※この作品はR-18です。

ヤリチンリトに寝取られるお話   作:大軍

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ティアーユ・ルナティークの場合(4)

 採点用の赤ペンを持つ手が、また止まった。

 

三日前のことが、頭から離れない。

結城君の指が肩に触れた感触。首筋を這った指先。脇腹で身体が跳ねた瞬間。

そして——乳首をつままれた時の、あの声。

 

わたしは赤ペンをぎゅっと握った。

 

(次に何かあったら、ちゃんと言わないと)

 

前回は甘すぎた。

「やめようね」なんて——あれはお願いだ。注意じゃない。

教師として、もっと毅然とした態度を取るべきだった。

手を握ってしまったのも——あれは間違いだった。

注意している相手の手を、なぜ握る必要がある。

ない。ないのに、握った。しかも離せなかった。

 

(今度こそ、「やめなさい」って……ちゃんと……)

 

心の中でリハーサルした。

結城君が何かしてきたら。

目を見て。教師の声で。背筋を伸ばして。

 

「結城君、こういうことはやめなさい。先生と生徒の関係として、ふさわしくありません」

 

……言えるだろうか。

言えるはず。言わなきゃ。

ミカドからも「ティアーユ、あの子には気をつけなさい」と何度も言われている。

気をつけている。気をつけているつもりだ。

 

でも——

 

右手が、まだ覚えている。

結城君の手の温度を。

 

「……大丈夫。次は、ちゃんとする」

 

自分に言い聞かせて、採点に戻った。

 

         *

 

放課後の廊下は、部活に向かう生徒たちの声で賑やかだった。

採点済みの答案を抱えて、職員室に向かっていた。

 

「ティアーユ先生」

 

背後から声がした。

振り返る前に——声の主が分かった。

心臓が、一拍だけ跳ねた。

 

結城君が、少し息を切らせて立っていた。

走ってきたのだろう。額に薄く汗が滲んでいる。

 

「あ、結城君……どうしたの?」

 

「先生、ちょっといいですか。話したいことがあって」

 

話したいこと。

質問だろうか。またテストの範囲の確認だろうか。

それなら準備室で——いや。

 

(準備室は、だめ)

 

前回のことがフラッシュバックした。

あの密室で、二人きりで、椅子に座っているわたしを見下ろす結城君の距離感——。

 

「えっと……何の話かしら? ここで聞けることなら——」

 

「ここだと、ちょっと」

 

結城君が周囲を見回した。

廊下には何人かの生徒がすれ違っていく。

 

「人がいない場所がいいんです。少しだけ」

 

わたしの中で、微かな警報が鳴った。

鳴った——けれど、結城君の目が真剣だった。

ふざけている目じゃない。前回の、あの実験的な冷たい光もない。

真っ直ぐに、わたしを見ている。

 

「……分かったわ。じゃあ——」

 

廊下の先に目をやった。

特別教室棟。放課後はほとんど使われていない教室がいくつかある。

 

二人で並んで歩いた。

結城君は何も喋らなかった。

いつもの爽やかな雰囲気が、少し硬い。

 

特別教室棟の、一番奥の教室。

ドアを開けると、午後の西日が差し込んでいた。

机と椅子が端に寄せられて、広い空間ができている。しばらく使われていない教室特有の、埃っぽい空気。

 

中に入ると、背後でドアが閉まる音がした。

 

振り返った。

 

結城君が、ドアの前に立っていた。

わたしとの間に、三メートルほどの距離。

 

「結城君……? 話って——」

 

「先生」

 

結城君の声が、変わった。

いつもの爽やかさが消えている。

声が——低い。でも、冷たくはない。

熱を帯びている。

 

「先生のこと、好きです」

 

空気が、止まった。

 

手から、答案用紙の束が滑り落ちた。

ばさっ、と音を立てて教室の床に散らばった。

 

「え——」

 

「好きです。先生として、じゃなくて。女の人として」

 

結城君が一歩、近づいた。

 

頭が——処理を拒否した。

告白。生徒からの告白。教師への告白。

これは——これは、即座に断るべき場面だ。

ミカドなら何と言う。「ありがたいけど、先生と生徒ですから」と毅然と断るだろう。

そうすべきだ。そうしなければ。

 

「ゆっ、結城君、あの——」

 

「ずっと考えてました。先生と話してる時間が、一番好きで」

 

もう一歩。

 

「先生のおっとりしたところも、ドジなところも、真面目に授業してるところも」

 

もう一歩。

 

距離が——一メートルを切った。

 

「全部好きです。嘘じゃないです」

 

口が開いた。

断らなきゃ。今すぐ。この瞬間に。

 

「結城君……その気持ちは、嬉しいけど……先生と生徒は——」

 

「分かってます」

 

結城君の右手が——わたしの左手を、そっと握った。

 

びくっ、と身体が震えた。

手の温度。三日前と同じ温度。

右手が覚えていた温度が——今度は左手に伝わってきた。

 

「分かってて、言ってます。先生が、困るのも分かってます」

 

結城君の目が——わたしを見上げていない。

同じ高さで見ている。167センチのわたしと、背の伸びた結城君の目線が——ほぼ同じ。

 

「でも、我慢できなくて」

 

結城君のもう片方の手が——わたしの腰に添えられた。

 

「ぁ——」

 

引き寄せられた。

ゆっくりと。でも、逆らえない力で。

 

結城君の顔が近づいてくる。

唇が——視界の中心に。

 

(だめ——)

 

頭が叫んだ。

だめ。教師として。大人として。ここで止めなければ全てが終わる。

 

「結城くん、だめ——」

 

唇が、塞がれた。

 

ちゅっ。

 

柔らかい。温かい。十六歳の唇が、二十六歳の唇を捉えている。

軽い、けれど確かな圧力。

 

身体から——力が抜けた。

 

膝が震えた。腰のあたりがふわふわする。

頭の中が真っ白になって、何も考えられない。

結城君の手が腰にある。その手だけがわたしの身体を支えている。

 

唇が離れた。

数秒——いや、もっと短かったかもしれない。

でもわたしには、時間の感覚が溶けていた。

 

「せん、せ——」

 

自分が何を言おうとしたのか分からなかった。

結城君の顔がまだ近い。吐息が唇にかかる距離。

 

「先生、もう一回」

 

ちゅう……っ。

 

今度は深かった。

唇を重ねるだけじゃない。結城君の舌が——わたしの唇をこじ開けた。

歯列の間を割って、舌先がぬるりと口内に滑り込んでくる。

 

「んっ——!」

 

背中が、壁に当たった。

いつの間にか教室の壁際まで追い詰められていた。

 

結城君の舌がわたしの舌に絡みついた。

じゅる……っ。唾液が混ざり合う音が、静かな教室に響く。

 

膝が——もう立っていられなかった。

 

力が入らない。

キスされると力が抜ける——そんな体質、知らなかった。

知らなかった。だって——まともにキスされた経験がほとんどないから。

 

結城君の腰に添えていた手が——背中に回った。

わたしの身体を支えながら、壁に押し付ける。

 

「んんっ……ん、ちゅ……っ♡」

 

舌が、口の中で動いている。

上顎をなぞって、歯の裏側を舐めて、舌の裏側に滑り込んで。

 

わたしの手が——だらりと下がっていた。

抵抗する力が、どこにもなかった。

頭の中で「押し返して」と命令しているのに、身体が言うことを聞かない。

 

れろ……っ♡

 

結城君の舌が、わたしの舌を吸い上げた。

 

「ひぁっ♡」

 

甘い声が漏れた。

自分の声じゃないみたいだった。二十六歳の教師が出す声じゃない。

 

結城君の右手が——ブラウスの上から、胸に触れた。

 

ぐにっ♡

 

Iカップの膨らみが、指の間で形を変えた。

今度は三日前のような探るような触れ方じゃない。

明確な意志を持って——揉んでいる。

 

「あっ——ゆっ、ゆっ、結城くんっ——!」

 

「先生の胸、やっぱりすごい」

 

結城君の掌が、ブラウスの上から胸の形を確かめるように揉みしだいた。

ぐにゅっ♡ ぐにっ♡

Iカップの弾力が、指の圧力に負けて沈み込み、離すと跳ね返る。

 

「やっ……だめっ……さわっちゃ——」

 

「好きな人に触りたいんです。我慢できない」

 

ずるい言い方だった。

好きだから。我慢できないから。

それを言われたら——「やめて」が「あなたの気持ちを拒否する」になってしまう。

わたしは——人の気持ちを拒否することが、できない。

 

結城君の手が、ブラウスのボタンに触れた。

一つ目が外れた。二つ目。三つ目。

壁に背中を預けたまま、ボタンが外されていくのをぼんやりと見下ろしていた。

 

ブラウスが開かれた。

白いブラジャーが露出した。Iカップの膨らみを必死に支えている薄い布。

谷間に薄く汗が光っている。

 

結城君の指がブラジャーのフロントホックに触れた。

 

ぱちん。

 

外れた。

 

ぶるんっ♡

 

支えを失ったIカップの胸が、重力に従って溢れ出した。

白い肌。薄いピンク色の乳輪。その中心で、すでに硬く尖っている乳首。

三日前に覚えさせられた反応を、身体が忘れていなかった。

 

「きれい」

 

結城君がそう言った。

その声に——嘘がなかった。少なくとも、わたしにはそう聞こえた。

 

きれい。

この胸を、そう言った人は初めてだった。

わたしにとってこの胸は、ずっと——重くて、邪魔で、走れば揺れて痛くて、足元が見えなくて、白衣のボタンを飛ばすだけの厄介なものだった。

それを——きれい、と。

 

結城君の両手が、剥き出しの胸を掴んだ。

 

ぐにゅうっ♡

 

「ひぁああっ♡」

 

直接触れられた。

ブラウス越しとは全然違う。掌の温度が、肌に直接伝わる。

指が柔らかな肉に食い込んで、形を歪ませる。

 

ぐにっ♡ むにゅっ♡ ぐにゅうっ♡

 

両手で交互に揉まれる。

Iカップの巨大な膨らみが、結城君の手の中で踊るように揺れた。

 

「っ……あ♡ ん、んっ♡ だめ……っ♡」

 

乳首が、指と指の間に挟まった。

 

きゅっ♡

 

「ぃあっ♡♡」

 

三日前に覚えた反応が、増幅されて返ってきた。

痛みと快感の境界線が——もう分からない。

お腹の底が、じんじんと熱い。

 

結城君の顔が、胸に近づいた。

舌先が——右の乳首に触れた。

 

ぺろっ♡

 

「ひっ♡♡」

 

舐められた。乳首を。生徒に。教室で。

 

れろ……れろっ♡

 

舌が乳首の周りを円を描くように舐め回す。

硬く勃ち上がった突起を、舌の腹で押し潰すように。

 

「やっ……あっ♡ それ……っ♡」

 

ちゅうっ♡

 

吸われた。

 

「ん゛あっ♡♡」

 

乳首を唇で咥え込まれ、強く吸引された。

びくんっ、と身体全体が跳ねた。

膝が完全に崩れて——壁伝いにずるずると崩れ落ちた。

 

教室の床に座り込む。

結城君が膝をついて、わたしの目の前に。

 

「先生、気持ちいい?」

 

質問。また質問。

答えたら——認めたことになる。

教師が、生徒に胸を触られて「気持ちいい」と認めたら——。

 

「……ぃ……やぁ……っ♡」

 

いや、と言おうとした。

でも声が——拒否の形をしていなかった。

甘くて、震えていて、「いやぁ」は嫌悪ではなく困惑だった。

 

結城君の手が、スカートの裾に触れた。

 

「っ——!」

 

意識が、一瞬だけ覚醒した。

ここから先は——ここから先に行ったら、取り返しがつかない。

 

「まっ——待って、結城君……これ以上は……っ」

 

「先生」

 

結城君の手が、わたしの頬に触れた。

目が合った。

 

「好きです」

 

二度目の告白。

同じ言葉。同じ真っ直ぐな目。

 

わたしの「待って」が——喉の奥で溶けた。

 

結城君の手が、スカートの中に滑り込んだ。

太腿の内側を指が這い上がる。

 

「ぁ……っ♡」

 

ストッキング越しに伝わる指の熱。

太腿の付け根まで辿り着いた指が——下着の上から、秘部に触れた。

 

くちゅっ♡

 

「——っ♡♡」

 

濡れていた。

いつから——分からない。キスされた時から? 胸を触られた時から?

もしかしたら——呼び出された時から、もう。

 

「先生、こんなに濡れてる」

 

結城君の声が——三日前のあの声に戻っていた。

冷静で、観察的で、計算された声。

 

「ち、ちがっ——汗で——」

 

「汗じゃないですよね」

 

指が下着を横にずらした。

直接、指先が秘裂に触れた。

 

ぬるっ♡

 

「ひぁっ♡♡ あっ♡ だめぇ……っ♡」

 

指が割れ目をなぞった。

濡れた粘膜が指の腹に吸い付く。とろとろの蜜が、結城君の指を濡らしていく。

 

くちゅっ♡ くちゅっ♡

 

「やっ……やぁっ♡ そこ……っ♡」

 

結城君の指が、入り口をくるくると撫で回した。

入れない。まだ入れない。でも入り口のすぐそばで——焦らすように。

 

わたしの腰が、勝手に動いた。

指を求めるように——前に押し出された。

 

「先生、自分から腰動いてますよ」

 

「うそっ……そんなの……っ♡」

 

嘘じゃなかった。

わたしの腰は、確かに結城君の指を追いかけていた。

 

結城君がベルトを外す音がした。

かちゃん、と金属の音。

 

目の前に——結城君のものが露わになった。

 

硬く、張り詰めている。

十六歳の少年のそれは、血管が浮き上がるほど充血して、先端のカリが怒張して傘のように広がっていた。

先端から透明な液が一筋、糸を引いている。

 

目を逸らそうとした。

逸らせなかった。

 

「先生」

 

結城君がわたしのストッキングを、両手で引き裂いた。

 

びりっ。

 

「ぁっ——!」

 

下着を横にずらされた。

結城君の熱い先端が——秘裂に押し当てられた。

 

「待って——結城くん、だめ……これだけは……っ」

 

「先生、嫌ですか」

 

嫌。嫌だと言わなきゃ。

教師として。大人として。ここで「嫌」と言えば——まだ引き返せる。

 

結城君の目が——わたしを見ていた。

真っ直ぐに。純粋に。好きだと言った時と同じ目で。

 

「……ぃ……ぃや、じゃ……ないけど……」

 

——言ってしまった。

 

結城君の腰が——押し込まれた。

 

ずぶっ……♡

 

「ん゛っ♡♡♡」

 

入った。

硬い。熱い。カリの段差が膣壁を押し広げながら、奥へ奥へと進んでいく。

二十六歳の——ほとんど使われたことのないこの身体は、異物を受け入れるのに時間がかかった。

きつい。きつくて、痛くて——でも痛みの奥に、じんわりとした充足感が広がっていく。

 

「せ、んせ……きつ……っ」

 

結城君の声が震えていた。

余裕が——少しだけ崩れている。

わたしの中が、侵入者を締め上げている。

 

「あ……ぁあ……っ♡ おっき……い……っ♡」

 

奥まで入った。

子宮口に、先端が触れた感覚。

お腹の奥で、どくんっ、と脈打つ熱。

 

結城君が、動き始めた。

 

ずちゅっ♡ ぬぷっ♡

 

「ひっ♡ あっ♡ あっ♡♡」

 

ゆっくりと引いて、奥まで押し込む。

カリが膣壁の襞を一つ一つ擦り上げながら、抜けかけて——また奥まで。

 

ぬぷっ♡ ぐちゅっ♡ ずちゅっ♡

 

「やっ♡ あっ♡ だめ♡ だめぇ♡♡」

 

背中が床に倒された。

冷たい教室の床。埃っぽいリノリウム。

結城君が覆いかぶさるように——わたしの両脚を持ち上げて、腰を打ちつける。

 

ぱんっ♡ ぱんっ♡

 

肌と肌がぶつかる音が教室に響いた。

乱れたブラウスの間から、Iカップの胸が揺れている。

突かれるたびに——ぶるんっ♡ ぶるんっ♡——と大きく波打つ。

いつもはただ重いだけの胸が、突き上げの衝撃で跳ね上がって——視界を塞ぐ。結城君の顔が、胸の谷間の向こうに見え隠れする。

 

「せんせ、中すごいですよ。きゅうきゅう締めてくる」

 

「あっ♡ やっ♡ 言わないでぇ♡♡」

 

結城君の腰の動きが速くなった。

 

ぱんぱんっ♡ ぱんっ♡ ずちゅっ♡ ぬちゅっ♡

 

「ひぁっ♡♡ あっ♡ あっ♡ おくっ♡ 奥にっ♡♡」

 

カリが子宮口を突くたびに、身体がびくんっと跳ねる。

腰が勝手に持ち上がって、結城君のものをもっと奥に迎え入れようとする。

 

「先生、腰動いてますよ」

 

「ちがっ♡ ちがうのっ♡ 勝手にっ♡♡」

 

違わなかった。

わたしの腰は、完全に結城君のリズムに合わせて動いていた。

迎え入れて、締めつけて、離したくなくて——引き抜かれる瞬間に膣壁がきゅうっと吸い付く。

 

ずっぽ♡ ずっぽ♡ ぐちゅっ♡ ぬちゃっ♡

 

水音が——教室中に響いていた。

わたしの中から溢れた蜜が、太腿を伝って床を濡らしている。

 

「あっ♡ あっ♡ あっ♡♡ なにこれ♡ なにこれぇ♡♡」

 

分からない。こんなの分からない。

身体が——おかしい。おかしくなっている。

お腹の底から背骨を駆け上がるような、ぞくぞくした波が——止まらない。

 

ぱんぱんっ♡ ぱんぱんっ♡

 

結城君が、わたしの足首を掴んで大きく開かせた。

M字に開いた脚の間で、繋がっているところが丸見えになっている——はず。

自分では見えない。胸が大きすぎて、お腹の先が見えない。

でも音で分かる。ぐちゅぐちゅと、いやらしい音が聞こえる。結城君のものがわたしの中に出入りするたびに、ぬるぬるの蜜が音を立てている。

 

「先生、イきそう?」

 

「ぃっ♡ わかんないっ♡ わかんないのっ♡♡」

 

分からなかった。本当に分からなかった。

こんな感覚は初めてで——身体が勝手に、何かに向かって登り詰めていく。

 

結城君の腰が——加速した。

 

ばちゅんっ♡ ばちゅんっ♡ ずちゅっ♡ ぱんっ♡

 

「ひぁああっ♡♡ だめっ♡ だめだめっ♡ こわいっ♡♡」

 

怖い。怖い。何かが来る。お腹の奥で膨らんでいる何かが——弾けそう。

 

「っ——イっていいですよ、先生」

 

許可された。

生徒に。十六歳の生徒に。二十六歳のわたしが。

 

ぱんぱんぱんっ♡♡

 

「ぁっ♡♡♡ あ゛あ゛あ゛あっ♡♡♡ ——っ♡♡♡」

 

びくんっ♡♡

 

身体が、弓なりに反り返った。

背中が床から浮き上がって、足の指がぎゅっと丸まる。

膣壁が結城君のものを締め上げるように痙攣して——きゅうっ♡ きゅうっ♡——波打つように収縮した。

 

「っ——先生、締めすぎ——っ」

 

結城君の腰が、奥まで押し込まれた。

どくんっ……♡

先端が子宮口に密着して——熱い。中で、熱いものが広がっていく。

 

どぴゅっ♡ びゅるるっ♡

 

「あ♡ あ♡ あったか……っ♡ 中でっ……♡♡」

 

注がれている。

生徒の精液が——わたしの子宮に。

どくんっ♡ どくんっ♡ と脈打ちながら、白い熱が奥を満たしていく。

 

意識が——遠のいた。

真っ白な光の中に落ちていくような。

身体中の力が抜けて——ぐったりと床に沈む。

 

びくっ♡ びくっ♡

 

余韻の痙攣が、まだ止まらない。

 

         *

 

どのくらい時間が経ったのか、分からない。

 

教室の床に横たわっていた。

天井の蛍光灯が視界にぼんやりと映っている。消灯している。西日だけが教室を橙色に染めていた。

 

身体が動かない。

腰から下が、ぐにゃぐにゃに力が抜けている。

 

ブラウスは開いたまま。ブラジャーは外れたまま。

スカートは腰の辺りで丸まっていて、ストッキングは引き裂かれたまま。

太腿の内側を——白い液体がとろりと流れている。

 

(結城、君……?)

 

首を巡らせた。

 

教室に——誰もいなかった。

 

わたしは一人だった。

使われていない教室の、埃っぽい床の上に。乱れた服のまま。

太腿を精液で汚されたまま。

 

結城君は——いなくなっていた。

 

散らばった答案用紙が、西日を受けて橙色に染まっている。

 

天井を見つめた。

涙が——頬を伝った。

 

泣いている。

なぜ泣いているのか——分からない。

悲しいのか。悔しいのか。怖いのか。

それとも——。

 

(先生のこと、好きです)

 

結城君の声が、耳の奥で反響している。

あの声は——嘘だったのか、本当だったのか。

 

分からない。

分からないけれど——身体が覚えている。

キスの感触。胸を揉まれた掌。中に入ってきた熱。注がれた温度。

 

全部——気持ちよかった。

 

自分の顔を両手で覆った。

 

「……わたし……なにして……」

 

声が震えている。

教師が。大人が。生徒と。教室で。

 

身体を丸めた。

胎児のように膝を抱えて、床の上で。

 

西日が——少しずつ傾いていた。

教室が暗くなっていく。

動けなかった。

 

太腿を伝う白い液体が——冷たくなり始めていた。

 




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