※この作品はR-18です。

淫気の子 ―止まない雨と、僕たちの体温―   作:坂本太郎

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第五話:帆高 × 陽菜 × 凪(家族の肖像・最後の一夜)

【雪の降るホテル、凍える世界の熱】

外は真夏の雪が降り積もり、街の機能は完全に停止していた。警察の追跡を逃れ、たどり着いたラブホテル。そこは、世俗的な欲望が渦巻く場所でありながら、今の三人にとっては唯一の、世界で一番安全な「家」だった。

 

インスタント食品を食べ、カラオケで笑い、三人はかつてないほどの幸福感の中にいた。しかし、風呂上がりの陽菜の身体が、照明の加減で透けて見えた瞬間、その幸福は鋭いナイフとなって三人の心を切り裂く。

 

「……ねえ、帆高。凪くん。私ね、たぶん明日には、いなくなっちゃうと思う」

 

陽菜が、ベッドの上で震える声で告白した。彼女の肌は、触れようとすると指が通り抜けてしまいそうなほど、頼りなく光り輝いている。

 

「そんなの、嘘だ! 姉ちゃん、どこにも行かせないよ!」

 

凪が陽菜の腰にしがみつき、子供のように泣きじゃくる。帆高もまた、陽菜の反対側の手を強く握りしめた。

 

「……陽菜さん、俺が決める。天気がどうなっても、世界がどうなったっていい。俺は陽菜さんがいる世界がいいんだ」

 

陽菜は二人の少年の熱い涙に触れ、自分の中の「巫女」としての覚悟が、一人の「少女」としての愛着に塗り替えられていくのを感じていた。

 

「……私を、抱きしめて。私が私でいられるうちに、二人の体温を、全部覚えさせてほしい」

 

陽菜の願いに、帆高と凪は導かれるように重なり合った。それは、明日には消えてしまうかもしれない奇跡を、この世に繋ぎ止めるための必死の祈りだった。帆高の力強い鼓動、凪の柔らかな温もり、そして消えゆく陽菜の甘い吐息。三人の想いが一つに溶け合い、雪に閉ざされた一室を、命の熱が真っ赤に染め上げていった。

 

【雪の密室、消えゆく姉が刻む、永遠の記憶】

「帆高くん……凪くん……ありがとう。少しだけ待ってて」

 

陽菜が二人を交互に見つめると、帆高と凪の股間が既に硬く張り詰めていることに気づいた。陽菜は小さく微笑むと、まずは帆高の方へ膝を進めた。

 

「すごい……こんなに熱いの?」

 

陽菜が帆高のものを掌に収めると、その脈動が手のひらに直接伝わる。帆高は思わず身震いした。

 

「ああっ……陽菜さん……そんな風に触られたら……!」

「我慢してね。だって……次は凪くんのもやらなきゃいけないから」

 

陽菜はわざとゆっくりと、その手を上下に動かし始めた。ツルリとした亀頭が彼女の指で弄ばれるたびに、帆高の腰が浮き上がる。

 

ちゅくっ……すりすりっ……

「うあっ……! 陽菜さんの手……柔らかくて……熱くて……!」

 

帆高が歯を食いしばる様子を見て、陽菜は悪戯っぽく笑った。

 

「じゃあ……これはどうかな?」

 

陽菜が口を大きく開き、帆高のものを根元近くまで咥えこむ。生温かく湿った口腔内が帆高を包み込んだ。

 

じゅぽっ! ジュルルッ!

「はぁん! 駄目だよ陽菜さん……! もう出ちゃう……!」

 

帆高が限界を迎える直前で陽菜は顔を離し、次に凪へと向き直る。

 

「凪くんのも……お姉ちゃんに預けてね」

 

凪もまた耐え難い興奮に震えていた。陽菜の小さな唇が自身のものに触れる感覚だけで頭が真っ白になる。

 

ペロッ……ちゅぱっ……

「姉ちゃん……気持ち……いいよぉ……」

 

陽菜は凪の陰茎を執拗に舐め上げながら、片手では帆高のものを扱き続ける。二人の少年を同時に翻弄する陽菜の姿は、まさに神聖な姉でありながら淫靡な娼婦のようにも映った。

 

「んっ……二人とも……とっても濃い匂いがするよ? 早く……私の中で出したいんでしょ?」

 

陽菜が二人の顔を交互に見上げながら尋ねる。その瞳には確信と慈しみが宿っていた。

 

「次は私が……二人に愛されたい」

 

陽菜がバスマットの上に仰向けになると、その白い肌は妖しく輝いていた。帆高と凪が左右から陽菜の腿を抱え込む。

 

「陽菜さん……綺麗だ」

 

帆高が息を飲む。凪もまた真剣な眼差しで秘所を凝視している。二人の少年の熱い視線に晒され、陽菜の秘裂からは新たな蜜が滲み出てきた。

 

「来て……全部見てもいいから」

 

帆高が舌を伸ばし陽菜の花弁に触れると同時に、凪は指先で彼女のクリトリスを優しく摘まんだ。

 

ピチャッ! チュルルッ!

「ひゃあん! 凪くんっ! 帆高くんっ! 同時にされたら……!」

 

陽菜の腰が跳ね上がる。帆高の舌が深く潜り込み膣壁を刺激するたびに、凪の指先がクリトリスを転がし皮を剥くたびに、陽菜の内部から新たな潮が溢れ出した。

 

「んんっ! すごく……上手だよぉ……! 私……もうすぐ……!」

 

帆高がクリトリスを強く吸引し凪がGスポットを指の腹で押し上げた瞬間─

 

「ひいぃっ! 二人とも……大好きっ!!」

 

陽菜の背筋が弓なりに反り返り、大量の絶頂汁が二人の顔にかかる。その甘い匂いに誘われるように帆高と凪はさらに深く陽菜を求め続けた。

 

「今度は……一緒に入れて?」

 

陽菜がふらつく足取りで帆高の膝の上に跨がる。既に半立ち状態の帆高のものに自ら秘部を擦り付けながら位置を合わせていく。

 

「あん……硬い……これだけでもイキそう……」

「姉ちゃん……僕のも忘れちゃダメだよ」

 

凪が陽菜の背後から忍び寄り、その柔らかな乳房を後ろから掴む。陽菜の意識が逸れた瞬間を見計らい帆高が腰を浮かせた。

 

ぬぷっ……!

「ひぃっ! 帆高くんの……大きすぎるっ!」

 

陽菜の胎内が帆高のものによって押し拡げられる。その隙間を狙い凪が自身のものを陽菜のアナルにあてがった。

 

「ごめん……姉ちゃん……でも僕も……!」

ズブッ!

「んがあっ! 凪くんまで……! 私……二人で串刺しにされてる……!」

 

二人分の巨大な異物が陽菜の体内で激しく暴れ始める。前後の穴が同時に犯される未知の感覚に陽菜は意識が飛びかける。

 

パンッ! パンッ! グチュッグチュッ!

「陽菜さん……すっごく締まる……! 出そうだ……!」

「姉ちゃんの腸も……ぎゅうぎゅう締め付けてきて……もう我慢できない……!」

 

帆高と凪の抽送がシンクロし陽菜を追い詰めていく。陽菜は彼らの肩にしがみ付きながら絶叫した。

 

「来てっ! 二人とも……私の中に出してぇっ!!」

ドクンッ!! ビュルルルーッ!!

「ああぁぁーーっ!! すごい……お腹の中……焼けるみたい……!!」

 

前と後ろの両方から灼熱の精が注ぎ込まれる。陽菜の身体はビクンビクンと痙攣し、口からは泡混じりの涎が垂れた。それでもなお二人は衰えず彼女を攻め続ける。

 

「もっと……もっと欲しい……! 二人のもので私を満たして……!」

 

陽菜が求めれば求めるほど帆高と凪も激しさを増す。三者の境界線が曖昧になるほどの連続絶頂が続き、やがて部屋は汗と体液と匂いで充満した。

 

「愛してるよ……帆高くん……凪くん……」

 

最後の一滴まで搾り取られたあと、陽菜は二人の腕の中でぐったりと意識を手放した。

 

【淡い光と、刻まれた記憶】

明け方、部屋には青白い雪の光が差し込んでいた。

三人は、一つの大きな毛布に包まるようにして眠りについていた。中央にいる陽菜を、左右から帆高と凪が守るように抱きしめている。

 

陽菜の表情には、これまでにないほどの安らぎと、愛する者たちにすべてを捧げたという深い満足感が宿っていた。彼女の肌には、帆高と凪の体温がしっかりと刻まれ、その熱だけが、彼女をこの世界に繋ぎ止める最後の一本の糸となっていた。

 

「……帆高。凪くん。大好きだよ」

 

陽菜は、まだ眠りの中にいる二人の額に、音もなく唇を落とす。二人の腕の中にいることで、彼女は自分が「人柱」ではなく、ただ愛されている「一人の人間」であることを、生まれて初めて心から実感していた。

 

帆高と凪もまた、眠りながらも陽菜を離すまいと、その腕に力を込めていた。肌と肌が触れ合う部分から伝わる、トクン、トクンという三人の重なり合った鼓動。それは、どんなに過酷な運命も引き裂くことのできない、永遠に等しい一瞬の満足感だった。

窓の外で雪が止み、朝が来る。その光とともに、陽菜の身体が静かに透き通り始めたとしても、この夜の熱は二人の少年の魂に、一生消えない火を灯し続けていた。

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