バイオハザード アリス・アバーナシーの悲劇的な運命 作:市民エックス
アリス・アバーナシーは、焦っていた。 襲い掛かるアンデッドたちが全く途切れず、自分のスタミナは刻一刻と削られているにもかかわらず、この状況から脱出するすべが全くないという現実に対して。
発端は、数時間前にさかのぼる。バイクの無線にかかってきた、切羽詰まった助けを求める女の声。それが前回経験したような悪意に基づく罠である可能性を十分に考慮しつつも、真実の叫びである可能性を完全に排除できないが故に、持ち前の義侠心から発信元である砂漠に孤立してたつガソリンスタンドまでバイクで駆けつけた。 窓ガラスの壊れたドアをギィッと押し開く。
「無線を聞いたわ。誰かいるの?」
と声を掛けながら、店内へと足を踏み入れた。 一歩一歩、慎重に暗い室内を進んでいった。銃を構え、息を殺し、視線を素早く動かす。だが―― 突然、床が抜けた。
「キャ!?」
全く予想外の事態だった。アリスの全身は、床の下の深い暗闇へと吸い込まれ、落下の衝撃と共に着地した。膝と肩に激しい痛みが走る。
「ん……っ……!」
卓越した身体能力のおかげで、ギリギリのところで受け身を取れたものの、背骨に響く衝撃は彼女の息を詰まらせた。
アリスは即座に状況を確認した。頭上にはかなり高い位置に天井の裂け目があり、周囲は完全な闇に包まれている。壁は遠く、空間は異様に広い。ガソリンスタンドの地下に、これほど巨大な空洞が存在するなど、あり得るはずがない……。 怪訝に思いながらも、この深い底からの脱出方法を必死に考え巡らせたその時――アリスの耳に、なじみ深いうなり声が響いた。
「ううう……。ううううううう……」
声は左右前後、あらゆる方向から、ほぼ同時多発的に聞こえてきた。アリスは驚愕と共に、脳と身体を戦いのモードに切り替えた。
まるでアリスが落ちたことを合図にしていたかのように、周囲の闇の中で、それまで横たわっていたアンデッドたちが一斉に立ち上がった。獲物を見つけた喜びに歓喜の咆哮を上げ、無数の腐敗した手が、四方から彼女に向かって伸びてくる。「くっ……!」
不明な部分が多い状況とはいえ、今の彼女にとって戦うことは生きることそのものだった。アリスは装填した銃を構え、引き金を引き始めた。狙いは正確に、アンデッドたちの頭部。 暗闇に、撃ち抜かれた脳漿と銃声が乱舞する。 ガン! ブシャア! ガン! ブシャア! ガン! ブシャア! しかし、アンデッドの数は圧倒的だった。至近距離まで迫り、狙いすらつけられない個体が次々と彼女の懐に入り込む。アリスは銃を抱えたまま、両脚を駆使して蹴り飛ばし、戦わざるを得なくなった。 銃を撃つ。キックで頭を砕く。
銃を撃つ。キックで頭を抉る。 それを何度も繰り返した。だが、やがて弾丸が尽きる。装填する余裕すらない。 アリスは腰から二本の小刀を引き抜き、アンデッドたちとの殺し合いに移った。この怪物たちの最大の弱点は動きの遅さだ。彼女は卓越した身体能力で素早く旋回し、次々と頭を切り落としていく。 ……しかし、数が多すぎた。 倒しても倒しても、次から次へと湧いてくる。肉体に疲労が蓄積し、息が荒くなり、集中力が削がれていく。そして、脱出の手段は全くない。
……このままじゃ……やられる……!
焦りと絶望が胸を締め付ける。体の動きからキレが失われ、周囲への集中力がすり切れていく。だからこそ――彼女が落ちてきた天井の裂け目から、人影が静かに姿を現したことにも、気づけなかった。
その人影はライフルを構えていた。標的は、闇の底で必死に戦うブロンドの女性。 突然、アンデッドたちが動きを止めた。まるでスイッチを切られた機械のように。
「!?」
アリスがその異変に動揺した瞬間、彼女に向かって麻酔弾が発射された。 ヒュン。 急速に意識が遠のくのを感じながら、アリスは悔しさで歯を食いしばった。――自分の油断が、すべてを招いたのだ。
瞼に当てられた光の熱を感じながら、アリス・アバーナシーが目を覚ましたのは、それから数時間後のことだった。 そこは、不気味なくらい清潔に磨かれた白い壁に囲まれた室内だった。高い天井、広い床、閉ざされた自動ドアが一つだけ。アリスは赤いドレスを身にまとい、部屋の中央で横たわっていた。
……どこなの、ここは……?
妙にだるい体に力を入れ、立ち上がろうとしたそのとき。
「お目覚めだね。アリス・アバーナシー」
声が室内に響いた。天井の一角のスピーカーから。
アリスはスピーカーを睨みつけ、声を絞り出した。
「誰?」
「アンブレラ社の者だ」
「あの救助を求める声も、ガソリンスタンドも、無数のアンデッドたちも、全部罠だったってわけ?」
「流石だ。君は美貌や戦闘力だけでなく、頭の回転においても優れている。あのスタンドは、この作戦のために用意した。ここで喜ばしい知らせを挙げよう。我々はついに、アンデッドたちをコントロールする方法を見つけたのだよ」
「おめでとう。でも、その力を生き残った人類のために使う気はないんでしょ?」
「ご名答。我々は、アンデッドたちを労働力として、新世界を作り上げる。アンブレラ社の支配する新世界をね。」
「……私を、なんのために、連れてきたの?」
「君は邪魔ものだからね。しかし同時に、Tウイルスに犯されながらも怪物化せずに、進化すら果たした貴重な個体だ。その遺伝子を、残したいんだよ」
「遺伝子を……残す……?」
ウィィィィィ、と音がして自動ドアが開いた。 そして、醜い肉塊で全身を覆われたヒトガタの化物――クリーチャー「レイプマン」が、室内に入ってきた。 アリスは即座に戦闘態勢を取ろうとした……が、全身に激痛が走った。
「うっ……!?」
あまりの痛みに、膝から崩れ落ちる。神経を直接抉られるような、焼けるような激痛が全身を駆け巡る。
「君が眠っている間に、君の体にちょっとした機械を埋め込ませてもらった。君が戦闘に備えようとする時に神経を走る信号の変化に反応し、逆に君の神経に激痛の信号を走らせる機械をね」
レイプマンはゆっくりと歩み寄ってくるのに、アリスは立ち上がることすらできない。痛みで視界が滲み、息が詰まる。
「しかし、安心したまえ。そのクリーチャーは、君を殺したりはしない。彼のペニスに、注目したまえ」
怪物の股間には、その巨体に比してもなお異様に巨大な男根が、脈打つように勃起していた。血管が浮き、亀頭は拳大を超え、先端からは透明な粘液が滴っている。 アリスは最悪の想像を働かせ、吐き気を催した。
「まさか、あんた――」
「そう。君には、子作りをしてもらう」
歩み寄るレイプマンから、アリスは必死の力を振り絞って後ずさろうとした。だが、痛みで体が言うことを聞かない。
「いや……こないで……!」
懇願もむなしく、怪物はアリスの至近距離まで迫り、赤いドレスを両手で掴んだ。
「いや! やめて!」
ビリビリッ! ドレスが引き裂かれ、彼女の美しい裸身が無残に露わになる。
「いや!」
レイプマンのペニスが、アリスの秘所に押し当てられた瞬間――彼女は全身を硬直させた。
今まで経験したどの男のそれよりもはるかに大きく、熱く、硬い。まるで灼熱の鉄棒を押し込まれるような痛みが、彼女の最奥まで一気に貫いた。
内壁が引き裂かれるような激痛。子宮口を抉られる衝撃。息が止まるほどの圧迫感。 レイプマンは彼女を床に押し倒したまま、容赦ないピストン運動を開始した。
その巨体が完全に覆い被さり、アリスの細い体を圧し潰す。怪物特有の醜い肉塊のような胸板と腹部が、彼女の乳房と腹部にべっとりと張り付き、汗まみれのぬるぬるした皮膚が直接触れ合う。その汗は冷たくもなく、熱くもなく、生温かく粘つく。まるで腐った肉を溶かしたような不快な感触が、アリスの肌に染み込んでくる。
レイプマンは低く唸りながら息を吐く。その生暖かい、腐敗したような吐息が、アリスの顔面に直接かかる。湿った熱気が鼻腔に流れ込み、喉の奥まで侵入してくる。吐き気が込み上げ、息を吸うことすら嫌悪感を呼ぶ。
「ダメ! やめて!」
痛みは波状に襲ってくる。
レイプマンの体重が胸を圧迫し、肋骨が軋む感覚。
巨根が奥まで突き刺さるたび、子宮が押し上げられ、内臓全体がずれるような違和感。
怪物 の皮膚から滴る汗が、アリスの乳房の谷間を伝い、結合部をさらにぬるぬるにし、摩擦を増幅させる。そのたびに、肉が裂ける痛みと、強制的に掻き回される不快感が混じり合い、彼女の体を震わせる。
女性としての本能が、恐怖と嫌悪で叫んでいた。
アリスの性経験は、決して貧しいものではない。逆だ。たぐいまれな美貌の持ち主である彼女は、これまでの人生で幾度も魅力的な男に抱かれてきた。アリスが体を許してきた男たちは一人残らず、彼女へのリスペクトを払ってきた。優しく、慎重な、それでいて情熱的なセックス。それによってエクスタシーに達するたび、アリスは自分が女として生まれてきたがゆえに味わえる幸福に浸ってきた。
今のアリスが経験しているのは、それらの過去のセックスとはまるで違っていた。
これは愛でも、快楽でもない。ただの、生き物としての蹂躙。
自分の体が、異形の怪物に完全に支配され、汚され、利用されているという現実が、胸の奥を締め付ける。
そして、射精。
爆発するような熱い精液の奔流が、彼女の最奥を直撃した。
子宮が一気に満たされ、溢れ、痛みと強制的な絶頂が同時に襲う。
アリスの体は痙攣し、意識が白く染まる。 だが――。
「彼はね。人間の遺伝子を入れて作られたのだが、人間の男性の何倍もの精力を持つように設計されているんだ。あと、何十回でも、君に精子を注げるのだよ」
一時間後。アリスの地獄は、まだ終わっていなかった。 すでに何十回目になるかわからないレイプマンの射精が、再び彼女の最奥を灼熱の奔流で満たした瞬間、喉の奥から絞り出されるような絶叫が漏れた。
「あああああああっ……!」
人間の男性では到底ありえない、途切れることのない長時間の性行為。最初の一突きから一時間以上が経過しても、レイプマンの巨根は硬度を一切失わず、休むことなくアリスの膣内を抉り続けていた。ピストンの速度はむしろ加速し、一回一回の抽送が子宮口を鉄槌のように叩き潰す。内壁はすでに限界を超えて引き裂かれ、血と愛液と精液が混じり合った粘液が結合部から泡立って溢れ、太ももを伝い落ちて床をどろどろに汚していた。 子宮はパンパンに膨張し、まるで妊娠後期のように腹部が不自然に盛り上がっていた。精液が注ぎ込まれるたびに、子宮壁が内側から圧迫され、臓器全体がずれるような激痛が腹腔を突き刺す。
痛みは波状ではなく、絶え間ない連続波。腰を打ち付けられる衝撃で骨盤が軋み、背骨が折れそうな圧迫感が全身を駆け巡る。
レイプマンの怪物じみた体重が、細いアリスの体を床にめり込ませ、肋骨が悲鳴を上げ、肺が押し潰されて息をするたびに肋間が焼けるように痛んだ。汗まみれの怪物の上半身が、彼女の乳房と腹部にべっとりと張り付き続け、生温かく粘つく汗が皮膚の隙間から染み込んでくる。汗はただの汗ではない。腐った肉を煮溶かしたような、甘く腐敗した臭いがアリスの鼻腔を犯し、吐き気を催させる。結合部ではその汗と精液が混ざり、摩擦を異様に増幅させ、肉が裂ける音さえ聞こえそうな激しさで掻き回される。クリトリスは腫れ上がり、触れるだけで電撃のような痛みが走り、強制的に引き起こされる絶頂はもはや快楽ではなく、ただの肉体の痙攣だった。
一般的な女性であれば、おそらく痛みで気絶していただろう。しかし皮肉なことに、Tウイルスによって変異し超人的に強化されたアリスの肉体は耐えられた。彼女はこの地獄の中で意識を失うことすら許されなかった。 脚は力なく開かれたまま痙攣し、爪が床を掻きむしるが、レイプマンの巨体は微動だにしない。怪物は低く唸りながら、設計通りの超人的な精力を発揮し続け、何十回でも何百回でも彼女の体内に精子を注ぎ込むことができるのだ。
永遠に続くかと思われた地獄は、唐突に終わった。ピストンの停止。
レイプマンの体重はまだ彼女を圧し、粘つく汗が肌にべっとりと張り付き、生温かい息が顔を覆い続ける。スピーカーから、楽しげな声が響く。
「うん。今日はもうこれぐらいでいいだろう。」
レイプマンがようやく巨根を引き抜いた瞬間、再び激痛が走り、アリスは小さく喘いだ。
引き抜かれる感覚すら、肉が内側から引きずり出されるような不快感だった。 アリスは床に横たわったまま、ただ息を荒げていた。
体は怪物に蹂躙され、汗と精液と痛みにまみれ、女性としての尊厳が、ゆっくりと、確実に、削り取られていくのを感じていた。
そのまま床に放置された彼女を置いて、怪物はゆっくりと部屋から出て行った。 入れ違いに、部屋に入ってくる複数の足音を、アリスは朦朧とした意識で聞いた。
全裸の男たちが、床に倒れる裸身の彼女を囲んだ。
彼らは皆一様に笑い、肉棒を勃起させていた。
恐怖が、アリスの心を満たした。