※この作品はR-18です。

悪魔「孕ませ卿」   作:乳酸菌が美味い

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 頭を空っぽにして読んでね☆ 考えるな、感じろ。


頼れる眷属たちと可愛い子孫

 俺はカイラウザ・ゼパル。悪魔ゼパル家の祖である初代だ。

 そして代替わりを一度も行わず、当主を担い続けている変わり者でもある。

 

 「では、いただくとしよう」

 

 目の前には俺に仕える従者(ヴァレット)が用意したディナー。

 そして俺を主としたテーブルの周りを、見目麗しい眷属たちが着席して囲んでいた。

 当然、眷属たちの目の前にも屋敷で働くメイドたちが用意したディナーがあった。

 先程の俺の合図を聞いた眷属たちは各々手を動かし、食べ始める。

 同時に、俺も従者が用意したディナーを食べる。

 

 「味付けを変えたか。美味いな」

 「ありがとうございます」

 

 後ろに控える従者の一人の返答を聞き、食事を進める。

 流石は俺の従者、有能でいつも頼りになる。

 もう一人の有能……な従者もいるのだが、その従者についての話は今は置いておこう。

 

 「モルガン、今日はどうだった」

 

 ディナーを味わいながら、眷属と会話をする毎日のルーティン。内容は何でもいいただの会話。

 始めに、筆頭眷属の女王(クイーン)に声をかけた。

 彼女はモルガン。

 俺が持つ悪魔の駒、女王の駒で転生悪魔になった眷属だ。

 

 「順風満帆です。ただ、他陣営の者たちによる諜報活動が増えていますね」

 「検事総長には嬉しい知らせだ」

 「カイ、あなたの方針でこのゼパル領を統治している身として言います。万全な治安体制とはいえ、身元が不審の者をゼパル領に入れることはよくありません」

 「分かっている。間引いておこう」

 「ならいいのです」

 

 俺が最初に拾った眷属は彼女だった。

 そんな彼女には、ゼパル家当主である俺が全責任を取ることを条件として、このゼパル領の統治を頼んでいる。

 以前統治していた國での反省点を活かし、このゼパル領を統治してくれている。

 内政に関して優秀な能力を持つ彼女だが、それに加えて武力に関しても優秀な能力を持っている。

 強力な魔法攻撃はもちろん、水鏡や分身などの応用が幅広いかつ強力な魔法を扱い、味方の能力をあげる支援魔法をも扱える最強の眷属。

 それが俺の眷属で女王……モルガンだ。

 

 「マシュは?」

 

 モルガンとの問答を終え、次は一人目の戦車(ルーク)に声をかける。

 彼女はマシュ・キリエライト。

 俺が持つ悪魔の駒、一つ目の戦車の駒で転生悪魔になった眷属だ。

 

 「そうですね……天使たちとすれ違った回数が多かったと思います。確認したところ、観光ビザを」

 「お前たちを引き抜くため、か」

 「相変わらず諦めていない様子で、正直呆れています」

 「マシュ、俺はお前たちを手放すことは決してない。パラディーンとして今後も精進して欲しい」

 「はいっ!」

 

 彼女は失敗作のデザインベビーとして人間に捨てられていたところを俺が拾った。

 拾われた彼女は俺に恩を返すため、教養と実力を身に着けた上で眷属に志願、俺は彼女を認め、戦車の駒を与えた。

 シールダー・パラディーンという固有の能力を持ち、悪魔特攻攻撃をも無効にする聖騎士の守りを付与する優秀なタンクであり、俺の敵を排除する優秀なアタッカーでもある。

 ゼパル領での治安維持を担う騎士として巡回している彼女だが、聖騎士としての強い力を見た天使たちが自身を引き抜くことを諦めていない様子に心底うんざりしている様子。

 

 「シエル、お前はどうだ」

 

 その次に、二人目の戦車(ルーク)に声をかける。

 彼女はシエル。本名は別にあるが、それは本筋とは関係がないので省略する。

 彼女は俺が持つ悪魔の駒、二つ目の戦車の駒で転生悪魔になった眷属だ。

 

 「特に何もありません。教会はいつも通り平和でした」

 「そうか。引き続きスパイ活動を頼む」

 「お任せ下さい!」

 

 人間界に遊びに行った際、何者かに身体を乗っ取られ、暴れていた彼女に遭遇した俺は彼女を討伐。

 しかし、美人だったためゼパル領にお持ち帰りし、身体を完治させた後に検査をして高いポテンシャルが発覚されたことから、俺の眷属になるようにと勧誘した。

 救助されたことや俺の魅了能力もあり、彼女はすんなりと眷属になることを受け入れてくれた。

 現在はスパイとして、人間界の欧州にある教会の埋葬機関に所属している。

 圧倒的身体能力と圧倒的魔力量により戦うオールラウンダーで頼りになる眷属だ。

 だが、彼女には真の役割がある。それは……また今度に話すとしよう。

 

 「雅、今日は?」

 

 戦車たちの説明を終え、次は騎士(ナイト)だな。

 一人目は、今俺が声をかけた星見雅。

 

 「今日も平和な一日だった」

 「そうか」

 「あぁ」

 「明日も頼む」

 「承知した」

 

 ある日のこと、どこからともなく我が領に出現した彼女と遭遇した。遭遇直後のあの時は一触即発状態だったが、彼女と対話をし、彼女の方から志願されて眷属となった。

 護衛をすることより、敵を斬ることの方が得意な彼女。

 マシュと同じ、普段は治安維持を担い、ゼパル領を巡回してくれている。

 雅本人は秩序のために多少の怠慢や悪を見過ごす様で、俺が子作りばかりに励んでいても、大抵は目を瞑ってくれる柔軟な思考の持ち主。

 

 「瞬光は?」

 

 二人目の騎士、葉瞬光に声をかける。

 

 「何も問題はなかったよ」

 「それならいい」

 「でも、カイの子息の一人があのカジノで負けまくって、聞くに堪えないクレームをつけていたことがあったな」

 「はぁ……あいつか。母親は誰だったか。後で対処する」

 「よろしくね〜」

 

 彼女とは、ゼパル領で雅とデートをしていた目の前で発生した時空の歪みから出てきたところで遭遇。自暴自棄な様子だった彼女を雅が説得し、色々あって志願され、眷属にした。

 普段は治安維持を担うが……主に俺の出来損ないの子孫を監視する任務が多い。

 俺を心の拠り所としており、融通が利かない場面が少々あるが、頼りになる眷属だ。

 

 「マー……、ごほん。レディ・アヴァロン。そっちはどうだった」

 

 騎士たちとの会話を終え、次は僧侶(ビショップ)たち。

 僧侶の一人目である、レディ・アヴァロン。

 

 「それは禁句だってば。私の名前はレディ・アヴァロンだよ」

 「すまん」

 「もうっ……花たちからは何もなかったよ」

 「そうか。引き続き頼む」

 「りょうか〜い」

 

 別世界から来たというモルガンを配下にした俺のことを見続け、様々な思惑から来襲した彼女。

 中々強かったが、勝負は俺の勝ち。俺の魅了とモルガンによる言いくるめにより、眷属へと迎え入れた。

 普段の胡散臭い態度から、同じ眷属たちから訝しがられることが多い。

 しかし、本性は主である俺の利を優先する優秀な眷属。

 「花」を各地に埋めて、その「花」を通しての情報収集。魔法や幻影を応用して、幅広く活躍してくれている。

 そんな彼女だが、プロトマーリンないしマーリンという単語は何故か禁句。

 

 「アルフィアはどうだ」

 

 次に僧侶の二人目、アルフィアへと声をかける。

 

 「メーテリアの身体が完治して、元気な姿を見ると嬉しくなる」

 「それだけか?」

 「あぁ」

 「他にはないのか、タスク状況とか」

 「私からの報告はない」

 「報告すべきことがないほど、順調ということだな」

 

 妹の病を完治するために、悪魔である俺を召喚した彼女。妹の病を完治するという、その契約の対価として、アルフィアは俺の眷属となった。

 妹とは異なる転生悪魔となったが、妹を一般的な人間の健康な体にさせてもらったため、転生悪魔になったことには後悔していないとのこと。

 妹のメーテリア共々、ゼパル領にある女子学園で魔法学や護身術などの教鞭を執っている。

 

 「イヴリンは……後でいいか」

 

 八人いる兵士(ポーン)の一番手として、彼女に声をかけるが……彼女はディナーを食することに集中しきっていた。

 彼女はイヴリン・シェヴァリエ。人間界でゼパル家の女性向け事業を妨害した組織の一員だった女性。

 その組織があまりにも構成人数だけが多く鬱陶しかったため、俺自らが叩き潰した。最後のメンバーである彼女を潰そうとしたところ、彼女の美貌や能力を惜しいと思い、勧誘して眷属にした。

 俺の秘書だが、秘書という名の新しい子作り相手を探す雑用係としての仕事が多い苦労人。

 今日も子作り相手を見繕ってきた苦労に免じて、ディナーをゆっくり食べさせるとしよう。

 

 「星……何をしているんだ」

 

 兵士の二人目、星へと声をかける。

 彼女の凶行は何度も見るが、ディナー中にも見せられることになるとは……。

 

 「え、見て分かるでしょ」

 「見ても分からないから、聞いているんだ」

 「しょうがない、教えてあげる。これはね、水を水で希釈しているんだよ」

 「……そうか」

 

 何者かが彼女をこの世界、それも俺の目の前に召喚したことがきっかけだった。

 会話をして、綺麗な顔をした美人かつ狂人という面白要素の塊だったことを気に入り、勧誘した。

 前にいた世界で成さねばならなかった目的を既に達成済みだったこともあり、未練はないとして新しい人生を送りたいということで眷属になってもらった。

 普段は最高科学技術研究所の協力者として、体内に宿る星核という未知のモノを代表取締役社長の下で色々研究させている。

 フリーダムな狂人だが、真面目なところではきちんとシリアスになる、できる眷属だ。

 

 「ベネト」

 

 次。兵士の三人目、ベネトナシュに声をかける。

 

 「なんだ」

 「お前を満足させる相手は、今日もいなかったようだな」

 「その通りだ」

 「ふむ……」

 「カイザーが相手をしてくれてもいいぞ」

 「負けることが確定しているのにか?」

 「強くなる方法は、強者に挑むことが効率が良いからな」

 「俺と再戦したいならベネト、お前より強い同僚たちの中から一人でも倒すことだな」

 「あぁ、分かってる。眷属最強であるモルガンを倒したら、改めて勝負を申し込むつもりだ」

 

 そう言ったベネトは食事のスピードを早めた。

 ベネト……彼女と出会ったのは、俺の領地における時空の歪み発生地点の調査に赴いた時。

 初めて会った彼女は無気力そのままだった。彼女の話を聞くと好敵手がいなくなり、無気力になっていたとのこと。

 中々の強さを持つことやその可憐さから、俺は彼女を眷属に勧誘した。

 吸血鬼かつプライドの高さから、俺の勧誘は拒否されたが。

 そこで俺の眷属たちをベネトに襲わせた。

 ベネトは中々善戦していたが、敗北。叩き潰されたところを改めて勧誘し、眷属になった。

 初めは俺の方が強いと認めていなかったため、一度だけ本気を出して、ベネトを下した。

 それ以降は俺を主と認め、カイザーと呼ぶようになった。

 現在はゼパル領の治安維持の一部隊隊長として、その役目を全うしている。

 しかし、役目を放棄して俺の使い魔たちや眷属と戦いたがるバトルジャンキーな点には頭を悩ませている。

 

 「ミカ、今日の学園生活はどうだった」

 

 兵士の四人目、ミカに声をかける。

 元々いたトリニティという自治区から追放され、彷徨っていたところを俺が拾って勧誘、眷属になった経緯がある。

 今の彼女は、ゼパル領にある学園の高等部に通っている。

 

 「楽しく送れているよ! あっ、でも〜……」

 「でも、なんだ?」

 

 彼女ははにかみながら答える。

 

 「学園の友達から羽を触られることがあって……少し恥ずかしかったの」

 「なるほどな。嫌なら嫌ときっぱり断ることが大切だ」

 「それはそうだけど、友達にしか触らせてないし、その友達も良い子だから」

 

 そう。彼女は転生悪魔になったにも関わらず、元からある白い羽はそのままだった。

 その物珍しさ故、セクハラされることがあったが……俺の眷属であることとゴリラのような馬鹿力っぷりを見た男共は謝罪の言葉とお金を持参してきた。

 転生悪魔になった直後は苦労したが、今や頼もしい眷属だ。

 

 「何かあったら、俺に言え。……ティナーシャ、あいつとの魔法の共同開発はどうだ?」

 

 次に声をかけたのは、兵士の五人目であるティナーシャ。

 彼女は人間界で名を馳せた魔女だったが、ある時代から人間界の欧州から広まり流行した魔女狩りの魔の手が彼女にも伸びていた。

 彼女が人間どもに殺される前に、俺は彼女の試練を達成。彼女は塔最上階に到達した俺の願いを叶えることに。

 俺の願いは「ティナーシャを自身の持つ悪魔の駒で転生悪魔にし、眷属に加えること」。

 俺の願いを聞いた彼女は悩んだ様子だったが、人類が魔女狩りを行い、魔女を必要としないのならと思っていたのもあり、俺の願いを聞き入れて眷属になった。

 今では、異名「魔法大帝」と呼ばれる俺の使い魔との共同開発で、協力な魔法を開発している。

 

 「そうですね。カイが注文していた例の魔法についてですが、彼女の協力もあり、進捗は順調です。アレンジや改良の余地もあり、中々良いものができました」

 「そうか。なら、後は任せる」

 「任せて下さい」

 

 それにしても、人間は愚かだな。

 何の根拠もない魔女狩りをした結果、悪魔に対抗できる貴重な戦力になり得る魔女を俺に渡してくれるとは。

 魔女を駆逐し終わった後、人外たちに成すすべがないことに気づいた人間たちは流石に反省した様子。

 魔女の代わりに出現した魔法使いを、今や排斥することはない。

 

 「コロンビーナ」

 

 次は兵士の六人目、コロンビーナに声をかける。

 彼女は元々月神であり、信仰されていたが色々あって出奔。

 しかし、長い年月が経ち、人間に信仰されなくなったことで誰にも認識されない日々が増えるようになった。

 そんな消えかかっていた彼女を、偶然にも俺が見つけた。

 彼女は俺に声をかけられたことで、自覚はしていなかったが心の奥底で安堵した様子だった。

 それを指摘した後、コロンビーナは長時間悩む様子を見せた後、俺の眷属になることを志願し、俺はそれを受け入れた。

 

 「どうしたの?」

 「今日はどんな風に過ごしたんだ?」

 「今日はね、カイラウザの子供たちと触れ合ったよ」

 「そうか」

 「ごめんね、子供たちから信仰心を集めて……もらってばかりで」

 「いつも言っているが、気にすることはない」

 「うん、ありがとう」

 

 転生悪魔になった彼女だが、元々が月神だったためか、信仰を拡大することで、実力をつけることができる体質になっている。

 コロンビーナの実力を高めることはもちろん、彼女の自信を高めるため、彼女には俺が多くの女性たちに孕ませた腹違いの子供たちの子守を任せている。

 なお、彼女は自覚していないが、俺の子供たちを活かして、自身に対する信仰の拡大を狙っているのが垣間見える。

 

 「リーナ」

 

 兵士の七人目であるアンジェリーナ=クドウ=シールズ、リーナに声をかける。

 彼女は元々、人間界のUSNAという国に所属する軍隊の総隊長だった。

 しかし、守るべき対象であったUSNAの重鎮が汚職悪魔と結託し、自国民の少女たちを商品のように販売していることを知り、絶望していた。

 そんなところを俺が偶然に発見。

 自身の誇りであった国の人間がクズだと知り、もう何も信じられないと吐露していた彼女に向けて、俺は「そんな国に仕えたくないのなら自分に仕えろ」と言って彼女を勧誘、眷属にした。

 

 「今日、ね……相変わらずよ」

 「また私刑を下したのか」

 「しょうがないじゃない。そうでもしないと手遅れになるもの」

 「それはそうだな」

 

 俺の眷属として、転生悪魔に生まれ変わった彼女はスパイとしてUSNAに戻り、USNA最強の総隊長として、汚職は許さない宣言を掲げた。

 USNA軍の立場から世界中の汚職を告発したり、緊急事態として犯人を処刑することも。

 当然ながら、一部の人間からは私刑であると批判された。

 しかし、また一部の人間からは正義のように扱われてもいた。

 リーナ本人は「ただ一人の主に愛されているのなら、有象無象にどう思われようが構わない」とのこと。

 そんな彼女だが、魔法使いとしては優秀、必殺の魔法ヘヴィ・メタル・バーストなど殲滅力はある。

 しかし、一番最後に誕生した眷属かつ一番年下というのもあり、眷属の中で最弱。

 あくまで、俺の眷属では最弱だが……冥界に住む9割の悪魔よりは強い上、将来性がある眷属だ。

 

 「ユフィリア」

 

 そして、眷属最後の兵士八人目に声をかける。

 彼女はユフィリア・マゼンタ。彼女は、人間の暦である西暦の中世の欧州にあった小国のパレッティア王国出身の公爵家令嬢だった。

 だが、そこの王太子から婚約を破棄され、放逐された。

 たまたま、その婚約破棄劇を見た俺は彼女の前に現れ、婚約破棄をした王太子への復讐を持ちかけた。

 理由? 面白いものを見せてもらったからな。礼として、復讐を考えているならその手伝いをしようと思った。

 しかし、彼女は復讐を望まず、俺の提案を断った。

 俺はユフィリアのその高潔さを認め、眷属に勧誘した。

 だが、彼女はその誘いも断り、父である公爵の元に帰っていった。

 彼女の意志は強く、眷属への勧誘を諦めていたところ、帰宅途中の事故でユフィリアは大怪我を負った。

 あまりにも酷い怪我だったため、彼女を救命するために、俺が強引に駒を押し付けて転生悪魔にした。

 事後承諾の形にはなったが、俺の眷属になることを彼女は了承した。

 公爵家に帰還後は転生悪魔であることを隠しつつ、クーデターを敢行。国名をマゼンタへと改名し、女王として即位した。

 数年でマゼンタ王国を欧州の大国に成長させ、中世から長い時を経た現代でも初代女王として、他国を寄せ付けない強国を統治している。

 当然、眷属である彼女のマゼンタ王国は彼女の主である俺の国でもあり、ゼパル家の欧州拠点でもある。

 

 「……教会がうるさいんです」

 「ほう」

 「国民から支持されている女王である私を悪魔であると断言し、排斥してくるのですから」

 「なるほど」

 「教会は感情論ばかり。国を支える私を排斥したifを考えていません。現時点ではシエルからもたらされる情報を用いて、うるさい教会を黙らせています。カイラウザ様、貴方の手を煩わせることはありません」

 「あぁ、どうしようもなくなった時は言え」

 「分かっています」

 

 うーむ、流石だな。

 これほどまでの強かさを持つ女王なら、マゼンタ王国は安泰だな。

 

 「美味かったな」

 

 美味しいディナーを食べながら、眷属たちと触れ合うディナータイム。

 今日も充実したものだった。

 

 「おっと……約束の時間までもう少しか」

 

 ディナーを食べ終えた時間を確認する。すると、ちょうどいい時間になっていた。

 ディナータイムの終了後、眷属たちを解散させた俺は従者を引き連れ、自室に向かう。

 道中で、従者に身なりを整えてもらう。

 身なりを整い終え、約束の時間に自室に入室した俺を待っていたのは……俺の遠い遠い子孫であり、末裔の一人でもあるイングヴィルド・レヴィアタンだった。




 魔術と魔法、こんがらがるので本作に魔術はありません。
 モルガンとレディ・アヴァロンが扱う術は、魔法として扱います。

 全ての仕事を部下に任せ、子孫繁栄という体で子作りをするだけの生活を送るカイラウザが羨ましい…ガクッ_| ̄|○
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