※この作品はR-18です。

Imperial Diva ~天空の歌姫~   作:るるーし

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第四話です!!

ついにルルの『秘密』が明らかになります!!


Disc1 Track4 ~ver2.0 男の娘

 

今朝もなかなか、慌ただしかった。それでも何とか乗り切った。私たちは、リビングの後片付けや洗い物を済ませ、衣装部屋へと戻ってきた。

 

 

ベル「疲れた~〜これから学校だるいなぁー」

 

 

ベルは両手を万歳するように挙げて、身体を伸ばす。衣装部屋の鏡一面に貼られた───大きな鏡の向こう側の彼女も、全く同じタイミングで同様に身体を伸ばしていた。

 

 

ヴィーク「大学って、正直なんのために通っているのか、意味を見出せないですよね……」

 

 

ヴィークは、私とベルに続いて衣装部屋へ入室するや否や───ベルに相槌を打った。

 

 

ヴィーク「私、中学受験の時が、勉強1番頑張ったかな……それで燃え尽きて、大学受験は行けるとこ、とりあえず行くか───って感じで……ロクに勉強しなかった……」

 

ベル「ゆうて私と同じ大学じゃんーーー」

 

 

紹介が少し遅れたが、私たちは昼間は近くの大学に通う大学生だ。そして、その傍ら……メイドとして屋敷で奉公に励んでいる───要はアルバイトだ。

 

 

ヴィーク「ベルさんは『農学部』で理系でしょ??私は数学とか理科、全然だめだったし、うちの大学って───文系の学部は偏差値低いじゃないですか??だから全然……」

 

ベル「まあ……いうて、ルルちゃんがいるからねー!!」

 

ルル「恐縮です……」

 

 

コミュニケーションに関しては……かなりあれであるが、私はIQだけは無駄に高い。

 

特に数学や物理などの理系科目が好きなのだ。よって、研究者になるかどうか───は別として、「心ゆくまで、知的好奇心の赴くままに、勉学に熱中したい」───そう考えて、古都にある最難関の大学へと進学した。

 

まあ現役の時に、体調を思いっきり崩してしまい、本試験を受験できずに浪人を余儀なくされたのだが…… そのため実を言うと、私は彼女達より『一つ歳上』なのだ。

 

 

ヴィーク「私には無理ですね……科目数も倍くらいありますし……」

 

ルル「うーん……まあ何を一生懸命頑張るかは───人それぞれですし、私の場合はそれが勉強だっただけですよ!!」

 

 

意外かもしれないが、先ほどまで『頼れるお姉さんポジション』だったヴィークが、今はどこにでもいる───メイドのコスプレをした『女子大生』にしか見えない。 こういうギャップが、彼女の魅力の一つでもある。

 

 

ルル「はあーーそれにしても……着替えるの面倒くさいなぁ~〜もうこのまま大学行っちゃおうかな……うちの大学って、入学式とか卒業式はコスプレする人多いせいか、普段から奇抜な格好している人多いんだよね……メイド服くらいなら、文字通り可愛いもんだと思うんだけどなぁ〜~」

 

ベル&ヴィーク「「…………」」

 

ルル「ん??どうしたの……じろじろ見て……」

 

 

私は『よいしょされる』のが苦手だ……特に学歴に関しては。この手の話題は発言を一つ間違えるだけで、空気を悪くしてしまう。

 

よって、私は話題を変えたのだが……逆にまずかったのだろうか。

 

するとベルが……

 

 

ベル「なんかさ……たまに忘れちゃうんだけど……」

 

ヴィーク「私も……そういえばって思った……」

 

ルル「??」

 

ベル&ヴィーク「「ルルちゃん(さん)って『男の子』だった!!」」

 

 

そう……私は『男性』である。

 

 

ルル「えっ!!?いまさら??」

 

ベル「いや!!だって、よく考えたらおもしろすぎでしょww百歩譲って男の子がメイド服着て可愛くするのは───『個人の自由』だからいいとして!!」

 

ヴィーク「お着替えも、同じ部屋でしてますもんね……」

 

トランクス1枚で、立ち尽くしている私の身体を───彼女達は隅々まで観察する。 ちなみに私は……下着は『トランクス』しか履かない!!!!

 

 

ルル「まあ……もう18歳超えているし、大学生だったらさ……男女のそういうことも……し始める年頃だし、お着替えくらいで騒ぐ必要ないでしょ!!」

 

ベル「まあね〜~なんかルルちゃん可愛いし、別に「嫌だ」なんて1ミリも思ったことはないよ〜~ただ、よく考えたらシュールだなって思ってww」

 

ヴィーク「……いや!!……その理屈は豪快すぎますよ……!!」

 

 

ヴィークは、ベルの発言に切れ味抜群のツッコミを入れる。とはいえ、ベルほどではないものの……ヴィークも過度に気にしている様子はないが。

 

 

ルル「とりあえず、私は先に行くね!!」

 

 

私はメイド服から───ジーパンにブラウンのロングブーツ、そしてレザージャケット──という『お気に入りの衣装』にチェンジして、衣装部屋を後にする。

 

 

ベル「なんかさ……そのうちほんとに───『女の子』になっちゃったりして……」

 

ヴィーク「……それは脅威ですね……」

 

 

2人が何か話しているような気がしたが、私は『ノイズキャンセリングヘッドホン』を装着した直後だったので……その内容は不明であった。

 

 




なんと……ルル『くん』は───『男の娘』でした!!

女装してメイドとして働く……少し憧れますね!!

次回は今作の舞台である『ルーサン帝国』の背景が明らかになります!!

お楽しみに!!
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