もし落第騎士の1モブテロリストにTS転生者の気振りショタコン女が居たなら 作:尾根ショータ
ステラ・ヴァーミリオンは激怒した。
必ず、かの異常性愛の女を殴らねばならぬと決意した。
ステラには変態がわからぬ(多分)。ステラは、国の王女である。
剣をふるい、民を愛して暮らしていた。けれども邪悪に対しては、人一倍以上に敏感であった。
……結果的に、目の前のいたいけな少年を「自分が」害したことにされたの含めて。
「お姉ちゃん、なんで、裸────なにこれ、ちょっと、お姉ちゃん!?」
自分の露出したおちんちんと、その
ステラの腰にちょうど頭がくるくらいの身長の、まだまだ幼く可愛らしい男の子。短い髪に活発な雰囲気だが、今日あった出来事のショックか態度はしおらしい。
そんな、まだお腹がぽこっと出ている幼児体型な彼の下方、ステラの目の前に聳える「女の膣から子宮に子種をそそぐためのストロー」の存在……。
「お姉ちゃん、じっと見ないでぇ……っ、恥ずかしいよぅ」
「────ハッ!? ご、ごめんなさい、ちょっと、いや、あの、その、ごめんなさい? 痛かった?」
だいぶ言葉が混乱しているステラであるが、それも無理はない。
状況としてはかなり微妙なそれで、もしこの部屋に無関係の第三者が踏み込めば変態女の呼び名は到底さけられまい状況である。
先ほどのアナウンスが正しければ、7歳くらいの可愛い男の子(全裸)の勃起ち○ぽの皮を剝いたまま、ドキドキしてそこから右手が離れないのだから。
『さあさあ、どうするんですかねぇ? 一発ハメちゃ────』
「るわけがないでしょうが! 私、一国の王女よ!? というか婚前交渉とか普通にアウトでしょう!」
『そういう割にはさっきから手がおちんちんぎゅってしたままですけど』
「うっ」
別に
ステラ・ヴァーミリオン、伊達や酔狂で将来、色ボケかましまくる女ではないのであった。
いまだ黒鉄一輝と恋人関係にもなっておらず、告白もしていないというのが少しだけ彼女の貞操を軽くしていた……かもしれない。
生来そこまでの変態ではないはずだ、うん。
「し、シンジ君だっけ…………? これ、苦しいわよね。私のせいなんだし……」
「お姉ちゃん、何────ああっ!?」
と、そこでステラは顔を真っ赤にし、目を見開きながら暴走する。
流石にセックスは倫理の面でアウト極まりないし、状況が状況なのもあるが。
『さっきも言いましたけど
「そ、そうよね……って、そういう問題じゃないんだけど!」
顔を真っ赤にして反論するステラだが、その言葉の解釈が「魂だけとらわれてる状態」という認識に落ち着いているせいで、真意がおおよそ別なところにあるのに気づかない。
(少なくともこうなった原因は私なんだし、えっと……)
そして、ステラは決断した。
すっと、いまだびくびくと敏感そうに震えてる男の子の、まだ愛らしい肉の色をした鬼頭の先にふれて、口の先を、つける。
「ん……」
「……っ!? え、ええ!? お姉ちゃん、汚いよそんな」
「んん……、だ、い
「わあっ! は……ァ!」
ステラはキスから、そのままフェラへと移行した。
初めてだろうにイメトレでもしていたのか、吸ったり、ずぼずぼ前後したり。
意外と上手だ、とは変態女の隣にいる平賀の弁であるが、そんなことはさておいて。
まだまだ愛剣の柄のような太さは(当然)ないその
(か、カワイイ……、にしても、これ、小さいけど存在感というか、あと味が苦……。い、イッキのも、その、こういうのなのかしら────って何考えてるの私!?)
これより
そんな様をニヤニヤと(仮面で顔は見えないが)しているピエロと、謎のガッツポーズをしている謎の性癖持ちなTS女がいるが、そんなことはおかまいなしだ。
「お、お姉ちゃん、何これ────ああッ!」
「……っ!」
そして、びくびくと。
少年のおちんちんがうなりを上げるが、
(これって、射精……? いや、まだ子供だし、えっと……やっぱり白くない)
ちょっと(※だいぶ)エッチな少女漫画や官能小説やらの影響で多少は知識があるステラであるので、シンジ少年のそれから何も色のある液体が出ていないのを確認。
ねばねばとはしているので、どうやらまだ
(白いのは、赤ちゃんの
何かを確認するように、何度か頷いて、ステラはシンジ少年の先を舐める。
…………未だ収まる気配のないそれを見て、どうしたものかしらと困惑していた。
「何、お姉ちゃん、今の……?」
「…………へ? え、えーっと……、何でしょうねぇ、あはは……」
そして赤面しながらよくわからないまでも、初めてのふわふわした感覚に戸惑う少年に、ステラは上手く説明ができなかった。
† † † † † † †
それからしばらく。
いまだ勃起が収まらない(おそらくヌき続けないと収まらないだろう)シンジ少年は、下着でもズボンでもどちらを着用してもおちんちんがぶつかって痛いということで、ステラは「そ、そのままでも良い、わよ?」と困ったように微笑んだ。
……その間ずっと、自分が初めて手をつけたおちんちんに興味津々なのか目が離せないでいた気もしないではないが。
それに対してシンジ少年「恥ずかしいよぅ」と当然の抗議。
とはいえ対抗手段がそもそもなく……、というかどうやら
罪悪感がつのったステラは、「それだったら」と自発的に自分の衣服に手をかけた。
「えっと、ほら、お姉ちゃんも脱いだら、恥ずかしくないでしょ? 二人とも裸んぼなんだし、ね?」
「お、お姉ちゃん…………」
(はぁ、まったく……。せっかくイッキとのデートだったっていうのに、どうしてこんなことに…………)
そもそものケチの付け始めは
スカートとシャツを脱ぎながら、羞恥心を騎士たる義務感で押さえつけていき。
現れたる瑞々しい肌がぷるりと震える姿に、いまだ性欲のなんたるかを正しくとらえきれないだろうシンジ少年は息をのんだ。
「お、おっきぃ……、きれー」
「へ? あ、ああ、えっと、ありがとう…………?」
『あれあれ? シンジくんには全裸にしておいて自分は下着姿なんですかぁ~? うぷぷぷ』
そして、呼び出しベルも押してないのに余計な一言が天から降ってくる。
ちょ、何、黙りなさいよ!? と顔を赤らめ慌てるステラだが、ちらりと一瞬見てしまった。いまだ勃起の収まる気配のないシンジ少年の目が、確かにぷるりと震える自分の胸元に集中していたのを。
(ちょ、ちょっと、いくら現実の肉体にそんな影響なさそうだからって、ちょっと、それは流石に、これ以上は…………)
『一発ヌいただけで怖気付くなんて『紅蓮の皇女』も大したことないですね~、女のレベル低いっす、申訳がないと思わないっスかぁ?』
「だからそこ!? 呼んでもいないのに声かけてくるんじゃないっっっ!」
絶叫不可避である。
だが、確かに少年に対する罪悪感は強い……、というか原因を求めるなら何から何まであの
下手すればこんな状況で色々と
それでも先ほどから自分を「お姉ちゃん」と頼りにしてくれる、こんな良い子のことを思うと……。
「…………わかった、わよぅ」
「っ!」
そして、ブラのホックに手をかけ、アンダーも脱いでいく。
全身とてもきめ細かな肌。ほんのりと
びっくりするくらいドキドキと、ステラは今まで感じたことのないほどの羞恥心で思考が壊れそうだ!
対する少年はステラの裸体……、年齢的なこともあるのか、二つのおっぱいに釘付けである。
ただでさえ無理やり勃起させられたおちんぽも、さらにびくん! びくん! と少年の鼓動に応じてか跳ね、ステラもそれにくぎ付けになる。
「おねえちゃん、すごい、きれい…………」
「へ? え、えっと……、うん、その」
そして、テンションがおかしくなったステラの迷走は続く。
「シンジくんの
「立派?」
「うん。カッコイイってこと」
「か、かっこいい……! そ、そうなんだ…………」
変な感じじゃないんだ、と。突然訳も分からず大きくなった自分のおちんちんを撫でて、照れて微笑む少年。
状況もやってることも言ってることも何もかもが異常な状況で、茹だったステラの思考は。
(やっぱり可愛い……♡)
男性経験がまだなかったせいか、なんだかちょっとだけ、危ない方向に揺れ始めていた。
ともあれそのまま、全裸でお互い自己紹介。
これ以上ないほどの全部、身体の隅々まであけすけにしたままの自己紹介は、お互い変な風に照れていた。
「ステラお姉ちゃん、騎士っていうか、お姫様みたい」
「あははー、うん、そうよ? 私、お姫様だし」
「かっこいい!」
「あ、ありがとう。……シンジ君は、サッカー得意なんだ」
「うん。お母さんも、すごいすごいって」
「それは、すごいわね~」
「うん!」
「……」
「…………」
「お姉ちゃん、僕……」
「そうね。早く戻りたいものね。…… 一緒に頑張ろう? お姉ちゃんと」
「うん!」
† † † † †
それからまた、しばらく。
お互い全裸のまま、(外からどう見えるか分からないのでカーテンは閉めた状態で)部屋中を再捜索したものの、これといった何かは見つからない。
ステラの胸が震えるたびに苦しくなるのかおちんちんをぎゅっと押さえるシンジ。
その動きにどきりとして、少し下が
そうこうしてるうちに、再びシンジ少年がベッドに横たわる。
「おなか、すいた…………」
「そう、疲れちゃったものね。寝てもいいわよ?」
そう言うステラだが、その彼の顔色が先ほどよりも悪くなってることに気が付く。
一体何がおこっているのかと……、変態には違いないだろうが、子供への気遣いは本物らしいあの女へと呼び出しベルで連絡をつけた。
『はいは~い、何がありましたか?』
「さっきからシンジ君の顔色が悪くなってきてるんだけど、何か心当たりってある?」
『心当たり……、あー、多分
「副作用……!?」
どういうことかと、部屋のどこかに設置されているだろうスピーカーを探すように、上を向いて叫ぶステラ。
そんな彼女に、やはり一切の容赦なくスピーカーは事実を告げる。
『だからさっきの薬品って、本来は
「そんなのアナタ、先に言いなさいよ!?」
『言うより前におちんちんシコシコしてちゅっちゅ♡ するのに夢中だったじゃないですかあ』
「ち、ちち、違うもんッ!」
少し目をそらすステラだが「って、その時は何も言ってなかったじゃない絶対!」と改めて再絶叫。
モニター向こうの2名が大笑いしてるかもしれないが、それはさておいて。
『ま、方法は簡単で。魔力を外部から供給してあげれば良いんですけど、ちょっと魔術的な儀式をすることで。そのー、魔力量的にも私じゃ出来ないことなんで』
「儀式ってどんなこと? 私なら出来るってことよね」
『あらまあ、積極的』
「………色々ムカつくけど、この子に直接被害を与えちゃったのが私っていうのは事実みたいだし」
そもそも何でそんな簡単に生命の危機になってるのか意味不明だけれども、と不満を言いつつも。
少年の命を救えるならと、ステラ・ヴァーミリオンは本気だ。
……全裸で仁王立ちしてるせいで、寄せてあげられてぷるんとしたおっぱいをガン見して顔を赤くしおちんちんをプルプルさせてるシンジ少年のことにはいまいち気づいていなさそうだが。
そして、告げられる方法は────。
『おっぱいを、飲ませてください』
「……は?」
困惑するステラに、ふたたび「おっぱいを、飲ませてください」とだけ繰り返される。
ぎょっとして、さらに赤面して、いよいよ衰弱が加速するシンジ少年。
頭が真っ白になったステラだったが、彼の状態が悪化しているのばかりは気がかりなので、諸々の感情を呑み込んで深呼吸。
「……えっと、吸わせれば良いのかしら? ふざけるんじゃないって感じだけど、ちゅうって感じ?」
『いえいえ、飲ませてあげないと~。魔術的に、母から子供へ生命力を与える、というプロセスを踏む必要があるのでぇ、ちゃんとおっぱい飲んでいただかないと────』
「出ないわよ!? まだ!!?」
『そんなでけぇくせに何言ってんだコイツ……?』
中々やりとりが正気ではない。
全裸なこともあり、ブラからも解放されたステラっぱいがプルルンプルルンと揺れる揺れる。
無意識なのか、シンジもその様を見て顔を真っ赤にしながらも、自然と右手が自分のおちんちんに伸び、握り、少しだけさすりだす。
えっ? と驚くステラであったが。
「わかんない、けど、こうすると、治るんだよね? これ。……ふつうは」
「そ、うなんだ、けれど、ええと……」
(だからって今、
はからずも「おちんちんを擦ればなんか小さくなるらしい」という情報だけを知ったシンジ。
気持ち良さは正しく認識しきれていないようだが、それでも苦しいのをなんとかしたいというその本能的な衝動をステラは責め難い。
ただどちらにせよ、このまま行けば少年の命は……。
『おっぱい……、あげちゃいましょうよぅ』
「──── ~~~~ッ!」
『もしその気があるのなら、呼び出しベルのある台の上から2番目の引き出しを見てくださいね~』
では~、と言い、ぷつりと鳴って通信が切れた。
もともと呼び出してないのに勝手にかかってきたあたりからしてこちらの様子は監視されてるのかもしれないが、ステラとしては取れる選択肢が多くない。
この部屋を仮に全力で破壊しようと試みてもし失敗でもしたら、男の子の魔力はどうしたら良いのだろう。
…………状況が極端すぎるせいもあるが、本当にシンジ少年に何かあったならあのテロリストの変態女がどうにかやってきて対処するだろうというのは頭にはあるものの、それが間に合うかどうかという危険性を把握してるステラ。
かくなる上は……、実際に呑むかどうかは別として、とりあえず何かを確認せねばと言われた通り棚のそれを引く。
中から現れたのは、錠剤が何か入った瓶とペットボトル一つ。
ペットボトルは水のようだが、瓶には錠剤が多数。メモ書きで「1回1錠」と貼り付けられている。
「何これ、こっちは色々書いてあるわね……。えっと、精神安定薬? 戦地での伐刀者の心神喪失を安定させる効能……。
…………副作用で、魔力量に応じて女性の母乳を分泌させる、ね」
何と言うか都合よすぎないこれ? と半眼で上空を睨むステラ。
そりゃあこの状況を計算ずくでつくって丁度良い薬を準備していますからねぇ、と笑う平賀に、その隣で変態テロリストは、今か、今かとステラの状況を伺っていた。