※この作品はR-18です。

ヤリチンリトに寝取られるお話   作:大軍

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結城美柑の場合(5)

 目覚まし時計が鳴るより先に——目が覚めた。

 

布団の中で——天井を見つめる。

朝日がカーテンの隙間から差し込んで、部屋を薄く照らしている。

 

昨日のこと——が、頭の中を駆け巡った。

 

お風呂。リトの身体を洗った。リトの——おちんちんを、手で。

泡だらけの指で——根元から先っぽまで——何度も何度も——。

リトが——私の手の中で、どくどくって。

 

「——っ❤」

 

顔が——熱い。

布団を頭まで引っ張り上げて、枕に顔を押し付けた。

 

(やった……私——リトのを——手で——)

 

思い出すだけで——心臓が早くなる。

リトの——あの太くて硬かった感触が、手のひらに残っている。

指の間を通り抜けていく——あの熱い脈動。

 

そして——その後。

 

リトが——私の身体を洗ってくれた。

背中を——脇腹を——胸を——。

乳首を——つまんで。

あそこを——指で——。

 

「っ——❤❤」

 

枕に顔を埋めたまま——足をばたばたさせた。

シーツが乱れる。布団がぐしゃぐしゃになる。

 

イった。リトの指で——イった。

お風呂の椅子の上で——背中を反らせて——声を我慢できなくて——。

 

あんな声——出したことなかった。

トイレで一人でする時は——息を殺して、静かに。

リトの指は——それとは全然違って——勝手に声が出て——止められなかった。

 

(恥ずかしい——恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい——)

 

枕を抱きしめて——くるりと横を向いた。

膝を抱えるように丸くなって——太ももをぎゅっと閉じる。

 

昨日の——余韻が、まだ身体の奥に残っている気がする。

お腹の奥が——じんわりと温かい。乳首が——パジャマの生地に触れるだけで、少しだけ敏感。

 

(……でも)

 

恥ずかしい——けど。

嬉しかった。

 

リトが——私の身体を、「女」として扱ってくれた。

子供の身体——ぺたんこの胸——毛も生えてない——そんな私を。

リトの指は——ちゃんと、気持ちいいところを知っていて——。

 

「明日も——今日みたいに、洗ってね」

 

自分から——そう言った。

リトは——「隅々まで、な」と。

 

今日のお風呂——どうなるんだろう。

昨日と同じことを——してくれるのかな。

それとも——もっと。

 

もっと——って、何。

 

わからない。でも——「もっと」が欲しいと思っている自分がいる。

 

(あたし——変わっちゃったのかな)

 

変わった——のかもしれない。

でも、悪い気はしない。

リトとの距離が——昨日、確実に近くなった。

 

妹特権——の、その先。

 

美柑は——枕から顔を上げて、ゆっくりと息を吐いた。

 

目覚まし時計を見る。六時半。

いつもより——三十分早い。

 

身体を起こして——パジャマのボタンを外しながら、鏡の前に立った。

キャミソールの下の——薄い胸。ほんの少しだけ膨らんだ、つぼみ。

昨日リトに触られた——乳首が、キャミソール越しにうっすら透けている。

 

指で——そっと触れてみた。

 

こりっ。

 

「っ——❤」

 

びくっと肩が跳ねた。

昨日の——リトの指の感触が、蘇る。

 

(だめだめ——朝から何やってるの、私——)

 

慌てて手を離して——制服に着替えた。

顔を洗って——髪を整えて——鏡の中の自分を見る。

 

いつもの——結城美柑。しっかり者の、リトの妹。

少しだけ——頬が赤い気がするけど。

 

         *

 

小学校の教室は——いつも通り騒がしかった。

 

「おはよー、美柑ちゃん!」

 

「おはよう、さやかちゃん」

 

隣の席のさやかが——ぶんぶんと手を振る。

いつもの朝。いつもの教室。いつもの友達。

 

でも——私の中身は、昨日までとは違う。

 

一時間目の算数。先生の声が——右から左に抜けていく。

ノートの上にシャーペンを走らせるけど——頭の中は、リトのことでいっぱい。

 

リトの手。リトの指。泡の感触。

 

「——❤」

 

思い出して——顔が熱くなった。

慌ててノートに顔を近づけて——隠す。

 

「美柑ちゃん? 大丈夫? 顔赤いよ?」

 

さやかが——横から覗き込んできた。

 

「だ、大丈夫。ちょっと暑くて——」

 

「えー? 今日そんな暑くなくない?」

 

「エアコンが——効きすぎてるのかも——逆に——」

 

意味がわからないことを言ってしまった。

 

昼休み。お弁当を広げて——さやかともう一人の友達、ゆいちゃんと三人で食べる。

 

「ねーねー、美柑ちゃん。今日なんか変じゃない?」

 

ゆいちゃんが——玉子焼きを箸でつまみながら、じーっとこっちを見た。

 

「変? 変じゃないよ。いつもと同じ」

 

「いつもと同じじゃないよ〜。朝からぼーっとしてるし、授業中ノート全然進んでなかったし」

 

「それに——」

 

さやかが——にやっと笑って、顔を近づけてきた。

 

「さっきから、ときどき一人でにやにやしてるよね?」

 

「にやにや——してない!」

 

「してたしてた! しかもすぐ真っ赤になるの!」

 

「な、なってない——」

 

「なってるなってる! 今もなってる!」

 

二人に——左右から挟まれた。

逃げ場がない。

 

「もしかして——好きな人できた?」

 

「えっ——」

 

「やっぱり! その反応!」

 

「違う違う違う! 好きな人とかそういうんじゃなくて——」

 

「じゃあなに〜? 何かあったんでしょ〜?」

 

ゆいちゃんが——ぐいぐい来る。

 

リトの指が——私のあそこを——と、言えるわけがない。

お兄ちゃんと一緒にお風呂入って——手コキして——指でイかされました——なんて、口が裂けても。

 

「何もないよ——本当に——昨日ちょっと夜更かししちゃっただけ」

 

「嘘だ〜。美柑ちゃんが夜更かしなんてするわけないじゃん」

 

「したの! 動画見すぎちゃって——」

 

「どんな動画?」

 

「——えっと——猫の動画」

 

「猫?」

 

「そう。猫。すっごく可愛い猫の動画があって——ついつい——」

 

苦しい。苦しすぎる。

 

「ふーん。猫ねえ」

 

さやかが——信じてなさそうな顔で、お弁当をもぐもぐ食べた。

 

「まあいいけど。美柑ちゃんがそこまで隠すなら、よっぽどのことだね」

 

「隠してない——」

 

「はいはい。でも——もし話したくなったら、いつでも言ってね?」

 

ゆいちゃんが——優しく笑った。

 

ありがとう——と思いながら——絶対に話せないと思った。

一生話せない。墓まで持っていく。

 

(……でも——友達に心配されるくらい、顔に出てたんだ)

 

自分では——普通にしてるつもりだった。

でも——身体の奥にある温かさが、表情に滲み出ているのかもしれない。

 

リトの指の——あの感触が。

 

放課後——ランドセルを背負って、帰り道を歩きながら。

 

今日の夕飯は何にしよう——と考えながら、同時に別のことを考えていた。

 

今日のお風呂——昨日みたい洗ってくれるのかな。

 

それとも——リトは、何事もなかったみたいに、いつも通りなのかな。

 

リトは——いつもそうだ。

何があっても——翌日には涼しい顔をしている。

 

私が——こんなにドキドキしているのに。

リトは——きっと、いつも通り。

 

(だったら——私から、仕掛けてみようかな)

 

足が——止まった。

 

仕掛ける——って、何を?

 

昨日は——「洗う」が口実だった。

今日は——まだお風呂の時間じゃない。

 

帰ってから——リトが学校から戻ってくるまでの時間。

リトが帰ってきてからの——夕飯までの時間。

 

その間に——何かできないかな。

 

(でも……何をすればいいんだろう)

 

わからない。経験がない。当たり前だ——小学五年生に、誘惑の方法なんて。

 

でも——テレビや漫画で見たことがある。

女の人が——男の人を、その気にさせる方法。

 

(やってみよう——かな)

 

心臓が——どくどくと速くなった。

 

         *

 

家に帰って——制服から私服に着替えた。

 

いつもなら——Tシャツとハーフパンツ。楽な格好。

今日は——少し考えた。

 

タンスの中を——ごそごそと漁る。

 

キャミソール——は、いつも着てる。その上に何を着るか。

大きめのTシャツ。——これだ。リトのお下がりの、オーバーサイズの白Tシャツ。

肩が落ちるくらい大きくて——首元がだるんと開いている。

下は——ショートパンツ。太ももが全部見えるくらいの、短いやつ。

 

鏡の前で——確認する。

 

Tシャツの首元から——キャミソールの肩紐が見えている。

かがむと——胸元が開いて、中が見えそう。

ショートパンツから——白い太ももが、むき出し。

 

(……これで——リトは、気にしてくれるかな)

 

胸がないから——谷間なんて見えない。

でも——乳首の位置くらいは——うっすら。

 

(えっちだと——思ってくれるかな)

 

わからない。自信がない。

御門先生の——あのHカップとか——モモさんの尻尾とか——と比べたら、私の身体なんて。

 

でも——昨日、リトは。

この身体を——ちゃんと触ってくれた。

 

だから——きっと、大丈夫。

たぶん。

 

リトが——学校から帰ってきた。

 

「ただいまー」

 

「おかえり、リト」

 

いつもの声で——いつもの出迎え。

 

リトが——リビングに入ってきた。

制服のネクタイを緩めながら——ソファに腰を下ろす。

 

「今日、暑かったな——」

 

「そうなんだ。アイス食べる?」

 

「おー、ある?」

 

「棒アイス、買ってあるよ。ソーダ味」

 

冷凍庫から——アイスキャンディを二本取り出した。

 

一本をリトに渡して——自分も袋を開ける。

 

ソファの——リトの隣に座った。いつもより——少し近い。

 

リトが——アイスをかじった。

私は——アイスを口に含んだ。

 

ここから——だ。

 

心臓が——うるさいくらい鳴っている。

 

アイスの先端を——唇に当てて。

ちゅっ——と、吸った。

 

ちゅぱっ——。

 

舌の先で——アイスの表面を、ぺろっと舐め上げる。

下から上まで——ゆっくりと。溶けたアイスが——唇を濡らす。

 

ぺろっ——ちゅっ——ぺろぺろ——。

 

アイスを——口の中に深く含んで、引き抜く。

ちゅぽっ——と、音を立てて。

 

これ——フェラっぽく見えてるかな。

そもそもフェラがどういうものか——動画で見たことしかないけど。

こういう感じ——で、合ってるよね?

 

横目で——リトを見た。

 

リトは——テレビを見ていた。バラエティ番組を。

 

(見てない——!)

 

あからさまに——リトの方を向いて、アイスを舐めた。

 

ぺろっ❤ ちゅっ❤ れろっ——❤

 

「美柑、アイス溶けてるぞ。手が汚れる」

 

「あっ——ほんとだ」

 

溶けたアイスが——手首まで垂れていた。

慌てて——舐め取る。

 

「食べ方汚いな」

 

「う、うるさい——」

 

失敗した。全然色っぽくなかった。

 

(次——次だ)

 

リトが——テレビを見ながら、だらっとソファに沈み込んでいる。

 

私は——立ち上がって、リトの前のテーブルでお茶を入れるふりをした。

 

背中を向けて——かがむ。

ショートパンツの裾が——太ももの付け根まで上がる。

お尻の丸みが——ショートパンツの布地を押し上げて——形がくっきり出ているはず。

 

(見て——リト——)

 

ちらっと——振り返った。

 

リトは——スマホをいじっていた。

 

(見てないーーー!)

 

もう一度——今度は、正面を向いて。

リトの前に——お茶を置くために、テーブルに身を乗り出した。

 

オーバーサイズのTシャツの首元が——がばっと開く。

キャミソールの中——薄い胸が——見えるはず。

 

「はい、お茶」

 

「お、サンキュ」

 

リトが——お茶を受け取った。

目線は——お茶のコップ。

 

(胸元——見てくれなかったの——?)

 

そもそも——見るほどの胸がないのかもしれない。

御門先生なら——この体勢で、とんでもない谷間が見えるんだろう。

 

私は——ぺたんこだ。見えても——何もない。

 

(うう……やっぱり胸ないと駄目なのかな……)

 

落ち込みかけて——いや、まだだ。まだ手がある。

 

ソファに——リトの隣に座り直した。

 

今度は——独り言作戦。

 

テレビを見るふりをしながら——ぽつりと。

 

「……最近——なんか、お尻の穴のあたりが——むずむずするんだよね……」

 

「——は?」

 

リトが——こっちを見た。

 

見た。やっと——こっちを見た。

 

「お尻の穴——って」

 

「うん……なんか、お風呂入ってる時とか——洗ってると——変な感じがして……」

 

心臓が——爆発しそう。何を言ってるんだ、私は。

でも——リトが、こっちを向いている。初めて——ちゃんと反応してくれた。

 

「痒いとか——そういう?」

 

「痒い——んじゃなくて……なんか——むず、って……」

 

リトの目が——一瞬だけ、細くなった気がした。

何かを——考えている目。

 

「それ——いつから?」

 

「えっと——最近……? 昨日とか——」

 

嘘だ。むずむずなんてしてない。

でも——キャラクター設定……じゃなくて、ネットで見たことがある。

リトが——女の人のお尻に興味があるって——噂で。

 

「気になるなら——今日の風呂で、俺が見てやろうか」

 

「——え❤」

 

心臓が——止まった。

 

見てやる——って。お尻の穴を? リトが?

 

「み、見るって——」

 

「洗う時に確認するだけだ。変なところがないか」

 

いつもの——あの声。涼しい顔。何でもないことみたいな。

 

「……うん。じゃあ——お願いしようかな……」

 

声が——かすれた。

顔が——たぶん真っ赤。

 

(やった——のかな——?)

 

リトが——またテレビに視線を戻した。

涼しい顔。何を考えているかわからない顔。

 

私は——ソファの上で、心臓を押さえていた。

 

お風呂——で、リトが、私のお尻を見る。

洗う——って言ってたけど。洗うだけじゃ——ないかもしれない。

 

昨日——「洗う」は、「洗う」だけじゃなかった。

乳首を——つまんで。あそこを——指で——。クリトリスを——くるくるって——。

 

今日は——お尻の穴を——?

 

「——❤❤」

 

太ももを——ぎゅっと閉じた。

 

期待している——自分がいる。

怖い——のと、ドキドキするのと。

恥ずかしい——のと、嬉しいのと。

 

全部が——混ざって、お腹の奥がきゅうっと縮んでいる。

 

(あたし——本当に変わっちゃったんだ)

 

昨日までの美柑は——こんなこと、考えもしなかった。

リトのお尻の穴を見て——なんて、絶対に言わなかった。

 

でも——昨日の夜、リトの指で——あれを、知ってしまった。

知ってしまったら——もっと欲しくなった。

知らなかった頃には——戻れない。

 

リトが——伸びをして、立ち上がった。

 

「風呂、先入るか?」

 

「え——もう? まだ夕飯——」

 

「夕飯の前にさっぱりしたい。今日暑かったし」

 

いつもと——順番が違う。

いつもは——夕飯の後にお風呂。

 

でも——リトがそう言うなら。

 

「……うん。一緒に入ろう」

 

「おー」

 

リトが——脱衣所に向かって歩いていった。

 

私は——ソファから立ち上がって、リトの背中を見つめた。

 

大きな背中。広い肩。

あの手が——今日も、私の身体に触れる。

 

昨日よりも——もっと。

お尻の穴——まで。

 

「——❤」

 

足が——震えていた。

怖い——でも、嬉しい。

逃げたい——でも、行きたい。

 

私は——リトの背中を追いかけた。

 

脱衣所の——ドアに、手をかける。

リトは——もう服を脱ぎ始めている。

 

「早くしろ。湯、冷めるぞ」

 

「う、うん——今行く——」

 

Tシャツを——脱いだ。キャミソールを——脱いだ。

ショートパンツを——下ろして。下着を——。

 

リトの前で——裸になるのは、毎日のことだ。

毎日——一緒にお風呂に入っている。

 

でも——今日は、違う。

今日は——「見られている」と意識している自分がいる。

 

リトの視線が——私の身体を一瞬だけ、なぞった気がした。

 

「入るぞ」

 

「うん」

 

浴室のドアが——開いた。

湯気が——ふわっと頬に触れた。

 

昨日と——同じ浴室。同じシャワー。同じ椅子。

 

でも——今日の私は、昨日の私じゃない。

 

リトが——椅子に座った。

 

「美柑。今日は——お前が先に洗え」

 

「え——あたしが先?」

 

「おう。自分で洗ってみろ。——お尻の穴も」

 

リトの目が——私を見ていた。

涼しい顔——の奥に。何かが——光っている。

 

「洗い方——見ててやるから」

 

「————❤❤」

 

見てる——って。

私が——自分のお尻の穴を洗うところを?

 

リトが——椅子に座って、腕を組んで。

私のことを——じっと見ている。

 

(どうしよう——)

 

顔が——熱い。身体中が——熱い。

自分で仕掛けたくせに、自分で言い出したくせに——。

 

こんな展開——想像していなかった。

 

リトの目が——待っている。

 

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