霧切響子はとある組織に誘拐されてしまった。
そして部屋に監禁された。
その部屋は食事もあるし寝床もあるエアコンもあるトイレもある快適な部屋であったが、なぜこんなところに連れてこられたのか?
また、自分はこれから何をされるのかという不安のあった霧切響子はまったく安心できる状態ではなかった。
しばらくすると、黒いスーツを着た男たち10人くらいが部屋に訪問した。
「貴女たちは一体誰なの?私を何の目的でさらったの?」
などと質問をする霧切響子だったが男たちは何も答えない。
男たちは全員がピストルを所持しておりその銃口を霧切響子に向けていた。
逆らえば即撃たれる、そう確信した霧切響子は下手な真似はしないよう無駄な抵抗は控えた。
自分にはまだやらなければならないことがある。
こんなところで死ぬわけにはいかなかった。
「貴女の質問には答えられないが…」
黒いスーツの男が言った。
「私たちはある目的により『最高の女性』を探していましてね、その候補に貴女が選ばれたわけですよ」
と言った。
「最高の女性?言っている意味がわからないわね…」
霧切響子は疑問だった。
だが男は笑いもせずに続けた。
「我々は誘拐した候補者の中から『最も女性らしい女性』を選び抜き、依頼者に提出する義務があるのですよ、それが我々の仕事なのです」
「・・・・・・」
霧切響子は冷静に考察した。
どこかの国の大金持ちが自分の妃候補を探すためにやっているのか?
それともどこかの奴隷密売組織が良い女性を探すためにやっているのか?
それはわからなかった。
わからなかったが、黒いスーツの男たちとおそらく霧切響子の長年の経験による勘から男たちが遊びでこれをやっているのではないということは理解できた。
拳銃はおそらく本物であろう。
「断っておきますが、無駄な抵抗はなさらないでください、下手に抵抗すれば我々は容赦なく引き金を引きますから、失礼ですが貴女の代わりはいくらでもいるのですからね、貴女が死んでも我々は痛くもかゆくもありません」
「・・・・」
霧切響子は悟った。
しばらくはこの男どもの言う事を聞くしかないということは即座に想像できる。
なのでしばらくはこの男どもの指示に従うしかないだろう。
「それで…私は一体何をすればいいのかしら?」
「さすが超高校級の探偵と呼ばれた霧切響子さま、さすがに頭がいい。この状況では下手に逆らうより我々に従ったほうが賢明と考えたようですね」
「・・・・・」
もちろん、ずっと長い間この男どもに従うつもりはない。
脱出のチャンスがあるかもしれないし、仲間である未来機関に所属している苗木や十神が助けに来てくれる可能性もある。
「くくく、その目はしばらくは我々に従うが、チャンスがあれば逃げ出したい、ということのようですが…我々は貴女を絶対に逃がしませんよ?貴女に出来ることは精いっぱい自分の『女らしさ』をアピールして『一番女らしい女』として認められ依頼主の元に行くことなのです」
「女らしさ?ですって…?」
「そうです、依頼主は『この世でもっとも女性らしい女性』を求めております。そのお眼鏡に適うように精いっぱい『自分の中の女らしさ』をアピールしてください」
「・・・意味が分からないわ・・・一体どんなことをすればいいの?」
霧切響子は覚悟をした。
もしかすると女としての辱めをいくらか受けることになるかもしれない。
もしそうなったらこの場にいる男たちを全員に人生を台無しにするくらいの復讐を必ずしてみせるなどと思った。
するとその内面を見透かしたように男が笑った。
「ははは、ご安心を、貴女の身体を汚すようなことは一切致しません、絶対に『レイプ』や『暴力』をするつもりは『一切ない』のでご安心ください」
「・・・・・」
霧切響子は内心訝しんだが今はその言葉を信じるしかあるまい。
「信じていいのね?約束は守ってよ?男なんだから」
「ははは、さすが気の強い女性だ、気に入りましたよ、もっとも私にいくら気に入られても依頼主に気に入られないようではどうしようもありませんがね…しかし、これは覚えておいてください、貴女が『女性らしくない女性だと判断した場合は即座に拳銃の引き金を引き貴方を銃殺します』」
いままでと違った少しドスの入った声に少しゾクッとした感触を覚える霧切響子。
そう、下手なことはできない。
ヘタな事をすれば今、男が握っているピストルから弾丸が発射されそれで自分の20年ちょっとの人生が終わりになってしまう。
それだけは避けたかった。
「さて…」
男が前にあるテレビのスイッチを入れた。
「女性らしいことをアピールしろ、といきなり言われてもわかりませんよね?なので初心者の貴女にわかりやすく映像を用意しました、この映像の中で女性がしているようなことをしていただければ結構です、もっともこれは一例で他にもいろいろな女性らしさアピールポイントがありますが…」
「・・・・・」
霧切響子は映像を見入った。
これからの自分の運命を決めるかもしれない映像が流れるのだ。
いったいどんな恐ろしい映像が流れるのか覚悟を決めた。
すると映像には黒いスーツ姿の女性が映っていた。
顔は顔面蒼白でなおかつほんのり赤くなっているように思えた。
冷や汗をかいている。
おそらく自分と同じような状況にいる女性だと思われる。
すると音声で『貴女の女性らしさをアピールしてください、10秒以内にやらなければピストルで撃ち殺します』と声が聞こえた。
おそらく動画を撮影している人間か他の人間が女性に語り掛けているのだと思われる。
すると女性がいきなりおしりをこっちに向け
「おしりプリプリッ♡女らしいおしりプーリプリッ♡♡♡」
と大声で叫びながら尻を左右に振り始めた。
霧切響子は思わず目を覆いたくなった。
女性としてここまで恥ずかしいことをしている人は見たことがない。
しかし画面外の男は容赦なく指示を出す。
「声が小さいです、もっと大声で女性らしさをアピールしてください、でないとピストルで撃ち殺します」
と言った。
女性は必死になり
「おっっっっしっっっっり!!!!!!プーリッッッッ♡♡プリッッッッッッ♡♡♡♡♡
おっっっっしっっっっり!!!!!!プーリッッッッ♡♡プリッッッッッッ♡♡♡♡♡
おっっっっしっっっっり!!!!!!プーリッッッッ♡♡プリッッッッッッ♡♡♡♡♡」
と大声でおしりを振り続けた。
なんという恥ずかしい姿なのだろう。
霧切響子は自分がやっているわけではないのに恥ずかしさで顔が真っ赤になった。
しかし、男たちは容赦のない指示を出す。
「もっと激しくおしりを振ってください、女性らしさのアピールが足りません、女性らしさのアピールが足りないと貴方を射殺しなくてはいけなくなります」
と言った。
女性は顔を真っ赤にしながら必死におしりを振る速さを速めた。
そして
「女らしいおっしりプーリプリッ♡♡プーリプリッ♡柔らかいおっしりプーリプリッ♡ハイッ!!!プーリプリッ♡♡♡プーリプリッ♡♡♡女らしいおっしりプーリプリッ♡♡♡」
と叫び続ける。
そこで映像のスイッチは切られた。
「どうです?女性らしいアピールの仕方がなんとなくわかりましたか?」
「狂ってるわ…どうかしている」
霧切響子は呆れた様子で言った。
しかし男は冷静に言った。
「何とでも言ってください、我々はプロのエージェント、依頼主の依頼をただ忠実に実行しているだけです」
と言うのだった。
「私にもアレをやれと言うの?」
「当り前じゃないですか、そのためにあの映像を見せたのです」
霧切響子は首を横に振った。
「冗談じゃないわ、あんな恥ずかしい真似をさせられるくらいなら死んだ方がマシよ」
「おや、そうですか、じゃあピストルで貴女を射殺します」
「・・・・・!!」
躊躇なく引き金を引きそうになる男。
「ま、待って頂戴!!!」
霧切響子は必死になった。
ここで死ぬわけにはいかないのだ。
愛する者のために。
仲間たちのために。
父のために。
「わ、わかったわ…アレをやれば命は助けてくれるのね?」
「そうです、しかしする前に言っておきたいことがあります」
「な、なにかしら?」
「言っておきますが、貴女の今までの超高校級の探偵としていままで培ってきた『経験やプライドは女らしさとは何の関係もないのですべて捨て去ってください』じゃないと死にます、貴女はただ単に自らの『女性らしさ』をアピールするだけでいいのです」
ごくりと唾を飲む霧切響子。
「さて、では始めましょう」
「ま、待って頂戴!!まだ心の準備が」
「10秒以内にやらないと撃ちます」
引き金に指がかかる。
霧切響子は覚悟を決めた。
顔から火が出そうになる恥ずかしさを抑え、彼女はそれを実行した。
男たちの前にお尻を向け、前かがみになりそして…叫んだ。
「お、おしりプリプリッ!おしりプリプリッ!」
超高校級の探偵として…一人の若い女性として絶対にやってはいけない屈辱の彼氏でもない男に向かっておしりを振り続けるという恥ずかしい行為。
しかも恥ずかしい言葉まで言って。
霧切響子の今の服装は未来機関にいる時の黒いスーツ姿だったが、タイトスカートに包まれたお尻が左右に揺れるさまは生唾ものだった。
だがそんなお尻の動きにあまり欲情した様子のない男は容赦なく言った。
「もっと大声で自分の『女らしさ』をアピールしてください、でないと死にます」
「くっ…」
容赦のない指示。
これだけでも顔から火が出るほど恥ずかしいのにさらにやれと言うのか。
しかし、仕方がない。
命には代えられない。
「おっしり!!プリプリッ!!おっしりプリプリッ!!」
さらに大声で続ける霧切響子。
「もっと早くお尻を振ってください、じゃないと射殺します」
霧切響子はもう恥ずかしさでおかしくなりそうだったが、男の指示に従いさらに大声で、さらにおしりを振る速度を速めた。
「おっしりっ!!!!プリプリッ!!!!おっしりっ!!!!プリプリッ!!!!」
「言葉に『女らしい』とかそういう言葉をつけてください女らしくありませんよ?撃ちますよ?」
「お、女らしいおしりっ!!プリプリッ!!!女らしい…おしり…プリプリッ!!!!」
「どこか女らしいのか言ってください、ちゃんと自分で考えて自分のおしりのどこか女らしいのか言ってください、早く」
「お、女らしい…私の柔らかくて…形のいい…安産型の…おしりっ!!!プリプリッ!!!プリプリッ!!!」
「なかなかいいですね…でもなんていうのかな?色気が足りませんねあまりにも必死過ぎてむしろ男らしくなってます、もっと女らしいことをアピールしてください」
「くっ…どうすればいいというの!!これだけでもかなり恥ずかしいのよ!!一体何をさせたいの!!」
顔を真っ赤にし、涙ぐみながら叫ぶ霧切響子。
だが、男が引き金を引きそうになると必死になりアピールした。
「あっ…あっはぁ~んっ♡うっふぅ~んっ♡お、女らしいおしりよぉ~んっ♡♡」
霧切響子は恥ずかしさで死にたくなるような屈辱に耐えながら必死で男たちの求める『女らしさ』を演出した。
それと同時に所詮自分の中に眠っていた『女らしさ』というものはこの程度のものだったのかと自覚し、死にたくなった。
が、そんなことを気にしている場合ではない。
必死に『女らしさ』をアピールしなければ拳銃が撃たれていままでの超高校級の探偵としてのキャリアが一瞬で終わる。
男は
「まだ足りませんね、もっとお色気を出してください、あとなぜいい尻なのかアピールしてください。死にたいんですか?」
霧切響子は必死になり四つん這いになった。
そして必死でおしりをくねくねさせながら
「お、おしりよぉ~んっ♡女らしいおしりよぉ~んっ♡柔らかくて安産型でいい子供を産めそうなセクシィ~なおしりよぉ~んっ♡♡♡」
「すみませんが、擬音が抜けてますね、プリプリじゃなくてプリプリーンみたいな感じでお願いします。撃ちますよ?」
「お、おしりプリプリプリィ~ンッ♡おしりプリプリ~ンッ♡♡♡」
霧切響子は恥ずかしさに耐えながら
(いつまでこんなことを続けさせるの!?)
と思った。
恥ずかしさももちろん一番の苦痛である。
だが、何回もおかしな姿勢で尻を振り続けたためかなり疲労しておりこのままでは疲れで倒れてしまう。
「もっと色っぽくおしりを振ってください、くねくねさせてください、あと表情が必死過ぎてむしろ男らしくなってます、もっと表情も色っぽくしてください」
霧切響子は精いっぱいの色っぽい顔(無理に笑うしかできなかった)とくねくねとおしりを振り続けた。(疲れのため変な動きになっていた)
「霧切響子さん、スカートをまくり上げてください、パンツを見せてください、女性らしいパンティ履いてますよね?もし履いてなければ死にます」
「くっ…!!!」
選択肢はなかった。
早く男を納得させないと腰が疲れのため限界が来てしまい、腰を振れなくなり撃たれる。
即座にスカートをまくりあげた。
黒いセクシィーなレースのパンティーがあらわれた。
そしてパンツを見せながら無理に笑いつつくねくねと尻を必死に動かし、あっはぁ~んっ♡うっふぅ~んっ♡などとアピールした。
「うっふぅ~んっ♡あっはぁ~んっ♡セクシィ~なパンティでしょぉ~んっ♡あっはぁ~んっ♡うふーんっ♡(も、もう腰が限界だわっ!!早く許して頂戴!!!!)」
すると男も一応納得したのか。
「まあ、いいでしょう、まだまだ足りませんが、一応合格です」
そう言った。
霧切響子はガクッと力尽き、床に倒れた。
その様子はおしりを突き出し、スカートが捲れあがりパンティー丸見えの凄まじい状態だったが疲れのため恥じらいの様子は見えなかった。
それどころではなかったのだ。
精神と腰がもう限界だった。
必死に尻を振り続けたため極度の疲労だった。
またいつ撃たれるかわからない緊張感もプラスして疲労を増大させていたのだ。
「霧切響子さん、なんですかその姿は女性として恥じらいがないんですか?撃ちますよ?」
と男の声がすると霧切響子は
「も、申し訳ありませんっ!!」
と即座に立ち上がり、スカートの捲れを治しながら頭を下げた。
しかしその様子を見た男は
「まあ、今ので許しますが、今度からは『女らしい謝り方』を考えておいてくださいね、次、その謝り方だったら撃ちます」
と言った。
「つ、次…!?」
霧切響子はゾッとした。
「まさか、今ので‥‥合格なんでしょう?」
「冗談でしょう、今のは一次試験ですよ、もっともっと女性らしさをアピールしていただかないと、一時間の休憩の後また女性らしさをアピールしていただきます、今のは『おしりの女性らしさアピール』でしたが今度は『おっぱいの女性らしさアピール』のテストですから心しておいてくださいね」
霧切響子は血の気が引いた。
まさか、こんな恥ずかしいことをまたやらされるのか、しかも次はおっぱいで…
「嫌よ!!もう十分でしょう!!もう解放して!!!」
「そうですか、では解放して差し上げましょう…この引き金を引けば一瞬で…」
「ま、待って頂戴!わ、わかったわ…次はおっぱいね…やるわよ…」
泣きそうな顔で渋々紹介する霧切響子。
「ふふふ、さすがは超高校級の探偵・霧切響子さんだ、理解が早い」
そう言って男は部屋を出て行った。
「あっ、そうそう、一時間の休憩中に講習ビデオがあるのでそれを見ておいてくださいね、もちろん貴女本人のオリジナリティがないと撃ちますけど基本はマスターしておいてください」
そう言ってドアが閉められた。
霧切響子は講習ビデオを見た。
そこには上半身裸になって自分の乳房を揉みながら
「柔らか~い女性らしいおっぱいよぉ~んっ♡プルンプルンッ♡おっぱいプルンプルンッ♡」
と絶叫する女性の姿が映っていた。
「そんな…こんなことをしなければならないの…?」
しかもこの映像通りにやるわけではなく(無論これもやらなければいけないのだが)霧切響子自身のオリジナルにも期待していると言っていた。
自分で恥ずかしいアピールを考えなくてはならないのである。
「くっ…!!」
いままでになかった窮地に霧切響子はさすがに落ち込んだ。
今まで女探偵として行動するさいに身の危険を感じたことはある。
おしりを触られたり、背後から胸を揉まれたり、スカートをめくられたりなどの男による性暴力を受けた経験はあるし、ピンチになった時などはレイプ寸前まで行ったこともある(霧切響子の機転によって未遂に終わったが)。
だが、それとはまったく比べ物にならない、いや下手すればまったく別の脅威が彼女を今、襲っているのだ。
(苗木クン…!)
もはや霧切響子の希望は恋人ともいえる超高校級の希望である苗木誠だったが彼は果たして助けに来るのだろうか?
そうこうしているうちに時間が来てしまった。
黒服の男たちがドアを開け、入ってきた。
「さあ、時間ですよ。貴女の女性らしさをおっぱいを使ってアピールしてください」
冷徹に言う男に対して霧切響子はスーツの上着のボタンを外し始めた。
つづく
どうでしたか?良ければ感想待ってます!