搾精都市神浜~魔法少女たちのエッチな短編集~ 作:黒蓮/クロハス
薄暗い廊下の奥、白い扉の前で青年の足が止まった。
胸ポケットに押し込んだレシートには『203号室』と走り書きされている。受付で渡されたそれを何度も確認したせいで、紙の端はすっかりよれていた。
深呼吸をひとつ。ノックしようと持ち上げた拳が、空中で震えている。
——情けない。金を払って、部屋番号をもらって、ここまで歩いてきたくせに。指名までしておいて、最後のドア一枚が越えられない。
こん、こん。
乾いた音が二つ、廊下に吸い込まれた。数秒の沈黙のあと、内側から錠の外れる小さな金属音がして、扉がゆっくりと開く。
「いらっしゃい。待っていたわ」
柔らかな声が、廊下の空気をまるごと塗り替えた。
扉の向こうに立っていたのは、淡い金色の巻き髪を肩から流した少女だった。白を基調としたドレスのような衣装は胸元で大きく開かれ、豊満な双丘の上辺がたっぷりと覗いている。ウエストから広がるスカートの裾は膝上で揺れ、白いニーハイブーツが脚線を際立たせていた。
——巴マミ。キレーションソープランドの看板嬢。
写真で見たよりもずっと華奢で、ずっと柔らかそうで、そして何より——胸が、大きい。画面越しでは伝わらなかった質量が、布地の下でたわむように息づいている。
「どうぞ、入って? ここで固まっちゃうと、他のお客さんに見られてしまうわ」
くすりと笑って、マミが一歩引いた。その動きだけで胸元がふわりと揺れる。青年は引き寄せられるように敷居を跨いだ。
部屋の中は甘い紅茶の香りがした。間接照明に照らされた室内は思ったよりも広く、奥には大きなベッドが据えてある。サイドテーブルの上にはティーポットとカップが二つ、湯気を立てて並んでいた。
「よかったら、まずお茶でもいかが?」
「あ、いえ、その……」
青年の視線はマミの顔と胸元を忙しなく往復していた。目を合わせなければ失礼だと思うのに、布地から溢れそうな柔肌が視界の端でちらつく。
マミはその視線に気づいていないふりをして、ベッドの端に腰を下ろした。スカートの裾がふわりと広がり、太腿の白い肌がちらりと覗く。
「座って? 立ったままじゃ疲れてしまうでしょう」
促されるまま、青年はマミの隣に腰を下ろした。マットレスが沈み、二人の身体がわずかに傾いて近づく。ほんのりと甘い、女の子の匂いが鼻をくすぐった。
「緊張してる?」
「……はい。すみません、その……実は僕、」
喉が引きつる。言わなくてもいいんじゃないか。でも隠し通せる自信もない。
「初めて、なんです。こういうの、全部」
搾り出した声が情けないほど掠れていた。マミは一瞬目を丸くして、それからふわりと微笑んだ。嘲りではない、純粋に嬉しそうな笑みだった。
「そう。……ふふ、それなら尚更、私に任せてくれて正解よ」
マミの手が、ベッドの上に置かれた青年の手にそっと重ねられた。指先が冷えた肌に触れて、じわりと温もりが伝わってくる。
「私、こう見えてけっこうベテランなの。だから安心して? 全部。私が、ぜ〜んぶ気持ちよくしてあげる。アナタの体も、頭も、溜まってるものも——全部私が絞り取ってあげるから♡」
全部。その一言が持つ意味の重さに、青年の心臓がどくんと跳ねた。
「まず——ちょっとだけ、リラックスしましょう」
マミが青年の手を取り、自分の胸元へと導いた。指先が白い布地の上に触れ、その下に途方もない柔らかさがあることを掌が教えてくる。
「んっ……ふふ、遠慮しないで♡ そのために来たんでしょう?」
小さな吐息混じりの声に促されて、青年はおそるおそる指に力を込めた。布越しに伝わる弾力は想像を超えていた。押し込めば指が沈み、離せば押し返される。体温が布地を通り抜けて、掌の芯まで染み込んでくる。
「すご……柔らかい……」
「もっと触っていいのよ? 揉んでもいいし、乳首つまんでもいい。私のおっぱい、アナタの好きなように使っていいの♡」
許しを得た手が、夢中になって動いた。両手で包み込むように抱えると、その重さがずしりと腕に圧し掛かる。片手では収まりきらない。溢れた柔肉が指の隙間からむにっと逃げ、持ち上げては手を離すとたぷん、と重力に従って揺れ戻る。
マミは青年の手つきに身を委ねながら、小さく息を漏らしていた。嫌がるでもなく、感じすぎるでもなく、心地よい温泉に浸かっているときのような穏やかな表情で。
「おっぱい、好き?♡」
「……はい。すごく」
「ふふ。正直でよろしい」
マミが身体をわずかに捻ると、スカートの裾が太腿の上でくしゃりとたくし上がった。
「じゃあ——こっちも、見たい?」
言いながら、マミはスカートの裾を指先でつまんで、ゆっくりと持ち上げてみせた。白いスカートの下から現れたのは、薄い布地の下着。清楚な白に細いリボンがあしらわれた、少女めいたデザインだった。
青年の喉がごくりと鳴る。
「……見て、固まっちゃった」
マミがくすくすと笑って、スカートの裾を戻した。
「焦らなくていいの。全部順番にしてあげるから」
そう言って立ち上がったマミが、青年の正面に回り込む。膝をつき、青年の脚の間にすとんと座り込んだ。見上げてくる琥珀色の瞳が、間接照明の光を受けて濡れたように輝いている。
——この距離で、この角度だと。
胸元の谷間が、上から覗き込むようにして丸見えだった。寄せ合わされた柔肉が作る深い影、布の縁から覗く肌のきめ、呼吸に合わせて微かに上下する胸の起伏。
「じゃあ、まずはお口からね」
マミの細い指がベルトに触れ、慣れた手つきで外していく。ボタン、ジッパー。下着の上から、既に硬くなったそれの輪郭を指先でなぞられた。
「あら。もうこんなに……」
感心したような、労わるような声。下着が下ろされ、弾けるようにして陰茎が露わになった。限界まで充血した幹が、マミの顔のすぐ前で脈打っている。
「……立派。こんなに張り詰めて……アナタ、私に会うためにどれだけ我慢してきたの?♡」
その一言で、鉄の棒のように硬かったそれが更にびくりと跳ねた。マミはその反応を見て、嬉しそうに目を細める。
「敏感ね。……可愛い」
右手がそっと根元を包んだ。柔らかい指が亀頭の下を撫で上げると、先端から透明な雫がぷっくりと滲む。
「ん……たくさん我慢してたのね」
囁くようにそう言って、マミが顔を近づけた。吐息が敏感な先端を掠め、青年の腰がびくりと震える。
——そして、唇が触れた。
ちゅ、と小さな音を立てて、亀頭の先端にキスを落とす。そこから舌先がちろりと伸びて、鈴口を舐め取るように一舐め。
「ふぁ……っ」
青年の口から引き攣ったような声が漏れた。舌の湿った熱さが、電流のように背骨を駆け上がる。
「声、我慢しなくていいのよ。ここでは誰にも聞こえないから」
マミの唇が亀頭を包み込んだ。温かくて、柔らかくて、ぬるりと粘膜が密着する感触に、青年の視界がぐらりと揺れる。
舌が亀頭の裏筋を這い上がり、カリ首のくびれをくるりと一周した。ねちゃり、と唾液が絡む湿った音が狭い部屋に響く。マミの頭が小さく前後に動くたび、金色の巻き髪がさらさらと肩の上で揺れた。
じゅるっ、ちゅぷっ、にちゅ……。
口内で舌がうねる。亀頭を舐め回しながら、同時に唇の圧力が幹を締め付け、引き上げるようにゆっくりと吸い上げてくる。
「ま、マミさん……っ、やばい、これ……っ」
まだ数十秒も経っていないのに、下腹部の奥がぎゅうっと引き攣れた。精液が持ち上がってくる気配がする。
マミは口を離さないまま、視線だけを持ち上げた。唇がちんぽを咥えたまま見上げてくるその瞳は、凪いだ湖面のように穏やかだった。
ちゅぽん、と音を立てて唇が離れる。先端から亀頭にかけて唾液の糸がきらりと光り、ぷつんと切れて顎先に垂れた。
「もう出ちゃいそう?♡」
「……っ、は、い。すみませ——」
「謝らないで。どっちがいい? このまま気持ちよく出しちゃう? それとも、後のために我慢してみる?」
優しい声だった。責める色は微塵もない。ただ純粋に、青年の望みを聞いている。
——我慢。今ここで我慢できたら、後でもっと気持ちいいことが待っているかもしれない。頭ではわかっている。でも、唾液で光るマミの唇と、まだ頬に残るちんぽの温もりと、ねっとりと絡みついて離れない舌の記憶が、理性の箍を容赦なく緩めていく。
「い、今……出したい、です」
「ふふ。正直で可愛いわね」
マミが微笑んだ。
「じゃあ、たっぷり出しなさい。喉の奥まで、ぜんぶ私が飲んであげる。——一滴も残さないで、全部私の中にちょうだい♡」
唇が再びちんぽを呑み込んだ。さっきまでとは違う。奥まで、深く。亀頭が舌の根元を越えて喉の入り口に触れた瞬間、マミの口腔がきゅっと収縮した。
ずるっ、じゅるるるっ——。
バキュームフェラ。その言葉の意味を、青年は身体で理解した。口腔全体が真空ポンプのように陰茎に吸い付き、引き上げるように根元から先端までを搾り上げてくる。唇が作る密閉空間の中で舌がのたうち、カリ首の段差を往復するたびにごりゅっ、ごりゅっと粘液が泡立つ音が鳴った。
「——っ、あ、ぐ、ぅ……っ!」
もう止められない。下腹の奥で何かが弾けて、精液が尿道を駆け上がってくるのがはっきりとわかった。
「ま、マミさん、出、出る……っ!」
声が裏返った。腰が痙攣するように跳ね、両手が無意識にマミの頭を掴んでいた。
マミは離れなかった。むしろ更に深く咥え込み、ちんぽの先端を喉奥で受け止めたまま——ずちゅうっ、と一際強く吸い上げた。
びゅくっ、びゅるるっ、びゅくびゅくっ——。
精液が噴き出した。喉の奥に直接叩きつけるように、二度、三度と脈打つたびに白濁が吐き出される。マミの喉がこくり、こくりと動いて、一滴も零さず嚥下していく。
「ん、ぅ……んんっ、んくっ……♡」
飲み下すたびに漏れるマミの小さな声が、射精の痙攣をさらに長引かせた。搾り取る、という表現がこれほど適切な行為を青年は知らなかった。口腔の圧力は精液を吐き出し終えてもなお緩まず、尿道に残った最後の一滴まで吸い出すように、ねっとりとした舌使いが続いている。
ちゅぷ、と最後に柔らかな吸引音を響かせて、マミの唇がゆっくりと離れた。
解放されたちんぽが、唾液と残液に光りながら力なく揺れる。青年の全身から力が抜けて、両腕がベッドの上にだらりと落ちた。
「ふぅ……」
マミが口元を指先で拭い、いたずらっぽく笑った。唇の端に残った白い雫を、舌でぺろりと舐め取る。
「すごい量。溜め込んでたでしょう?」
「は……ぁ、はい……すみませ、ん……」
「だから、謝らなくていいの」
マミが青年の膝に手を置いて、ぽんぽん、と子供をあやすように叩いた。
「これは準備運動みたいなもの。今日はまだまだ、たっぷり搾ってあげるからね」
にこりと微笑むマミの顔は天使のようで——その『たっぷり搾る』という言葉が持つ意味の真の恐ろしさを、青年はまだ知らない。
「さ、身体を流しましょう? バスルーム、こっちよ」
マミが立ち上がり、青年の手を取って引き上げた。ふらつく足で立ち上がった青年の目に、バスルームへ続く扉が映る。
曇りガラスの向こうに、ぼんやりと白い空間が透けていた。
◇ ◇ ◇
バスルームの扉を開けた瞬間、青年の目が釘付けになった。
ぬるい湯気が充満した空間の中央に、巨大なエアマットが鎮座している。空気で膨らんだ表面はてらてらと光り、すでに透明なローションがたっぷりと塗り広げられていた。天井の照明が液面に反射して、ぬらぬらとした虹色の光沢を放っている。
壁際にはシャワーヘッドが二つ。足元にはタイルの床、そしてローションのボトルが数本、マットの縁に並べて置かれている。
全てを見渡して、青年は理解した。——男から精液を搾り取ることだけに特化した空間だ。
そう認識した瞬間、一度萎えかけていたちんぽが、ずくりと脈打った。
「ふふ、もう反応してる」
背後からマミの声が降ってきた。振り返ると、マミはあの魔法少女風の衣装——この店の看板コスチュームだ——に手をかけ、するりと肩から滑り落としているところだった。
白い布地が床に落ちる。
下着の一枚もなかった。衣装の下は、なにも。
露わになった身体に、青年の呼吸が止まった。
華奢な肩から流れるように広がる、豊満な乳房。重力に逆らいきれず僅かに垂れることで生まれる自然な涙滴型の曲線が、呼吸に合わせてゆったりと上下している。薄桃色の乳首はぷっくりと膨らみ、その周囲をうっすらとした乳輪が縁取っていた。
くびれた腰。なだらかに広がる腰骨。すらりと伸びた脚の付け根。整えられた薄い茂みの下に、うっすらと筋が見えている。
「そんなに見つめられると、私だって照れるわ」
口ではそう言いながらも、マミの表情に恥じらいはない。むしろ見られることを楽しんでいるような、余裕のある微笑み。
「アナタも、脱いで?」
促されるまま、青年は残った衣服を脱ぎ捨てた。勃起したちんぽが跳ねるように露出すると、マミの視線がそこに落ちて、ふふっと息を漏らす。
「まだまだ元気ね。……さっきあんなに出したのに」
マミがエアマットの上に膝をついた。ローションに触れた肌がにゅるりと滑り、マットの表面に沈み込む。
「こっちにいらっしゃい♡」
手招きに導かれて、青年もマットに乗った。全身の体重がローションの膜を介してエアマットに受け止められ、ぬるぬるとした不思議な浮遊感が身体を包む。
「まずは、きれいにしてあげるわね」
マミがローションを手のひらに取り、青年の胸から腹にかけてゆっくりと塗り広げていく。体温で温められた液体が肌の上をとろりと流れ、マミの掌がその上を滑っていく感触は、マッサージのようでありながら、それ以上の何かだった。
指先が鎖骨をなぞり、胸板の上を滑り、臍の脇を撫で、腰骨の際を掠める。その度に青年の腹筋がぴくりと引きつった。
「くすぐったい?」
「い、いえ……気持ちいいです……」
「ふふ。正直ね」
マミの手が、さらに下へ。太腿の内側をぬるぬると撫でられると、ちんぽがひくひくと反応して先端から透明な液を垂らした。
マミはそれをちらりと見て微笑んだが、意図的にちんぽには触れない。焦らすように周囲だけを丁寧に洗い上げ、最後にようやく——指先がそっと、根元に触れた。
「あっ……」
「ん。こっちもきれいにしてあげないとね」
ローションに覆われた指がちんぽの幹を滑り上がる。にゅるっ、と抵抗のない滑らかさの中に、マミの指が作る微かな圧力だけが快感として残る。亀頭を包むように手のひらが覆い被さり、くるりと回転させるように先端を磨かれた。
「ふぐっ……!」
「大丈夫、まだ搾らないわ。きれいにしてるだけよ」
きれいにしているだけ。そう言いながら、マミの指は正確にカリ首の段差を捉え、裏筋の窪みに爪先を這わせ、鈴口をくにくにと親指の腹で転がしてくる。ただ洗っているだけとは到底思えない手つきだった。
だが、その手が離れた。
「はい、おしまい。——次は私の番ね」
マミが仰向けに横たわった。ローションの海の上に沈む白い裸身。乳房が左右にとろりと流れ、エアマットの弾力に押されて僅かに盛り上がる。
「洗って、くれる?♡」
頷く以外の選択肢が、青年にはなかった。
震える手にローションを取り、マミの鎖骨に触れる。そこから手のひらを滑らせて——乳房の頂に指が到達した瞬間、世界が柔らかく崩壊した。
ぬるん、と指が沈む。布越しの感触とは次元が違った。生の素肌に、ローションの膜を介して触れる乳房は、信じられないほど柔らかく、熱く、そして重い。手を動かすたびにたぷんたぷんと質量が揺れ、指の間からむにゅりと逃げ、掌の中でぬるぬると形を変える。
「んっ……♡ うん、上手よ」
マミが小さく声を漏らした。目を細めて青年の手つきを受け入れるその顔は、うっすらと紅潮している。
——感じてる。
その認識が、青年の興奮をさらに煽った。乳首を指先で挟むと、ぷにっと弾力を返してきた。こりこりと転がすと、マミの唇からふう、と熱い息が漏れる。
「おっぱい洗いはそこそこにして——ねえ、もう下の方が気になって仕方ないんでしょう?♡ おまんこ、見たい?」
マミが脚を開いた。ローションに濡れた太腿が光を弾き、その奥に——薄桃色の秘裂が、蜜に濡れてぷっくりと咲いていた。
青年の口が開いたまま閉じない。
生まれて初めて、生で見るおまんこだった。
画面越しに見たことは何度もある。でも、現実のそれは画面とはまるで違った。体温を持ち、微かに蠢き、ローションとは別の粘つきが花弁の間でとろりと糸を引いている。
「……きれい」
思わず零れた言葉に、マミが少し驚いたように瞬きした。
「ふふっ。そんな風に言ってもらえると、嬉しいわ♡」
「触っても……いいですか」
「いいわよ♡ でも——せっかくだから、お口で味わってみない?」
マミがくるりと身体の向きを変えた。青年の頭の方へ腰を向け、自分は青年の腰の方へ。
——シックスナイン。
マミの秘所が、青年の顔のすぐ上に降りてきた。ローションと愛液が混ざった甘い匂いが、鼻腔をくすぐる。割れ目の奥から溢れた蜜が、とろり、と一筋垂れて青年の唇に触れた。
同時に、下半身ではマミの唇がちんぽの先端を含んでいた。
ちゅる、と軽い吸引。フェラの感触が腰から背骨を伝って脳に届くのと、目の前のおまんこの生々しさが視覚と嗅覚を蹂躙するのが同時に来て、青年の意識が一瞬、飛んだ。
「んっ……♡ 舐めて、くれないの?」
上からマミの声が降ってくる。催促というよりも、からかうような甘い声音。
青年は意を決して、舌を伸ばした。
割れ目に沿って、下から上へ。ローションの滑りの下に、もっと濃い、女の身体の味がした。粘膜と粘膜が触れ合うぬめりが舌先を包み、クリトリスの小さな突起を舌先が掠めた瞬間——
「……んっ♡」
マミの太腿がぴくん、と震えた。
その反応に勇気づけられて、青年はもう一度舌を這わせた。花弁の間に舌先を差し入れ、入り口の縁をくるりとなぞる。マミの膝がきゅっと内側に寄り、青年の頭を柔らかく挟み込む。
「上手……♡ 初めてなのに、勘がいいのね」
褒められた嬉しさで舌が大胆になった。クリトリスの包皮をそっと舌先で剥き、露出した小さな珠を直接舐め上げる。
ぴくっ——。マミの背中に、目に見える震えが走った。
「んぅ……♡♡」
二つ目の♡が滲むような、甘い吐息。マミの口元が一瞬だけ蕩けたように緩み——しかしすぐに、余裕のある笑みが戻った。
「いい子ね♡ でも——集中しすぎると、下の方がおろそかになっちゃうわよ?♡」
そう言って、マミの口腔がちんぽを深く呑み込んだ。
じゅるるっ……。
舌が幹に巻き付き、吸引が強まる。青年の腰がびくんと跳ね、おまんこを舐めていた舌が一瞬止まった。
意識が上と下で引き裂かれる。おまんこを舐める快感と、フェラで吸われる快感が交互に脳を殴りつけ、どちらにも集中できない。マミはそれを見透かしたように、時折吸引の強弱を変え、青年が舐めるのに夢中になるとちんぽを強く吸い、ちんぽの快感に悶えるとふっと力を抜いて舐めることに意識を戻させる。
——完全に、手のひらの上だ。
だが、そんな思考すらも長くは持たなかった。
「マミさん……あの、もう……おっぱい……」
シックスナインの姿勢のまま、青年が懇願するように声を上げた。マミの乳房はシックスナインの体勢で青年の腹の上にたっぷりと押し付けられ、ローションでぬるぬるの柔肉が呼吸のたびに擦れていた。その質量と感触が気になって気になって仕方がない。
マミがちんぽから口を離し、くすりと笑う。
「おっぱいが気になるの?♡」
「はい……すみません、あの、パイズリ……して、ほしいです」
「ふふっ♡ 巨乳指名してくれたものね。……正直でよろしい。アナタみたいな子、私のおっぱいで何回でもイカせてあげるから♡♡」
マミが身体を起こした。ローションに覆われた裸身がてらてらと光る。エアマットの上で膝立ちになり、青年の腰を跨ぐように位置を取った。
「じゃあ——たっぷり、搾ってあげるわね♡」
ローションのボトルを手に取り、蓋を開ける。とくとくとく、と透明な液体が惜しみなく、たっぷりと乳房の上に注がれた。谷間を伝い、乳房の曲面に沿って流れ落ち、腹に垂れ、エアマットの上にぬるぬると広がっていく。
マミが両手で乳房を下から掬い上げた。ローションを揉み込むように、ぬちゅ、ぬちゅ、と指が柔肉に沈み込む。透明な液体が肌と肌の間で泡立ち、水音が狭いバスルームに反響した。
そして——マミがゆっくりと身を屈め、青年の腰の上に乳房を近づけていく。
充血して限界まで勃起したちんぽが、天井を向いている。その幹に、ローションでてらてらに光る乳房の谷間が——
にゅるんっ。
呑み込まれた。
「っっっ——!!!」
声にならない声が青年の喉から迸った。
柔らかい。熱い。そして——重い。
ちんぽの両側から押し寄せる乳圧は、口腔のそれとはまるで異質だった。口の中の粘膜がちんぽを『吸い上げる』感触だとすれば、おっぱいはちんぽを『沈める』感触。際限のない柔肉の海に根元まで呑み込まれ、左右と上下からむにゅむにゅと押し潰されるような——理屈では説明できない、暴力的な快感。
しかもローションが凄かった。体温で温められた液体が肌と肌の隙間に充満し、摩擦をゼロに塗り潰している。ぬるぬる、にゅるにゅる、とちんぽが乳肉の間を何の抵抗もなく滑る感触は、膣に挿入しているのとも口に咥えられているのとも違う、第三の快楽だった。
「どう? おっぱいの中、気持ちいい?♡」
マミが見下ろしながら尋ねた。その声は楽しげで、少しだけ誇らしそうだった。
青年は答えられなかった。挿乳された瞬間から、射精のカウントダウンが始まっていた。
谷間に呑み込まれて、まだマミは一度も動いていない。ただ挟んでいるだけ。なのに——
「ま、マミさ、ん……っ、ごめんなさ、い……もう……っ!」
「え? 嘘、もう?」
マミが目を丸くした。驚きと、微かな愉悦が混ざった表情。
「動いてもいないのに? ——ふふっ、おっぱいに挟まれただけでイっちゃうの?♡ 可愛い。……もっと挟んであげる」
「はいっ……気持ちよ、すぎ、て……っ!」
止められない。挿乳の衝撃が圧倒的すぎた。ローションでぬるぬるの巨乳に根元まで呑み込まれた瞬間の、脳が焼け落ちるような快感。それだけでもう、精嚢が限界を超えていた。
「仕方ないわね。……いいわよ、出して。私のおっぱいの間に、ぜんぶぶちまけて♡♡」
マミが腕に力を込めて、乳房を寄せた。
むにゅうっ——。乳圧が一段、跳ね上がる。
それだけだった。たったそれだけで——
びゅるっ、びゅるるるっ……!
谷間の頂点から、白い噴水が吹き上がった。精液がマミの鎖骨を飛び越え、首筋に降り注ぎ、顎先を伝ってぽたぽたと谷間に垂れ落ちていく。
「わぁ……すごい勢い♡」
マミが嬉しそうに目を細めた。精液が頬に飛び散っても眉一つ動かさず、むしろ頬にかかったそれを指先で拭って確かめるような仕草。
びゅくっ、びゅくっ……。脈打つたびに量は減っていくが、射精の波がなかなか収まらない。ちんぽを包む乳肉の感触が射精を延長させているかのように、びくびくと精液を吐き出し続ける。
ようやく最後の一滴が搾り出され、ちんぽが谷間の中でひくひくと痙攣するだけになった。
「挟んだだけなのに……ふふ、可愛い♡」
マミの声に責める色はない。むしろ「自分のおっぱいでこんなに気持ちよくなってくれた」ことへの、素直な嬉しさが滲んでいた。
精液でどろどろになった谷間を見下ろし、マミはうっとりと呟く。
「二発目なのに、こんなに濃くて……♡ 本番の分、ちゃんと残ってるのかしら」
冗談めかした声。だが、その瞳はまるで搾精の獲物を見定めるようにきらりと光っていた。
「さぁ——ここからが本番よ」
マミの腕が乳房をぎゅっと寄せ直した。精液とローションが混ざり合ったぬるぬるの谷間に、まだ硬いままのちんぽが埋まっている。
——ずちゅっ。
マミの乳房が、動いた。
ゆっくりと、下から上へ。ローションと精液の膜を介して、とろとろの柔肉がちんぽの幹を舐め上げていく。
「ひぅっ……!」
「ふふ、射精した直後って、ここが特に敏感なのよね」
上まで持ち上げて、ぬるん、と下ろす。根元まで沈んだところで谷間がきゅっと締まり、また持ち上がる。
ずちゅっ、ずちゅっ、ぬちゅっ、ずちゅっ——。
一定のリズムで繰り返される通常パイズリ。マミは青年の足の間に膝をつき、青年の腰をわずかに持ち上げるようにして、自分の膝の上に乗せていた。抱え上げた腰の正面で、たっぷりとした乳房がちんぽを上下に扱いている。
射精したばかりの過敏なちんぽに、容赦のない乳圧が繰り返し叩きつけられる。快感が痛みに近い鋭さを帯び、青年の指がエアマットの表面を掻いた。
「い、痛……気持ちい……やばっ……!」
「もう少し我慢してね。じきに慣れて、もっと気持ちよくなるから」
マミの言葉通りだった。十往復もしないうちに過敏さの痛みが溶けて、その奥にある純粋な快楽だけが残り始める。ローションにまみれた乳肉が幹を擦り上げるたびに生まれる、にゅるにゅるとした摩擦ゼロの絶対的快感。腕で乳房を押し潰して谷間の圧力を調節しながら、マミは速度も変えた。時折ぐりん、と乳房を回転させるように動かし、ちんぽを谷間の中で捻じるような刺激を加えてくる。
「んっ……アナタのおちんぽ、おっぱいの中でびくびくしてる♡♡」
マミの吐息が、亀頭の先端を掠めた。谷間から顔を覗かせるちんぽの先端を、彼女は覗き込むようにして見つめている。
「かわいい。精液の味がまだ残ってるわ」
ちゅっ——と、先端にキスを落とす。谷間で上下されながら、飛び出した亀頭の先端だけに唇が触れる。
「あぁっ、マミさん……っ、また、来ます……っ!」
「ええ、おいで♡」
マミの乳房が速度を上げた。
ぬちゅっぬちゅっぬちゅっぬちゅっ——!
ローションと精液と汗が入り混じった粘液質な水音がバスルームに反響し、エアマットがぎしぎしと軋む。
どびゅっ、びゅるっ!
二発目。谷間の中で射精が炸裂し、精液が両側の乳房の内側を白く汚した。マミはにっこり微笑んだまま動きを止めず、射精の最中もゆっくりとしたストロークを続けて、最後の一滴まで搾り出していく。
「はぁ……射精してるときも止めないであげると、もっと気持ちいいでしょう?♡♡」
——気持ちいいなんてものではなかった。射精の痙攣が引き伸ばされ、一回の射精が通常の三倍も四倍も長く感じる。精液を吐き出し終えたちんぽが、まだ乳肉に包まれたままびくびくと震え続けていた。
「ふふ。まだまだいくわよ」
マミは止まらなかった。
次はバキュームフェラ付きパイズリだった。
乳房でちんぽを包んだまま、マミが顔を伏せる。谷間から突き出した亀頭を、ぱくりと口に含んだ。
にゅるにゅると乳肉が幹を扱き、同時に亀頭を唇と舌が包み込む。下半身をおっぱいに、先端を口腔に——二重の快感が一本のちんぽに同時に叩き込まれた。
「ひぎっ……!?」
青年の背中がエアマットから跳ね上がった。
おかしい。これはおかしい。気持ちよすぎる。パイズリの乳圧とフェラの吸引が合流して、ちんぽの全表面が隙間なく快感で覆い尽くされている。
じゅるるっ、ずちゅっ、にゅるっ、ちゅぷっ——。
ローションと唾液と精液が混ざった粘液質な音の洪水。マミの頭が上下するたびに金色の巻き髪がローションに塗れた乳房の上を滑り、その髪の隙間から覗く口元が、ちんぽの先端をじゅるじゅると吸い上げていた。
乳房が持ち上がる。幹から乳肉がぬるんと離れかけた瞬間、口腔の吸引がきゅっと強まって亀頭を引き留める。乳房が沈む。根元まで柔肉が呑み込むのと同時に、舌先がカリ首の裏をねっとりと舐め上げる。
上と下で、交互に。波が引いては寄せるように、一瞬たりとも快感が途切れない。
「むっ、無理、です……マミさん……これ、は……っ!」
マミは口を離さなかった。
ずちゅっ、じゅるるっ、ぬちゅぬちゅっ——。
乳房の圧力が増した。腕で左右から押し潰すことで谷間の密着度がさらに上がり、ちんぽを挟む力がぎちぎちに締まる。その中を滑るローションの膜はさらに薄くなり、乳肉の肌理がちんぽの表面に直接押し付けられるような濃密な触感に変わった。
それでいて、口腔では真空吸引が止まらない。
ごりゅっ、ごりゅっ——。亀頭を唇の内側でしごきながら舌がカリ首を往復し、先端に溜まるカウパーを吸い出すように、ちゅうっ、と強く吸い上げてくる。
「あ、あ、あ、ぁぁあっ——!!」
三発目の射精は、もはや青年の意思とは無関係に起こった。
びゅるるるっ、びゅくびゅくっ——!
精液がマミの口内に直接叩きつけられる。マミはそれを受け止めながら、嚥下のタイミングに合わせて喉をこくりと鳴らした。同時に乳房の動きは止めず、射精の痙攣に合わせてゆっくりと上下を繰り返し、尿道を伝う精液を最後まで搾り取っていく。
こくん、こくん。
飲み下す音が、静まったバスルームに小さく響いた。
「ん……♡ んっ、んくぅ……♡♡」
嚥下のたびに漏れるマミの吐息が、亀頭に直接かかる。それだけで射精後の敏感なちんぽがびくっと跳ね、最後の残滓がじわりとマミの舌の上に絞り出された。
ちゅぷぅ、と唇が離れる。精液の糸がマミの下唇と亀頭の間に架かり、ぷつんと切れて谷間に落ちた。
「ごちそうさま♡」
マミが唇の端を舌で拭い、微笑んだ。谷間にはもう、精液とローションが区別できないほどに混ざり合った白濁の泥濘ができあがっている。
「さっきからずっと濃いのね。ちゃんと溜めて来てくれたんだ♡」
「は、ぁ……はい……マミさんのために……」
「嬉しい」
——だが、休息は与えられなかった。
「じゃあ次は——ちょっと、体勢変えましょうか」
マミがエアマットの上で仰向けになった。
ローションに覆われた背中がにゅるりとマットに沈み、乳房が左右にとろりと流れる。仰向けに寝た状態でも胸の頂は高く盛り上がり、薄桃色の乳首が天井を向いていた。その上に、精液とローションが入り混じった白濁がたっぷりとかかっている。
「おいで。上に跨って♡」
マミが両手を広げて招いた。
青年はふらつく膝でマミの上に跨った。ちんぽがマミの胸の谷間のすぐ上に位置する。見下ろす視界いっぱいに、ローションと精液でぬらぬらに汚れたマミの乳房が広がっていた。
この体勢だと、青年が腰を動かす側になる。マミの胸に自分でちんぽを出し入れする——いわば、おっぱいを犯す体勢だった。
「自分の好きなように動いていいわよ。腰を使って、おっぱいの中で気持ちよくなって♡♡♡」
マミが両腕で乳房を寄せ、谷間を作った。精液が泡立ってぬるぬると光る肉の渓谷に、青年はちんぽを沈めた。
にゅるるっ——。
体重で押し込む分、さっきまでより深い。根元まで呑み込まれ、恥骨がマミの胸骨にぶつかるほど奥まで突き入れられた。乳房の谷間がちんぽの左右だけでなく上面にまで被さり、全方位から柔肉が密着する。
「っ……すごい……全部、埋まって……」
「ふふ、大きいおっぱいの特権よ。全部包んであげる♡」
青年は堪えきれずに腰を動かした。
ぬちゅっ、ずちゅっ、にゅるっ、ばちゅっ——。
引き抜くときにローションと精液が泡立ち、突き入れるときに乳肉が押し潰されてぐにゅりと変形する。自分の腰の動きがダイレクトにちんぽを抉り、その快感が脊髄を焼きながら脳に突き刺さってくる。
マミは寝たまま、穏やかに微笑んでいた。青年の好きにさせながら、ときおり腕の力を加減して谷間の締め付けを変えたり、胸を揺らしてちんぽの軌道をずらしたりする。受け身のようでいて、完全にコントロールしている。
「あ……っ、マミさん、また……っ!」
「うん、おいで♡」
どびゅるっ——。
四発目。マミの谷間を深く突いた状態で射精が炸裂し、精液が谷間の奥から溢れて首筋を伝い、鎖骨に溜まった。マミは目を閉じて小さく息を吐き、顎に垂れた精液をそのままにして微笑んでいる。
「はぁ……お掃除、してあげるわね」
マミが上体を起こし、乳房の谷間からちんぽを引き抜いた。
精液とローションにまみれたちんぽを、マミの唇がそっと包み込む。
ちゅる、ちゅるる……。
お掃除フェラ。射精直後の過敏な先端を、マミの舌が壊れ物を扱うように優しく、丁寧に舐め清めていく。亀頭の溝に溜まった白濁を舌先でかき出し、幹に残ったローションごと舐め取り、鈴口をちゅぷっと小さく吸って最後の一滴まで回収する。
「ひぁっ……! か、敏感……っ」
「ごめんね。でも、きれいにしないと♡」
申し訳なさそうに言いながらも、マミの舌は止まらない。むしろ射精直後のちんぽが過敏に反応するのを楽しんでいるかのように、わざとカリ首の裏をねちっこく往復させて、青年の腰がびくびくと震えるのを確かめている。
「はい、きれいになったわ」
にこっと笑って口を離したとき、ちんぽは唾液に光り、再び硬度を取り戻していた。
「まだまだ元気ね。若いって素敵」
——ここからは、天国(地獄)だった。
通常パイズリ。フェラ付きパイズリ。マミの上に跨るパイズリ。お掃除フェラ付きパイズリ。バキュームフェラ付きパイズリ。
一発搾るごとに、マミは必ず体勢かテクニックを変えた。同じパイズリは二度としない。青年のちんぽが「もう出ない」と思った瞬間に、未体験の刺激が新しい回路を開いて、精嚢の奥底から精液を絞り上げてくる。
五発目は、マミが乳房を片方ずつ使い、左右交互にちんぽを挟みしごく『交互パイズリ』で。片乳だけで幹を包み込める豊満さに、青年は泣きそうになりながら射精した。
六発目、七発目はバキュームフェラ付きの連射。もはや口を離される前に次の射精が来て、マミの口腔で二連続ぶちまけた。
八発目はお掃除フェラからそのまま止めず、スロー手コキとフェラの合わせ技で。射精が終わった直後の敏感な亀頭を休ませることなく刺激し続け、痛みと快感の境界線を行ったり来たりしながら搾り取られた。
九発目。このあたりから精液の量が目に見えて減り始めたが、マミは気にする素振りもなく、「少ない分、もっと丁寧に搾ってあげるわね♡」と微笑んで乳房を寄せ直した。
十発目、十一発目、十二発目。もはや射精というよりも痙攣に近い。精液は数滴がじわりと滲む程度で、それでも絶頂の快感だけは一切衰えない。マミの乳房が射精のたびに震えるちんぽを優しく包んで余韻を引き延ばし、青年の脳を蕩けるような快楽の底に沈めていく。
そして——十三発目。
「これで、最後の一滴よ」
マミが囁いた。バキュームフェラ付きパイズリのフルコンボで、もはや精液どころかカウパーすら枯れ果てたちんぽから、最後の絶頂を搾り出した。
びく……びくっ……。
射精はもう出ない。それでもちんぽが痙攣し、空の精嚢が収縮する感覚だけが、まるで幻肢痛のように全身を駆け巡った。
「はぁ……十三回」
マミが数えていた。律儀に、一発ずつ。
青年はもう声も出なかった。全身の力が抜け、エアマットの上に溶けるように横たわっている。視界がぼやけて、天井の照明がにじんで見えた。
マミの乳房は、もう原形を留めないほど精液まみれだった。谷間には幾重にも重ねられた白濁がどろどろと溜まり、乳房の曲面を伝って脇腹に流れ、エアマットの上に小さな精液の湖を作っている。乳首の周囲に張り付いた精液がローションと混ざってぬらぬらと光り、呼吸のたびに乳房が揺れると、谷間から精液の泡がぷくりと膨らんでは弾けた。
「すごいことになっちゃったわね」
マミが自分の胸を見下ろして、くすくすと笑った。精液の糸が谷間の間に蜘蛛の巣のように架かり、乳房を動かすたびにぬちゅ、ぬちゅと粘っこい音を立てている。
「おっぱいだけで十三回もイッちゃうなんて……私のおっぱい、そんなに気持ちよかった?♡♡ よかったわ。アナタのちんぽ、すっかり私のおっぱいの形に馴染んじゃったわね」
「…………はい」
辛うじて、それだけ。
「ふふっ。嬉しい♡」
マミの声は、本心から嬉しそうだった。自分の身体で男を快楽の底に叩き落とすことに、純粋な喜びを感じている。それは加虐の悦びではなく、自分のおっぱいがこれほど求められていることへの——ある種の誇り、だった。
マミの指が、ぐったりと横たわるちんぽにそっと触れた。
ぬるり。精液とローションの膜を介して、柔らかい指がちんぽの幹を包む。握るのではなく、乳房で包むときのように——両手で優しく挟み込み、掌全体で幹を撫でる、乳手コキ。
「ん……こんなに頑張ってくれたんだもの。ご褒美に、優しくしてあげるわ♡」
掌が幹の上をするすると滑る。ローションのおかげで抵抗はほぼゼロ。ちんぽはフェラと合わせて十四回も射精した直後で半勃ちの状態だったが、マミの手がゆっくりと撫で続けるうちに、じわじわと血が戻り始めた。
「あ……」
「ん。まだ元気になれるのね」
マミの親指が亀頭の裏を、とろん、と撫でた。過敏さの鋭い痛みではなく、ぬるい快感がじわーっと腰の奥に染み渡っていく。マミの手は急がない。壊れかけの玩具を修理するような丁寧さで、ちんぽの隅々まで血行を促していく。
ときおり、マミは自分の乳房を片方持ち上げて、ちんぽの横に押し当てた。手のひらと乳房で左右から挟み、掌の硬さと柔肉の柔らかさのコントラストでちんぽを刺激する。
「こうすると、おちんぽが嬉しそうにびくって震えるの。かわいい♡」
ぴくっ。マミの言葉通り、ちんぽが反応して跳ねた。精液で汚れた乳房の柔らかさが、条件反射のように快感回路を刺激する。十三回の射精で完全にパイズリ中毒に調教されたちんぽは、おっぱいの感触を検知しただけで自動的に勃起し始めていた。
「ふふ……もう、すっかりおっぱいの虜ね」
マミが嬉しそうに目を細め、指先で亀頭の先端をくるくると撫でながら、完全復活を待っている。
「ねえ——こっちは、いいのかしら?」
マミが脚を開いた。
ローションと汗に濡れた太腿の奥で、薄桃色のおまんこがひくひくと小さく蠢いていた。花弁の間からとろりと愛液が溢れ、内腿を伝っている。
——さっきのパイズリの間、ずっとこうなっていたのだろうか。
「私だって、感じてたのよ? アナタのおちんぽが、おっぱいの中であんなに暴れて……乳首、びくびく震えちゃったんだもの……♡」
言いながら、マミの頬がうっすらと紅潮した。余裕の笑みは崩れない。でも身体は正直だった。
青年のちんぽが、びくん、と跳ねた。完全に勃起していた。
——パイズリで脳が焼けるほど気持ちよかった。もうセックスはいらないかもしれないとすら思った。
でも。
目の前に咲いている、濡れたおまんこを見たら。
「……童貞、卒業したいです」
掠れた声で、でもはっきりと、青年は言った。
マミが、花が咲くように微笑んだ。
「——ええ。卒業させてあげる♡♡♡」
◇ ◇ ◇
マミがエアマットの上に立ち上がった。
ローションに濡れた足元が危うく滑りかけたが、慣れた体幹がそれを許さない。すっと背筋を伸ばし、青年を見下ろす。精液とローションにまみれた裸身が照明を受けて濡れ光り、乱れた金髪が頬に張り付いていた。
それでもなお、美しかった。
「横になっていて。私が上からいくわ」
青年は仰向けのまま動けなかった。動く気力がないのではなく、マミがそうしろと言ったから、それに従うだけの純粋な信頼がもうそこにあった。
マミが青年の腰の上に立つ。足の間にちんぽが突き出ている。十四回の射精——フェラで一回、パイズリで十三回を経て、乳手コキで復活した一本が、それでもまだ空を向いていた。
マミがゆっくりと腰を落としていく。しゃがむように膝を曲げ、片手でちんぽの幹を掴んで、自分のおまんこの入り口に宛がった。
「……いくわよ」
静かな声だった。からかいもなく。ただ、一人の少女が一人の青年にとって特別な瞬間を、大切にしようとしている声。
ずぷ……っ。
亀頭がおまんこの入り口を押し広げた。
「っ——!」
熱い。
口腔ともおっぱいとも違う、まったく別の次元の熱さが亀頭を包み込んだ。粘膜が粘膜を迎え入れる、生き物としての根源的な結合。膣壁がきゅうっと亀頭を締め付け、まるで奥へ奥へと誘うように蠕動する。
マミの腰が沈んでいく。一気にではなく、少しずつ。亀頭が膣内を押し進むたびに、襞の一枚一枚がちんぽの表面を撫でるように開いていく。
「あ……あぁ……っ」
青年の口から、意味をなさない声が零れ続けていた。
おまんこの中が、信じられないくらい気持ちいい。パイズリの乳圧とは質が違う。あれは包み込む快感だった。これは——吸い込まれる快感。身体の芯を根こそぎ持っていかれるような、引力そのものの快楽。
ずず……っ。
根元まで、呑み込まれた。
マミの腰が青年の腰骨に密着する。膣奥でちんぽの先端が子宮口に触れ、ことん、と小さな感触が伝わった。
「ん……♡」
マミが小さく息を漏らした。目を伏せて、唇を噛む。その頬がほんのりと赤い。
「全部、入ったわ」
「マミさん……僕、もう童貞じゃ……」
「ええ。卒業おめでとう」
微笑んだ。優しく、温かく、少しだけ誇らしげに。
「……気持ちいい?」
「……はい。すごく……すごく、気持ちいいです……」
「よかった」
マミの手が、青年の胸の上に置かれた。そこを支点にして——腰が、動き始める。
ずちゅ……っ、ずちゅ……っ。
しゃがみ騎乗位。マミの膣がちんぽの根元から先端まで、ゆっくりと引き上がり、また沈む。膝を深く曲げた体勢で腰を上下させるたび、マミの乳房がたぷん、たぷんと大きく揺れた。精液が乾きかけた谷間から白い破片がぱらぱらと散り、青年の腹に落ちていく。
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ……。
膣内は既にたっぷりと濡れていた。パイズリの間ずっと感じていたマミの愛液が、今になって潤滑の恩恵を発揮している。ちんぽが膣壁を擦るたびにぬちゅぬちゅと粘液質な水音が鳴り、結合部から泡立った愛液が溢れて青年の腰を伝い、エアマットの上に垂れていった。
「んっ……♡ やっぱり、おちんぽが中にあると……違うわね」
マミの声が、かすかに潤んでいた。余裕は崩れない。微笑みは保たれている。でも——その目の奥に、さっきまではなかった熱が灯っていた。
腰の動きが少しずつ速まる。
ずちゅっ、ずちゅっ、ぐちゅっ、ずちゅっ——。
しゃがみ騎乗位は角度が深い。ちんぽが膣壁の前面を強く擦り、マミのGスポットを的確に捉えていた。マミの太腿が微かに震え始めている。
「あっ……マミさん……中、すごい……締まって……」
「ん……ちょっと、気持ちよくて……♡ ごめんなさい、力が入っちゃう」
ごめんなさい、と言いながらもマミの膣壁はちんぽをきゅうきゅうと締め上げることをやめなかった。むしろ意識し始めたことで余計に敏感になったのか、腰を落とすたびに膣奥が蠕動するようにうねり、亀頭を根元から先端まで搾り上げてくる。
「マミさんっ……出ます……中に、出していいですか……!」
「ええ……出して。中に、全部。……私の子宮に、アナタを刻んで♡」
マミの腰が深く沈んだ。根元まで呑み込んだ状態で、膣壁が——ぎゅうっと、全力で締まった。
「っ——ぁ、あぁああっ……!!」
びゅくっ、びゅるるっ、びゅくびゅくっ——。
精液が膣奥に叩きつけられた。子宮口に直接注ぎ込まれる白濁が、マミの胎内をじわりと満たしていく。
「あ……♡ 熱い……中に、出てるの、わかる……♡♡」
マミが目を伏せて囁いた。膣壁がびくびくと脈打つちんぽを包み込んだまま、射精の一滴一滴を受け止めるように蠕動する。搾乳するような、あるいは飲み下すような、意思を持った収縮。
びゅく……びゅく……。
最後の波が引いていくまで、マミは腰を動かさずじっとしていた。結合部から溢れた精液が、青年の腰骨を白く汚す。
「……たくさん出たわね。パイズリで十三回も出したのに、まだこんなに」
感心したような声。マミがゆっくりと腰を持ち上げると、ずるん、とちんぽが膣から引き抜かれた。先端から精液の糸がマミのおまんことの間に架かり、ぷつんと切れて垂れ落ちる。
マミの秘裂から、どろりと白濁が溢れた。内腿を伝う中出しの精液が、ローションに混ざってぬらぬらと光っている。
「……ふぅ」
マミが小さく息を吐き、髪をかき上げた。頬は紅潮したまま。その表情には、少しだけ満たされたような——自分も気持ちよかったことを隠しきれない柔らかさが滲んでいた。
だが、マミはすぐに微笑みを取り戻す。
「ねぇ、まだいける?」
「え……」
「せっかくだもの。もう少しだけ……♡」
マミがくるりと背を向けた。青年に背中を見せたまま、再びしゃがむように腰を落としていく。
背面しゃがみ騎乗位。
マミの背中——華奢な肩甲骨のライン、くびれた腰、そこからなだらかに広がる臀部が目の前に並んだ。そして、その臀部の間に、精液に濡れたおまんこが覗いている。
マミの手がちんぽを掴み、後ろ手に導く。
ずぷ……っ。
再びの挿入。今度は背面から。角度が変わったことで、ちんぽが膣壁の別の場所を擦り、さっきまでとは違う快感が走った。
「ん……っ。この角度だと……奥に、当たるわね」
マミの声がわずかに上擦った。背面だから表情は見えない。でも、背中の筋肉がぴくりと震えるのが見えた。
「……っ、あ、ちょっと……奥、当たりすぎ……♡」
腰が動き始める。
ぐちゅっ、ずちゅっ、にちゅっ——。
背面しゃがみ騎乗位でマミが腰を上下させるたび、目の前で臀部が持ち上がり、沈み込む。 ちんぽが抜けかける瞬間、膣口の縁が亀頭のカリ首に引っかかってぷくりとめくれ、再び沈むときにぬるんと幹を呑み込んでいく。結合部の一部始終が、至近距離で見えていた。
「っ……あ、マミさんのおまんこ……すごい……」
「そんなに見つめないで……恥ずかしいわ」
見ないで、と言いながらも腰は止まらない。むしろ速度が上がっていた。
ぐちゅっぐちゅっぐちゅっ——!
さっきの中出しの精液が膣壁とちんぽの間でかき混ぜられ、白い泡が結合部からぶくぶくと溢れ出す。 マミの腰の動きは正確で、ちんぽの一番敏感なカリ首の裏を膣壁の襞で的確にしごきながら、奥まで沈むたびに子宮口で亀頭の先端をこつん、こつんと小突く。
「マミさん……っ、また、出る……!」
「うん……出して。好きなだけ……♡」
マミの背中が仰け反った。
びゅくっ——びゅるるるっ——!
二度目の中出し。膣奥で精液が弾け、マミの胎内を再び白く汚す。
「ぁ……♡♡」
マミの背中が震えた。小さな声が漏れ、背筋に鳥肌が走る。膣壁がきゅうっと痙攣するように締まり、射精するちんぽをぎゅうぎゅうと搾り上げた。
——イッた、のだろうか。
わからない。マミは何も言わなかった。でも、射精が終わった後もしばらく、その背中は小刻みに震え続けていた。
「……っ、はぁ、……はぁ……」
乱れた息を整えるマミ。数秒の後、ゆっくりと腰を上げてちんぽを引き抜いた。
ずるっ——。
抜かれた瞬間、膣口からどろりと精液が流れ落ちた。一度目と二度目の中出しが混ざり合った大量の白濁が、マミの太腿を伝ってエアマットに垂れ、ぬるぬると広がっていく。
マミが振り返った。その顔は——やっぱり微笑んでいた。頬を紅く染め、目元が少しだけ潤んでいて。でも、口元に浮かぶのは変わらず穏やかな、包容力のある笑み。
「まだ、もう一回だけ……いい?」
青年は息も絶え絶えに頷いた。
マミが青年の手を取り、立ち上がらせた。
ふらつく足を支えながら、マミはバスルームの壁際に歩いていく。そこには一面のガラス壁があった。曇りガラスではない、透明な一枚板。ラブホテルによくある、浴室と客室を仕切るための見せるガラス壁だ。
マミがガラスに向かって立ち、両手を壁面についた。背中を青年に向け、腰をくいっと突き出す。
「——後ろから、来て」
立ちバック。
マミの臀部がガラスの前で待っている。太腿を伝って流れる精液が、ガラスの表面に触れてじわりと広がった。
青年はマミの背後に立った。ちんぽは——まだ勃っていた。もはや意地のようなものだった。マミのおまんこを知ってしまった身体が、最後の一発をこの中に注ぎ込むことを諦めない。
腰を進める。亀頭がマミの膣口に触れ——
ずぷんっ。
三度目の挿入。二回分の中出しでぬるぬるに濡れた膣内は一切の抵抗なくちんぽを受け入れ、根元までを一息で呑み込んだ。
「んぅっ……!」
マミの声が跳ねた。ガラスに両手をついた体勢で背中がびくんと反る。その勢いで——乳房がガラスの壁面に押し付けられた。
むにゅっ。
透明なガラス越しに、マミの乳房がぐにゃりと変形するのが見えた。柔肉がガラスの冷たい表面に密着し、重力で下がろうとする質量が壁面との間で楕円形に潰れている。薄桃色の乳首がガラスにぴたりと張り付き、呼吸のたびにきゅっ、きゅっと擦れて微かな音を立てた。
「あ……冷たい……♡」
ガラスの冷たさと膣内のちんぽの熱さ。前と後ろから襲う温度差に、マミの身体がぶるっと震えた。
青年は腰を動かし始めた。
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ——。
立ちバック特有の、腰と臀部がぶつかり合う乾いた音がバスルームに反響する。マミの身体が前に押されるたび、ガラスに張り付いた乳房がむにゅっ、むにゅっと潰れては戻りを繰り返した。
「あっ、あっ、んっ……!」
マミの声が、これまでで一番甘かった。立ちバックの体勢ではマミが自分でペースを制御できない。青年が突くたびにちんぽが膣壁の奥をえぐり、子宮口を突き上げ、その衝撃がガラスに押し付けられた乳房を通じて全身に伝播する。
ぱんっぱんっぱんっぱんっ——!
速度が上がった。もはや加減をする余裕は青年にもなかった。マミのおまんこが気持ちよすぎる。射精を重ねるほどに感度が上がったちんぽが、膣壁の一枚一枚を鮮明に感じ取り、脳を直接溶かしていく。
マミの乳房がガラスの上で左右にぶるんぶるんと暴れ、潰れた柔肉が壁面にべたべたと痕を残す。 その光景を客室側から見たら——ガラスに張り付いて変形する巨乳と、快感に歪むマミの横顔が、まるで水槽越しに覗き込む一枚の肉筆画のように映っていただろう。
「マミさん……っ、もう……最後……っ!」
「ええ……っ、来て……! 最後の、全部……私の中に、注ぎ込んでっ……♡♡♡」
マミの膣壁がぎゅるんっと捻れるように収縮した。
——限界。
びゅるるるっ——!!
三度目の中出し。今日最後の射精が、マミの子宮を直撃した。もう量は多くない。でも、下腹の奥がぎゅうぎゅうと痙攣して、残っている全てを搾り出そうとしている。
「あ、ぁ……♡♡ 熱い……いっぱい……♡」
マミの声が震えた。ガラスについた両手がきゅっと握り込まれ、指先が白くなる。膣壁がびくびくと脈打ち、射精するちんぽを離すまいと収縮を繰り返した。
びゅく……びゅく……びく……。
射精の波が引いていく。最後の一滴を吐き出し終えたちんぽが、マミの膣内でひくひくと力なく痙攣した。
二人とも、しばらく動けなかった。
立ちバックの体勢のまま、マミのガラスに押し付けられた乳房の下を精液混じりの愛液が伝い落ち、ぽたぽたと床に滴る音だけが、静まり返ったバスルームに響いていた。
「……はぁ」
マミがゆっくりとガラスから身体を剥がした。べたり、と乳房が壁面から離れる音。ガラスには汗とローションと愛液が混ざった曇りが、乳房の形にくっきりと残されていた。
ずるっ——。
ちんぽが抜ける。膣口からとろりと精液が溢れ、三回分の中出しを受け止めた太腿がどろどろに汚れていた。
マミが振り返った。
乱れた金色の髪。紅潮した頬。薄く開いた唇。わずかに潤んだ琥珀色の瞳。精液とローションにまみれた乳房、内腿を伝い落ちる白濁——。
それでも、マミは微笑んでいた。
「おつかれさま。……頑張ったわね」
両手で青年の頬を包み、額にそっと唇を落とす。汗の味がした。
「初めてにしては、立派だったわ。何度も出してくれて……私、嬉しかったの」
青年の目から、ぽろり、と涙が零れた。
理由はわからない。気持ちよすぎたのか、嬉しかったのか、それとも今この瞬間がもう終わってしまうことへの、名前のつかない感情か。
マミがその涙を親指でそっと拭い、くすっと笑った。
「泣かないで? ——また来てくれたら、いつでも相手してあげるから」
にこりと微笑んだマミの顔は、精液まみれなのに、聖母のように穏やかで。
青年は鼻をすすりながら、何度も何度も頷いた。
◇ ◇ ◇
キレーションソープランド。203号室。
シャワーで身体を流してもらい、新しいタオルで身体を拭いてもらい、服を着せてもらって。最後にマミが淹れてくれた紅茶を飲み干して、青年は部屋を出た。
廊下を歩く足取りは、来たときとはまるで違う。
ふわふわしていた。地に足がついていない。自分の身体が自分のものじゃないような、世界の解像度が一段変わってしまったような——そんな感覚。
指先が震えている。余韻だ。マミの乳房に包まれたちんぽの感触が、まだ指先まで残っている。おまんこの中に射精した瞬間の、あの脳が蕩ける快感が、まだ背骨の奥でじんじんと疼いている。
——またあのおっぱいに包まれたい。
受付を通り過ぎ、薄暗い通路を抜け、外の空気を吸った瞬間に思ったのは、それだった。
おまんこも、フェラも、最高だった。童貞を卒業できたことも嬉しかった。でも——脳に焼きついて離れないのは、あのおっぱいだ。ローションでぬるぬるの谷間に呑み込まれた瞬間の、世界が柔肉に溶けていく暴力的な快感。あの天国を、もう一度。
結局のところ。
青年はその後、何度もキレーションソープランドに通うことになる。
指名は毎回、巴マミ。
リクエストは毎回、パイズリ。
かくして神浜市に、ひとりの重度パイズリ中毒患者が爆誕したのだった。