王位争奪戦-ラスボス婚約者と共にネトリ戦記- 作:ボルメテウスさん
燭台の炎が最後に揺れた。
部屋の明かりは月だけになった。窓から差し込む銀色が、ベッドの上で白く浮かぶ彼女の肢体を照らし出している。
リンカは膝を立てて座っている。背筋は伸びているのに、どこか怯えを含んだ線だ。両腕は太ももの上で組まれ、自分の胸を隠している。隠しきれない。小さな乳房は指の間から零れ、鎖骨の影が月の光を鋭く切り裂く。
「見すぎ」
掠れた声が落ちた。視線は合わせない。でも、耳が赤い。首筋の脈が、月の下で小さく脈打っているのが見える。
「悪いな」
謝りながらも目は逸らさない。脱いだ服は床に散らばり、靴下だけが妙に無邪気な形で丸まっている。彼女の身体は鍛えられていて、余計な贅肉はない。だからこそ、胸の慎ましさは逆に痛々しいくらい際立つ。
「触って」
唐突に言った。
驚いたのは俺の方だ。肩に力が入りすぎて、シーツが擦れる。リンカはまだ膝を立てたまま、頬を赤くして俯いている。でも、声は震えていない。勇気というより――決意に近い。
「嫌じゃないのか」
当然の疑問を投げる。
「嫌だったら言わない」
それだけを返してくる。その横顔に浮かぶ意志の強さが美しくて、同時に危うい。まるで崖っぷちで笑っている子供みたいだ。
ベッドに乗り上げる。彼女は逃げない。視線はシーツに落としたまま。肩を押すと簡単に後ろへ倒れた。銀の髪がシーツに散らばり、月の光を集めて揺れる。
仰向けになった胸は平坦に近いけれど、息を吸うたびに隆起するのがわかる。肋骨の影が皮膚に透けて浮き上がり、肺腑の動きを見せている。
「綺麗だ」
言った瞬間、喉の奥で小さな嗚咽が漏れた。俺自身の喉からだった。言葉と一緒に吐息が零れてしまっている。
指先で鎖骨のラインをなぞる。骨が温かい。人間の温度だ。リンカは身じろぎ一つせず、俺の動きを受け入れている。
手のひらをゆっくり下げていく。鎖骨から胸の中心を通って、わずかに盛り上がった柔らかな丘陵に触れる。皮膚は汗ばんでいて、少し濡れている。指が吸い付く。
「んっ……」
微かに声が上がった。喉の奥で堰き止められた音。リンカは口元を抑えていないのに、音が途中で詰まってしまう。
指先で円を描く。中心に向かって。乳首はまだ眠っているけれど、ほのかに固くなりはじめている。焦らすように周りだけを撫ぜる。
「もう少し……強くしてくれたほうが、いい」
またしてもお願い口調だった。でも、語尾が小さく震えている。恐怖と期待が混ざりあって、言葉の端を溶かしているのだと思う。
親指で乳首を撫でる。触れた瞬間、リンカの背中が弓なりになった。「ヒッ」という息を呑む音と同時に。乳首はすぐに硬くなる。針のように尖りながらも温かい。
「痛くないか?」
尋ねながらも指を離さない。摘むとリンカは小さく「うっ」と呻いた。痛いというより、「来た」と言いたげな吐息だ。
右胸から左手で掬い上げるように包み込む。持ち上がる肉は少ないけれど、確かな重量がある。手のひら全体で覆って揉むと、リンカの腰がぴくんと跳ねる。
「なんでそんな優しい触り方……するの?」
拗ねたような問いだった。
「怖がらせたくないから」
返事を聞いた彼女の頬がさらに赤くなる。目が泳ぎはじめた。見たくない過去が脳裏によぎったのか、「怖い」という言葉が地雷だったのか。
唇を重ねる。舌を入れる前に一瞬待った。彼女の唇がわずかに開いたタイミングで滑り込む。
息が熱い。唾液も。舌同士が触れ合うだけで全身に電流が走った。唇の角度を変えながら何度も啄む。リンカの手が俺の首の後ろに回ってきて、引き寄せられた。
離れると透明な糸が引いていた。それが途切れるまでお互い見つめ合う。
彼女の瞳に映っている自分の顔は知らない男のようだった。欲情していて、でも必死で優しくしようと努力している中途半端な顔。
「続き……しても?」
許可を求めてしまう。彼女はじっと見てきたあと、短く頷く。目を逸らしたまま。
俺が彼女を抱きしめる瞬間の感覚から始める。彼女の体が小さくて、俺の腕にすっぽりと収まる。肋骨の一本一本が指に触れる。貧乳が俺の胸板に押し付けられて、乳首の硬い感触だけが鋭く伝わってくる。
それから、挿入の瞬間。かなり狭いという設定だから、抵抗はあるはず。でも彼女は殺し屋だ。痛みには慣れている。だから痛いのに声を殺す。或者は、逆に普段抑えている声を出してしまう。どっちにしろ、ギャップが重要だ。
膣内の感触。狭いということは、皺襞の一つ一つがはっきりと肉棒に触れる。温度も湿度も、通常より濃密に感じられる。まるで生きたものに飲み込まれているような錯覚。
ヤマタは現実主義者だから、美しい言葉を並べない。感じたままを正直に言葉にする。それがこのキャラクターの良さだ。
では、書きます。
</think>
抱きしめる。
腕の中でリンカが小さく縮こまる。肋骨の一本一本が俺の前腕に触れて、鳥の胸のような脆さを感じさせる。貧い乳房が胸板に押し付けられて、乳首の硬い粒だけが鋭く存在を主張する。
「息、苦しくないか」
聞くと、彼女は顔を埋めたままかすかに首を振った。吐息が首筋にかかる。熱くて湿っている。
腰を下げる。肉棒が彼女の腹部に触れて、へそから下へ向かって滑っていく。汗で湿った陰毛が竿に絡む。亀頭が割れ目を探って、ぬるりと沈む。
「入れるぞ」
告げると、リンカは腕の中で微かに硬直した。
先端が入口に触れた。熱い。瑞々しい圧迫感が亀頭を包む。ここから先は、明らかに狭い。指で確かめた時よりも、ずっと強い抵抗がある。
腰を押し出す。
「――っ!」
リンカの喉が締まる音がした。肉棒の先端が第一関門を破った瞬間だ。入り口がキュッと締まり、侵入を阻む。
俺の喉奥から獣じみた呻きが出る。狭さの中に強烈な潤いがある。肉壁が亀頭の傘を丹念に撫でて、痺れるような快感が背筋を走る。
「痛いか?」
尋ねると、彼女は俺の胸板に額を押し付けたまま首を振った。だが唇は噛みしめられている。血の味がしそうなほど。
さらに進める。カリ首を超えたあたりで、もう一段階の狭窄が訪れる。肉鞘のような締め付け。まるで吸盤に咥え込まれたような密着感だ。
「っん……うぁ……!」
リンカの声がひずむ。しかし決して悲鳴ではない。苦悶と悦楽が溶け合った微かな啼き声だ。
さらに前進。三分の一ほどが没入した時点で――強い抵抗壁に突き当たる。
処女膜。
理解した瞬間、胸が焼けた。欲望と罪悪感と愛情が渦巻いて、目の前がチカチカする。
腰に力を込めて貫く。
――プツリ。
薄膜を裂いた手応え。同時にリンカの全身が震え、喉から笛のような息が漏れた。
結合部を見下ろすと赤い筋が滲んでいた。鉄錆のにおいと雌蕊の香りが混ざり合い、鼻腔を灼く。
「痛いか?」
改めて尋ねる。彼女は肩を竦めたまま首を横に振った。だが額は汗でびっしょり濡れており、耳朶まで赤く火照っている。
ゆっくりと引く。肉壁が蠕動しながら追いすがってくる感触。鈍く疼くような快美感が股間を中心に広がる。
再度押し込む。今度は少し慣れたのか、滑りが増していた。それでも十分過ぎるほどの密着感だ。襞と襞の間が俺の肉を包み込み、ひとつひとつが粘膜のように蠢いている。
律動開始。
「……っ…あ……っ!」
抽挿を繰り返すごとに、彼女の体はますます俺に密着する。肺から絞り出される吐息が次第に湿り気を帯びていく。胸板に乗った小さな乳房が揺れ、硬くなった乳首がコリコリと皮膚を掻く。
「好き……?」
唐突に訊かれる。見ると彼女は伏せたまま眉根を寄せ、唇だけをわずかに震わせていた。嫉妬しているのか羨望しているのかわからない表情だ。
「何が?」
聞き返すと目を閉じる。
抱きしめた。
腕の中でリンカが小さく息を呑む。肋骨の一本一本が俺の前腕に食い込み、鳥の胸のような脆さを伝えてくる。貧い乳房が胸板に押し付けられて、乳首の硬い粒だけが鋭く、まるで小さな口で噛みついているように主張している。
「動かないで」
耳元で囁くと、彼女は微かに頷いた。顔は俺の首筋に埋めたまま、吐息だけが熱く湿ってかかる。
腰は静止したまま、膣内の感覚を確かめる。亀頭が子宮口に軽く押し付けられている。周囲の肉壁はまだ硬く、侵入者を排除しようとするように収縮を繰り返している。狭い。指で確かめた時以上に、生きた肉の箍が竿を締め上げてくる。
微かに腰を引く。数ミリの動きだ。カリ首が肉襞を一枚一枚こじ開けていく感触。ぬるりとした抵抗と、それを突破した先の熱い歓迎。まるで別の生き物の喉を撫でているような錯覚だ。
「っ……んっ……!」
リンカの喉が震える。短く、掠れた音。普段の彼女からは想像できない、肉体的な反応が漏れている。
さらに微かに押し込む。今度は亀頭の傘が、入口付近の敏感な襞を括約するように撫でる。往復の距離はたったの数センチ。深くも浅くもない、ただ膣内の形状を覚え込ませるような動き。
「狭いな」
感想が自然に漏れた。声に淫靡な愉悦が滲むのを意識して抑え込もうとするが、喉奥から滲むものは止められない。
「当たり前……だろ……」
リンカは伏せたまま答える。声は小さく震えている。悔しがるような口調だが、頬は朱に染まっている。
俺の動きはますます慎重になる。馴染ませるために一定のリズムを探す。ピストンというより潮汐運動だ。膣内の水分と体温を均等に混ぜ合わせるような緩慢な推進。
彼女の身体が小刻みに震え始めた。脚が俺の腿に絡まり、踵が滑る。腕が首に巻き付き、肩甲骨を指が辿る。抱擁を求める動きではない。耐えきれないと知らずに縋りついているのだ。
「んっ……ふっ……!」
唇が震える音と共に甘い息が零れる。短く区切られた吐息は明らかに喘ぎの原型だ。抑えようとしているが、もう誤魔化せないほど湿っている。
速度をわずかに上げる。往復の幅をほんの2cmほど増やしただけだが、それで十分だった。
「あっ……!」
今度は明白な声になった。苦悶と悦楽が溶け合った高音が咽喉を抜けてくる。
子宮口の一点を目指して亀頭を押し付けながら回転を加える。まるで螺旋階段を掘り進む工事機械のように。粘膜と粘膜が絡み合い、互いの分泌液が泡立つ感触が根元から伝わってくる。
「リンカ」
呼び掛けると彼女は瞼を持ち上げた。焦点が合わない瞳に月光が揺らめく。普段の冴えた青灰色は霞み、桃色の熱病に冒されているようだ。
「痛いか?」
問うと唇が小さく動く。
「痛く……ない……ただ……んっ……!」
回答は喘ぎに呑まれて遮られた。膣内が急激に締め上げてくる。まるで獲物を捕らえた肉虫のように襞の一片一片が蠕動して精を搾り取ろうとする。
腰をさらに押し込む。カリ首が彼女の子宮口をこじ開ける寸前で停止する。そこから時間をかけて押し戻す。
「っん~~っ!」
リンカの背中が反り返り、爪が肩口に食い込む。痛みとともに血が滲む音が聞こえた気がした。
腕の中で彼女の身体が波打ち、四肢が痙攣する。喉奥からの啜り泣きが俺の鼓膜を叩く。だがそれは苦痛によるものではない。快楽の奔流に溺れる生物の慟哭だ。
彼女の細い大腿が俺の胴を挟み込む。肉芽を刺激するために腰を密着させたまま回旋させると新たな嬌声が迸った。
「ひあっ! ……それっ……!」
警告に近い叫び声。それでも止めない。クリトリスへの刺激と膣内の蠕動が共鳴し、粘膜全体が沸騰するように燃え盛る。
結合部から熱い液体が溢れ出しシーツへ浸みて行く感覚があった。赤黒く濁った粘液混じりの混合汁――破瓜の痕跡と交配過程で発生した潤滑剤と血液成分が混ざった証左である。
その匂いすら性的興奮材料となって我々双方を煽り立てるのであった。
子宮口に亀頭を押し付ける。
リンカの膣内は狭い。子宮口もまた、小さく、固く閉ざされている。亀頭の先端が、その小さな口に押し当てられる。パクパクと開閉する粘膜が、侵入を許さないように抵抗する。
「っ……入る……かも……」
リンカの声が震える。恐怖と期待が混ざり合った音色だ。
腰に力を込める。ゆっくりと、しかし確実に。亀頭の傘が子宮口をこじ開ける。抵抗壁が一枚、また一枚と剥がれていく感覚。そして――
「――っ!!」
吸い込まれた。
子宮口が亀頭の先端を呑み込み、内壁がカリ首をきつく締め上げる。まるで第二の口に咥えられたような錯覚。亀頭全体が、熱くぬるぬるとした肉の袋に包まれる。
「リンカ……動くぞ」
宣言とともに律動を始める。子宮口を抉るたび、彼女の背筋が弓なりになり、爪が俺の背中を抉る。
「あっ……! 待っ……!」
懇願は届かない。肉棒が奥底を叩くたび、リンカの膣内が痙攣し、粘液が泡立つ。
互いの脈拍が加速していく。リンカの膣は俺のペニスを締めつけ、子宮口は亀頭を吸引する。まるで二人が一体となり、性のエネルギーを循環させているかのようだ。
「ヤマタ……! 熱い……!」
掠れた声。俺の耳元で彼女が喘ぐ。肩口を噛まれる。鉄の味がする。
限界が近い。
睾丸が収縮し、管路に熱い塊が昇ってくる。
「射精すぞ……リンカ……!」
声は獣のように粗野。腰を一層深く突き入れる。亀頭の先端が子宮口を穿つ。
――ドクンッ!
堰が破れる。白濁した塊が尿道を駆け上がり、リンカの最奥へ噴出する。
「っっっ―――!!」
リンカが絶叫した。
同時に膣内が激しく収縮し、肉壁が精液を搾り取るように蠢く。カリ首を千切らんばかりの締めつけ。肉襞の一枚一枚が亀頭に絡みつき、貪るように精子を受け止める。
俺とリンカの身体が同時にはね上がる。
互いに震えながら抱きしめ合う。汗と体液で濡れた肌同士が密着し、心臓の鼓動がシンクロしていく。リンカの貧乳が胸板に潰れる。小さくても確かな存在感。
射精の脈動が、ゆっくりと収まっていく。
亀頭は敏感になっており、膣内の微かな蠕動さえ鮮明に伝わる。リンカの子宮口が、まるで小さな口のように亀頭の先端を啄んでいる。射精したばかりの鈍痛と、それでもなお残る快楽の残滓が混ざり合って、腰が抜けそうになる。
「……リンカ」
名前を呼ぶと、腕の中で彼女が微かに震える。返事はない。ただ、首に回していた腕が、さらに強く力を込めてくる。
離れたくない、という仕草だ。
俺は彼女の小さな背中を、掌で撫で下ろす。肋骨の一本一本が指先に触れ、鳥の胸のような脆さを伝えてくる。汗で湿った肌は滑らかで、体温が高い。まるで熱病に冒された子供のように。
「……重い?」
しばらくして、彼女が呟いた。顔は俺の首筋に埋めたまま。声は普段の簡潔さからは程遠く、甘く蕩けている。
「全然」
正直に答える。確かに華奢だが、全く負担にならない重みだ。むしろ、安心できる重み。
「……ふーん」
納得したのかしていないのか、曖昧な返事が返ってくる。その間にも彼女の脚は俺の腰にしっかりと絡みつき、決して離れる意思がないことを示している。結合部から垂れる愛液と精液の混合液がシーツを汚すことも構わず。
「……ねぇ」
またしても彼女が呟く。今度はさらに顔を俺の胸元にうずめ、まるで秘密を共有するかのように声を潜める。
「……もっと……して……くれても……いい……けど」
最後はほとんど聞き取れないほどの音量。しかし、内容は明確だ。
俺の喉がゴクリとなる。
リンカが。あの無表情で簡潔な彼女が。積極的に続きをねだっている。
これは夢か?
いや、現実だ。腕の中で感じる確かな体温、汗ばんだ肌の湿り気、そして何より――まだつながったままの結合部からの微かな脈動が証拠だ。
「……いいのか?」
確認のために問うと、彼女は小さく首肯した。その動作だけで髪がさらさらと揺れ、甘い香りが漂う。
「……だって……まだ……」
まだ? 何が『まだ』なのだろう。射精したのは俺だけだということか? 彼女が本当に求めているのは……
そこまで考えたところで、リンカの指が俺の指に絡みついてきた。まるで恋人が睦言を交わすように、指と指を交互に組む。普段の彼女からは想像もつかない甘えた仕草。
「……ヤマタ……」
名前を呼ばれただけで、心臓が跳ねる。彼女の唇は俺の胸板に触れそうで触れない位置にある。吐息だけが皮膚を撫でて熱い。