俺はかなり太ったただのオタクであった。
何もやることがないので、やることと言えば、パソコンでくすぐりフェチ動画を探して見てシコる無気力な毎日が続いていた。
そんな、ある日、いつものようにパソコンでエロ動画を探していると頭の中に声が響いてきたのであった。
(おい、デブよ、お前の頭の中に直接話しかけている)
「いったいなんだ!?」
(お前は選ばれた、おめでとうございます)
「一体何の話だって言ってるんだけど?」
(お前は聖杯戦争のマスターに選ばれた、さっそくサーヴァントを召喚し、聖杯戦争を勝ち抜くのだ、勝ち抜いたら…望みは何でも叶う)
「マジか?じゃあ、めっちゃ可愛い彼女を見つけてその子にくすぐりプレイとか可能なのか?」
(すごく志が低いとは思うが、可能だ、ではサーヴァントを召喚しろ)
「まってくれ、そもそもサーヴァントとはなんだ?」
(説明している時間がない、というか、お前オタクだろ?Fateシリーズ知らねぇの?)
「知らん、名前は聞いたことある」
(マジか?FGOやったことない?今スッゲ―流行ってるよ)
「スマホ持ってないんで」
(マジか…しょうーがねぇな…)
頭の中のやつは俺に丁寧に聖杯戦争とサーヴァントについて説明した。
「なるほど、わかった、じゃあやってみるよ」
(じゃあ、俺は消えるんで、あとはうまくやれよ)
頭の中の声は消え去った。
俺はサーヴァントを召喚した。
すると、俺の目の前に紫色の髪をした綺麗な女性があらわれた。
「私は影の国のスカサハだ…お前が…マスターなのか…随分頼りなさげなマスターだな…」
「はあ、すいません、デブなので…」
「よかろう、私がお前を一流の戦士に鍛えてやろう」
「はあ、でも何をしたらいいのか、わからないです、聖杯戦争とかも今初めて聞いたもので」
「なんだと?では戦う相手や何をすべきかも何も知らないというのか?」
「はあ…」
「なんという…仕方があるまい、何をすべきかわかるまで、ここで自由につくろがせてもらうがいいか?」
「あっ、ハイ」
スカサハと名乗った女性は紫色のボディースーツからベージュ色のセーター一枚の刺激的な姿となった。
そして、ソファーに座り、テレビをつけた。
「うわっ、順応性高いな、さすが影の国の女王だ、どんな国か知らねーけど」
俺はスカサハをほっておいた。
長いものには巻かれろ、が俺の信念だからだ。
俺はその日、スカサハという人物についてインターネットでよく調べた。
スカサハ、それに関連する人物、クーフーリン、フェルグス、武器、ゲイボルグ、クラス、ランサー、いろいろな知識を得た。
「なるほど、スカサハは影の国の女王で、武芸の達人なんだな…」
そんな人が家にくるなんて…えらいこっちゃ…
俺は今の状況にだんだん不安になってきた…。
ついでにマスターについても勉強した。
「なるほど、令呪か…」
おれはいつのまにかあらわれた手の甲の模様に注目した。
サーヴァントに何回か強制的に命令を実行できるらしい。
「これは使えるかも…」
俺はニヤリと笑った。
だが、次の日…スカサハが俺の体型をジロジロ見て言ってきた。
「マスターよ、お前、少し太りすぎなのではないのか?」
俺のサーヴァントである、スカサハがそう言ってきた。「そうですかねぇ」
俺は腹のお肉をプニプニさせながら言った。
「どう考えても太りすぎだ」
スカサハはゲイボルグの柄の部分で俺の腹をつつく。
「つつかないで!」
「まあ、ともかく減量が必要だろう、そのためには特訓だな」
「特訓っていったってねぇ」
一通りのトレーニングはした。だが、夜にお菓子を食べたりしていたので一向に痩せない。
「まあ、明日考えるか」
スカサハはそう言った。
俺たちは今日の特訓はやめて休むことにした。
スカサハと俺は部屋でお菓子を食べながらテレビを見ていた。こういうことをしているから痩せないんだよな。
「マスターの部屋でこんなものを見つけたのだが」
スカサハは俺の好きなくすぐりもののエロDVDを見せた。
「あっ」
「お前、こういう女性がくすぐられているモノが好きなのか。変わった性癖だな」
「やめてよ」
「お前の特訓方法が決まった」
スカサハはお菓子を食べながらそう言った。
そして朝になった。
俺はスカサハに呼び出された。
「今回の特訓は24時間以内に私に声を出させてみろ」
「声?」
「そうだ、お前の得意なくすぐりでな」
「つまり、スカサハさんの身体をこちょこちょしていいってことですか?」
俺は手をわきわきさせた。
だがスカサハは冷静に言った。
「無論だ、だが私も簡単にくすぐられるような女ではない」
ゴクリ。そりゃそうだ。スカサハを舐めてはいけない。
「では、一時間後にスタートだ。私は部屋にいるから来るならいつでもこい」
「待ってくれ、もし24時間以内にあんたをくすぐりで屈伏させられなかったらどうなるんだ?あんたのことだ、タダッて訳にはいくまい」
「さすがデブオタでもマスターだな、いかにも。私が勝ったら私がお前をくすぐる」
スカサハは手をわきわきさせたい。
その動き。並みのテクニシャンではない。
「覚悟しろ、この手で弟子のクーフーリンやフェルグスを何度も泣かせてきた」
「何?!」
どちらも凄い英雄だ。彼らが泣きを見るなんて。彼らでも無理なら俺のようなデブオタなどどうなるのだ。
「フェルグスなど最後には失禁しおった」
「聞きたくないです」
「そうなりたくなければ24時間以内に私をくすぐり、屈服させてみろ、まあ無理だと思うが」
そして一時間後。
俺はスカサハの部屋のドアをこっそり開けた。スカサハはセーターを着てくつろいでいる。完全に無防備状態だ。
俺は忍びより、スカサハの脇腹に手を伸ばした。
だが、さすがはスカサハ。ガシッと手を掴まれ、ひねられてしまう。
「うぐぁ」
「甘い、お前の手など赤子の手をひねる方が難しいくらいだ」
「くそっ」
掴まれていない方の手でスカサハのセーターの裾をめくる。
「わおっ!黒いパンティーですか」
「・・・くだらないことをやってないでとっとと失せろ」
蹴り飛ばされて部屋の外に出されてしまった。
もう一度挑戦するしかあるまい…。
スカサハは、今度はベッドの上でうたたねしている。
いや、狸寝入りの可能性もある。
だが、チャンスなのは確かだ。
「スカサハ師匠、起きていますかー?」
「・・・・」
無言だ。まあ、そうだろう。
本当に寝ていたとしても、逆に寝たフリでも返事をするわけがない。
俺はアホか。
もう一度、挑戦しなおそう…
俺はこそこそと引き上げた。
「・・・・・」
スカサハは薄眼でこちらを見た。
(なんだ…くすぐってこないのか…つまらん)
スカサハは起き上がり…
部屋から出ようとした。
この時を待っていたのだ。
俺はドアのはじに隠れていた。
ので、いきなり飛び出てスカサハのわき腹をつついた。
「!?」
びくんっとなるスカサハ。
だが…声は出なかった。
惜しい!!
今ので、声が出ていたら…俺の勝ちだったのに。
「ふん、まだまだ甘いようだな」
スカサハは微笑して行ってしまった。
だが、さきほどびくんっ!となったのは事実。
もう少し、不意をつけば…イケる!!
スカサハは次はソファーに寝そべっている…
よし、チャンスだ…
俺はソファーの下に隠れ…手を出し…スカサハの太ももをこちょ…とくすぐった。
ピクンッ!とスカサハは体を反応させたが、すぐにソファーの下を覗きこむ。
「おい、そこにいるのはわかっているぞ」
「ばれましたか」
俺はソファーから出てきた。
だが、膝立ちになり、そのままソファーの上にいるスカサハの太ももを撫でまわしている。
「おい、すぐに太ももから手を離せ…さもないと…!?」
太ももの内側をこちょこちょとくすぐる。
「・・・・」
スカサハの顔に変化が…
はぁ…と少し吐息が漏れている…
もしかして、スカサハは太ももの内側が性感帯なのだろうか…
「は、早くどけろ」
すぐに手が退かされた。
「スカサハ師匠って太ももが弱いんですか?」
「私に弱点などない」
「そうですかねぇ」
俺はスカサハの耳に息を吹きかける。
一瞬、ぶるっと震えるスカサハ。
「むしろ、一般の女性より敏感なんじゃ…」
「そんなことはない、あまりおしゃべりが過ぎるとゲイボルグの錆になるぞ」
「でも…」
俺はスカサハのセーターの裾をまたまくり上げた。
黒いパンティがあらわとなる。
「スカサハ師匠も女性ですからね」
「貴様、もはや勘弁できん」
スカサハは置いてあるゲイボルグを手に取ろうとした。
その瞬間。
スカサハ師匠のセーターから手を突っ込み、わき腹をこちょこちょした。
「!????」
スカサハはゲイボルグを落してしまう。
すぐに俺に抱き着き、平静を保とうとするが、こっちもくすぐりはやめない。
「~~~~~~~~~~~~!!」
悶えるが声は出さないようにしようとするスカサハ。
こちょこちょこちょ…
スカサハはおしりをくねくねさせ、おっぱいを俺に押し付けながらくすぐりに耐える。
わき腹をつんつんしてみる。
びくっ!びくっ!と体を反応させるスカサハ。
涙目で俺を睨んでいる。
だが、顔は真っ赤でかなり追い詰められている感じ。
もう少しで声が出させられるかも!?
と、俺は勢いづいた。
だが、その指は空を切った。
いつのまにか、背後を取られていた。
そしてクビに手刀を一発…
気絶してしまう俺…(情けない…)
「はぁー…はぁー…危なかった」
わき腹を抑え、息遣いが荒いスカサハ。
気絶したデブオタを見下ろしている。
「こいつ、なかなかの指使いだ…だが、私もスカサハ、負けるわけにはいかんな…」
しかし、そう格好はつけていても、くすぐられた余韻で涙目なのであんまりカッコよくなかった。
目を覚ますと…ベッドの上にいた。
隣ではスカサハが腕を組んでこちらを睨んでいる…
「スカサハ師匠…」
「デブオタよ…お前のような肥えた男が私をくすぐるなど…本来あってはならないことだ…」
スカサハは俺に馬乗りになってきた。
「・・・・お前には不思議な魅力がある・・・・その指には特殊な才能が秘められているに違いない・・・・」
「へへへ・・・」
指をわきわきさせる。
そして、その指でスカサハのセーターをまくりあげる。
スカサハの黒いパンティが丸見えになる。
「どーします?スカサハ師匠…最終ラウンド…いきます?」
「・・・・いいだろう」
スカサハ師匠は俺におっぱいを押し付けた。
そして顔を俺の目の前に…
自分で言うのもなんだが…俺みたいなデブオタとよくこんなに顔を近づけられるな…と感心してしまう。
「さあ、最終決戦だ…24時間まであと15分ある…お前の指で私を屈服させてみろ」
「はい!」
俺は人差し指でスカサハのわき腹をくすぐる。
「・・・・・・!!」
スカサハはギュッと俺の身体を掴み…抵抗する。
だが、俺は指をスカサハの脚の付け根あたりにうつし、そこを徹底的にくすぐった。
「~~~~~~~~~!!」
スカサハはおしりをくねくねさせて悶える。
だが、声は出さない。
(やるな!スカサハ師匠!)
(やらしいぞ…!デブオタめ…!!だが…この程度なら耐えられる!!)
スカサハは俺に対して不敵な笑みを浮かべた。
だが、少し欲情している…気がする。
俺はスカサハのおしりを撫でまわす。
スカサハは甘い吐息を俺に吹きかける
感じているようだ。
だが…残念だが、スカサハ師匠…これはあんたを気持ちよくさせるための修行じゃない…あくまでくすぐったくさせる修行なんだ。
俺はニヤリと笑い…スカサハのわきの下に手を入れる。
「!?」
思わず、キュッとわきの下を閉めるスカサハ…
「一度入り込んだらもう遅いよ…」
絶望的な顔をするスカサハ…
そして…こしょこしょこしょ・・
「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッッッッ!!!!」
ジタバタするスカサハ!!
だが。容赦しない!!
わきのくぼみに指を容赦なく入れる!!
「くぁ…」
少しだけ声が出てしまったスカサハ!!
もう少しで笑い声を出させられるぞ!!
スカサハはたまらないという感じで、逃げようとする。
だが、逃がさない!!!
「令呪によって命ずる!手を頭の上で組め!」
「なっ!?」
スカサハは手を頭の上で組まされた…
逃げるどころか…ガードすらできない。
「へへへ」
手をワキワキさせて近づく俺を恐怖の眼差しでみるスカサハ…
こんな表情のスカサハは初めて見るな…(鬼畜)
「さあ、覚悟はよろしいな?」
絶望のくすぐりが始まった。
「きゃーーーーーーはっはっはっはっはっはっはっ!!!!!マ、マスター!!私の負けだ!!だから…手を…手をわきの下からどけてくれっ!!ひゃーーーーーはっはっはっはっはっはっ!!!!く、苦しい!な、なぜどけぬ!?マスターーーーッ!!きゃはははははははははははははははっ!!」
手を頭の上で組まされ、発狂寸前の顔で笑うスカサハ…
よもや、影の国の女王としての威厳などどこかへ吹っ飛んでいる…
手を頭の上で組まされた上、ジタバタと足だけで抵抗するから黒いパンティが丸見えで大股開きというとんでもない格好になっている。
「まったく、いやらしい女王さまだ、これはお仕置きして、黙らせるしか方法がないですなwww」
俺はスカサハの股間を足で踏んづけた。
そして…
「電気アンマーーーーーーーーーーーッ!!!!」
「あっ!?あがっ!?ぎゃはははははは!!あっ…ああああ~~~~~~~~~んっ!!!!!やめっ!!やめてぇーーーーーーーっ!!イッちゃうう!!!」
ビクビクビクビクビクーッ!!
スカサハの身体が弓なりに反り…すごい絶叫でイッてしまった。
だが、イッたとしても…わきの下をくすぐるのはやめない!(鬼か…)
「くーーーーきゃははははははははっ!!も、もう勘弁してくれ!!イッた後で体が敏感になっているんだ!!!!お願いだ!!くふふふふふふふふふっ!!マスター!!きゃーーーーはははははははっは!!く、狂ってしまう!!マ、マスター!!わきの下をぐりぐりやらないでくれーっ!!あはははははははは!!あひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!!!!!」
スカサハは、悶えるに悶えた…
そして、くすぐりが終わり…令呪の力が消えるころには…彼女は汗びっしょりでベッドの上で言葉にならないような声をだしながら…息遣いをあらくし…体を余韻でびくびくさせていた。
「完敗だ…私の…」
スカサハは涙目でマスターを見た。
「ふふふ・・・俺の凄さがわかりましたか?」
「ああ、お前の稽古をつけるつもりで…自分がやられてしまったようだ…」
「へへへ」
デブオタは勝ち誇った。
「だが、図に乗るな、今回は油断して負けてしまったが…次こそは負けん」
「へへ、いつでも再戦お待ちしていますよ」
そう言ってデブオタはニヤニヤ笑った。
「こいつ」
スカサハはデブオタにデコピンをした。
次の日…
俺とスカサハはのんびりソファーに座り、二人でテレビを見ていた。
すると…テレビの画面が乱れ…声が出てきた。
「やあ、デブオタくん…聖杯戦争の調子はどうだ?」
「いや、調子って言われても、いままで敵も出てこないし、何をしたらいいのかわからないんですけど」
「ふっ、そうだろうな」
テレビの中の声はそう答えた。
「おい、貴様、何者なのかは知らないが、この聖杯戦争は一体どういう目的で行われているのだ、説明しろ!」
「ふふ、実はね…これは聖杯戦争じゃありませ~ん!」
「!?」
「!?」
驚くスカサハと俺。
「じゃあ、なんなんだ?」
「サーヴァントを利用した…くすぐりフェチたちのくすぐりテクニック自慢大会でぇ~す!!」
俺とスカサハはソファーからずっこけた。
「ようするに!全国のくすぐりフェチどもに女性サーヴァントを一体配布してくすぐってもらい…一番サーヴァントを悶えさせたやつが優勝でぇ~す!」
「貴様!そんなくだらないことのために!!」
スカサハはゲイボルグを手に取る。
「おっと!スカサハさん!ヤリを収めてくれ、貴女にとっても普通じゃ体験できないいいトレーニングになったんじゃないかな?」
「・・・・・・」
「まあ、つーわけでさ!この大会は俺たち…まあ、正体は明かせないんだけど…くすぐりフェチたちの開いたサーヴァントを利用した大会だったってワケ!」
さすがのスケベな俺でも呆れた。サーヴァントを利用してやるようなことかい。
「で?優勝は誰なんだ?」
「今は教えられない、でも、キミは惜しかった。残念ながら聖杯はあげられないな…」
「そうか…」
つか、優勝者に聖杯出るんだ…じゃあ、やっぱりある意味これは聖杯戦争だったんじゃないのか…?
「では、すべて終わったので、スカサハは英霊の座へ戻すけどいいかな?」
「待ってくれ」
スカサハは言った。
「無粋だな、少しの間別れのあいさつくらいさせろ」
「わかった、でも5分だけだよ」
謎の声はそう言った。
「世話になったな、マスター、ここはきれいな場所とは言えないが…なかなか楽しかったぞ」
「いえ、俺もいろいろな経験をさせてもらいました」
「最後だ…太ももを触っていけ」
「いいんですか?」
「構わん」
俺はスカサハのセーターから出た綺麗な太ももをナデナデした。
「あっ…んっ…では、時間だ、マスター…機会があればまた会おう…」
「は、はい」
スカサハはそう言うと消えた…。
後にはいつも通りのオタクっぽい部屋があった…。
それからその後…彼は太古の昔の女戦士が召喚され、オタクにくすぐられるという小説を発表し、一躍人気のライトノベル作家になるのだが…それはまた別のお話である。
おわり