【完結】露蜜のカンバス~メスなボクでも幸せになりたい 作:渦螺しお
日曜日の夜、閉店時間を迎えた『コアフィット』。雑居ビル一階のゲームセンターの音が、静寂の中でかすかに聞こえてくる。
郷原から仕事を教えるとあらためて呼び出されたリオは、渡されたユニフォームに着替え、スタッフルームへと入った。
「ほお~、よく似合っているじゃないか」
郷原は面接時のソファにゆったりと構え、リオの全身にじっとりとした視線を落とした。
ちょうどお尻が隠れるほどの大振りな黒いジャージの裾から、白い生足が覗く。リオはどこか窮屈そうに、もじもじとしている。
「これ、ユニフォームとは違うんじゃ……」
「あ~、ウチのやつは
「その、サイズが」
「ん~? 華奢なお前のためにわざわざレディースを渡してやったのに。よし、ジャージを脱げ。用意するユニフォームが合うか、チェックしてやる」
「い、いえ、結構です。このままで──」
「脱 ぐ ん だ」
忌まわしい記憶を再現するかのような流れ。ひたすらおぞましさに覆われるリオとは裏腹に、狙ってやっている郷原はニヤつきが止まらない。
相変わらずの威圧的な視線。リオはゆっくりとジッパーを下ろす。ジャージの下から現れた、ストレッチ素材のランニングシャツとショートパンツ姿。どこまでもぴっちりと、リオのボディラインを強調していた。
「ふ~む、すっかり女らしくなったなあ。股間を見てもわからんじゃないか。まさか、
「……」
デリカシーがないどころか恐怖すら感じる質問に、リオは何も答えられなかった。
「黙っていてはわからんぞぉ。セックスチェックはこの業界、とても大事だからな。〝あの時〟同様、しっかり調べてやる。腕を後ろに組め」
「──ひぁ!?」
後ろ手にするなりぐっとつかまれ、ばりばりとマジックテープで縛られる音がやかましく鳴った。
「な、何をす──ひぐっ?」
拘束から矢継ぎ早、リオの目の前に突如、ギラリと大きなハサミがかざされた。郷原の読めない行動に、身体の震えが止まらない。
「おっと、危ないぞ。少しおとなしくしろ」
郷原は胸辺りの生地を摘まみ上げ、じょきじょきと横へ切り裂いた。現れた黒のブラトップも切り、引きちぎるように取り除かれた。
「ぁあ、いやっ……」
真っ白な胸とピンク色の乳首が黒い生地で浮き彫りにされる。かつてない羞恥と嫌悪への我慢で、リオの身体は一気に紅潮した。郷原は背後に回り、肩越しから覗き込むように胸を眺めている。
「なんだぁ、急に赤くなって……まさか興奮しているなんて言わんよなあ?」
「そんなわけな……──痛っ!」
何の前触れもなくつねり上げられる乳首。そして……
「きゃあっ!」
いきなりショーツへ滑り込んだ手が、リオの
「おお、ちゃんとあるある。若芽ながら、しっかりと」
「い、痛い……やめてください! 大声を出します!」
「好きなだけ叫んでいいぞ。なんせウチは防音がきっちりしてるんでな。まあそんな余裕はすぐに無くなるだろうが」
「──ん、ん、あっ……」
手先が、ねっとりと緩慢な動きに変わる。むき出しの乳首は指先でじっくりと転がされ、花芯は敏感な部分を剥き出しにされ、丁寧に撫でまわされる。
(こんっ……な……こんなのって……)
あっという間に硬くなり……先端から露がこぼれ出す。郷原はごつっとした指先に似合わぬ動きで、湿り気をやさしくを粘膜へと塗り広げていく。それは、
「んっ……んんん……」
「くっく。いい反応をするなあお前は。それにこの、甘酸っぱい匂い。思い出して
「ひぁああっ」
うなじを舐め上げ、耳の穴へねじ込まれる舌先。くちゃくちゃと音を立てながら、あたたかくも冷たい感覚が脳の奥へと注ぎ込まれる。乳首を転がしていた指先は口へ。ねじ込まれたそれに、リオは拒絶に反し、つい条件反射的に舌を絡ませた。
「ほお~、いい舌使いをするじゃないか。どこで仕込んでもらったのか知らんが……けしからんなあ。さあて、そろそろこっちにもお返しをしてもらおうか」
肩をぐっと押され、床へと膝を突かされる。リオの眼前に立つなり、郷原はトレーニングパンツを降ろし、己の極悪な肉棒を、ぶるんっとリオの虚ろな目の前に勃ち上げた。
(──!!? 何、これ……)
黒光りする極太に、一瞬、目を奪われる。静脈を浮きだたせて猛々しく反りかえるそれは、まさしく一匹の獣だった。
はっと我に返り、硬く目を閉じて顔をそむける。しかし郷原は、リオが僅かに見入ったのを、見逃さなかった。
「ほ~れ、もっとしっかり目視せんか。どうだ。なかなかのモノだろうが」
郷原は頑なにそむけるリオの両頬をつかみ、口をこじあける。
「ぁぐ……あっ……」
「そらそら。とても美味いぞお。お前のその、喉の奥まで、しっかりと味わわせてやる」
肉棒の先を唇へ押し付けると……郷原は一気に口の中へと突き込んだ。
「んぐふっ!」
喉元までいっぱいに詰められた、硬い肉に、リオは無意識に歯を沈めまいと顎を下げる。舌に乗る感触と味、鼻腔を突く獣小屋のような臭い。
(すごい……和樹さんとは違う)
圧倒的な野生の侵入に、リオはぼんやり、想ってはならないことを頭の中で言葉にしてしまった。
(──はっ? ボク、今……なんてことをっ)
神代と、嫌悪すべき強姦魔を一瞬でも比べてしまった。恥ずべき、おぞましき自分の性。だがそんな目まぐるしい葛藤などお構いなしに、口の中で肉棒が暴れ始めた。
「ボーっとするな! しっかりご奉仕せんかっ!」
「んぐ、んぁぐ、んむぅっ」
がっちりと固定された頭。まるで木の洞にでも突き刺すように、肉棒の出し入れを加速させる郷原。
「うっ……そろそろ出すぞ。しっかり飲み込め!」
「んむんぅ──っ!?」
ずんっと咽頭を亀頭が突き上げたかと思うと、沸かしたての湯のごとき熱が、ごくり、喉の奥へと注ぎ込まれる。肉棒がずるりと引き出されるなり、リオは激しくむせた。
「──けほっ、げほっ、げほっ……んぐっ」
量が尋常ではない。リオは嗚咽で苦しみ、脱力し……両手を縛られたまま、飲み残した白濁をだらだらと口端からこぼれ落とした。その汚れきった顔に、郷原は胸がすく思いで見下ろし、あざ笑っていた。
「くっく……いいぞぉ井山。お前のそういう顔が、ずっと見たかったんだ。だがなあ、本番はここからだぞ?」
「ぃ、いやっ」
郷原はリオの体重などものともせず持ち上げ、上半身をデスクへ伏せる。割れ目に食い込んだショートパンツをずり降ろすと、早々に復活し、そそり立った肉棒の先を、ねっとりと蜜を帯びた
「ゃや……やめてください。お願い、それだけは、許してくださいっ」
涙があふれるも、ひくひくとする窪みに弾力を感じるたび、蜜のあふれが止まらない。郷原はその矢じりのように悪質な形の亀頭を擦りつけながら、積年の恨みを語った。
「依願退職をさせられてなあ。あっという間だった。『今後、教職には戻らない』なんて念書まで書かされてな」
「んっ」
「生徒はおろか、それなりに仲がよかった同僚に挨拶もさせてもらえんで……バッサリ切られ、葬り去られた。天職だった教職を手放すのは、つらかったぞお」
「んぁ、んはっ」
恨み節の合間に、亀頭を少しめり込ませては焦らすを繰り返す。そのたびに窪みは開き、危うい状態を維持していく。
「まあ、今の仕事も悪くない。勘違いするなよ? 品行方正に、至極真面目にやってたんだぞぉ~、お前が現れる前までは、なっ!」
「──! んぁあああぁぁんっ!」
侵された。あっさりと、受け入れてしまった。極太のそれを、抗う術もなく。
破壊的で、破滅的な衝撃。その窪みを割らんとするような圧はリオの涙を押し上げ、とめどなく頬の上へと流れ出させる。
「むふぅうう~……信じられん締めつけ。フェラはヘタクソだったが……なんという名器。実に、実にけしからんっ!」
「──!?!? んひゃんんっ!?」
動くたび、矢尻のような亀頭が前立腺をとてつもなく掻き散らす。指や亀頭でただ押すのとは訳が違う。絶妙に、的確に。陰茎はリオの腸内を隙無く満たし、粘膜壁の全面をこすり上げた。
「くっそ、たまらん、腰が止まらんん!」
「あ゛、あん゛、あん゛、あぐんっ」
大きく素早いストロークが繰り返されるにつけ、かつてない快感が全神経に電撃を走らせる。リオの頭は真っ白にスパークし、思考は断絶した。
「うぉおおおお出すぞ出すぞ出すぞぉおおおおおっ!」
「ぃやああああああ────っ!!!」
びゅるるるる。精巣の奥底から一滴残さず出さんとばかり、郷原は己の精全てをリオの中へとぶちまける。
リオはその熱を──汚濁を腹の奥へ存分に注ぎ込まれ……失神した。
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※本作は下書き完結済 です!