※この作品はR-18です。

ヤリチンリトに寝取られるお話   作:大軍

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結城美柑の場合(4)

 リトは——何も言わなかった。

 

しばらく——椅子に座ったまま、シャワーを浴びていた。

私は——シャワーヘッドを持ったまま、リトの横顔を見つめていた。

 

怒るかと思った。困るかと思った。

「美柑、さすがにこれは——」と、苦笑いされるかと思った。

 

でも——リトは。

 

「美柑。座れ」

 

「——え?」

 

「次、俺がお前洗う番だろ」

 

いつもの声だった。何もなかったみたいな。

さっき——妹に手で射精させられたはずなのに。その手を今シャワーで洗い流している妹を見ながら——いつも通りの声。

 

何を考えているの——この人は。

 

驚いた。驚いて——でも。

嬉しかった。

 

リトに身体を洗ってもらう——それは、私にとって毎日の入浴で一番嬉しい時間だった。

 

小さい頃から——リトがいつも洗ってくれた。

私がリトの身体を洗って、リトが私の身体を洗う。交代制。それが——結城家の入浴の、決まりごと。

 

リトの大きな手が——私の小さな身体を、全部包んでくれる。

背中を洗ってくれる時の、指の温度。肩を滑る掌の感触。

 

毎日のことなのに——毎日、嬉しい。

 

私は——リトと椅子を交代した。

 

小さな風呂椅子に座る。背筋を伸ばして、足を閉じて。

リトが——私の後ろに膝をついた。

 

泡立てる音が——背後から聞こえた。

 

「いくぞ」

 

「うん」

 

リトの手が——私の背中に、触れた。

 

ぬるっ。

 

「……ん」

 

温かい。大きい。リトの掌が——私の背中を覆う。

肩甲骨の間から——背骨に沿って、ゆっくり、下に滑っていく。

 

いつもの——感触。いつもの——温度。リトの手。

 

私の背中は——リトの片手で、半分くらい覆えてしまう。

小学生の身体は——こんなにも小さい。リトの手は——こんなにも大きい。

その大きさの差が——いつも、嬉しかった。

 

リトの指が——首の付け根から、背骨の凹凸をひとつずつ数えるように——腰まで滑っていく。

泡が——背中の上で白い線を引いて、脇に流れていく。

 

「ん……」

 

声が——自然に漏れた。気持ちいい。

毎日触られているはずなのに——リトの手が背中に触れる瞬間は、いつも少しだけ、心臓が跳ねる。

 

でも——今日は、何かが違った。

 

リトの指が——いつもより、ゆっくり動いている。

肩のラインを——なぞるように。肩甲骨の凹凸を——一つ一つ確認するように。

指の圧力が——いつもより、強い。押すんじゃなくて——揉むように。皮膚の下の筋肉の形を探るように。

 

「……リト?」

 

「ん?」

 

「今日——なんか、丁寧じゃない?」

 

「そうか? いつもと同じだけど」

 

同じじゃない。同じなわけがない。

 

リトの指が——背中の真ん中から、脇腹に滑った。

 

すうっ——と、肋骨の上を、指先がなぞる。

 

「ひゃっ——」

 

くすぐったい——のとは、少し違った。

指の圧力が——柔らかくて、でも確かで。皮膚の上を滑る泡が、やけに温かい。

 

リトの手が——腰に降りた。

腰骨の出っ張りを——掌で包み込むように、ぐうっと押す。

 

「あ——」

 

腰が——じんと温かくなった。

 

手が——腰から、くびれを通って、上に。

脇の下から——腕の内側を、指先がすうっと撫でた。

二の腕の柔らかい部分を——指で挟むように。

 

「くすぐったいよ、リト——」

 

「腕も洗わないとだろ」

 

腕なんて、いつもこんなに丁寧に洗わない。

 

リトの手が——私の首筋に触れた。

後ろから——耳の下あたりを、指先がすうっとなぞる。

髪の生え際を——指の腹で、くるくると。

 

「——っ❤」

 

首筋が——敏感だった。鳥肌が——背中に広がった。

 

リトの手が——両脇を通って、前に回ってきた。

 

私の胸——に、当たった。

 

「——っ」

 

胸——と言っても、ほとんどない。

小学五年生の、ほんの少しだけ膨らみ始めた——つぼみ。

 

でも——リトの掌が、そこに触れた。

 

ぬるっ。

 

「洗うぞ」

 

「う、うん——」

 

いつもは——胸のあたりは、さっと撫でるだけだった。

一秒もかけない。触れたか触れてないかわからないくらいの、一瞬。

 

今日は——違った。

 

リトの掌が——私のつぼみの上で、ゆっくりと円を描いた。

 

くるっ——くるっ——。

 

「っ……❤」

 

声が——漏れた。

 

小さなつぼみが——リトの掌の中心に収まって、くるくると撫でられている。

乳首に——泡越しに、リトの指の腹が当たる。

 

こりっ。

 

「あ——っ❤」

 

身体が——びくっと跳ねた。

 

「動くな。洗えない」

 

リトの声が——低かった。

いつもの軽い声——じゃなかった。ほんの少しだけ——違う温度。

 

リトの指が——私の乳首を、つまんだ。

 

きゅっ❤

 

「ひゃっ❤——リ、リト——❤」

 

小さな乳首が——指の間で、くにくにと転がされる。

まだつぼみの——ほとんど膨らんでいない——薄いピンク色の先端が、リトの指に弄ばれている。

 

「こういうとこも——ちゃんと洗わないとな」

 

「洗う——って——❤ そこは——❤」

 

「汚いだろ。ちゃんとやらないと」

 

リトの指が——もう片方の乳首にも触れた。

 

こりっ❤——こりっ❤——。

 

両方の乳首を——同時に、指先でくるくると転がされる。

 

「やぁ——❤ リト——❤ いつも——こんなとこ——洗わないのに——❤」

 

「今日からちゃんと洗う」

 

当たり前みたいに——言い切った。

さっきの——リトのを洗った時と、同じだ。「ちゃんと洗わないと」——その言葉を、そのままお返しされている。

 

(……わかってて、やってるんだ)

 

私が「洗う」を口実にリトの身体に触ったように——リトも、「洗う」を口実に私の身体に触っている。

同じ方法で。同じ建前で。

 

妹特権を——兄特権で返されている。

 

私は——椅子の上で、太ももをぎゅっと閉じた。

お腹の奥が——きゅっと縮まっている。心臓が——早い。耳の奥で、どくどくと鳴っている。

 

リトの指が——乳首から離れた。

ぱっと離れた瞬間——乳首が、じんじんと熱い。空気に触れただけで——びりっと、痺れるような。

 

リトの手が——私のお腹を、滑り降りていった。

 

泡のついた大きな掌が——私の平らなお腹を、ゆっくりと撫でる。

おへその周りを——くるっと円を描いて。

 

すうっ——と、下に。

 

下腹部。

 

リトの指先が——私の下腹部の、毛のない柔らかい肌に触れた。

 

「——っ❤」

 

閉じた太ももの——すぐ上。

恥骨のあたりを——指先が、すうっと横になぞった。

 

「リト——そこは——」

 

「洗えないだろ、自分じゃ」

 

「洗え——洗えるよ——自分で——」

 

「ちゃんと洗えてないから、俺が洗う」

 

リトの声が——有無を言わさなかった。

 

私は——抵抗しようとした。

膝を閉じて——リトの手が降りてくるのを——。

 

でも——リトの手が、私の膝に触れた。

 

「足、開け」

 

「やだ——❤」

 

「美柑。洗えないだろ」

 

リトの手が——私の膝を、くい、と開かせた。

 

力——入れれば、抵抗できた。

でも——リトの手に力を感じた瞬間——私の膝から、力が抜けた。

 

足が——少しだけ、開いた。

 

リトの手が——太ももの内側を、滑っていった。

 

ぬるっ——ぬるっ——。

 

太ももの内側の皮膚は——背中やお腹よりも、ずっと薄くて敏感だった。

リトの指が触れるたびに——びくっ、と筋肉が反応する。

泡が——太ももの内側を伝って、下に流れていく。

 

リトの手が——膝の内側から、ゆっくりと、太ももの付け根に向かって上がっていく。

指が——一本ずつ、太ももの柔らかい肉を撫でている。太ももの真ん中あたりで——きゅっと、掌で包み込むように握られた。

 

「あ——❤」

 

小さい声が——漏れた。

太ももを掴まれただけなのに——お腹の奥が、また、きゅっと。

 

リトの指が——太ももの付け根まで来て——止まった。

 

「——いくぞ」

 

「ま——待って——❤ リト——❤ そこは——❤」

 

「洗うだけだ。じっとしてろ」

 

リトの指が——私の割れ目に触れた。

 

ぬるっ❤

 

「————❤❤⁉」

 

声にならなかった。

 

泡越しに——リトの指が、私の一番敏感な場所を——すうっと、なぞった。

上から下まで。割れ目の溝に沿って。ゆっくりと。

 

「あ——❤ あ——❤❤ リト——❤❤」

 

リトの指が——細い溝の中を、滑っていく。

泡で——ぬるぬると滑る。指の腹が——肉のひだに、当たる。

 

くにっ❤

 

小さな——突起に、指が触れた。

 

「ひっ——❤❤⁉」

 

身体が——大きく跳ねた。

 

椅子の上で——お尻が浮いて——リトの腕が、私のお腹を押さえた。

 

「動くな。洗えないだろ」

 

「む、むり——❤❤ そこ——だめ——❤❤」

 

「だめじゃない。ちゃんと洗う」

 

リトの指が——クリトリスの上で、くるっと円を描いた。

 

くるっ❤ くるっ❤ くるっ❤

 

「あ❤ あ❤ あ❤❤ やっ——❤❤ リト——❤❤ きもち——❤❤」

 

気持ちいい——と、言いかけた。

飲み込もうとした——飲み込めなかった。

 

リトの指が——正確だった。

私がトイレで自分で触る時とは——全然違う。

角度が違う。圧力が違う。指の温度が——違う。

自分の指は——場所を知っていても、こんなふうには動かせない。

 

プロみたいだった。

いろんな女の人の身体を——触っている男の、指。

 

リトの指が——クリトリスから、少し下に滑った。

入り口の——縁を、指先でなぞる。

 

くにっ❤——くにくに❤

 

「ひゃ❤❤ そこ——❤❤ だめ——中——❤❤」

 

入ってはこなかった。縁を——なぞっているだけ。

でも——そのじらすような動きが、余計に全身を震わせた。

 

指が——またクリトリスに戻った。

 

今度は——指の腹で、きゅっと押し込むように。小さな突起を——押しつぶすように。

 

「あ❤❤ あ❤❤❤ だめっ❤❤ リト❤❤ 私——❤❤ おかしくなる——❤❤❤」

 

リトの指が——クリトリスを押したまま、くるくると——高速で回した。

 

くるくるくる❤❤❤

 

「あ❤❤❤ あ❤❤❤❤ だめ❤❤ だめだめ❤❤ イく❤❤ リト❤❤ イっちゃう——❤❤❤」

 

リトのもう片方の手が——背後から、私の乳首を、きゅっとつまんだ。

 

こりっ❤❤

 

上と下——同時に。

 

「————❤❤❤❤❤⁉」

 

視界が——白く弾けた。

 

真っ白。何も見えない。

お腹の奥から——今まで感じたことのない大きな波が、全身に広がって。

足の指が——ぎゅっと丸まって。椅子の端を、両手で掴んで——背中が弓なりに反って——。

 

びくっ❤——びくっ❤——びくっ❤——びくっ❤——。

 

四回。大きな波が四回来て——五回目で、全身から力が抜けた。

 

「はっ——❤ はっ——❤ はぁ——❤…… はぁ——❤……」

 

シャワーの音だけが——浴室に響いていた。

 

私は——椅子の上で、前のめりに崩れ落ちそうになっていた。

リトの腕が——私の身体を支えている。大きな腕が、私の薄い身体を——後ろから抱え込むように。

 

イった。

 

リトの指で——イった。

 

トイレで一人でする時よりも——ずっとずっと、強い波だった。

身体の芯が——溶けたみたいに、力が入らない。

 

「は——❤ はぁ——❤」

 

リトが——シャワーヘッドを取って、私の身体にお湯をかけた。

 

温かい水が——泡を洗い流していく。

太ももの内側も。お腹も。背中も。全部——綺麗に。

 

「……ちゃんと洗えたろ」

 

リトの声が——聞こえた。

 

いつもの声。何もなかったみたいな。

さっき——妹の股間を洗って、指でイかせて——その指で今シャワーヘッドを持って、何事もなかったみたいに。

 

「……リト」

 

「ん?」

 

「今日——いつもと、違ったよね」

 

「そうか? ちゃんと洗っただけだけど」

 

嘘。嘘だ。

いつもはあんなところ——触らない。あんなふうに——触らない。

 

でも——リトの顔は、涼しかった。

湯気の中で——いつもの、あの何を考えているかわからない顔。

 

さっきの——手コキのこと。

私がリトのちんちんを洗って、射精させたこと。

 

そのお返し——なんだろうか。

やったからやり返した——そういうこと?

 

それとも——もっと違う意味が。

 

わからない。

リトの考えていることが——わからない。

 

でも——一つだけ、わかることがある。

 

リトの指は——知っていた。

女の身体の、どこを触れば気持ちいいか——知り尽くしている指だった。

 

噂は——本当だ。

 

この指は——御門先生にも、モモさんにも、ナナさんにも——触れてきた指だ。

いろんな女の人を——イかせてきた指だ。

 

その同じ指で——今日、私も。

 

「……入るか、湯船」

 

リトが——立ち上がって、浴槽に足を入れた。

 

私は——まだ椅子の上で、震える足に力を入れていた。

太ももの内側が——かすかに痙攣している。乳首が——じんじんと余韻を引きずっている。

 

ゆっくりと——立ち上がった。

膝が——少し笑っている。一歩目が——ふらついた。

 

リトが——浴槽の中から、手を差し伸べた。

 

大きな手。さっき私をイかせた——あの手。

指の先まで——私の身体を知り尽くしている、あの手。

 

私は——その手を取って、浴槽に入った。

 

お湯が——身体を包んだ。温かくて——全身の力が、溶けていく。

イった後の敏感な身体に——お湯の温度が、じわっと染み込む。

乳首が——お湯の中でも、まだぴりぴりとしていた。

 

リトの隣。肩が触れる距離。

 

湯気の中で——リトの横顔を見た。

目を閉じて、天井を見て、ぼんやりしている。

 

何を考えているんだろう。

私の身体を触って——何を思ったんだろう。

 

子供の身体だって——思ったかな。

まだ何もない、ぺたんこの胸。毛の生えていない、つるつるの肌。

それとも——女の身体だって——思ってくれたかな。

 

御門先生とは——比べものにならない。

モモさんとも、ナナさんとも——全然違う。

 

私は——小学生だ。身体も心も、まだ子供だ。

 

でも——リトの指は、私の身体を——ちゃんと、「女」として扱ってくれた気がする。

クリトリスの触り方。乳首のつまみ方。太ももの撫で方。

あれは——子供の身体を適当に触っている手じゃなかった。

 

(……リトは——私のことも、女として見てくれてるの?)

 

そう思ったら——胸の奥が、きゅっとなった。

嬉しい方の——きゅっ。

 

「……リト」

 

「ん」

 

「明日も——一緒に入ろうね」

 

「おー」

 

いつもの声。いつもの——軽い返事。

 

「明日も——今日みたいに、洗ってね」

 

リトが——ほんの一瞬だけ、こっちを見た。

湯気の中で——何を考えているかわからない、あの目。

 

「……隅々まで、な」

 

「うん」

 

明日も——今日と同じように、触ってくれるのかな。

それとも——もっと先まで。

 

私の中の——「妹特権」の境界線が、また少しだけ動いた気がした。

 

わからないまま——お湯の中で、リトの肩にこてん、と頭を預けた。

 

リトが——何も言わずに、私の頭を撫でた。

 

大きな手。温かい指。

 

さっき私のあそこを触った——同じ指で。

私の乳首をつまんだ——同じ指で。

 

私は——目を閉じて、リトの体温に身を任せた。

 

お湯の中で——リトの手が、私の頭をゆっくりと撫で続けている。

 

怖くなかった。

嬉しかった。

 

明日が——待ち遠しかった。

 

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