※この作品はR-18です。

各務チヒロとエッチする話   作:蛇ノ眼傘

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第1話

「え?洗脳アプリ?」

「そう。最近ブラックマーケットを中心に出回っているみたいなんだよね」

先生から連絡を受けてシャーレへと足を運んだ各務チヒロは、先生から放たれた突拍子

もない一言に思わず聞き返していた。その発言があまりにも荒唐無稽に思えたからだった。

しかし自身の信頼する先生の真剣な表情と返ってきた言葉から、どうも本当らしいと理解し

たチヒロは表情を引き締めた。

「なるほど。だからそういう事に強いヴェリタスへ連絡をしてきたってこと?」

「まあ正確にはチヒロに、だけどね」

ははは、と笑いながら困ったような表情を浮かべる先生と反対に、チヒロの頬が僅かに赤

らんだ。しかし、先生はそんなチヒロの表情の変化には気づいていないようで、真剣な表情

に戻って再び話し始めた。

「この前、ミレニアムとは別の学校の生徒とブラックマーケットで起きた事件の収拾をつけ

た時に、そのアプリを入れたスマートフォンがたまたま押収できてね」

「つまり、私にそのアプリについて調査してほしいってこと?」

「そうなんだ。さすが、チヒロは話がはやいね」

「あ、ありがとう、先生」

先生からの言葉とそのにこやかな表情に、チヒロは思わず声を詰まらせてしまった。しか

し、それを気にしていないのかそもそも気づいていないらしい先生は、椅子から立つと鍵付

きの戸棚にしまってあったスマートフォンを取り出して、チヒロに差し出した。

「普段色々な仕事があって忙しいのに申し訳ないんだけど、お願いしても良いかな?こうい

う案件は、チヒロにしか頼めなくて」

「もちろんだよ、先生。あ、でもヴェリタスで分析をしたら、後輩やヒマリにもしかしたら

バレちゃうかも……」

先生が自分だけを頼りにしてくれる、というのはチヒロにとってとても嬉しいものだった。

その為、二つ返事で了承してしまったが、よくよく考えればこの仕事をヴェリタスにある自

室で行えば、後輩たちやヒマリに見つかる可能性があることに気づいた。そうなった場合、

クライアントである先生の意向に沿えない過程や結末になるのは火を見るよりも明らかだ

った。そこまで思い至ったところでその懸念点を声に出せば、先生は優しい笑みを浮かべて

口を開いた。

「なら、シャーレの使ってない部屋を使うと良いよ。そこなら機材を持ち込んでも困ること

はないし、ミレニアムの中と比べたらヒマリ達にもバレにくいだろうし」

「え、でもそれは先生に悪いよ」

「遠慮しなくて大丈夫だよ、チヒロ。それに元々これは私がお願いした仕事だし、それくら

いはさせてくれないかな?」

そう言われてしまえば、チヒロは首を縦に振るしかなかった。

 

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