかったのだ。

 

「ありがとうございます、先輩…!!」

と、頭を下げるミモザ。

 

「いいってことよ☆

それが私ら制空隊の仕事だから☆」

と、笑うフライ。

 

 

一方で、キャロル率いる発電所防衛隊も、相当な激戦だったらしい。

 

発電所の多少がプラフスキー粒子の生成量に関わるため、発電所の防衛および破壊は両陣営にとって最重要任務なのだ。

 

キャロル率いるチームが受け持った防衛陣地にも『ニュータイプ』や悠久の地の住人が攻め込んできたが、ハイムとフォーミュラー、そしてドローネ陣営の悠久の地の住人の活躍によって撃退したとのこと。

 

「あの…変な事訊くようですけど…

そもそも

悠久の地の住人って何者なんですか?」

と訊くミモザ。

 

「読んで字の如く…ってことを訊いてるんじゃなさそうだね★」

と言うフライ。

 

「いや、フライの言ってることも間違いじゃないよ。

より詳しく説明するなら

悠久の地大戦で戦功を挙げて悠久の地に定住した『ニュータイプ』

だよ。」

と説明するセリーナ。

 

「悠久の地に定住?」

と、首をかしげるミモザ。

 

「この悠久の地大戦で戦功を挙げた『ニュータイプ』には

八戦神から定住する権利があたえられる

んだよね…。」

と言うフライ。

 

「定住って…何のために?

まさか、ガンプラバトルのため?」

と訊くミモザに

 

「その、まさかだよ…。

じつはね、この悠久の地大戦って

何十年もやってる

んだよ。」

と言うフライ。

 

「そんなに!?」

と驚くミモザ。

 

「じゃ、悠久の地の住人って、ガンプラバトルをするためだけに、悠久の地に住んでいるんですか?」

と訊くミモザに

 

「その認識は、あながち間違いじゃないね。

正しくは

悠久の城を攻略するための駒

なんだけどね。」

と言うフライ。

 

「それが…

悠久の地の住人…?」

と驚くミモザ。

 

「年に一度の悠久の地大戦で悠久の城を攻略するためだけに…

悠久の地の住人達は、時が止まっている、ここ

悠久の地で永遠に戦い続けている

んだよ…。」

と言うフライ。

 

「そんな…!?

それって

誘拐

じゃないですか…!?」

というミモザの発言を聞いたフライは

 

「誘拐か…

そりゃ言えてる☆」

と笑う。

 

「笑い事じゃありませんよ!!

ハイムやフォーミュラー、カナ先輩が悠久の地の住人になってしまうかもしれないんですよ!?」

と怒るミモザ。

 

「そうだね…★

聞いたか?

ハイム、フォーミュラー、カナ?

お前達も、あんまりハデに暴れ(八戦神に選ばれ)たら、悠久の地に住むことになるぞ?」

と、ハイム、フォーミュラー、カナに話を振るフライ。

 

「メリルと離ればなれになるなんて嫌だ…!!」

と言うハイム。

 

「私もだ。」

と、ハイムに続くフォーミュラー。

 

しかし…

 

カナだけは

微笑むだけで、何も言わなかった―。

 

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