※この作品はR-18です。

ToLOVEる 生まれ変わった意味を探して   作:雪だるま2世

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Kiss mark~えっちぃ朝とぬくもり~

「─────────♡♡」

 

俺の下半身から伝わってくる謎の快楽。

それは身体が震えて、頭が真っ白になる様な前世では味わった事がない″どうすればいいのか、分からない感覚″で今の俺には″受け入れ続けないと学べない感覚″だった。

 

「──ゆう─とっ♡───イ───気持ち───イグッ♡♡」

 

うっすらと聞こえてくるヤミの声と″ぱちゅ…ビチャ…″と一定のリズムで聞こえてくるえっちぃ音、そして溜まっていたものを吐き出した様な開放感。

普通に眠っているなら、声や音は聞こえるはずがない。

 

「──優斗♡──キスを───んっ♡」

 

何かによって口が塞がれて…いや、何かが口の中に入ってきて掻き回してくる。

…息ができない、何だ?

 

「んっ──────ぅ───っ♡」

「──────……」

 

目を開けると全裸のヤミが俺に覆い被さってディープキスをしていた。

…何が起きてる…なんで俺はキスされて…それになんでお互いに裸なんだ?

状況が理解できずに俺は困惑するが、必死に寝る前に何があったのか思い出す。

 

───…壁に向かって顔を向けようが、何しようとあなたの可愛い喘ぎ声も…えっちぃ顔もしっかり撮れていますよ

 

───嫌です、優斗のレイプ動画を一生の思い出として残します

 

…なんとなく思い出した、命令を聞かないと動画を里紗や御門先生に送るって言われて脅されて、ヤミの身体を舐めさせられたんだったな。

セックスした辺りから、何があったか思い出せないが、恐らくまだ慣れていない快楽で体力を使い果たして気絶したんだろう。

 

「─────……はぁ…はぁ…おはよう…ぅ…ございます…優斗♡」

「───…っ…おはよう…ぅ…ヤミ」

 

ヤミはまんことアソコが繋がったまま挨拶をする、ヤミの顔は赤く高揚している。

…まさか、気絶してからずっと俺の事を犯してたのか?

 

「はぁ…はぁ…驚いて…いますね」

「…んっ!ヤミ…いくらなんでも…やりすぎ…」

 

力無く俺の身体の上に倒れたヤミを抱えて起き上がり、ヤミから離れようとすると″離れたくない″と言わんばかりに足でガッチリホールドされる。

 

「…ヤミ…学校あるから…」

「嫌です…優斗と…もっと…えっちぃ事を…んっ──────♡」

 

ヤミは手を俺の背中に回してキスをする、口内に舌をねじ込み、強引に中を掻き回すようなディープキス。

 

「ンッ────ぅ──ぅ───…♡」

「っ─────────」

 

…息できない…それに離れたけど、手と足でガッチリホールドされてるし、ベッドから立ち上がったとしてもまだ、まんこからアソコが抜けてないし…どうするか…これ…

 

「───…ぷはっ…私とえっちぃ事をしている時に…はぁ…はぁ…考え事とは…んんッ……いい度胸ですね」

 

ベッドに座ってヤミからのキスが終わるのを待っていると俺が考え事をしていた事に気づいたヤミが怒った目をしていた。

 

「…もう一度…おしおきが必要ですね…」

「…学校───」

「…まだ…はぁ…時間はありますっ」

 

俺の上に座った状態になっているヤミは息が荒くなりながらもまた腰を動かす。

 

「っ!いきなり…んっ!激しすぎ……あっ!」

「…あっ♡ …あっ♡ …優斗♡♡」

 

座った俺の上で必死に腰を動かしているヤミの姿はリトにセクハラされて″えっちぃのは嫌い″と言っていたあの頃の面影はなく、俺を犯して気持ちよくなっている″えっちぃ事が大好きな子″になっていた。

 

「…っ!」

「んっ♡イキそうですか…優斗♡」

「………っ」

「あっ…私の中で…んっ♡ …イッてください♡優斗の精液を…私に一滴残らず…全部下さい…♡♡」

 

ヤミはラストスパートをかけるようにさらに激しく腰を振る。

…ダメだ…″やっぱりまだ…頭が真っ白になる″ …慣れないものだな…

 

「…あっ!…んっ♡…優斗、あなたが大好きです♡」

「うぁっ!ヤミ…─────────っ!?」

「んっ────────────ぅぅ!!?」

 

ヤミは絶頂する瞬間に俺に勢いよくディープキスをした。

キスをしながら、精液を中に出されたヤミは身体をビクッとさせながらもしっかりと俺の身体はホールドしている。

 

「───…はぁ…はぁ…もっと…」

「…もう無理だよ…はぁ…ヤミに搾り取られたから…はぁ…何も出ない…」

「…はぁ…はぁ…え?」

 

俺の言葉を聞いたヤミが結合部分を見ると、ヤミのまんこから力無く萎んできているアソコが抜けてきた。

アソコがまんこから抜けるとまんこは俺のアソコの形に″くぱっ…″と開いたまま、中から大量の精液が″こぽこぽっ…″と出てくる。

 

「んっ!もったいないですね…ぺろっ」

 

そう言いながらヤミは、まんこからこぼれ落ちる精液を指ですくって舐めとる。

美柑といい…ヤミといい…なんで、そんなに俺の精液を舐めとったりするんだ。

 

「ヤミ…汚いから…」

「…優斗…はぁ…私があなたの子を宿したら…はぁ…どんな子が生まれるんでしょうね…」

 

ヤミは精液のついた指を舐めながら、お腹を撫でなる。

 

「きっと…あなたの様な優しい子が…はぁ…生まれると…思い───」

「…ヤミ」

 

えっちぃ事のやり過ぎで疲れたのか、ヤミは力なく俺に倒れて気絶する。

…まあ、俺の身体を朝まで犯していればこうなるよな。

ヤミをベッドで寝かした俺はルナに″少しの間、寝かせてあげて″と言うと″了解ッス″と画面越しに親指を立てる。

 

「シャワー借りるよ、それと撮影した動画は消しといて」

[動画を消したら、ヤミちゃんに殺されるんで嫌ッスね]

 

チッ…やっぱりダメか…それにしてもルナの喋り方…なんか駿に似てるな…

 

[どうしたッスか?]

「…いや、なんでもない…」

 

そう言って俺は風呂場に向かっていった。

そしてこの後、俺は脱衣場の鏡を見てヤミに身体中につけられていたキスマークを見て絶望した。

 

 

 

シャワーを浴び終わった俺は疲れて眠っているヤミをルナに任せて学校に向かった。

 

(どうしよう、死ぬほど腰が痛い)

 

歩く度に腰に走る激痛、理由はわかってる。美柑に襲われた次の日の夜にヤミに犯されている…それしか理由はない。

…確かにえっちぃ事は気持ちいいのかもしれないが、腰が痛くなるし…やっぱり苦手だ。

 

「優斗!」

「…リト、どうした?」

 

学校に着いて、教室に向かって歩いているとリトが俺の方へ走ってくる。

 

「今日から副担任で新しい先生が来るって聞いたか?」

「…副担任?いや聞いてないが…」

 

特にそんな話は聞いていない、それに随分急だな。

この時期に新しい副担任なんて有り得るのか?

 

「どんな、先生が来るか聞いたのか?」

「いや、なんかヤミに──────」

 

リトが話そうとしたタイミングで予鈴がなる。

…タイミング悪いな。まあいい、朝のホームルームでどうせわかるからな。

 

「教室に行くか、リト」

「え?聞かなくていいのか?」

「ホームルームに間に合わなかったら唯に怒られるからな、それにどんな人が来るかすぐわかる」

 

俺とリトは急いで教室へ向かう。

教室に着いて自分の席に座って、骨川先生が来るのを待っていると、教室の扉が開かれたて骨川先生が入ってくると同時に″金髪のヤミに似ている人″も教室に入ってきた。

 

「ティアーユ・ルナティークです、よろしくお願いしますね」

 

ティアーユ・ルナティーク…生きていたのか。

昨日、ヤミから過去を聞いた時に出てきた女性ティアーユ・ルナティークが今日から俺達のクラスの副担任として就任した。

 

「──────は───になります。その為、ここは───」

 

ティアーユ先生の授業はスムーズ始まる。

内容もとても分かりやすく、定期的に生徒がついていけているか、分からない所がないか丁寧に聞いてくる。

分からない生徒がいる度にその生徒に合わせた教え方をして全員がついてこれる様に進めていく。

 

(一人一人に合わせていけば、普通なら間に合わない。なのに今日学び終わらないといけない場所までティアーユ先生は間に合わせている)

 

…正直に言うと驚いている、前職が教師だったのかと疑いたくなるレベルの授業内容…生徒一人一人への教え方を一瞬で見抜く洞察力…ヤミからは科学者と聞いていたが…

 

「では、今日はここまでにします。次は…」

「はい!ティアーユ先生!!」

 

予鈴がなると同時に授業は終わる。

次の授業内容を伝えようとティアーユ先生が話し始めた瞬間、猿山はそれを遮るように手を挙げた。

 

「質問なんスけど!!先生は独身ですか!?」

「そ…そうですけど」

「じゃあ、恋人は!?」

「スリーサイズは!?」

「え…!?そ…それは…」

 

猿山を始めた男子達の質問攻めに困惑するティアーユ先生。

…スリーサイズは完全にセクハラだぞ。

 

「ちょ…ちょっと男子!先生が困ってるでしょ!!」

「そーよ!そーよ!」

「セクハラだぞー」

 

唯と紗弥香を始めた女子達はティアーユ先生を守ろうと立ち上がる。

里紗だけ、どちらかという楽しんでいる気がするな。

 

「ああ…あ…あの、皆落ち着いて!私は別にッ!?」

 

男子と女子の言い争いが始まり、それを見ていたティアーユ先生は、言い争いを止める為に動いたが、教卓に足をぶつけて転びそうになる。

 

「…大丈夫ですか?」

「…え?」

 

俺は急いで転倒しかけたティアーユ先生の元へ向かい、先生の身体を支える。

 

「…足元、よく見ないと転んで怪我しますよ?」

「──マーレ先生…」

 

俺を先生と言ったティアーユ先生の目は昔を思い出したかの様に俺を見ていた。

マーレ…マーレ・エスターテ…ヤミの過去の話に出てきた、ティアーユ先生に科学者としての知識を与えた人…恐らく───────────。

 

「時雨っ!なんで、テメェばっかりいい思いして───」

「…あ?」

「っ…す…すみません」

 

ティアーユ先生の身体を支えていた俺に声をかけてきた猿山は、俺の声を聞いて怖気づく。

…猿山相手に何してるんだ…俺は……

 

「…ティアーユ先生、俺はマーレって人じゃありません」

「え?あ!ごめんなさい、時雨くん────っ!?」

 

支えていた俺から離れた拍子にティアーユ先生は黒板に頭をぶつけてその場でうずくまる。

…この人はドジなのか?

 

「…大丈夫ですか?」

「金髪巨乳眼鏡ドジっ子教師とは…!」

「ちょっと男子!先生に変な肩書きつけない!」

 

男子達は昇天した様な顔をして天井を見ていて、唯はそんな男子達に″もう少し優斗くんみたいに…はぁ…″と呆れていた。

 

結局、意識が戻ってきた男子達がしつこい為、唯がティアーユ先生を職員室に送り届けるという形でこの騒動は幕を閉じた。

 

…ティアーユ先生に聞きたいこともあったから、出来れば俺も行きたかったが″あなたが来ると男子達がうるさくなるわ″と唯に言われた為諦めた。

 

「しっかしさぁ…何で急に副担任が着いたんだろうね?」

「確かになんでだろ?」

「何か最近、腰痛が酷い骨川先生のサポートらしいよ──」

 

俺の膝の上に座りながら言う里紗と紗弥香の疑問にララさんが答える。

休み時間になるとティアーユ先生の話題ばかり、里紗が疑問に思っているものも理由の一つだが、本当の理由は…

 

「私、先生の顔を見て驚いちゃった、そっくりだよね、ヤミちゃんに!」

「あ…私も思った」

 

ヤミと顔がそっくりな事…その事で話題は持ち切りだった。

 

「性格全然違うけど、確かに何となく金色の闇、大人Verって感じね」

「まぁ驚く事ないんじゃないかな、世の中にはそっくりな人間が何人かいるというし」

「あたしはそれよりあの爆乳にビビったっての!!」

 

皆は驚いてはいるが、ヤミとティアーユ先生が姉妹や親子という様な関係とは誰も思っていないらしい…だが、今はそんなことよりも…

 

「…二人とも…頼むから退いてくれないか?」

「え?いーじゃん、唯もいないんだし、減るもんじゃないんだからさ!」

「里紗が降りない限り、私も降りないから…」

「えーいいなぁー!私もリトの膝の上に座りたーい!」

「おい!ララ!?」

「ずるいリトくん!私も」

 

何故か俺の両膝の上に座る里紗と紗弥香、周りからも″なんで時雨ばっかり…″男子の視線も痛い。

ララさん達も止める気はない所かララさんとルンさんはリトの膝の上に座ろうとしている。

 

「ちょっ…里紗、体重かけないで…」

「…あたしが重いって言いたいの?」

「違う、腰が痛いんだ…」

「腰…なんで?」

 

連日、美柑とヤミにえっちぃ事をされました…なんて言えるわけないな。

 

「誰かとエッチな事でもしたのかァ~いや…あんたの事だから、まさか犯されてたりして~」

「…してない」

 

里紗は冗談半分で言った様みたいだけど、当たっている。

 

「…今の間、なんか怪しいんだけど…あんた本当に犯されてないでしょうね?」

「されてない、そんな事するわけないだろ」

「…怪しい」

 

俺の言葉を聞いても二人は怪しい目で俺を見てくる。

…まずいな…完全に怪しまれてる…

 

「そういえばさ、なんであんたこんな暑いのにワイシャツの首のボタンまでしめてんの?」

「…いや、これは」

「…まさか、キスマとか隠してるわけ?」

 

…マジか、なんでわかるんだよ。

里紗は俺のワイシャツの留められた台襟ボタンに手を伸ばす。

もし、このまま外されれば、ヤミにつけられた大量のキスマークが見えてしまう…そうなれば…終わる。

 

「…隠してるわけないだろ?」

「…なら、外しても問題ないっしょ?」

 

里紗が伸ばした腕を掴んだ俺は抵抗する。

見せれば終わる…だからといって膝の上に二人が乗っていて逃げられない…とりあえず、予鈴が鳴るまで耐えるしかない。

 

「紗弥香、ちょっと手伝っ───」

「優斗さん!ちょっとお話が!」

 

そんな危なかったタイミングで村雨さんが話しかけてきた。

 

「ほら、二人とも村雨さんが俺に話があるみたいだから、とりあえず降りて欲しいな」

「…仕方ないか」

「…優斗、後で絶対見せなよ?」

 

渋々俺の膝から降りる二人、問題を先送りにしただけな気もするが、今はこれしかない。

俺は椅子から立ち上がり、村雨さんの元に向かう。

 

「村雨さん、話って?」

「とりあえず、保健室に来てください!」

 

村雨さんはそう言って、俺の手を引いて保健室まで走っていく。

村雨さんに連れられて、教室を出るまで里紗の視線はずっと俺を見て怪しんでいた。

 

 

 

~モモside~

 

私は朝のホームルームに参加しなかったヤミさんを探しに図書室にいた。

昨日、優斗さんと行方をくらました後、どこにいたか分からなかったけど、朝になっても教室に来ないとは思わなかったわ。

 

「…何故、朝のホームルームの時に教室に来なかったんですか?」

「……」

「ティアーユ先生が居たからですか?」

 

制服ではなく、いつものバトルドレスのヤミさん。

てっきり優斗さんと一緒に登校すると思っていたけど…

 

「会わないんですか?ティアーユ先生に」

「何です…」

「ご存知ですよね?優斗さん達のクラスの新しい先生の事」

「……」

「御門先生から聞きました、″ティアーユ・ルナティーク″天才生物学者にして、ヤミさんがいた組織の重要人物…」

 

さっき保健室で御門先生から聞いた、ティアーユ先生とヤミさんの関係、ヤミさんにとって彼女はきっと…

 

「彼女がヤミさんにとって特別な存在なのはわかります。彼女に訊けば、もしかしたら、メアさんやマスターに関する情報も…」

「モモ」

 

私の言葉を遮るヤミさん、その顔は俯いていて…とても辛そうだった。

 

「私がそんなに器用なら…″金色の闇″だなんて、呼ばれていません…」

 

ヤミさんはきっと、ティアーユ先生に会いたがっている…けど、このままだと不器用なヤミさんは顔を合わせる事すらできない。

 

「おっいたいた、小さい方のヤミヤミ♡」

「やっぱそっくりー」

「モモちぃと何話してんの──────?」

 

私の後ろから籾岡さんと沢田さんの声が聞こえてくる。

 

「きゃっ!」

「あらぁ、将来性を感じるバストだね、モモちぃ~♡」

 

籾岡さんは後ろから私の胸を″ムニュッ″と揉みしだいてくる。

いきなりで思わず声が出ちゃったわ…こんな声、優斗さん以外に聞かれたくないのに…

 

「も…籾岡さん、ダメ…恥ずかしいですよぅ」

「おやおや~ウブで可愛いねェ~お姉さんが色々教えてあげよっか?」

「ひゃん♡」

 

籾岡さんに乳首をコリっとされて、耳を舐められる。

 

「モモちぃならしっかりテクを磨けば、いくらでも男を手玉に取れるよぉ?」

「あっ…ひゃっ♡」

「…まあ、優斗は渡さないけど」

 

ちょ…何、この人っ上手い……!?

籾岡さんはこんなテクで優斗さんを襲っていた…こんなの普通耐えられるはず…ない…っ!?

 

「ヤミヤミも揉んであげよっか?」

「いえ、結構です」

 

ヤミさんは沢田さんの提案を一瞬で否定して図書室から去ろうと歩き出す。

…待って…まだ話は…ダメコレ凄すぎますぅ…

 

「…待ってよ、ヤミヤミ。ちょうどヤミヤミに聞きたい事があったんだ~」

「…なんですか、籾岡里紗」

「昨日、あたしの優斗になんかした?」

 

籾岡さんは私から離れると突き刺すような視線がヤミさんを見る。

図書室から立ち去ろうと歩いていたヤミさんもその言葉を聞いてピタリと立ち止まった。

…え?その反応…まさか、ホントに優斗さんと何かあった?

 

「…一瞬さ、見えたんだよね、優斗の首についてたキスマがさ…」

「……」

「ヤミヤミ、無言は肯定になるぜ?」

 

無言になるヤミさんに真正面からぶつかっていく籾岡さん。

…籾岡さん、一応相手は宇宙最強の殺し屋ですよ…それにしてもキスマークが見えた…ヤミさんが教室に来なかった理由ってまさか…

 

「…籾岡里紗、あなたの言った通りしましたよ」

「じゃあ、優斗のあれはやっぱりキスマ隠してたんだ?」

「…?見たんじゃないのですか?」

「…見えたなんて、嘘に決まってんじゃん」

「…カマかけましたね?」

 

まさか、ヤミさん相手にカマをかけるなんて…

 

「優斗が腰が痛いとか言ってたけど、何したわけ?」

「…えっちぃ事ですよ」

「…へぇ?どんなえっちぃ事したのさ、ヤミヤミ」

「そんなに気になるなら見ますか?」

 

ヤミさんはそういうと懐から数枚の写真を取り出して私達に見せつける。

 

「「ッ!?」」

 

その写真はヤミさんとセックスしている優斗さんの写真。

優斗さんの上に跨り処女を捧げたヤミさんの写真や騎乗位セックスで優斗さんが喘いでいる様な写真、挙句の果てには調教されておかしくなった優斗さんがカメラに向かって笑顔になりながらピースをしている写真や身体に大量のキスマークがつけられて気絶している優斗さんを犯している写真もあった。

…遅刻した理由はこれでしたか、ヤミさん。

 

「…ヤミヤミが優斗の童貞を奪ったわけ?」

「優斗の童貞を奪ったのは私じゃないですよ」

「は?」

「奪ったのは美柑です」

「っ!」

 

籾岡さんは″やっぱり美柑ちゃんが一番の敵だった″と言って顔が歪む。

 

「優斗からハーレムの話は聞いていないのですか?籾岡里紗」

「…は?ハーレム?」

「はい、モモが計画した優斗のハーレム計画。美柑が優斗を犯して認めさせたんですよ」

「…モモちぃ、今の話はホント?」

「…は…はい」

 

籾岡さんの圧で私は思わず怖気づく、まさか籾岡さんがこんな怖いオーラを放つとは思いませんでした。

…それにしてもヤミさんに先を越されていたなんて…次は私が優斗さんと…

ハーレム計画を実行した私がヤミさんにまで遅れを取るなんて…これ以上誰かに先を越される前に今夜にでも…

 

「言っておきますが、今日襲ってももう出ないと思いますよ?」

「え?」

「は?」

「…私が搾り取りましたから」

 

ヤミさんは挑発する様に私達の前で自分のお腹を撫でる。

…っ…私だってすぐに優斗さんから沢山搾り取ります。

 

「…あたし用事ができたから先に戻るわ」

「え?リサ?」

 

籾岡さんは写真を握りしめて図書室から足早に去っていく。

…まさか、今から優斗さんの事を?

 

「写真、持ってかれてしまいましたね…まあ、何時でも作れますからいいでしょう。それにしても…籾岡里紗、侮っていましたが鋭いですね」

「あ…待ってください、まだ話が…」

 

ヤミさんは私の言葉を無視して、図書室から出ていってしまった。

…籾岡さんが襲う前に私も優斗さんを…

 

「あ、モモちぃ」

 

私も図書室を後にして急いで優斗さんの元へ向かう、一瞬、沢田さんの声が聞こえた気がするが、気のせいだという事にして私は廊下を走り出した。

 

 

 

~優斗side~

 

村雨さんに保健室に連れてこられた俺は御門先生からティアーユ先生の話を聞いていた。

 

「なるほど、御門先生がティアーユ先生を見つけたと…」

「えぇ、言ったでしょ?″調べは進めておく″って、銀河の外れの星でひっそりと暮らしていた彼女を見つけだして連れてきたのよ」

「…どうやって居場所を?」

「手がかりを探して、データを整理していたら、自分でも忘れていた古い画像が出てきたのよね」

「画像?」

「ええ、これよ」

 

渡された写真に写っていたのは、二人の学生…一人は御門先生に良く似ていて、もう一人はティアーユ先生に良く似ていた。

これは学生時代の御門先生とティアーユ先生か…それにしても昔の御門先生…今と変わらず綺麗だな。

 

「学生時代のティアと私よ、14歳くらいかな?やっぱり視覚情報があると、情報屋の仕事も捗るらしくてね、かなり短期間で居場所をつきとめる事ができたわ」

「…この時の御門先生も綺麗ですね」

「ッ!?」

「やっぱり、優斗さんもそう思いますよね!さっきモモさんも可愛いって驚いていました!」

 

先にモモが来ていたのか…てなると、今はヤミにティアーユ先生と会わないのかと聞いているところだろうな…まあ、学校に来ていたらの話だけど。

 

「御門先生?」

「……っ」

「御門先生、大丈夫ですか!」

「…ふぅ…大丈夫よお静ちゃん」

 

俺に綺麗と言われて照れたのか、顔を赤くしながら、深呼吸をする御門先生。

ティーカップに入った紅茶を一口飲むと話を再開し始める。

 

「ティアはねェ…昔から頭はいいけど、ボーッとしてどこか頼りない所があるのよ」

「…何となく分かりますよ」

「当時、マーレ先生…恩師から誘われて怪しい研究機関にスカウトされたと聞いた時は不安に思ったものよ」

 

確かに、ティアーユ先生は騙されやすそうな性格をしている…けど、誘いに乗った理由は恩師からの誘いって事もあって断れなかったのかもな…

 

「見つけだして、久しぶりに再開したけど、不器用な所は変わってなかったみたい」

「……」

「ココまで来てもまだ、ヤミちゃんと再会していないみたいだし…まぁ、お互いにどんな顔して会えばいいか、迷っているんだろうけど…そんな所もそっくりね、あの二人…」

 

…ヤミはきっと、ティアーユ先生に会いたいんだろうな、そしてその想いは…ティアーユ先生も同じ…

 

(ヤミに会うべきだと言うのは簡単だ…でももし、俺がヤミの立場だったら、会わない選択をしてしまうだろうな)

 

血で汚れた自分には、大切だった人と会う資格はない…俺ならそう言って会わない…そして失った後になって後悔する…何故、あの時あんな選択をしたのだと…

 

「…御門先生、ありがとうございました」

「優斗くん、貴方はどうするつもりなのかしら」

「…分かりません、今はただヤミに会ってみます」

 

俺は御門先生にそういって、保健室を後にする。

もし、ヤミが学校に来ているなら、モモの話を聞いても会いには行かずに中庭で本を読んでいるはず…

 

「…やっぱり、ここに居た」

「…優斗」

 

中庭のベンチで本を読んでいるヤミ。

ヤミが読んでいる本は母をたずねて3万光年…やっぱり本当は会いたいのか…てか、あんなにセックスして良く学校に行ける体力残ってたな。

 

「…今朝ぶりですね、なんで私を置いていったのですか?」

「いや、疲れてたでしょ」

 

起こすのは可哀想だと思って、善意で起こさなかったんですけど…なぜ怒っているんですか、ヤミさん。

 

「…まあいいです、今度は置いていかないでください」

「わかったよ」

「それで、あなたもですか?」

「……」

「あなたも私にティアに会えと?」

「…いや、俺はヤミを説得しに来たわけじゃない」

「…え?」

 

俺の予想外の言葉に驚くヤミ。

正直、第三者の視点で言えば会うべきだと思う、だが、俺にはその言葉を言う資格はない。

 

「…悪魔に魂を売ったとしても過去は変えられない」

「……」

「この世界でララさんの発明品を見た時、過去を変えるアイテムも作れるんじゃないか…存在するんじゃないかって淡い希望を抱いた事もあったよ」

 

まあ、その希望もすぐに崩れ去ったが…

 

「…でも、過去は変えられない、どれだけ願っても変える事は出来ないってわかった」

「…だから、ティアと会えと?」

「言ったろ、説得しに来たわけじゃない」

「なら、何を──────」

「俺の過去の話をする為に来たんだ」

「…え?」

 

昨日はヤミが話してくれた…なら、今度は俺の番だ。

 

「…優斗、あなたの過去なら前に」

「話してなかった事がある」

「…話してなかった事?」

「桐生夏海と俺の話だ」

「え?」

 

…ララさんにも少し話したが、ヤミにはちゃんと全部聞いてもらいたい。

 

「俺が───」

 

俺はヤミにまだ話していない過去を話し始めた。




めっちゃ長くなりそうだったのでここで分けます。
後半は夜に出せたらいいなぁと思っていますが、無理かもしれません。その場合はごめんなさい。
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