君の身(からだ)は。〜入れ替わる体温と、忘れない快楽〜 作:坂本太郎
【見透かされる違和感】
宮水神社の夜。蔵での作業を終えた二人は、寝室で並んで横になっていた。
三葉(中身は瀧)は、四葉の冷ややかな視線に居心地の悪さを感じていた。最近の「三葉」のガサツな振る舞いや、時折見せる男のような目つきを、鋭い妹が見逃すはずもなかった。
「……ねえ、お姉ちゃん。今日のお姉ちゃん、やっぱり『やばい』よ」
四葉が寝返りを打ち、三葉(瀧)に馬乗りになる。
「な、なんだよ四葉。もう寝る時間だろ」
瀧(中身)は三葉の声で誤魔化すが、四葉の手は迷いなく三葉の胸元へと伸びた。
「お姉ちゃんの皮を被った『誰か』さん。……宮水の神様は、全部お見通しなんだよ」
四葉の瞳には、小学生とは思えない昏い光が宿っていた。彼女にとって、姉の身体に宿る異物の存在は、恐怖ではなく「好奇心」の対象だった。宮水の血が呼ぶのか、四葉は三葉(瀧)の身体を、まるで神事の儀式のように、けれど残酷なほど淫らに暴き始めていく。
【宮水の血脈、双頭の神事】
四葉の小さな掌が、三葉の寝間着の襟元を強引に押し広げた。
「やめろっ! 四葉!」
瀧(中身)の抗議は空しく響く。露わになった白い乳房の膨らみを見た四葉の口角が上がる。
「お姉ちゃん……おっぱい、いつもより固いね? 触られてる時も息が乱れてたし……」
言い終わらぬうちに、四葉の幼い舌が三葉の乳首へと伸びた。
ぺちゃ……れろっ……
「ひあっ! お前……なんでそこ……!」
瀧の男としての肉体は感じないはずの快感が、三葉の繊細な神経を通じて奔る。乳首が硬く尖っていくのを瀧は止められない。四葉の眼差しは獲物を狙う狐のようだった。
「お姉ちゃんじゃなくて『兄さん』……呼ぶのが正しいのかな」
四葉は三葉の乳首を指で弾くと同時に、右手を素早く下半身へ滑らせた。
「やだっ! やめろっ! 離せ四葉っ!」
「嫌だよ……『兄さん』なら抵抗できないでしょ?」
ずちゅ……
三葉(瀧)の抗いは虚しく、四葉の指先があっさりと花弁の縁をなぞる。潤いは既に充分だった。
「濡れてる……すごい量」
くちゅっ くりっ……
「んっ! ひうっ! 誰が……好きでこんなっ……!」
瀧は三葉の身体で恥じらいながらも、四葉の技巧に翻弄されていた。幼い指が陰核を摘み上げた瞬間――
ぴちゃっ!
「ひゃああっ! 出るっ! 漏れちまうっ!」
ジョババッ!! プシュウウッ!
三葉の身体は驚くほど容易く潮を噴き、四葉の寝間着に飛び散った。羞恥に耐えられず三葉(瀧)は顔を逸らすが、四葉の無邪気な笑い声が追い打ちをかける。
「あはは! お姉ちゃんの身体……面白いね! ちゃんと女の子だったんだ!」
四葉は三葉をうつ伏せに転がすと、臀部を高く突き上げさせた。
「ちょっ……何するつもりだよ!」
「儀式だよ……宮水の神様への……生贄のお掃除」
舌先が剥き出しの割れ目を這った瞬間――
ぴちゃぴちゃっ! ちゅぱっ!
「ひいっ! 四葉っ! やめろって言ってるだろぉっ!」
クンニリングスの湿った音が室内に響き渡る。四葉の舌は小さな蛇のように秘唇の奥まで侵入し、ざらついた上顎でGスポットを擦り上げた。
「あっ! んんんっ! や……やべぇっ!」
三葉の腰が勝手に逃げようとするたびに四葉の腕がしっかりと押さえる。クリトリスを強く吸い上げるリップ音と共に――
ぢゅるるっ! ぷちゅん!
「や……やらあぁぁっ! イクっ! イクゥウウッ!」
ジャババッ!! プシュウッ!
三葉(瀧)の全身が激しく震え、二度目の絶頂を迎えた。畳に滴る愛液の水溜まりを見下ろしながら四葉は呟く。
「まだまだこれからだよ……兄さん」
四葉は蔵から持ち出した古びた木像を手にしていた。それは単なるコケシではなく、双頭―つまり男の性器を両側に模した形をしていた。
「これ……お祖母ちゃんの部屋で見た。昔の宮水では……継承者がこういうものを使うって」
「お前っ……正気かよ!? 妹相手にそんなことできるわけねぇだろ!」
「でもね……宮水の血が言ってるんだ。『兄さんの中身も受け入れるべき』って」
四葉は躊躇うことなく自身の短い寝巻きを脱ぎ捨てると、三葉(瀧)の秘部に片方の亀頭を押し当てた。
「ひいっ! 四葉っ!」
「大丈夫……ちゃんと気持ちよくするから」
ずぶりっ!
「あああぁぁっ!」
三葉(瀧)の身体はコケシの質量に悲鳴をあげる。肉壁が異物を押し出そうと収縮するが、逆により強く咥え込む形になった。四葉の指が軽く柄を叩くたびに内部がうねる。
「すごい……お姉ちゃんの膣(なか)、すごく熱い」
四葉は残りの頭部を自らの小さな穴へと宛がった。
「やめろ四葉っ! むりだ……そんなもん入らねぇよ!」
「平気だよ……だって私は宮水の子だもの」
ぐちゅんっ! ずちゅうっ!
「んんんっ!」
四葉の幼い身体も木の感触に悶えるが、歯を食いしばって耐える。二人は一つの双頭コケシを通して繋がった。
「これで……家族の契約完了。私たち姉妹は永遠に結ばれる」
四葉は腰を前後に揺らし始めた。
ずぷっ! じゅぽっ! ぐちょっ!
「ひああっ! 四葉っ! 中が擦れてるっ!」
「兄さんも……気持ちよくなってるよね? お姉ちゃんの身体でイクとこ見せて」
ぐりっ! ずんっ!
「あ゛ぁ゛っ! イクっ! やめろぉぉっ!」
三葉の声は三度目の絶頂を迎えつつあった。コケシの抽送が加速し、愛液と汗が混ざり合う。
「私も……来るっ!」
四葉が叫ぶと同時に二人の腰が同時に跳ね上がり――
プシィイイッ! ジョバババッ!
四葉の小さな穴からも潮が迸り、コケシを伝って三葉の膣へ直接注ぎ込まれた。粘液に満たされた接合部がギチギチと悲鳴を上げる。
「はあっ……はあっ……すごい……お姉ちゃんの膣(なか)、あったかい……」
四葉は身体を起こし、繋がったまま三葉(瀧)を抱え上げた。背面座位へと体位を変える。
「これで見えるでしょ? 私たちがどれだけ深く繋がってるか」
ずぶぶっ! どちゅんっ!
「やっ! 深すぎっ! 壊れるっ!」
三葉の尻に四葉の幼い肌が打ち付けられるたびに乾いた音が響く。下からの突き上げと四葉の体重による圧力でコケシは更に深く刺さる。
「兄さんの子宮……降りてきてる。お姉ちゃんの卵巣が疼いてるんだね」
ぐりんっ! ぐぽっ!
「ああああっ! 奥っ! やめろぉぉっ!」
三葉(瀧)の子宮口が異物の先端に口を開き始める。四葉はそのタイミングを見計らって体重を預けた。
どちゅんっ!!
「ひぎいぃぃっ!! イクッ! イグゥウウッ!!」
ジョバババッ! プシィィィッ!
三葉の膣が激しく痙攣し、大量の愛液がコケシを伝って溢れ出る。同時に四葉も背中を丸め、幼い快楽の爆発を迎えた。
「私も……イクッ! 出るぅぅっ!」
ビュルルッ! シュワーーッ!
二人分の潮が床に降り注ぎ、宮水の血族が交わす儀式的な結合は最高潮に達した。
「兄さん……まだ終わらないよ」
四葉は三葉を組み敷くように正常位へと変更した。コケシを一旦引き抜き、四葉自身の陰唇で三葉の秘部を直接塞ぐように密着させる。
「何してんだよ四葉!?」
「貝合わせ……昔はこうやって神様と繋がったらしいから」
ぬちゅっ……ぐちゅっ……
四葉の小ぶりな秘唇と三葉の愛液まみれの割れ目が擦れ合う。クリトリス同士が接触し合い火花が散るような快感が生まれる。
「ひゃあっ! 四葉の……熱いっ!」
「兄さんのも……ビクビクしてる。もっと……擦って」
互いの腰を押し付け合うたびに蜜液が泡立ち、淫靡な音が響く。
「イクッ! また出ちまうっ!」
「私も……一緒にイこ?」
レロレロッ! クチュッ!
四葉の舌が三葉の唇に絡みつく。口内を貪りながら下半身でも濃厚な摩擦を続けると、新たな波が押し寄せた。
「んっ! んんんっ~~!!」
ジョババッ! ブシャーッ! プシュウウッ!
四葉の潮が三葉の腹部を濡らし、三葉の潮も四葉の顔を汚す。双頭コケシと貝合わせによって宮水の血が完全に交わり、二人は恍惚の表情で倒れ込んだ。
【結びの血脈】
月明かりが差し込む畳の上。乱れた寝間着のまま、二人は重なり合っていた。
三葉(中身)は、自分の胸元で満足げに目を閉じる四葉の髪を、震える手で撫でた。
「……お姉ちゃん。また『あいつ』が来たら、私に教えてね」
四葉は三葉の肌に、印を刻むように深く噛みついた。
瀧(中身)は、宮水という家系が抱える「入れ替わり」の因縁と、その血が引き寄せる抗いがたい情欲の深さに、恐怖を通り越した快感を覚えていた。
自分はただ、三葉の身体を借りているだけだと思っていた。しかし今、この幼い妹さえも、自分の「中身」に気づいた上で求めてきている。
「四葉……。お前、マジで『やばい』よ……」
瀧は三葉の声で吐息をつき、逃れられない運命の迷路に深く迷い込んでいく。
明日、三葉が自分に戻ったとき、妹の瞳の奥に宿る「共犯者の光」に気づくことができるだろうか。