【雨の停滞と、大人への階段】
激しい雨が窓を叩く、K&Aプランニングの事務所。圭介は外出しており、室内には帆高と夏美の二人だけが残されていた。刑事の訪問を受け、家出少年としての立場が危うくなった帆高は、MacBookの前に座りながらも、その手は小刻みに震えていた。
「……帆高くん、そんな顔してたら、来るはずの運気も逃げちゃうよ?」
背後から、夏美のけだるい声が響く。彼女は就活に失敗したリクルートスーツのジャケットを脱ぎ捨て、キャミソール姿で帆高の隣に腰を下ろした。
「夏美さん……俺、どうすればいいんでしょう。陽菜さんも、凪も、俺がいないと……」
「あの子たちのことばかりだね、君は。……自分のことは? 怖いんでしょ、本当は」
夏美の問いかけに、帆高は唇を噛む。大人になりきれない少年の、純粋すぎるがゆえの脆さ。夏美はそんな帆高を見つめるうちに、母性にも似た愛おしさと、自分自身の閉塞感を打ち破ってくれるような彼の一途さに対して、抗いがたい情欲を覚えていた。
「ねえ、帆高くん。私が『大人の慰め方』、教えてあげようか」
夏美が帆高の耳元で囁き、その豊かな胸を帆高の背中に押し当てる。
「な、夏美さん……っ!」
「いいんだよ。今は、全部忘れて私に甘えなよ。君、頑張りすぎなんだから」
夏美の手が帆高の喉元から胸元へと滑り込む。帆高は陽菜への想いと、目の前の夏美が放つ圧倒的な「女」の芳香の間で激しく葛藤する。しかし、孤独な少年を優しく飲み込むような夏美の温もりに、彼はついには抗うことをやめ、その柔らかな身体へと縋り付いた。雨音に包まれた狭い事務所が、二人だけの熱帯へと変わっていく。
【巣立ちの儀式、夏美の胸で知る、男としての覚悟】
夏美は帆高をソファに押し倒すと、自らストッキングを剥ぎ取った。艶めかしい脚線美が露わになる。
「ふふっ……こんなにガッチガチだよ?」
帆高のベルトに手をかけながら夏美が笑う。抵抗する間もなく剥き出しになった帆高のものは既に昂ぶりきっていた。
「すごい……若いっていいねぇ」
夏美が唾液をたっぷりと含んだ舌を伸ばす。
ぺちゃっ……じゅるっ……
「ああっ! 夏美さん……そんな……!」
帆高が身悶える。夏美はわざと音を立てて竿を舐め上げると、大きく開けた口に根本まで咥えこんだ。
じゅぽっ! グチョッグチョッ!
「んっ……美味しい……帆高くんの……」
口内で巧みに舌を使いながら吸い上げる。夏美のフェラテクに帆高はあっという間に限界に達しそうになるが、寸前で夏美は顔を離した。
「ダメだよ。まだ早いってば」
夏美が挑発的に微笑み、ソファの上に四つん這いになる。白いレースのショーツが僅かに湿っていた。
「次は……君が舐めてくれる?」
帆高が恐る恐るショーツに指をかけようとするが、夏美はそれを制し自ら腰を浮かせた。するりと布を抜き取ると、露わになった秘部からはすでに透明な蜜が溢れている。
「……見て。君ので……こんなになってるんだよ?」
帆高の喉仏が上下した。彼は夏美の脚の間に顔を埋めると、躊躇いもなく秘裂に舌を這わせた。
ちゅぱっ……ぬるっ……
「んんっ……! そう……もっと吸って……」
夏美の腰が跳ねる。帆高の拙いながらも必死な愛撫に、夏美の吐息は次第に荒くなっていく。
「いい子……じゃあ今度は私のお口で……」
夏美は体勢を変え帆高の股間に顔を寄せる。口いっぱいに頬張りながら手で睾丸を優しく揉みしだく。
くちゅっ! ずぶっ!
「うあぁっ! 同時に……されたら……!」
帆高の腰が無意識に浮き上がる。夏美の口技と手技が奏でる二重の刺激に、帆高は堪らず呻いた。
「もっと……ちょうだい」
夏美は帆高を押し倒し覆いかぶさると、互いの性器が口元にくる体勢へと変えた。
「一緒に気持ちよくなろ?」
ペチャペチャッ! ジュルルッ!
二人の口腔は忙しなく愛撫を繰り返す。帆高の舌が夏美の最も敏感な肉芽を捕えると同時に、夏美の舌先が帆高の鈴口を抉る。
「ひゃあん! もっと……吸ってぇ!」
「夏美さん……俺も……もう……!」
限界ギリギリのところで双方が顔を離す。互いの唾液と愛液で顔中が濡れ光っていた。
「来て……帆高くん」
夏美がソファに身を委ねる。帆高は自身を握り締めると、その濡れそぼった入り口にあてがった。
ずぷっ……
「んああっ! 入ってくるぅ……!」
帆高のものが夏美の中にゆっくりと沈んでいく。待ち望んだ感覚に夏美が歓喜の声を上げる。
パンッ! パンッ!
「はあっ……夏美さんの中……すごく……熱い……!」
帆高が必死に腰を打ち付ける。夏美の内部は蕩けるように柔らかく、それでいて強烈に搾り上げてくる。
「もっと……突いて! 深く……奥までぇ!」
夏美が帆高の首に腕を回し抱き寄せる。帆高の耳元で熱い吐息が漏れる。
「愛してる……なんて言わないよ。でも今だけは……君を感じさせて」
「今度は私が動いてあげる」
夏美が帆高の上に跨り自ら腰を落とした。
ずぶんっ!
「ひっ! この角度……当たるぅ!」
帆高が呻く。夏美はゆっくりと円を描くように腰を動かし始める。
グポッ! ズチュッ!
「見て……私たちが繋がってるところ……」
結合部から泡立つ蜜が滴り落ちる。夏美の痴態に帆高のものも一段と硬度を増す。
「ああっ! 夏美さん……エロ過ぎる……!」
「疲れちゃった?」
夏美が笑いながら帆高を抱き起こす。座らせた帆高の上に再度跨がると、自重で根元まで飲み込んだ。
ずぷっ……
「深いぃっ! 帆高くん……大きいよぉ!」
帆高のものが子宮口を突き上げる感覚に夏美が悲鳴に近い声を上げる。帆高は下から突き上げながら夏美の胸を揉みしだいた。
「夏美さん……この乳首……すごい尖ってる……」
「んんっ! 引っ掻かないでぇ!」
夏美の背筋が何度も震える。
「もう……我慢できない……!」
夏美が限界を迎えそうになると帆高も呼応するように律動を早めた。
「私も……一緒に……来てぇ!」
ドクンッ!! ドプッドプッ!!
「ああぁぁーーっ!! 熱いのが……いっぱい出てるぅ!」
帆高が絶頂を迎え大量の精を注ぎ込むと同時に、夏美も全身を痙攣させながら達した。二人は繋がったまま荒い呼吸を整える。
ゆっくりと引き抜くと、白濁と蜜が混ざった液体がどろりと溢れた。夏美は恍惚とした表情で帆高を見つめた。
【煙草の香りと、覚悟の熱】
夕闇が迫る事務所。窓の外では相変わらず雨が降り続いていたが、室内の空気は先ほどまでの張り詰めた緊張感が消え、甘く重い倦怠感に満たされていた。
ソファの上で、帆高は夏美の膝を枕にして横たわっていた。夏美は細い煙草を一本くゆらせ、紫煙の向こう側で、帆高の整った寝顔を愛おしそうに見つめている。
「……夏美さん、俺……なんだか、少しだけ覚悟が決まった気がします」
帆高が目を開け、夏美を見上げながら静かに言った。その瞳には、先ほどまでの迷いは消え、一人の「男」としての強い光が宿っていた。
「ふふっ、生意気。……でも、いい顔になったね、帆高くん」
夏美は満足げに微笑み、帆高の額に優しく唇を落とした。
夏美自身も、帆高を抱いたことで、出口の見えない就職活動や将来への不安が、一時の救いを得たような感覚に浸っていた。彼女は自分の指に残る帆高の熱を感じながら、この少年の行く末を最後まで見届けてやりたいと、深く、強く願っていた。
「……もし、全部嫌になったら、私のカブの後ろに乗せてあげる。だから、今は思い切り走りなよ」
夏美のその言葉は、帆高にとって何よりも心強い「お守り」となった。二人はしばらくの間、消えゆく煙草の香りと、互いの肌の残り香を惜しむように、静かな満足感の中にいた。