紡ぎ屋ミウ マスター用ノベル作例集 作:紡ぎ屋ミウ
オナマットなる大人のオモチャがあるらしい――齢十八にして、恋するPINK娘のペンネームで、エロ漫画家として活動する水瀬・恋眞(同人サイコガール・h12227)。彼女は自他ともに認めるエロスの探究者だ。
常に新しい刺激を求め、性表現の幅を広げるためのリサーチは惜しまない。その過程で得た新たな知見を見逃すはずもなかった。
「そんなわけで、たっだいまー」
玄関を閉め、買い物袋を片手に持ち上げて、一人暮らしの家に元気よく帰りを告げた。
通販で買ってもいい。しかし恋眞にとってアダルトショップを歩くのはフィールドワークの一環であり、周囲の男性客の視線を浴びるのも嫌いではない。
(きっと、ボクがこれ使ってるとこ想像してるんだろうなあ)
そう考えるだけで、くすぐったい快感が背筋を這い上がる。
「実際に使っちゃうんだよねー」
リビングへ入り、袋を開ける。取り出した箱には、快楽でどろどろに蕩けた雌の顔をした少女が描かれていた。完全に男性向けのデザインだ。
女性向けグッズとは思えない、あけすけなエロスがここにあった。
「これがあるから恥ずかしさ三割増しだったよ」
だがそれがいい。開封してみると、中から現れたのは赤い半透明の薄いマット。ゴムのような弾力を持ち、引き伸ばすと柔らかに伸びる。
マットには数え切れないほどの突起。さらにその表面には無数の粒が貼りつくように配置されている。
「思ってた上にブツブツしてる……。えーと、450本の触手に二万粒……ばっかなの?」
√EDENで√ドラゴンファンタジーみたいな体験ができる、人類の叡智の無駄遣い。けど恋眞は、その無駄遣いを何より愛している。
「よーし、さっそく初陣といこう!」
恋眞はマットをベッドの上へ広げた。
ローションボトルとタオルを用意し、躊躇なく服を脱ぎ始める。下着はもちろん、上も脱ぐ。
全裸で触手プレイをするというシチュエーションそのものが、恋眞の性欲を刺激してやまない。
「触手プレイならまずぬめり! どぼどぼー!」
ローションを逆さにしてマットへ惜しみなく流し込み、たっぷりと濡らす。甘い匂いがするものも持っているが、今回は触手感重視で無臭を選んだ。
円滑油として突起の間に入り込むと、艶を帯びて異形感が増した。
「改めてみると結構大きいね……」
恋眞はマットにまたがって腰を下ろす。
秘裂より広いが、脚を無理に開く必要はない。絶妙に女性の体格に馴染むサイズだった。
「でも、一番重要なのは使い心地だよ……んんっ♡」
割れ目をマットへあてがうと、突起と細かな粒が淫核の皮を刺激し、じんとした快感が走る。
「はぁ……これ……やっば……」
恋眞は吐息を溢しながら、ゆっくりと股を滑らせる。自重で突起が潰れつつ割れ目を擦りあげるその感触は、指でもローターでも再現できない種類の快楽だった。
「んぁ……あぁんっ♡」
腰を引けば、潰れた突起が跳ね戻り、淫核の皮を剥きあげる。その拍子に剥き出しになった肉豆へ粒々がざらりと擦れ、恋眞の背筋がびくんと跳ねた。
「これっ……すっご……♡ んひゃあっ♡」
腰を押しつけ、引き、また押しつける。そのたび、粒が淫核を撫で、触手が秘裂の両側をこじ開けるように刺激してくる。
「こし……止められにゃいっ♡ ふあぁ♡」
腰が勝手に揺れてしまう。ローションで滑る動きが快感を倍増させ、恋眞の呼吸はどんどん荒くなる。
「あっ♡ あっ♡ これ、もう……むり♡」
腹の奥がひくつき、絶頂がせり上がってくる。
「いくっ♡ いっちゃうううぅぅ♡」
腰を激しく押しつけ、マットの突起の群れへ秘裂と淫核を捧げるように達して、身体をぶるぶると痙攣させる。割れ目から熱く濡れた汁がとろりと流れた。
「これ、良い……♡」
荒い息を整えながら、恋眞は満足げに微笑む。突起の密度も粒のざらざらも想像以上の効果で、ただ擦っただけで中々の快感を与えてくれる。
「けど……触手プレイって感じじゃない……。自分で動いてるだけだもんね……。あ、そうだ!」
恋眞は指を空中で走らせ、√能力で可視化された線を描く。
線は光を帯び、小さな妖精の姿へ変わった。
そして妖精達は飛び回って、マットの両端をがしっと掴む。
「ひあっ♡ んぅっ♡ 食い込むぅ♡」
伸縮性のあるマットが引き伸ばされ、秘裂へ強引に押しつけられる。マットが深く食い込み、淫核も突起の中へと埋もれた。
妖精達はそのまま前後へ交互に引き合いを始めた。
「ひんっ♡ あっ♡ んんぅっ♡ つよ……すぎ♡ もう、おしまい♡ あひっ♡ おしまいって……言ってるのにぃ♡」
突起が秘裂の谷間を往復し、淫核が粒に容赦なく削られる。
恋眞の腰は勝手に跳ね、足先がぴんっと張る。まるで触手ブラシで無理やり擦り上げられているようだった。
蕩けた表情はパッケージの雌顔とそっくりだ。
「やぁっ♡ いくっ♡ いくの♡ いくいくいくううぅぅんっ♡」
強引に絶頂へと引きずり上げられ、恋眞は背筋を反らして喉を震わせて叫び――ぶしゅうっと勢いよく潮を吹いた。
「あ……ひ……♡ はぁ……♡」
恋眞が放心状態になっていると、妖精たちは満足そうに手を離し、空中へ消えた。
「これ……ヤバすぎ……♡ 本当に……触手プレイっぽい……♡」
気に入ったオモチャがひとつ増えたと、恋眞は笑いを漏らした。
そしてふと、想像が膨らむ。
(これ、推しのエッチな配信者の子にプレゼントしたら、どうなるかな?)
配信中には流石に使わないだろうが、プライベートでなら……。
恋眞が腰を擦りつけたこの突起へ、彼女が割れ目を押しつけ、声を漏らす姿を想像してしまう。
「ボクが擦り付けたところに……ん……♡ やっば……♡」
股の奥がまた熱くなり、落ちた視線がマットへと向けられた。
「もう一度……しよっかな……♡ んあぁっ♡」
妄想の彼女と自分を重ねるように、恋眞の腰はまた触手の森へ沈んでいった。
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後日、この自慰体験を実録漫画としてSNSに投稿したところ大バズり。
アダルトグッズメーカーからのPR案件が届くようになるのだった。