様々なNTRの刺客がいるこの世界で、俺は彼女たちの絶対的な王になる 作:柊咲
屹立した肉棒はマリディナの手袋越しの手で触られると、俺でも初めて見るほどに痛いほど硬く反り返る。
体を巡る神経全てが肉棒へと注がれているような、そんな感覚だった。
マリディナは肉棒の裏筋に這わせるように、中指を滑らせた。
「こんな危険なモノを表に出すなんて、いけませんね……」
後ろから抱き着くような体勢のマリディナは、少しだけ背伸びをして、俺の肩に顎を乗せながら耳元で囁く。
「女性の急所を射抜くように反り返った竿……膣内を抉って、子宮を降ろそうとする張った亀頭。ほんと、見た目だけでなくこちらも狂暴なんですね、マキシム様?」
「ぐっ……」
輪っかを作った指で肉棒を扱く。
毛の付いた手袋の擦れる感触に温かさはないが、それでも、自分でするのとは比べものにならない快感が全身を襲う。
自然と手を壁に突き、俺はマリディナの奉仕ではない処理を受ける。
「んっ、はあ……あっ、んん……ふふ、オーガを一瞬で倒したあなたが、こんなにも簡単に声を漏らすなんて。少し、仕事を忘れて楽しんでしまいそうになります」
「随分と楽しそうに笑うな。お前のそんな楽しそうな声、初めて聞いたぞ」
「……やっぱり嘘です。別に楽しくなんてありません」
「じゃあ、止めてもいいんじゃないか?」
「御冗談を。私のこの手が止まるときは、マキシム様の溜まったモノを全て吐き出すときです。……マキシム様、気持ちいいですか?」
知っていながら聞いているのだろう、緩んだ口で言っているのだと声を聞けばすぐにわかる。
「さあな」
「強がりは感心しませんね。素直になった方がいいのではありませんか?」
「……せめて、この壁を見ながらってのはなんとかならないのか?」
目の前に壁。
それだけでどうしても情けない気持ちになる。
それに気持ちよくさえたいのであれば、マリディナを見ながらの方がずっといいだろう。
「それは、ダメです……」
「なぜ」
と、聞いたが、すぐ横にある窓に反射するマリディナの顔が見えた。
恥ずかしさから顔を真っ赤に染め、潤んだ瞳に、ぽかんと開いた唇。
「要するに、こうしている自分の顔を見られたくないわけか」
「そ、そういうわけでは……」
「じゃあ、振り返ってもいいだろ?」
「……ダメです。後ろからでないと、扱きにくいのです」
「そこまで変わらないだろ。もし許可してくれないなら、強引にでも振り返るぞ?」
「……信じている者を、裏切るのですか?」
「別に襲ったりするわけじゃないんだから裏切るわけではないだろ。ただ、どうせされるならお前の顔を見ながらされたいと思っただけだ」
「……」
黙ってしまったマリディナだったが、少し待つと、
「……わかりました。ですが、あまり顔を見ないでください。仕事に支障を出ますので」
「ああ、わかった」
「では、どうぞ」
振り返ると、あの無表情で澄ましたマリディナとは別人な表情をした彼女がそこにいた。
それにこうしてすぐ目の前にいると、女の中でも特に大きな身長の彼女だが、思ったほど大きくないと思えてくる。
「……見ないと、約束したではありませんか」
「そうだったか?」
「そうです。今度見たら、後ろを向かせますので」
持ち方が変わったマリディナの手。
我慢汁で濡らした手袋は、擦れるたびに独特な感触を生む。
部屋中に響くお互いの吐息。
マリディナは視線を下げたり上げたり、全く違うとこを見て冷静を装おうとする。
「はあ、んっ、あ、はあ……ま、まだ、ですか?」
「ああ、すまない。まだかかりそうだ」
「そうですか、別に謝ることではありませんよ。ただ少しだけ、疲れてきましたが」
「じゃあ、止めてもいいんだぞ?」
「ここで止めた場合、この狂暴なこれはどうするおつもりですか?」
ジッと見つめられながら聞かれる。
彼女を納得させる良い答えが見つからず黙っていると、マリディナは俺の体に寄りかかる。
「マリディナ?」
「この体勢の方が楽なので。一つ言っておきますが、マキシム様が私に触るのは禁止ですので」
「不公平だな」
「我慢してください」
とはいえ、正面から体を寄せられると俺の両手の行き場を見失う。
俺の楽な体勢はこのまま彼女を抱きしめることなんだが。
「ダメです」
「何も言っていない」
「しようとしたことはわかりました。いけません、マキシム様」
「別に変なことする気はない」
「そうですか。でも、ダメです」
吐き捨てる言葉はあくまで冷静で素っ気なく。
だが、ふと顔を上げて俺と目が合うと、瞳を潤ませて頬を赤く染める。
どういう感情でこんなことしているのか気になり、つい、右手を伸ばして彼女の背中を抱いた。
「ん……っ!」
マリディナは可愛らしい甲高い吐息を漏らす。
「触るのはダメだと、言ったではないですか」
と、言われたが、ふと冷静になると自分だけ触られているのは不公平ではないか。
「自分だけ相手のを触るのは卑怯だろ。それに、マリディナは知らないだろうが男ってのはこうした方が射精しやすいんだ」
「……そんなの、知りません。早く、背中に伸ばした手を離してください」
肉棒を扱く手は止まらず、俺に寄りかかった体も離さない。
口では嫌がる素振りを見せるが、彼女が本気で嫌がっているわけではないとここで初めて気付いた。
背中を撫でるだけだった俺の右手は、気付くと彼女の下半身を撫でていた。
「あっ、ん……マキシム様、いけません」
「嫌なら止めればいい、お互いにな」
「……んっ、はあ! あんっ、あ、んん……っ!」
拒まれなかったことで、俺の中にあった欲望がどんどんと表に出て行く。
尻を揉みしだいていた手も、気付くと前に、俺の意識が向いていたマリディナの胸へと伸びた。