紡ぎ屋ミウ マスター用ノベル作例集 作:紡ぎ屋ミウ
次の新作は風俗ものにしよう。そう決めてボク、水瀬・恋眞は部屋でスマホを片手にネタ探しをしていたんだ。
ベッドに寝転がりながら、色んな店のページを開いては閉じて。料金とかプレイ内容とか、そういうのをチェックしていく。
そのとき、妙なお店が目に入った。
「筆責め専門店?」
ボクは思わず体を起こした。
筆責めってプレイが風俗でもあるのは知ってるよ。筆で体を撫でて悶えさせるやつだね。
「専門店って……そんなのあるんだ」
ちょっと面白そうだなって思って説明を読むと、どうやら男女どっちも利用できるみたいだ。そういう店って珍しいよね。
コース料金を見て、ボクは少し目を丸くした。
「一番安いのでも……普通の風俗とあんまり変わらないんだね」
ちょっとしたネタ店って感じじゃない。ちゃんとしたサービスって雰囲気だった。
さらにスクロールしていくと、一つだけやたら高いコースがある。
「スペシャルコースは……五倍以上だよ、高ぁい……」
思わず笑っちゃうくらいの値段だ。
しかもその説明のところに、大きめの文字で注意書きがある。
ドM以外はお断り。
「へぇ……」
ボクはスマホを見ながら、少しだけにやけてしまった。わざわざそんなこと書くんだ。
「一体どんなことするんだろう……」
気になって、詳細ページを開こうとして――ボクの指は途中で止まった。
いや、待って。ここで説明読んじゃうの、ちょっともったいないかも。
ネタとして考えたら、知らないまま体験した方が絶対リアルになる。
それに、ボクは、自分がかなりのドMだって自覚してるんだよね。
だったら、
「……行ってみようかな?」
スマホの画面を見ながら、小さく呟く。
そしてボクは、そのまま店に電話をかけた。
「もしもし。予約をお願いできますか?」
電話口の男性は落ち着いた声だった。
コースはどうしますかと聞かれて、ボクは少しだけ迷うふりをしてから言った。
「スペシャルコースで」
少し沈黙があった。
それから、確認するような声が返ってくる。
スペシャルコースで本当に大丈夫ですか。
「はい。一通り調べました」
もちろん嘘だよ。
でも、その方が絶対面白いもん。
●
そして予約当日。
ボクはその店の前に立っていた。
「ここ、かぁ……」
外観は思ったより普通だ。
むしろ落ち着いたサロンみたいで、怪しい感じはあんまりない。
少しだけ胸がどきどきする。でも同時に、なんだかワクワクもしてるんだよね。
「よし」
ボクはドアを押して、中に入った。
受付の男性が静かに頭を下げる。
「予約の水瀬恋眞です」
「ご来店ありがとうございます」
名前を伝えると、そのまま店の奥へと案内された。
通された部屋で、ボクは少し首を傾げる。
「……あれ?」
思ったより何もない。
広めの部屋に、大きめの椅子が一つ。それと、近くに籠が置いてあるだけだ。
ベッドとかシャワールームとか、そういうものは見当たらない。
「服をすべて脱いで、こちらにおかけください」
「……はい」
店員さんが見てる前で脱ぐのは、さすがにちょっと恥ずかしい。
でもまあ、ドM専用コースだしね。こういうのも込みなんだろう。
ボクは服やショートパンツを脱いで、そしてちょっと躊躇ってから下着まで取り去って、全部籠の中に入れた。
裸になると、空気が少しひんやりして気持ちいい。
そのまま椅子に腰を下ろす。
「それでは、失礼します」
「――っ!?」
いきなり後ろから視界を塞がれた。黒い布で目隠しをされたんだ。
続けて腕を引かれて、ぐいっと後ろで組まされた。
「え、ちょ……」
さらに腰を前に突き出す姿勢で、脚を大きく開かされる。
M字開脚だ。股間も、お尻も、完全に晒されてる。そして、この状態で体を拘束されちゃった
「……っ」
ボクは耳まで熱くなった。まさかここまでされるとは思わなかったから。
でも、今さら驚いたなんて言えない。
だってボク、調べてるって嘘ついたもん。
黙って耐えていると、扉が開く音がした。
それから、何人かの足音。筆責め役の人が来たんだと悟った。
「それでは始めていきます」
「お願いします……」
どこから来るんだろう。
筆責めなら、まず耳とかかな? そんなことを考えてたら、
「ひゃっ」
いきなりお腹に、くすぐったい感触が走った。
おへそだ。細い筆が、くるくると撫でてくる。
しかも少し湿ってる。
筆が離れると、空気が触れてひんやりした。
「ふぅ……」
息が漏れちゃう。次は腋だった。
「んっ……」
予想してた場所だけど、濡れた筆で広く撫でられるとやっぱりくすぐったい。
肩がびくっと跳ねた。
「はあんっ♡」
今度は胸の先端に、細い筆が触れた。
軽くはじくように毛先で撫でられる。
「はぁっ……んぁっ♡」
反対側も同じように責められる。
左右交互に、何度も。
筆が触れるたび、乳首がどんどん硬くなっていくのがわかる。
それだけでなく、身体が芯から熱を持ってきてるように感じた。
「……んんっ?」
まだ乳首と他の部分を優しく愛撫しているだけなのに、こんなに早く、ここまで感じるかな?
ボクは内心で少し首を傾げた。
そしてふと思う。もしかして、媚薬?
勘ぐっている間に、乳首の筆が止まる。
「んっ♡ はうんっ♡」
下半身に柔らかい毛先が触れた。おまんこの上を、そっと撫でる。
それから皮をめくるみたいに動いて――
「ひあっ♡」
むき出しになったクリトリスを、筆が転がした。
「クリっ……きもちっ♡」
触れただけなのに、じんじんする。熱が下腹の奥まで広がっていく感じ。
次はおまんこの割れ目かなって思った。けど、
「ふあっ!? そこぉっ♡」
お尻の穴を筆がなぞった。そこは完全に不意打ちだよ。恥ずかしすぎ!
何度も小さく回って、ボクの腰がびくっと跳ねる。
お尻の皺を、こんな丁寧に撫でられるなんて。
呼吸がどんどん熱くなる。
「ふくうっ♡」
今度こそ、筆が割れ目を撫で上げて、そのまま膣口に滑り込んだ。
毛先が中をくすぐる。
くるり、と奥をなぞる。そこ、Gスポットだ。
ボクの腰がびくっと浮いた。
「ああんっ♡ そこばっかりぃ……♡」
同じ場所を何度も撫でられて、快感がどんどん溜まっていく。
「もうだめ……いくっ……」
拘束されながらも腰が浮く――そこで筆がするりと抜けた。絶頂寸前で。
ボクの身体は、行き場を失った快感で震える。
「なんで……」
イきたいのに。
筆の撫で跡がどこもじんじんと熱い。やっぱり媚薬だこれ。
ボクは縛られてる。もどかしくても、もぞもぞ動くことしかできない。
そんなボクの胸に、ふわっと別の毛先が触れた。
「ふあっ……」
さっきより大きい。刷毛みたいだ。
乾いた毛先がちくちくとして乳輪をなぞる。
最後、ほんの僅かに乳首を掠めて離れた。わざとだ。
「あぅっ♡」
欲しいところには、快楽を与えてくれない。
「ねえ、もう……あぅっ♡」
おまんこの縁を撫でて。
クリのすぐ横を掠めて。
尻穴をちょっとだけ。
どこも決定的には触らない。
「あっ♡ や、やぁ♡ もっとぉ、お願いぃ……♡」
腋をくすぐる。
乳首の付け根をなぞる。
「ひぅっ♡ なんでぇ!?」
体がぶるぶる震える。
でも、何度も何度も、何度も焦らして、時々、ちょっぴりだけ。お尻をちょっぴり、乳首をちょん、ちょん。
「もうちょっぴりヤダぁ!」
クリのギリギリを掠められ、ボクは泣きながら叫んだ。
「もう限界なのっ! イカせてぇ!」
頭の中が、それだけになる。
イきたい。
イきたい。
イきたい。
イきたい。イきたい。イきたい。イきたい。イきたい。イきたい。イきたいイきたいイきたいイきたいイきたいイきたい。
「おねがいぃ! もうホントに限界なのぉ!」
その瞬間だった。
筆が、次々と身体に殺到したんだ。
「ああぉんっ♡」
脇。
へそ。
耳の後ろ。
太もも。
そして、乳首。尻穴。クリ。おまんこ。
あちこちに乾いた毛先が触れてくる。
さっきまでみたいに一か所じゃない。全部だ。
しかも同時に。
「ひぁああっ♡ くうううぅんっ♡」
体がびくっと跳ねた。
くすぐったいのに、くすぐったいだけじゃない。
媚薬で敏感になってるところに、細かい毛先が一斉に触れてくるんだ。
ぞわぞわって、電気みたいな快感が走る。
へそをくるくる撫でられるだけで、お腹の奥がぞくっとする。
腋を撫でられると肩がびくびく震える。
「ちくびっ♡ しゅごひぃ♡」
乾いた筆が、さっきよりずっと強く擦ってくる。
硬くなった先端を、細い毛先がカリカリと撫でる。
「はぁっ♡ あぁっ♡」
片方だけじゃない。左右同時だ。
「ひぅっ♡」
尻穴の皺を、別の筆がぐるぐる撫でてくる。
くすぐったさと変な快感が混ざって、腰がびくんと跳ねる。
そして――
「ひああっ♡ クリっ♡ クリぃっ♡ つよひぃ♡」
皮をめくられたままの勃起したお豆を執拗に嬲る。
そこだけでもあっさりイッてしまいそうな快感の電流。
おまんこから、おつゆが溢れてくるのがわかる。
「ひああぁぁっ♡ そこキクううぅぅ♡」
膣口に筆が差し込まれた。
毛先が襞をくすぐる。
さっきと同じGスポット。
でも今度は、乳首。クリ。膣の中。
三つが同時だ。
「だめっ♡ それ、やばっ♡」
ボクの腰がぐいっと反る。
縛られてるから逃げられない。
筆は容赦なく動く。
へそをくるくる。
脇をさわさわ。
乳首をカリカリ。
クリトリスをくりくり。
膣の奥をぐちゅぐちゅ。
全部いっぺんに。
「いくっ♡ いくいくっ♡」
寸止めされ続けた快感が、一気に溢れてくる。
体の奥から、どんどんせり上がって、もう止まらない。
「いっくううぅぅううううぅぅぅぅ♡」
ボクの体が大きく反った。
背中がぎしっと椅子に押しつけられる。
――ぷしゃあっ♡
下腹の奥がぎゅっと締まって、潮が吹き出た。
「ひああぁぁぁん♡」
でも終わらない。
筆は止まらないんだ。
絶頂してるのに。
敏感になった体を、さらに責めてくる。
「まってっ♡ いまイッてるっ♡」
体がびくびく震える。太ももが勝手に力む。
なのに筆は止まらない。
「またイクうううぅぅぅぅん♡」
さっきの波がまだ残ってるのに、次の快感が押し寄せる。
頭の奥が真っ白になって腰が勝手に前に突き出る。
――ぷしゅっ♡ ぷっしゅううぅ♡
また潮を吹いた。筆はさらに激しく動く。
きもちいい。きもちいいの。たすけて。きもちよくて死んじゃう。
「とまんないぃぃぃっ♡ イクの、とまんにゃいよぉ♡」
体が痙攣する。腕も脚も震える。
でも縛られてるから逃げられない。
次の波。その次の波。
絶頂の上に絶頂が重なって、降りられない。
ボクの口から、悲鳴みたいな嬌声が上がった。
「やああぁぁあああぁぁぁ♡」
それから、どれくらい続いたのかわからない。
気が付いたときには、快感の暴風が過ぎ去っていた。ボク、気絶しちゃってたんだ。
「あ……ひ……♡」
息がうまくできなくて、意識もまだ曖昧なまま。
胸が上下するたび、乳首がまだじんじんする。
脚も力なく開いたまま。体に力が入らない。
「はひ……」
――しょろろろ……。
股の間から、温かい液体が流れ出る。
おしっこだ。
人前なのに。お股が完全に開かれたままなのに。
「おしっこ……もらしてりゅ……♡」
恥ずかしい。止められない。でも、きもちいい。
「ごめんなしゃい……♡」
かろうじてそれだけが言えた。
そして、おしっこが完全に止まったタイミングで声をかけられる。
「拘束を解きますね」
腕の拘束が外され、脚の固定もゆるんで、目隠しが取られた。
久しぶりの光に、ボクは少し目を細める。
「う……」
視界がはっきりして、ボクは息を止めた。
目の前にいたのは、何人もの男の人達。それぞれ筆や刷毛を持っている。
そして全員、下半身を晒していた。
そこには、反り返った勃起ちんぽ。
ボクは思わず、言葉を失った。
そのとき、一人の男が静かに言った。
「特別輪姦コースのオプションがございますが、いかがなさいますか」
ボクの体はまだ震えている。
イかせてって何度もお願いしたのに、焦らされ続けた。
今度は気を失うまで責められて、オシッコする姿まで見られたんだよ?
こんなことされて、答えなんて決まってるじゃないか。
「おねがいします♡」
ボクは涎みたいに愛液が滴るおまんこを両手で広げて、媚びた声でお願いした。